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「民間委託」にこだわる市教委

 民間委託を推進する上越市、市教委がいま、重要視している課題の1つは学校給食調理部門の民間委託です。請負という形で市内のT食品会社と契約を結び、城北中学校で昨年4月から試行してきました。ところが、一学期に栄養職員が繁雑に現場指導したことから、新潟労働局は「恒常的に適正な請負を実施するうえで措置を要する」として指導を行いました。程度の問題はあるにせよ、このままでは、いわゆる偽装請負になるとの指摘を受けたのです。

 毎年、学校給食調理業務委託を拡大していくことを市の行革推進計画で決めていましたので、この指導は市教委のみならず、行革推進側に大きなショックを与えました。現場では栄養職員の直接指導は欠かせない。しかし、民間委託の流れは弱くしたくない。そこで、市教委が新年度、新たに打ち出してきたのが、1年目は、調理員の派遣をうけ、栄養士の直接指導の中で調理業務を行い、2年目からは、なれてもらったところで民間委託(請負)に切り替えていくという方針です。

 きょうの文教経済委員会では、労働局の指導後の対応と新年度からの方針について説明がありました。ところが、説明は、何が何でも委託拡大だという姿勢がにじみでたものでしたね。たとえば、労働者を派遣してもらい、栄養士の指導管理のもとで調理を行うのは直営ではないかという質問には、「形態からいえば直営ですが、働いている人が民間の人なので委託という表現にしました」という答えが返ってきました。保護者向け説明文書はひどいもんです。「委託の方式は?自校調理方式です。委託1年目は、調理員の派遣を受ける形で、栄養士の指導管理のもと調理業務を行います。実績をふまえ、2年目以降、委託に切り替えていく予定です」。こんな文書を保護者に配布して「学校給食の調理業務を民間に委託することについて、ご理解いただけますか」というアンケートをとったのですから、開いた口がふさがりません。

 市政レポート1331号アップしました。それから、トップページの写真も入れ替えました。きょうは冬晴れのいい天気でしたよ。


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2008年01月28日 23:22に投稿されたページです。

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