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不思議な現象

 山間部の田んぼで不思議な現象が起きている。地震が発生した時に、田んぼの中のイネがまるで液状化現象を起こした渦に巻き込まれたようになって倒れている……こういった情報が寄せられたのは1週間ほど前でした。場所は吉川区の大賀という集落内の田んぼです。それで先週の土曜日に現地の田んぼを見てきたのですが、それらしき跡はあるものの、すでに回復して、イネは起きていました。写真も撮ったのですが、パッとしませんでした。
 2日ほど前、誰か、もっと早く現場を撮った人がいないかと総合事務所にきいたら、Tさんが撮っていたことを知りました。kubo070723.jpgただし、場所は上川谷地内の田んぼです。写真は地震発生から1週間経った7月23日でしたが、明らかに、イネがかんもされたようになっています。ただちに知り合いの地質研究者の方に送信したところ、今朝、「田んぼの土はどうなっているか。砂が吹上げていないか」などの質問を受けました。私は地震による地すべりでイネが引っぱられて、倒れている姿は見ていますが、写真のような田んぼは中に入ってまで見ていません。電話を下さった研究者の方によると、地震では、地表面のコケが飛ぶなど様々な現象が起きるといいます。おかしい、不思議だと思ったことは、しっかり確認しておくと、今後の地震対策に役に立つそうです。皆さんの周りでも不思議なことが起きていないでしょうか。
 さて、きょうは柏崎市で震災に遭った自治体の党議員が集まって、被災者支援をどうすすめていくかの学習と交流会が行われました。上越市からは杉本議員と私が参加してきました。学習会の講師は中越地震の際、センターで活躍したSさん。中越地震がどちらかというと中山間地の地盤災害だったのに対して、今回の地震は平場、海岸部に被害が集中したところに特徴がある、という話から始まって、被災者支援のポイントなどを教えてもらいました。建物の被害認定については、自治体によって具体的な認定方法に差がある。長岡市ではわかりやすい認定方法を採用している。復興基金事業では支援制度の不十分な点をカバーできる。支援を求めている人をひとり残らず救う、支援は被災者の気持ちを考慮したものに。たくさん学びました。


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2007年08月09日 00:00に投稿されたページです。

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