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市議会のこと アーカイブ

2009年10月16日

国内最大のナメコ生産施設視察

 まさか日本有数の豪雪地帯にこれほど巨大なナメコの生産施設があるとは……。きょうまで知りませんでした。場所は十日町市松之山、有名な美人林へ行く途中です。大きな建物は前から知っていましたが、倉庫だと思い込んでいました。

 きょうは市議会食料・農業・農村議員連盟の視察でした。松之山のナメコ栽培、松代のレタス栽培、安塚のシイタケ栽培の状況を見て学ぶことが目的です。7人の市議のひとりとして参加してきました。3か所の視察で共通して感じたのは、豪雪地帯でも通年で仕事をして稼ぐために農業分野で頑張っている人たちがいることの素晴らしさです。「雪がたくさん降るから農業はダメ」という先入観を吹き飛ばしてくれました。そしてもうひとつ、弱電工場などが相次ぎ撤退するなかで農業関係の生産施設が残っていて、そこが地元の大事な雇用の場となっている、これもたいしたことだと思いました。

 さて、話を前に戻しましょう。松之山のナメコ生産施設ですが、ゆきぐに森林組合、有限会社松之山きのこ、JA十日町がそれぞれ分担し、ナメコ生産を最先端の技術を駆使して行っているのです。それも国内では最大の施設といいます。培養、発生、パッケージのほとんどを機械でやり、年間364日稼働、年間1200トンものナメコをジャスコなどに出荷しているそうです。ボトルで育ったナメコをカットする機械(画像)は全国ではふたつしかないということでしたが、見事にカットしていましたね。人間はというと、コンベヤーで流れてくるナメコを選別(画像)したり、箱詰めされて出てくるものを運ぶ仕事などをやっていました。これは機械に追われてたいへんな作業に見えました。

 キノコの栽培は上越市内でも柿崎区や三和区など各地で行われているそうです。東京都の面積の半分もある市ですので、まだまだ、私の知らない農業の取り組みがあります。きょうは、もっと現場に出て勉強しなければと思いました。

2009年10月27日

「水源の里まいばら元気みらい条例」に学ぶ

 滋賀県彦根市からの発信です。きょうから3日間、市議会中山間地対策特別委員会の視察です。初日のきょうは米原市での視察でした。同市は2005年(平成17年)に米原町、山東町など4町が合併してできた自治体です。人口は約4万1000人。日本百名山のひとつ、伊吹山があります。

 米原市では、「水源の里まいばら元気みらい条例」について学びました。この条例は、過疎、高齢化が進んでいる集落の持続的な発展をめざした条例です。同市の高齢化率は23.3%ですが、市内の半数以上の自治会で55歳以上人口が40%を占めています。そこで同市では、集落の高齢化率がおおむね40%以上で、2以上の集落が連携及び協力する市民自治組織を結成しているところを対象に定住対策などの支援をすることにしました。

 説明を聞いて印象に残ったのは、高齢化が進みすぎる一歩手前で手を打つことが大事という発想です。各種施策の対象集落の条件のひとつに「おおむね高齢化率40%以上」としたのはこういう発想に基づくものだったのです。いまひとつ、これは学ばなければと思ったのは、条例制定後、「水源の里まいばら元気みらいづくりプロジェクト」推進の作業に入っていることでした。水源の里の、①新しい価値の創造、②指定地域支援、③人づくり、の事業を体系だてて検討しているのは参考になりました。

 最後にうれしいことをひとつ書きます。同市では、いま、職員総がかりで集落点検をやっていますが、これは上越市の取り組みをモデルにしているということでした。市役所職員のすべてがかかわって高齢化の進んだ集落対策に乗り出しているというのはすばらしいですね。

2009年10月29日

40年ぶりに赤ちゃんの泣き声が

 先ほど視察から戻ってきました。まず昨日の視察報告をします。ホテルに使えるパソコンがなく発信できなかったものです。

 京都は綾部市からの発信です。綾部市は京都駅から山陰線の特急で約1時間のところにあります。初めて知りましたが、室町幕府を開いた足利尊氏の生まれた地、肌着メーカー・グンゼの創業の地だそうです。

 この地にここ数年、自治体関係者の視察が相次いでいます。2006年(平成18年)12月、同市が制定した水源の里条例を学ぼうというのです。きょうも上越市議会だけでなく、山口市議会、岡山県高梁市議会が訪れていました。

 同市の水源の里条例は、過疎、高齢化のすすんだ集落の再生、機能維持を目的にした条例としては全国で最初の条例です。①市役所から25キロメートル以上、②高齢化比率60%以上、③世帯数20未満の条件を満たした水源地域の集落を対象に定住対策や都市との交流促進などを盛り込んでいます。

