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3日間の視察終わる

 私の所属する市議会文教経済常任委員会の3日間にわたる視察が終わりました。今回は青森市のコンパクトシティ、秋田県の地産地消の取り組み、仙北市角館の桜を中心とした観光施策の視察でした。いずれも全国に先駆けた取り組みをしていて、出かけて良かったと思いました。近いうちに感想などをまとめてこのページなどで掲載しますが、きょうは最後の角館についてふれておきましょう。
 角館は桜で全国的に有名な町です。昨年合併して仙北市角館になりましたが、ここは合併しても角館で宣伝しないと全国には通用しないほどこの名前が浸透しています。天然記念物として指定を受けているしだれ桜は151本、江戸時代の雰囲気を伝える武家屋敷とぴたり合います。担当者に「ここのまちの観光のキーワードはなんですか」と問うたところ、帰ってきた言葉は「歴史」でした。古き良きものをしっかり受け継いで未来につなぐことを大事にする、この姿勢は学びたい。
 武家屋敷は朝食後1回、市役所職員から説明を受けてから1回と2回見て回りました。コバ葺き、草葺の屋敷と庭は良く手入れされていて、江戸の時代空間に入った感じがしました。よく残していると思いました。武家屋敷の中には「たそがれ清兵衛」の撮影でも使われたところがあります。高田の夜桜、歴史を生かした角館の桜、取り組みの違いが見えましたので、今後のまちづくりに活かしたいと思います。
 印象に残ったのは市役所観光課長のおだやかで、やさしい顔。この顔は桜のシーズンになるとまったく変わるといいます。「死ぬ覚悟でやる」という彼のその時の顔を一度見てみたいと思いました。歴史案内人組合、ライブカメラなど学ぶべき点はいくつもありましたが、何よりもいいなと思ったのは、草葺の武家屋敷に住んでいたサムライたちが「いまも生きている」ことでした。草葺の家で皮細工をしていた男性、説明役の男性、われわれと同じ服装をしているというのに、いざという時には刀を抜くこともある、そんな雰囲気が漂っていました。上越新幹線、東北新幹線、秋田新幹線を使っての旅行は便利ではありましたが、やはり長旅、家に着いたらぐったりしました。


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2006年08月02日 00:00に投稿されたページです。

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