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残された才能を花開かせること

 きょうは朝から晩までフル回転でした。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達、生活相談、男女共同参画フェスタ、そして「しんぶん赤旗」日曜版の配達・集金、生活相談と続きました。これだけ続くとぐったりしてしまいそうですが、私なりの息抜きをちゃんとやっています。それは野の花の撮影です。きょうは川谷地区の道沿いの花が最高でした。キオン、ホタルブクロ、コシジシモツケソウ、ヤマブキショウマ、エゾアジサイが見頃を迎えていました。
 さて、きょうは男女共同参画フェスタがリージョンプラザであり、午前の部だけ参加してきました。参加者は、やはり女性がほとんどでした。それでも男性は10人に1人くらいの割合で参加していました。印象に残ったのは、オープニングで上演されたNPO法人素人芝居大浦安の「舞台劇・義母とともに」でした。元教師の義母が認知症にかかり、たいへん介護に苦労されている実態が浮き彫りにされた話でした。教師を辞めても「先生、先生」と慕われていた人が認知症になる。プライドもある。世間体も気になる。その中で嫁さんだけが悪戦苦闘……。身近な方言がポンポン出てきたので笑いましたが、笑えない現実がそこにはありました。
 舞台劇では、介護にあたっている妻が倒れるくらいなら母親に早く死んでもらいたいとの課長さんの思いが見えかくれしていましたが、この劇が問題提起していることを鮮明にしてくれたのは、その次にあった、高野悦子さん(岩波ホール総支配人)の講演でした。認知症になっても人間として才能は残されている。最後をどういうふうに生きていくか。人間というものの尊厳を考えていく必要がある。残された才能を開かせてやることが大切だとの訴えは胸を打ちました。高野悦子さんの講演を聴くのは初めてでした。


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2006年06月24日 00:00に投稿されたページです。

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