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県農業会議総会

 きょうは新潟県農業会議の総会でした。会長が出席できないので職務代理の私が参加してきました。会議のなかでは質問も1つ2つしかなくシャンシャンと進んだのですが、事務局の説明を聞いていて、前とは違うなと思ったことがあります。それは、この農業会議そのものを存続させるには財政的にたいへんになってきているということでした。主因は市町村合併です。ここ1年ぐらいの間に県内の農業委員会数が激減することは明らかで、そのため、事務局も他の農業団体事務局と共同体制をとらないとやっていけない、その説明を聞いて気が重くなりました。
 総会は新潟駅前のホテルでしたので、会議開始2時間前に新潟に入り、個人的な用を足してきました。1つは紀伊の国屋書店に行くこと、ここでは新刊の文芸書、文庫、新書を中心にいい本さがしを楽しみました。荒井満の「千の風になって」は期待したとおりの素敵な本でした。また岩波ジュニア新書で「春」について生物学的に説明しているものがあり購入しました。最大の発見はレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」です。帰りの高速バスの中で読了しましたが、ここ数年、自分の心のなかに起きている「変化」の正体がこの本で判明しました。わくわくしながら読みました。
 もう1つの目的は片岡鶴太郎の絵画展をみること。この会場も総会の場であるホテルに近く、足を運ぶことができました。彼の絵はテレビと絵本でしか見たことがなかったので、一度は本物を見たいと思っていました。とても個性的な絵を描かれるのですが、生の絵を見て改めて感じたのは魚の目に様々な表情があり、この目が魚の気持ちを表しているということでした。鯛、鯉、おこぜなどの目を見ながら、どこかで見たことがあると思ったのですが、よく見ると、鶴太郎の目にそっくりです。おもしろいものですね。


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概要

2004年03月25日 00:00に投稿されたページです。

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