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『詩のこころを読む』

 すごい雨風と黄砂。きょうの天候です。「しんぶん赤旗」日曜版の配達をするには最悪でした。軽トラの運転では、ハンドルを両手でしっかり持っていないと風で飛ばされる感じがしました。傘も差せないので、なるべく雨にぬれないようにと、車から降りて配達する時は、走りました。この風が今年初めて黄砂を運んできました。車のフロントガラスはちょっと経つと、泥で汚れました。気を使ったおかげで夕方、終わった時はもうぐったりでした。
 夜は日本共産党と後援会合同の旧頸北地域ブロック会議でした。21日午後6時半から頸城区の希望館で、山口典久衆院比例代表候補を迎えて、「党を語る会」を開催します。その内容の検討などの準備が主なテーマです。国政の情勢と日本共産党の役割については山口さん、市議会報告は私が担当することになりました。10分ほどで議会報告ということですから、しっかり準備しておかないと、あっという間に時間が来てしまいます。でも終わった後には、しだれ桜をみて懇親会をやるとのこと、楽しみです。
 昨日から茨木のり子の『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)を読み始めています。詩だけでなく言葉はすべて、感情の奥底から発したものでないと他人の心に達することはできない。濱口國雄の有名な「便所掃除」などの詩の解説を読みながら、改めて感じています。
 それにしても、茨木さんが使う言葉は洗練されていて具体的です。短くても決まっています。濱口のこの詩の解説でも、「詩たらしめたものは終わりの4行なのです。(中略)飛行機にたとえていうと、一つひとつの労働描写のつみかさねは、じりじり滑走路をすべっている状態で、だんだん速度をはやめ、或とき、ふわっと離陸した瞬間が終わりの4行なのです」「言葉が離陸の瞬間を持っていないものは、詩とはいえません」と書く。こんな文章を書けるようになりたいと思います。


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概要

2006年04月08日 00:00に投稿されたページです。

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