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重要課題がテーマの委員会

 新上越市には重要課題がいくつもあります。そして関係機関が悩み、模索している、そんな状況となっているものも少なくありません。きょう、午前の総務委員会で議論された公共交通もその1つです。電車、バスの利用者数は、この10年間に750万人(年間)から230万人に激減しています。その一方でマイカーは急増し、16万台に迫っている。この傾向は大型商業施設など市民の利用度が高いものが郊外にできることで加速されています。
 いま市では、「持続可能なまちを育み支える公共交通」を基本目標とした総合交通計画を策定中で、きょうの委員会では野澤企画・地域振興部長が中間報告を行い、委員の意見を聴きました。部長の説明では、これまで示したものよりもまちづくりを意識して、公共交通まちづくり戦略プランとして策定しているということでした。委員からは、「公共交通の衰退、マイカー増加、拡散型都市構造を悪循環としてとらえるのはいかがなものか」「公共交通と公共施設がバラバラではまずい」「行政がすすめる中身とギクシャクしないよう、総合計画との整合性を図るべきだ」などの意見が出ていました。
 午後は廃棄物処分場対策特別委員会、こちらも重要課題です。県が計画していた処分場建設予定地が地元住民の反対で頓挫しているなかで、新たな建設地をどう確保するかなどを話し合いました。市では年度内にこの問題を解決したいとしていますが、遅々として進まないという印象です。きょうの委員会では「建設適地というのは地元住民が賛成してこそ適地といえるのではないか」などの厳しい意見も出ていました。
 重要課題の審議を傍聴していて、いつも思うのは、自分ならちゃんと発言できるかということです。公共交通ひとつとってみても、残念ながら、深い議論はできません。持続可能な地域社会をつくるために交通の分野で必要なことは何か、と問われてもキチンと答えられない。重要課題がたくさんある中で、何から何まで分かる必要はないにしても、基本的なことをサッと言えるように勉強しなければ……。


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2006年07月27日 00:00に投稿されたページです。

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