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『Fゼミ通信』はおもしろい

 25日に予定している「住民とともに合併問題を考える頸北議員の会」主催の「講演と交流のつどい」を成功させるためには、宣伝、組織活動をしっかりやることが基本です。きょうは、頸北4町村のほぼ全世帯に新聞折り込みすべく、案内チラシを印刷しました。1万枚を超える印刷は、前回の時と同様、わが家にある党支部の印刷機を使い行いました。所要時間は約3時間、同じことを繰り返す単純作業ですが、仕事の進み具合がはっきり分かるので、きらいではありません。案内チラシは早いところで明日、遅いところでも22日には入るでしょう。
 午後からは、雑用を済ませた後、古厩忠夫さんの『Fゼミ通信』のゲラのチェック作業の続きをやりました。改めて読んでみて分かったことですが、この本は単なるゼミ生向けの通信ではありません。癌との闘いを中心にすえながら、先生の学生時代の友人や研究仲間との交流、実母の介護などのことが作家並みの表現力で具体的に記述されていて、読者をぐんぐん引き寄せる力を持っています。私のように、だれでも知っている言葉でしか文章を書けない人間にとってはうらやましいかぎりです。
 それにしても、古厩さんと交流のあった人の中にはおもしろい人がたくさんいますね。たとえば関西のある大学の教授をされているH氏、古厩さんにとっては「貸し越し」の多い友人とのことですが、ある時、東名高速で交通事故を起こして入院します。幸い、命に別状はなく、少しばかり元気になったら、入院していたトラック運転手と意気投合、コーヒー道具一式を病院に持ち込み「コーヒーハウス」を「開店」してしまったとか。生前の古厩さんは、人を紹介する時に、その人のことが印象に残るエピソードを自分の頭の中にあるタンスの引き出しからさっと出すのが得意な人でした。その能力はこの本で大いに発揮されています。数年前、ある出版社の編集者がFゼミ通信を本にしたいと言っていた理由が分かる気がします。
 「私の好きな風景」に「若葉の頃」を掲載しました。ご覧ください。


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2004年04月19日 00:00に投稿されたページです。

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