« イタズラこきの仔牛 | メイン | きょうも農政講演会 »

県交渉

 きょうは朝8時15分柿崎発の高速バスに乗って県庁へ行きました。雪害対策や在来線存続問題などで交渉するためです。関係課と個別交渉する形をとったので、終わったのは夕方4時半近くになりました。
 今回の交渉では、収穫がいくつもありました。まず、昨年11月に「要領」、「運用」が変更になった冬期集落保安要員設置事業です。これまで3つあった設置要件のうち、①冬季孤立集落であること、②過疎化・高齢化が進んで相互扶助能力が弱体化している集落、この2つが除外されることになったのですが、②を含め、この事業の「要領」などを再度見直しすることになりました。
 この他、屋根雪の除排雪作業中や屋根雪の落下などで犠牲になった人たちへの災害弔慰金などの支給の道が開かれたことや克雪住宅助成制度の拡充が約束されたこと、公営住宅における「雪庇等の除去など危険が伴う作業については、入居者の事故のないよう管理者の責任のもとで適切に実施する」ことが確認されたことなどの収穫がありました。
 私も交渉の中で、冬期保安要員がいかに頑張って集落の皆さんから期待されているか、上川谷で見聞きしてきたことを紹介しました。また、住民や集落が持つ機械などによって民家周囲や生活道路の除排雪を行うことの重要性を訴えてきました。この1月、13区の山間豪雪地帯を何回も視察したことが役立ったように思います。
 午前の交渉中、長女から緊急連絡が入り、緊張しました。牛舎内で父が転倒した、さらに脱走した牛が転倒している父の上にのぼってしまい、ケガをしたらしいというのです。近くの親戚の人などから駆けつけてもらい、病院へ連れて行ってもらったのですが、父は医者の入院のすすめを頑なに拒否し、家に帰ってしまいました。新潟から帰って、父の所へ行ったら、コタツに入っていました。「本当に大丈夫か」ときくと、「大丈夫だ。たいしたことない」と言い、笑っています。心配して駆けつけた弟から事前に大丈夫だと聞いていたので、それ以上は言いませんでしたが、牛の仕事から引退してもらう時が来た、そう思い始めています。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hose1.jp/mt/mt-tb.cgi/885

コメントを投稿

(TypeKey でサインインしたコメントは即時に、それ以外は承認後表示されます。)

概要

2006年01月26日 00:00に投稿されたページです。

前:イタズラこきの仔牛
次:きょうも農政講演会

過去の投稿

小さな町の幸せ通信