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関川・姫川連合水防演習そして元気塾

 朝6時45分に出発して糸魚川へ。海岸沿いの国道を軽トラで走りました。南風が吹いていたため、波もなく、とても静かでした。能生海岸では釣り船が何台もでていて、釣りをしている人たちの姿が見えました。ここでは釣りの風景がとても素敵だったので、車を降りて写真におさめました。糸魚川からの帰りの風景も良かったですよ。名立海岸では、海の中に米山と尾神岳が浮かんでいるように見えるポイントがあります。もし空が青く広がっていれば、「私の好きな風景」に加えたい場所です。
 連合水防演習会場は姫川の下流の河川敷。時々、強い南風が吹いて、会場は土埃が舞う悪条件となりました。でも、上越地方の妙高、上越、糸魚川の3市からの消防団員、行政職員、来賓だけでなく、地元の糸魚川市民も大勢参加していました。全体で3000人くらいは集まったのではないでしょうか。吉川方面隊も25人が参加しました。水防の連合演習は10年ぶりですが、私は初めての参加です。会場には糸魚川の市議会議員、それと妙高市の議員が多数参加していました。上越市議会からは副議長も入れてわずか5名、参加率が悪すぎましたね。
 今回の演習では、これまで見てきた消防の訓練とは違い、工法演習や救助訓練など実践的な訓練が続きました。水防工法は積み土のう工、シート張り工は見たことがありますが、木流し工、川倉工、月の輪工など初めて見るものが多く、とても勉強になりました。あとで聴いた話ですが、吉川方面隊の人たちは地元に戻ってから、もう一度積み土のう工の練習をしていたということです。こういう訓練のやり方こそ大事だと思います。
 午後から上越教育大学の講堂で上越はつらつ元気塾の第1回フォーラムがありました。映画『ふみ子の海』(市川信夫原作)の監督をした近藤明男さんの講演があるというので楽しみにして参加しました。スライドを使い、若い新聞記者との対談形式での話には撮影の苦労や裏話も出てきて興味深いものばかりでした。雨の音を消すため屋根に毛布を敷いたとか、コンピューターグラフィックを駆使して四季の景色をつくるなどの話を聴いたので、秋の上映では、こうした角度からも作品を楽しめそうです。
 作品の舞台となったのはこの上越の大地と海ですので、ロケ地となった場所も兵隊さんの花見など一部を除いてすべて新上越市です。稲田の雁木通り、大島区菖蒲の雪道、柿崎駅などのスライドが映し出されるたびにぐっとくるものがあります。吉川区に関しては大賀の棚田のスライドが3枚も使われました。安塚区や牧区などにすばらしい棚田があるにもかかわらず、吉川区の棚田が映画で登場するというのはとてもうれしいかぎりです。夕方、気になって大賀の棚田まで行きましたが、私がこれまで見ていたポイントではなく、スライドの構図に出てきた場所に行くと、私が見たことのない棚田風景が見られることがわかりました。ここは夕陽が美しい日にいま一度訪れてみようと思います。


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概要

2006年05月27日 00:00に投稿されたページです。

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