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農業政策全体がどうなっているかを意識して

 午前は市議会中山間地対策特別委員会でした。テーマは中山間地域農業をどうするかです。市の農林水産部の幹部から上越市の農業の現状、主な施策、国の施策と最近の動向について説明を受け、質疑を行いました。
 これまで中山間地域農業について、個別の問題で質疑をやったことはありますが、きょうのように農業政策全体がどうなっているかを意識してやったのは初めてです。環境保全型農業の展開、中山間地域等直接支払制度の推移と課題、担い手の育成と確保、集落間連携など、とても勉強になりました。
 質疑では中山間地域農業の担い手問題に関心が集まりました。私は、「中山間地域が生き残れるかどうかは、若者の農業参入への思い切った支援ができるかどうかにかかっている。最低でも3年、できれば5年間、所得補償をする施策の実施と総合的な支援体制の構築を」と訴えました。若者の農業労働者としての職を求める動き、農業参入の機運が高まっている時だけに一時も早く、魅力的な政策を打ち出すことが必要です。当面、新年度予算編成が勝負ですね。
 また、見逃すことのできない動きとして農地制度改革プランをとりあげました。昨年12月の上旬に発表されたプランの中身は、国の権限の強化、農業生産法人以外の農業参入など問題だらけです。農業委員会としても積極的に関係機関へ働き掛けを行うよう求めました。
 きょうの中山間地対策の会議は午前中のみ。質疑が盛り上がってきただけに、1時間ほどの質疑時間では時間が足りません。もう2時間くらい、じっくりと議論できればよかった。もったいない。


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2009年01月26日 23:47に投稿されたページです。

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