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気骨のある論戦

 一般質問は3日目になりました。きょうのトップバッターは杉本議員。国民健康保険税について取り上げた同議員は、一般会計からの繰入をしてでも国保税を上げるべきでないと主張、さらに「国に医療費に関わる国庫負担率の引き上げを求め、国保税を年間一人1万円、4人家族で4万円の引き下げを」と訴えました。日本共産党の参院選政策を踏まえた展開は当然とはいえ、党議員としての論戦の在り方を示すものでした。学ばなければなりません。

 他の議員の質問でいくつか注目したものがありますが、柳沢議員の「14市町村合併の評価について」の論戦は気骨に満ちたすばらしい論戦でした。同議員の論戦の切り口の上手さは、通園バス問題でバスを利用する子どもたちの保護者からお金を取ることに対して「受益とは何か」とやったことなどで定評があります。きょうも、市長の答弁で気になるところがあるとして、「行政の評価する合併効果と市民の評価する合併効果は違う」「何人もの議員が取り上げてもそれは市民の声でないと聞こえる。議員以外の動きにならないと市民の声と受け止めないのか」などと追及しました。市政は市民の声をしっかり聞いて運営すべきことを具体的な事例で浮き彫りにした、とてもいい質問でした。

 私は、運転免許証更新、雪対策、介護施設労働者の労働条件改善をとり上げました。柿崎交番での更新手続き復活について市長は、厳しい状況にあるものの、機会をとらえ、県警に要請していくと表明しました。また、市が送迎バスを運行することについて検討してみたいと答えました。効率的な除雪体制の検討をの訴えには、新年度に、本庁及び各区総合事務所の実務担当者から成るワーキングチームを編成させ、除雪事業者の皆さんからご意見をお聞きした上で、サービス水準の維持を前提に、除雪体制の現状を効率面から検証するとの答えが返りました。そして介護労働者の問題、市内の実態調査を約束するとともに、「介護保険施設への人件費補助や介護給付費の法的負担率などは、いずれも国においての抜本的な対策が必要。市といたしましては、地域における労働環境や労働実態を十分に把握し、その声を国等に伝えていかなければならない」との答弁を引き出すことができました。答弁内容は満足できるものでしたが、反省点がないわけではありません。いい答弁が戻ってきた時の質問の仕方、もっと市を励ましてスッと引くような形の方がよかったのかも知れません。勉強してみます。


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2007年12月07日 23:36に投稿されたページです。

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