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市長発言に反発の声相次ぐ

 言葉の使い方ひとつで流れは変わる。きょうの文教経済常任委員会での市長発言がまさにそうでした。6月議会で直江津図書館等整備事業が盛り込まれた一般会計補正予算が継続審査となり、その後、市長は市民説明会に3度出席しました。パブリックコメントで寄せられた市民の意見についても異例ともいえるスピードで回答を出しました。議会で問題になったからとはいえ、それで、議員の間では、「市長もがんばって動いたことだし、もうそろそろいいのではないか」といった雰囲気が生まれていました。ところが委員会の冒頭、市長は、「手順を尽くして提案したのに継続審査となったことは残念だ」と言ったのです。議会側が反発したことは言うまでもありません。上野委員など数人の委員が激しく抗議し、市長は当初予定した時間に委員会室から引き上げることができませんでした。

 きょうの委員会では、まず市長が6月定例会最終日の6月27日以降、市として何をやってきたかについて説明。センチュリーイカヤの社長に会い、契約期限の延期を申し入れた。市民説明会については3会場で市長自らも参加して行った。パブリックコメントは総力をあげて回答するように努め、その結果を公表するに至ったことなどについてのべました。その中で昨日、イカヤの社長が「上越市に対して新館の一部を売却する時期を遅延することは、弊社にとって今後この計画を二度と組むことが不可能となりますことから」延期はできないとの回答文書を市役所に持参してきたことも明らかにしました。しかし、回答文書は何回読んでも、これまでの市議会での説明から一歩も前に出ない、抽象的な内容でした。委員からは、「これでは納得できない」との声が相次ぎました。市長が退席してから、教育部長が市民説明会の概要、パブリックコメントの概要について説明しましたが、きょうは説明を聞くだけで、委員からの質問はありませんでした。分厚いパブコメの結果などを読んでから質問しようということなのでしょう。これらは4日の委員会で質問が行われる見込みです。

 午後から党議員団で明日の緊急議会報告会の準備をしました。少しでもわかりやすくということで、パソコンに詳しい平良木議員がパワーポイントのスライド原案を作成し、それをもとに4人で意見交換しました。直江津図書館のあり方をどう考えるか、これまでの議会での取り組みやマスコミの報道などで何が解明され、何が疑問として残っているのか、ひとつ議論を始めると次々と意見が出てきて、なかなかはかどりませんでした。明日の午前も準備をすることにしました。当初はリハーサルもやってと思ったのですが、ぎりぎりまでスライドづくりに追われそうです。

 最後にご紹介をひとつします。平良木議員がこのほどホームページを開設しました。これで議員団の中で3人がホームページを持ったことになります。同議員のホームページのアドレスはhttp://www.valley.ne.jp/~nanten/です。ぜひ訪問してみてください。


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2008年07月02日 23:30に投稿されたページです。

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