« 猛暑の中で | メイン | 落雷で通信不能に »

ボブスレー調査

 一昨日、市内の金谷山ボブスレー場で子どもが前を走っていた子どもに追突し、重傷を負うという事故が発生しました。市内にはこのほかにも3ヶ所ボブスレー場があるので、昨日から現地調査をしてきました。本来なら議員団で調査をと思ったのですが、それぞれ予定が入っていて、私だけ単独の調査という形になりました。その代わり、きょうは休暇中の妻にも同行してもらい、名立区シーサイドパーク、金谷山、安塚区キューピットバレーの各ボブスレー場を歩いて調査しました。理系の知識については、妻の方が私より上、私の気が付かないことを指摘してくれるので助かりました。きょうは時たま雲に覆われることがあったものの、30度を超える暑さで、ぐったり。腕もきょうの調査で赤く日焼けしました。
 市内の4つのボブスレー場は、名立区と金谷山については市直営、吉川区と安塚区については指定管理者制度による管理となっています。管理の仕方は、看板ひとつとってみても4つのボブスレー場で微妙な違いがありました。利用者向けの注意書きが錆びて見えない、文字はハッキリはしてはいるが文字色が黄色でしかも難しい漢字が使われている、こういうところがありました。今回の事故を契機に利用者の安全確保の視点から、「カーブ 減速」という文字を「カーブ スピードおとせ」にするなど、さっそく改善措置をとっているところもありました。
 追突事故などの防止のために各ボブスレー場とも工夫をしていました。初めての人にはよく説明をする。最初の30メートルでブレーキのチェックをする。50メートル走らせたところで、そのまま走らせるかどうかの最終的な判断をするなどです。走行者の間隔は30メートル以上とることになっているところがほとんどですが、実際には、最初の段階で100メートルの間隔をとっていても、走行者のブレーキ操作によって追突する可能性があります。一番大事なのはコースのところどころに監視員を配置し、危険がある場合に適切な声かけをすることだと思いました。
 軽トラを走らせながら妻と話したのは、私たち50代の人間といまの子どもでは、子ども時代の遊びにおける危険感覚に違いがあるのではということでした。われわれの時代には、野山を駆け巡り、たびたび怪我もして、「どこまでやったら怪我をするか」を学んでいました。いまはそういう機会がぐんと少なくなってきているように思います。それだけに安全対策もいまの子どもたちがおかれている状況にあわせていかないといけません。堀井秀之さんの講演、「安全安心のための社会技術」を思い出しながら、2日間の調査の整理をしなければ……。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hose1.jp/mt/mt-tb.cgi/1102

コメントを投稿

(TypeKey でサインインしたコメントは即時に、それ以外は承認後表示されます。)

概要

2006年08月17日 00:00に投稿されたページです。

前:猛暑の中で
次:落雷で通信不能に

過去の投稿

小さな町の幸せ通信