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上越九条の会発足4周年記念集会

 このところ憲法9条を守ろうという集いが続きます。きょうは市民プラザで上越九条の会発足4周年記念集会があり、参加してきました。田植えの時期にもかかわらず100人近くの人たちが参加していました。
 メインはダグラス・ラミスさんによる講演(画像)です。ダグラス・ラミスさんは『世界がもし100人の村だったら』の監修者として有名な方です。「九条」を持つ国の国際貢献とは?…というタイトルでの話はすべて流暢な日本語ですすめられました。
 『世界がもし100人の村だったら』は平和や貧困問題などをものすごくわかりやすく世界に伝えた名著です。監修者であったダグラス・ラミスさんがどんな内容で、わかりやすく話をしてくださるのか楽しみにしていました。
 話の中で感心したことの1つは、日本が日米安保条約にしばられていることを踏まえたうえで発言されていたことでした。「アメリカがどこかと戦争をすれば、日本はその国と戦争をしなければならなくなる。日米安保があるかぎり国際貢献はできない」という発言はその典型です。また、アメリカのオバマ政権について、「先制攻撃の『権利』をやめていない」とのべるなど冷静に見ているのにも感心しました。
 ダグラス・ラミスさんは現在沖縄県在住です。日米安保の矛盾の集中点である沖縄から憲法9条や平和の問題をどう考えるかという視点は重要だと思いました。そして、最後に、「自衛隊が軍隊として誰ひとり殺していないことはすごいこと。戦後、日本国民が9条を守り続けてきたことは歴史上すごいことだ」と語りました。9条を守る活動の大切さを再確認できた、いい講演でした。


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概要

2009年05月10日 23:45に投稿されたページです。

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