 市役所の水源の里振興課長から、いまなぜ水源の里なのか、これまでの取り組み、条例の主な内容などを説明してもらいましたが、私が今回の視察で知りたかったのは、対象となった5集落のその後の動き、そして、5集落以外の高齢化のすすんでいる集落の対策をどうしているかでした。

 まずは条例施行後の5集落の変化です。振興課長の口からうれしい報告を聞きました。5集落のひとつ、市志(いちし)という集落で40年ぶりに赤ちゃんの泣き声が聞こえることとなったといいます。また、市茅野(いちがや)という集落では子連れの若い夫婦世帯が入ってきて、人口は3年前の12人(2006年4月時点)から18人(2009年4月時点)に増えたとか。当然、高齢化率にも影響を与えます。高齢化率は100%だったのが、何と55.6%に急降下しました。

 きょうの視察ではマイクロバスに乗せてもらい、若夫婦が入ったという市茅野集落へ行ってきました。世帯数は14、谷間にある集落でした。いいなぁと思ったのは川の流れです。水がものすごくきれいで、おそらく小さなハヤでしょう、泳ぎ回っていました。農道から同集落の畑のある場所へ行ってびっくりでした。フキを中心にして、サンショウ、ギンナンなどを栽培し、農業所得を得ようと懸命に働いている人たちがいたからです(フキ栽培の畑のそばで)。市役所の課長の説明ですと、フキだけで1反あたり30万円ほど収入を得ているとのことでした。畑には都会からボランティアで援農にきている若いカップルの姿もありました。一目で良い方向に動いているなと感じた次第です。

 ところで、5集落以外の高齢化のすすんでいる集落対策ですが、やはり、手を打ってありました。同市にある195集落のうち高齢化比率50%以上の集落は45にものぼりますが、関係集落の代表を集め要望を聞いたり、空き家体験ツアーなどの取り組みをしていました。こうした取り組みの中で、これまで19世帯49人の定住者が生まれたといいますから立派です。

2009年11月02日

寒波到来。中村睦男さん逝く

 あー、寒い、寒い。きょうは朝から気温が下降しました。午後2時頃には市役所の壁面をたたきつけるような音がしました。白いものが混じったのです。議員の中にはスノータイヤを履かなきゃとまで言う人もいました。

 私はおかげさまで何とか一日持ちました。議会基本条例の検討の時には少し頭がもやもやしていたものの、自分の考えをのべることができました。きょうの議論では基本条例の中で議員政治倫理条例の制定について触れるかどうかで時間がかかりました。私は制定派です。政治倫理について一般的な事項を盛り込むだけではたいして役に立たないからです。

 午後3時からは妙高市、上越市、糸魚川市の三市議会の交流会でした。『市町村議会の常識』(自治体研究社)の著者である加藤幸雄氏の歯に衣着せぬ物言いに会場は盛り上がりました。ちょうど議会基本条例の検討をしている最中ですので、対面方式での一般質問、首長の反問権、議会の議決責任などについての氏の見解は参考になりました。明後日、会津若松市での自治基本条例についての研修にも役立ちます。

 講演中、吉川区の人から連絡が入りました。吉川区大賀の中村睦男さんが亡くなったという知らせです。中村さんは警察官を退職して、故郷に戻り、地域づくりで大活躍してくださった方です。中村さんについては「春よ来い」の第29回「運動会にヤギを参加させた元刑事」で書いたことがあります。飼っているヤギは乳が出なくなってもずっと飼い続け、家族の一員として付き合うという心根のやさしい人でした。ご冥福をお祈りします。

2009年11月04日

会津若松市で議会基本条例を学ぶ

 昨日とは打って変わって晴れ。きょうは市議会議会基本条例策定検討委員会の日帰り視察です。視察地は会津若松市。高速道路で片道3時間半の道のりを往復しました。自分が運転したわけでもないのに家に戻ったらぐったりでした。

 同市に市役所にマイクロバスが着いてみんなびっくりしたのは庁舎です。1937年(昭和12年)に建設した建物とかで、ミニ国会議事堂といった感じでした。議場も厳粛かつ落ち着いた雰囲気がありました(画像)。「ここに立つと質問も変わるね」と言う議員もいました。私が気に入ったもののひとつは大きな時計です。ゆっくりと振り子が揺れて時を刻む様子、懐かしくなりました。ただ近くの工事の音が議場に遠慮なく入ってくるので、この場で審議するには不自由なこともあるだろうなと思いました。

