« 総務常任委員会は論客ぞろい | メイン | 『ふみ子の海』は感動の連続 »

都市内分権と住民自治のあり方で議論

 粋なはからいとでも言ったらいいのでしょうか、委員長の一言で委員会の空気がとてもいい感じになることを昨日、きょうと2日間の委員会審議で学びました。昨日の午後の審議の冒頭、総務常任委員会の小林委員長は、「(WBCの)韓国戦が気になるところですが、審議をすすめたいと思います」と言い、委員会室が和らぎました。きょうの午後は、「アメリカとメキシコ戦の結果、日本チームが準決勝にすすめることになりました。早めに審議を終わり、家で祝杯をあげましょう」とやり、拍手が起きる寸前まで盛り上がりました。
 さて委員会審議の方ですが、総務常任委員会はきょうが3日目、企画・地域振興部関係議案の審議でした。
 全国的にも注目されている新上越市における都市内分権と住民自治のあり方については、新年度、有識者による研究会を設置し、研究をすすめることになりました。編入された旧13町村には地域自治区が設けられ、そこには「議会」ともいうべき地域協議会が設けられています。これをしっかり根付かせると同時に、合併前の上越市でどうするかが問われています。昨年からモデル的に取り組んでいる事例をどう広げていくかでいくつも質問が出ていました。
 もう1つ、市民会議による自治基本条例づくり。市民と市役所職員の手による素案作りに向けて会議が重ねられていますが、当初予定していた来年3月議会での制定には間に合わないようです。委員会では、市民も加わった素案作りを評価する声が多く、「今回の合併は日本で一番多くの(自治体の)合併だった。これまでの成果を踏まえたものにしてほしい」などの声が出ていました。担当課長は、市民会議で策定した素案を同会議が市民に示し、説明していく手法をとっていくことになるが、「丁寧な策定を心がけていきたいのでご理解を」とのべていました。
 夕方、観光企画課に立ち寄り、話題となっている市川信夫原作の映画、『ふみ子の海』の脚本を借りてきました。映画の脚本を読むのは初めてですが、昭和初期の庶民の貧困がよく描かれていることや身近なところが次々と出てくることもあって、ぐいぐいひきつけられていきます。一般質問の準備をすることも忘れて読み続けています。理論社の原作も読んでみたくなりました。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hose1.jp/mt/mt-tb.cgi/953

コメントを投稿

(TypeKey でサインインしたコメントは即時に、それ以外は承認後表示されます。)

概要

2006年03月17日 00:00に投稿されたページです。

前:総務常任委員会は論客ぞろい
次:『ふみ子の海』は感動の連続

過去の投稿

小さな町の幸せ通信