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有意義だった「現場でトーク」

 午前は議員団でスライドづくり。よしかわ杜氏の郷の件で20数枚のスライドを作成しました。まだ、今後、どうすべきかについて議論をする必要がありますが、どうにか先が見えてきました。出来はまずまずです。作業中、「ずいぶんわかりやすくなったね。行政側の説明会でも貸してほしいと言われるかも」という冗談も出ました。もうひとがんばりです。

 スライドづくりは、私が個人でしなければならないものもあります。8日に加茂市で行う講演用のものです。吉川区での日本共産党と後援会の活動などについて、こちらも30枚近くのスライドを使ってお話しようかと思っています。こちらの作業はまだ始めたばかり、今晩と明日の夜で完成させなければなりません。間に合えばいいのですが、ちょっと心配です。

 さて、きょうは午後から「市長と市民との現場でトーク」が清里区でありました。中山間地の振興、集落連携による農地保全について、市長と市内の先進的な取り組みをしているリーダーが意見交換するというので参加してきました。

 清里区の櫛池地区農業振興会の報告、市長によるこれまでの市の取り組み報告に続いて、11人のリーダーの皆さんが発言。高齢化が進んで、65歳以上の人たちが集落の多数となっている地域で頑張っている人たちの報告や意見、そして市長とのやりとりに注目しました。

 大島区藤尾の布施正栄さんは、「『限界集落』というレッテルを張られてショックだった。私らのところでは70代、80代の人たちが現役として元気に頑張っている。ただ、若者がどんどん旧上越市へ出てしまって、後継者がいないのが問題だ」とのべました。これには市長が、「地域にはいいものがあるという誇りをもっと持ってほしい」と応じました。吉川区石谷の曽根春英さん(マイクを持っている人)は、「中山間地のコメと平場での価格には差をつけるべきだ」と主張しました。市長は、「所得を確保することが中山間地で生きていくために最低必須条件だ。あらゆる手だてを考えながら、具体的にやっていく時だと思っている。個人的には値段の格差をつけていくことも有効だと思う」と答えました。また、えちご上越農協の常務理事の石澤正親さんも「中山間地のの特産品はおいしいコメが最高だ。卸業者の中には集落を指定してきたり、棚田を指定する業者も出てきている。地域の営農指導員と相談してコメづくりをしていきたい」とのべました。

 意見交換の最後に発言したのは櫛池地区農業振興会の小山文男会長です。小山会長は、「『限界集落』と呼ぶのはもうやめよう。これからは『新しい集落』と呼ぶことにしよう。いまある条件の中で最大限できることをやってみよう。また、(これからも住み続けるためには)付き合い方まで考え直す時期に来ている。新しい付き合い、新しい習慣が必要ではないか」と提案しました。市長は、この提案を評価し、「これからは意識改革も必要」とのべました。

 「現場でトーク」はこれまで13区で行われてきましたが、「現場での陳情会でいいのか」「もっと市民と話し合うスタイルにしないと意味がない」など厳しい意見が出ていました。今回から新たなスタイルのトークにするということも聞いていました。正直言って、3時過ぎには退席する予定でしたが、トークに引き込まれ、とうとう最後まで付き合いました。良い意見がいくつも出て、市長も生の言葉で語る。たいへん有意義でしたね。新スタイルの「現場でトーク」は成功と言えるでしょう。


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2008年11月06日 20:54に投稿されたページです。

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