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いつも風が吹いている絵

 上越市消防団の出初式を終えてから、新年になって初めて高田の町へ出かけてきました。大和デパート5階で開催されている村山陽先生の絵画展(6日まで)を観るためです。村山先生は私の高校時代の芸術の先生でした。私は直接習っていないのですが、高校時代から先生の絵には関心を持ってきました。
 会場には大きい作品や小さい作品が100点ほど展示されていました。実家が蹄鉄屋さんだったこともあって、その仕事の絵がとても力強く描かれているなと思いました。私もそうですが、親がやっている仕事には特別の想いがあります。展示されていた作品の中で強くひかれたのは、「なんにもだいらの樹たち」と絵本『はんの木のみえるまど』のなかの夕日の絵です。森の中の雪の色、赤というよりはピンク色に近い夕日、私の気持ちとぴったりで、その場にじっとしていたくなりました。先生の風景を描いた作品を観ていて、きょう、発見したことがあります。どの作品でも風が吹いているのです。絵には直接描いてなくても吹いているのです。それが絵に勢いを感じさせ、観る人をひきつけているなと感じました。
 きょうの絵画展には村山先生もおられました。会場で新潟日報事業社からこのほど発刊された『村山陽作品集』を買い求めた際、先生から少女の絵とサインをもらいました(画像)。先生がペンを持ち、絵を描かれる姿を見るのは初めてでした。少女の横顔を描かれているときの丁寧さ、先生のお人柄がにじみ出ていました。
 市政レポート1378号及び「春よ来い」第101回をアップしました。トップページから入ってご笑覧ください。


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2009年01月04日 23:46に投稿されたページです。

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