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小さな運動会

 きょうは川谷地区の運動会です。地区とはいっても全部で戸数は32戸しかありません。子どもはわずかに2人、あとは大人ですが、70代、80代が多い。そこで毎年8月の最終土曜日に運動会をやっています。暑くて、疲れるからということもあって開始は午後3時から。種目はダンボールでつくったA3くらいのボードを次々とつないでどのチームがいち早くゴールできるかを競うものから始まって、瓶釣り競争、紅白対抗玉いれ、綱引き、パン食い競争、一気飲み競争、早くいっぱいレースと盛りだくさんです。約2時間、笑いや歓声の絶えない楽しい運動会でした。
 ここの運動会の参加は昨年に続き2回目。一番の特徴は、ほのぼのとした雰囲気に満ちていることです。瓶釣りレースでビリになっても釣れるまで励ます、パンに食いつくのがうまくいかなければ、食いつき方を何人もの人たちが教える。方言丸出しで野次もあたたかい。だから高齢者世帯が多くても、少しでも動ける人はみんな参加しているのです。正月のサイの神行事と同じく、運動会もみんなが楽しみにしているいるんですね。もうひとつの特徴は法政大学の学生、OBなどでつくっている人間環境ネットのみなさんが参加し、競技にも応援にも加わっていてくれること。高齢化がすすむこの地区の運動会が成立しているのは、地域住民の熱意とこの人たちの応援があるから。きょうも大活躍でした。
 私は昨年とうとう最後まで釣り上げられなかった瓶釣りの競争と一気飲み競争に出ました。来賓挨拶で、「今年は何としても瓶釣りができるようにがんばりたい」と発言していたのですが、今回は釘がうまく瓶のなかでひっかかり、何と第2位。大きな拍手と賞品をもらいました。一気飲みは、ジュース、コーラ、酒ワンカップ、ビール350㏄のいずれかを早く飲み、早く走ってゴールした者の勝ち。ただし飲み物は走り始めて5メートルほどのところに置いてある封筒のなかの紙に書いてあります。どれを飲むことになるか分からないところがおもしろい。私はジュースでしたが、ビールなどよりも飲みにくいんですね。このレースでは最下位となってしまいました。それでも大満足の運動会でした。
 運動会が終わってから、人間環境ネットのみなさんが中心になって、体育館で「結い祭」が行われました。これにも参加し、みんなで飲んで語りました。20代の人たちがものすごく盛り上げてくれたのはうれしかったです。体育館の外には「越後よしかわやったれ祭り」で使った稲穂竿灯の一部が点灯され、花火も打ち上げられました。こうしてわが家に着いたのは10時少し前となりました。


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概要

2006年08月26日 00:00に投稿されたページです。

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