 さて、本題。同市の議会基本条例は昨年の6月に施行されました。全国でも栗山町、三重県に次いで3番目と聞いています。説明を聞いて、まず感心したのは、議会制度検討委員会設置にあたっては、議員だけでなく、公募市民や学識経験者も入れたことです。どこの議会基本条例でも市民参画を重視していますが、条例づくりの当初の段階から市民に入ってもらうのはとても大事だと思いました。それと議員の間で理解を深めるために条例策定過程の節目、節目で全員協議会を開催してきたというのも重要だと感じました。

 会津若松市の条例で注目してきたことのひとつは議会の「議決責任」です。これは議案等を議決した時の市民への説明義務、議会運営に関する説明義務を内容とするものですが、これを明記しておかないと「議員間の討議による合意形成」が担保されないということでした。ここらへんの切り口は上越市議会でも検討してみる必要があります。
 もうひとつ、市長の反問権、これは議員の質問の趣旨の確認や質問の根拠、背景をたずねる範囲ではありますが、「江戸のかたきは長崎で」ということも心配されているのか現実にはなかなか行使できにくいようです。同市では条例施行後まもなく1年半になりますが、まだ行使されたことがないそうです。
 それから議員間討議。これは議会の委員会で重要案件だと共通認識があり、賛否が分かれるような場合に行ってきたそうですが、試行しながらあるべき姿を求めているのは上越市議会と同じでした。

 きょうの視察研修で勉強になったのは条例そのものについては言うまでもないことですが、条例制定後の会津若松市議会の対応についても参考になりました。逐条解説がないのでこれではまずいのではと思っていたのですが、議会報などを使って「市民との意見交換会」「議員間討議」の実例を示しながら、市民の皆さんから理解を深めていただく工夫はすばらしいものでした。また、条例の「不断の評価と改善」についても体制ができていました。おそらく、会津若松市議会の条例はどんどん進化していくでしょう。これからも注目です。

2009年11月13日

市政クラブが分裂

 本日、午前9時から緊急各派代表者会議が開催されました。緊急開催されたのは会派の異動があったから。来週の月曜日に議会運営委員会があるので、その前に各派代表者会議を開いて報告しておきたいということだったのでしょう。

 冒頭、山岸議長から、「11日現在、これまで8人で構成していた市政クラブ(メンバー)から届け出があり、市政クラブの代表が小林克美議員となり、石平春彦議員と2人で同クラブを構成することになった。同時に、新たに『市政みらい』という会派が結成され、代表に矢野学議員、副代表に山崎一勇議員、幹事長に森田貞一議員が就任した。同会派には、そのほか林辰雄議員、波多野一夫議員が加わっている。市政クラブに加入していたいまひとりの方(吉田なおし議員)は、いまのところどうされるか明確になっていない」と報告がありました。

 これで、これまでの市政クラブは事実上3つのグループに分かれることになりました。今回の分裂は市長選での対応が分かれた時点である程度予想できましたが、3つになるとは思いませんでした。今回の異動によって、上越市議会の党・会派は9つ(無所属は2人)となりました。最大会派は創風クラブの11人、2番目は政新で8人、そして3番目は毘風の6人、4番目が市民クラブと新会派の「市政みらい」(いずれも5人)です。

2009年11月16日

議会基本条例の委員会、病院と忙しい1日

 午前の議会基本条例策定検討委員会では4日に行った会津若松市の視察についての感想を出し合いました。
 同市の議会基本条例についてはどの参加者も心に残るものがあったのではと思っていましたが、各委員が提出した感想文にはそのことを裏付けるように具体的に学んだこと、感動したことなどがたくさん書かれていました。「何のための市民参加、情報公開、議員間討議、政策立案機能の強化か、などなど目からウロコが落ちたような気持ち」「これぞ議会という哲学を持って臨んでおり、構えが違うなという印象を持った」などという記述を見ると、参加した委員が心を揺さぶられたことがよくわかります。
 大事なことは今回の視察を上越市議会の基本条例づくりに生かすことです。市民とともに情報共有をかかりながら条例づくりを進めたこと、検討委員だけでなく策定過程の大事な節目で何回か全議員の意見を聞くこと、そして会津若松市の条例にある「議会の議決責任」「反問権」「政策形成サイクル」などについて議論を深めて上越市ならではのものに仕上げていくことが重要だと思います。
 午後からは検討委員会の中の選抜メンバーが今後の方向をどうするか実務的な議論をしてくれることになっています。今回の視察で策定検討委員会のメンバーの議論がこれまで以上に活発になっていく予感がします。

