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新米の 検査手伝う ご住職

 吉川区山直海(村屋)にある善立寺の前住職、山越祐英さんの葬儀が午前9時から行われ、参列してきました。山越さんはわが家とは長いお付き合いをしていただいた方です。すでに亡くなられているお連れ合いは、私の父と一緒に生命保険の仕事をされていました。そんなこともあって、私の祖父・音治郎の命日には、祐英さんにわが家に来ていただき、お経を読んでいただいていました。

 山越さんは気持のやさしい人で、世の中のすべての人を味方にしてしまうのではないかと思われるような人でした。面倒見もよく、大勢の人から親しまれていましたので、きょうの葬儀では、参列者は寺のお御堂に入れきれませんでしたね。檀家総代の蓑輪嶸さんが弔辞を読まれましたが、地域に住む人たちと暮らしをともにした様子をわかりやすく紹介されていて、いろんな思い出が浮かんできました。私が中学生だった頃、善立寺では源小中学校の先生方の宿をされていました。ある先生が下宿をされていた女性教師に惚れてしまい、恋物語が生まれたこと、祐英さんは源農協の仕事の手伝いもされていたことなど……。蓑輪さんは、源郵便局長だった山崎文治郎さんが数十年前に作られた俳句を引用されました。新米の 検査手伝う ご住職。いい句です。農協の倉庫でおだやかな表情をして仕事をされていた山越さんの姿が浮かびます。

 午後は党議員団会議でした。市議会報告の作成などで半日もかかってしまいました。予定した議会報告会用のスライド作りは明日に延期しました。よしかわ杜氏の郷問題、スクールバス問題などについて、どう報告するかを整理しないとなかなか前に進みません。

 夕方の6時半からは吉川区地域協議会と同協議会主催の市民との意見交換会に参加してきました。意見交換会はよしかわ杜氏の郷問題がテーマです。協議会委員や行政職員のほかに17人が参加しましたが、意見や質問をした人は原之町の町内会長さん1人だけ。ちょっと予想外でした。それでも、収穫がなかったわけではありません。町内会長さんの、「地域事業費から市の増資分を出すと吉川区の市民にどれだけの負担がかかってくるのか」「損失補てんした後で、また補てんすることがないようにする方策があるか」「マイナスの話もたくさん聞かれるが、協議会の皆さんは自分たちの(存続させたいという)思いをどう区内の人たちに伝えていくのか」という質問と協議会正副会長の答弁は13日に予定している党議員団の議会報告会のスライド作成の参考になりました。
 


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2008年11月04日 23:26に投稿されたページです。

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