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越後よしかわ・やったれ祭

 朝8時には気温27度。ぐんぐん気温は上がって久しぶりに夏らしい天気になりました。朝の搾乳が終わってから夕方まで、しんぶん赤旗日曜版の配達・集金にまわっていましたが、何軒かの家では、「梅干し」や「干ぴょう」を干しておられました。
 「梅干しを干す」「干ぴょうを干す」というのは日本語としておかしいのですよね。でも私の家では、どういうわけか、子どもの時分から、「梅干しを干す」「干ぴょうを干す」でとおしてきました。ですから、「梅を干す」「ヨウゴを干す」では、大きなザルや莚(むしろ)の上で干しているイメージがわかないのです。
 きょうの暑さは、湿度が高かったのか、べとべとした感じが強く、歩いているだけで背中から汗が出てきました。こうした時は、木陰で休むのが一番。山間部で涼んでいたら、道端にゲンノショウコの小さな花が見えました。そういえば、今週はナツズイセンが花どきを迎えています。ナツズイセンはヒガンバナ科の花のなかでは一番早く咲き、お盆ころにキツネノカミソリ、そして彼岸のころにヒガンバナと続きます。
 午後からは越後よしかわ・やったれ祭。夕方の搾乳がすんでから1時間ほど出かけてきました。この祭は、商工会や地元原之町などが中心になって取り組んでいるもので、今回で6回目。吉川町の夏祭りとして、すっかり定着しました。
 普段は人通りのまばらな原之町商店街通りも、この日ばかりは多くの町民が繰り出し大賑わいです。竿燈があり、御輿もある。それに、よさこい・ソーランのグループが力強い踊りで祭を盛り上げます。吉川町の人口は約5600人ですが、少なく見積もっても全人口の2割くらいの人たちが、この祭に参加しているのではないでしょうか。
 祭に出かけてみて驚くのは、この町にも若い青年たちが大勢いることです。ほとんどは顔も名前もわかりませんが、祭の主役はやはり青年たちです。それにカラフルな浴衣姿の子どもたちも、どこから集まってきたのかといいたくなるほど、たくさんいました。
 私のすぐそばで祭を見ていた若い夫婦がいました。お父さんに抱かれた小さな子どもさんは、ハッピ姿で鉢巻をしたかわいい男の子でした。近くで太鼓の大きな音がするにもかかわらず、すやすやと眠っていました。こんな祭の風景を見ていると、このふるさと吉川町にも未来があるな、と思います。
 (【お願い】どなたか、やったれ祭の夜の光景をデジカメで撮った人がおられましたら、1枚送信していただけませんか)


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2003年08月02日 00:00に投稿されたページです。

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