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『一握の砂』を朝日文庫版で読む

 国際啄木学会の前会長、近藤典彦さんからメールが来ました。『一握の砂』を朝日文庫版で読む…というタイトルでブログをはじめたというお知らせです。近藤さんとは『Fゼミ通信』(古厩忠夫著)の編集などでこれまで5回ほどご一緒させていただきました。いつも若々しくて、しかも楽しい人です。これまで啄木の研究者として何冊もの本を出版されていますが、今回、もっともっと多くの人に読んでもらいたいと思い、ブログをスタートさせたといいます。
 9日のブログでは、「特に10代後半から~40代の人たち、とりわけ1700万人を超えるという非正規雇用労働者の方々に、啄木の歌集『一握の砂』を読んでもらいたいと思います。小林多喜二の『蟹工船』が働く人を使い捨てにする社会を告発し、その社会にあって闘うことを訴えた小説であるとすれば、『一握の砂』はそういう社会に生き、闘う人の心(胸のうち)を表現した歌集である」と書いておられます。まだ、はじまったばかりですが、おもしろいですよ。一度訪問してみてください。
 さて、きょうは午後から「トキめき新潟国体」を成功させるようと頑張っている市民団体と市長との「現場でトーク」がありました。これまで国体に関するイベントに参加できないでいたので、何とか時間をつくって2時間ほど参加してきました。
 国体は上越市にとって、今年度の大きな取り組みのひとつです。国体を盛り上げようと頑張ってきた柿崎区の満田恵美子さんと清里区の横山文男さんの報告にひきつけられました。
 満田さんはこれまで取り組んできた花いっぱい運動やマスコット「トッキッキ」の制作・販売だけでなく、昭和39年の新潟国体での思い出も語りました。当時、柿崎町はテニスの町として有名で、国体のテニス競技の開催地に。宿泊施設が足りず、遠くから参加した選手には民家に泊まってもらい、その家の人たちが家族ぐるみで応援したといいますが、それが誇りになっている。今回のハンドボール競技でも、開催地となったことを誇りにできるよう頑張りたいと決意をのべました。
 横山さんは、リハーサル大会で延べ10日間ほどボランティアとして関わった体験を生き生きとのべました。このなかで横山さんは、「駐車場係のところには食堂から名所がどこにあるかまでなんでも問い合わせがくる。ボランティアと行政は情報を共有していくことが大事だ。駐車場の地図には番号をつけた方がいい」など秋の国体に向けた改善提案をいくつも語り、注目されました。とにかく、一生懸命でしたね。
 休憩に入る前に、トランポビクス(画像)のインストラクターの指導で体をほぐす体操をしました。音楽に合わせて、手や足をたたいたり、首をねじったり(これじゃ、表現が貧困かな)。久しぶりに運動したのですが、インストラクターの笑顔にひかれて、最後までやれました。音楽に合わせて体を動かすのがこんなに楽しいとは思いませんでした。


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2009年02月12日 21:53に投稿されたページです。

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