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金雨

 吉川区では、昨日からきょうにかけて雨が降りました。場所によって、通り雨だったところ、ある程度まとまって降ったところと様々ですが、本当に久しぶりの雨でした。田んぼや畑だけでなく、生きとし生けるものみんな元気になった感じがします。特に田んぼは、五百万石やコシヒカリなどが穂を出し、水を欲しがっている時期でした。こういう時の雨を金雨(かなあめ)と言うんでしょうね。


 雨が降ったことによって、水溜りもできました。気になる水溜りは道路上のもの。地震後、へこんで直してもらったところも含め、あちこちで水溜りができ、へこみが目立ちました。雨が降ったことや水を通すことで地震の影響を改めて確認できます。きょうは、「しんぶん赤旗」日曜版の配達をするなかで、「水を入れたら、田んぼの中に地割れがしているのが見つかった」(尾神地内)「U字溝が予想以上にやられていた。漏水がひどく、水が回るまで普段の1、5倍はかかる」(小苗代地内)などの声が寄せられました。行政も、いまの時点で、「これまで報告したもの以外で被害は出ていませんか」と問いかけをする必要がありますね。

 今朝の新潟日報を読み、「えっ」と思ったことがあります。罹災証明書が柏崎市と刈羽村で発行されたという記事です。昨日の新潟日報ウェブ版では上越市などですでに随時発行されていると書いてあったのに、きょうの朝刊ではまったく触れていないのです。どういう編集方針なのか分かりませんが、これでは米山以南の被害に目は向けられません。書き方には注意してほしいものです。また、県内の被災自治体では罹災証明書の出し方、災害ごみ対策の中身などにかなり差があるようです。こうした点も調べて、書いてほしい。


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概要

2007年08月18日 22:04に投稿されたページです。

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