 きょうは母の通院日でもありました。市役所へ行く途中、病院まで送り、会議が終わったら、再び病院へ行き、母に付き添いました。家に送り届けてからは、今度は私が腹痛でお世話になっている医院や市役所へ行きました。母の方はきょうは眼科です。視野検査をした結果、来年の2月に両眼の白内障の手術をすることが決まりました。医師の話では片方の目はほとんど見えないだろうということでした。

 市政レポート1423号、「春よ来い」の第109回、「つるし柿」を掲載しました。ご笑覧ください。

2009年11月19日

清里区視察、総務委、議会報告会と続きました

 きょうは午前中、清里区へ行き、櫛池地区農業振興会の前会長小山文男さんのお話を伺ってきました。昨年の市長の「現場でトーク」で初めて小山さんの話を聴き、その後、今年2月の「中山間地における集落間連携推進大会」でも素晴らしい挨拶をお聴きし、ぜひ一度会いたいものだと思っていましたが、きょう、ようやく実現しました。

 感心したのは、何でも前向きに物事を考える姿勢です。きょうの、私のような者との話し合いについても、いい機会をもらったとのべ、何かを吸収しようという気持で対応してくださったのです。お忙しいのに、迷惑だというそぶりは全くなし。とても気持ちよく意見交換させてもらいました。小山さんの、会を運営する時の「急がない、無理しない、止まらない」という考え方がどうして生まれたか、故郷への想い、農林業への愛情などたっぷりと語ってもらいました。小山さんは現在72歳で、森林組合の仕事にはいまも出ておられます。上越市内各地で仕事をしたことがあって、吉川区についても泉とか、道之下、国田、石谷、川谷などよくご存じなのにはびっくりでした。時間が作れたら、この次にお会いいする時はいっぱいやりながら話をしたい、そう思いました。

 午後からは総務常任委員会で電子市役所、情報システムについての勉強会をやりました。これまで委員会で何度も先進自治体を視察し、住民サービスの向上をどう実現していくか、庁内の仕事の合理化、効率化をどうすすめていくかなどを学んできましたが、専門的な知識を持っていないと話について行けません。きょうの情報管理課長の説明でだいぶ理解できるようになってきましたが、私はまだまだです。まして、委員会で提言をまとめるということになると、もっとじっくり勉強しないとだめです。

 夜は市議会としての議会報告会でした。年2回、4会場での議会報告会は昨年スタートし2年目です。今晩は直江津のレインボーセンター内での報告会でした。参加者は14人ではありましたが、質問や要望は次々と出されました(画像)

 私のメモからいくつかを紹介すると、「高田の旧第四銀行の建物、耐震診断を急ぐべきだ。教委では、診断結果も出ないうちから活用方法を議論しているがこれはおかしい」「市税がどう使われているか市民にはよく知られていない。納税の義務を知らない人もいる。滞納の原因はもっとつぶさにつかまないといけない。ぜひ検討して」「議会は行政の単なる追認機関とならないようにしてほしい。二元代表制なのだから、予算についても、いま国がやっているような〝事業仕分け〟のようなものを議会でも検討してもいいのではないか」「行革を専門的にチェックする機関が必要だ。そのなかには市民も入れてほしい」、こういった声がありました。

 議会としてはこうした声を聞きっぱなしにしないようにしないといけません。会場では関係委員会の委員長などが答えていましたが、まず、ちゃんと対応する。行政への働きかけが必要なものは結果を報告する。それから、会津若松市議会のように議会改革の取り組みとも関連させて、市議会が把握した市民の声、願いを実現していく仕組みづくりも大事になります。議会報告会、明日は板倉コミュニティプラザです。午後6時半からです。ぜひお出かけください。

2009年11月20日

新市長が挨拶

 きょう、臨時議会が開かれ、村山秀幸新市長が挨拶しました。同市長は少し緊張気味でしたが、力強く挨拶し、拍手で激励されました。

 挨拶の中で同市長は、「市政運営の重責を担うというその使命の大きさに正に身が引き締まる思いだ。市民のみなさん、並びに議員のみなさんのご期待に応えるよう誠心誠意、精一杯頑張ることを誓う。昨今、社会情勢は極めて大きな変化の時を迎えている。まさに激動の時、変革の時だ。先行きの不透明な時代であればこそ、市民の目線に立った信頼していただける温かい市政に取り組んでいきたい。市民の皆さんが、お一人お一人が輝き、このまちがいつまでも住み続けたいまちだと感じるよう、誠心誠意取り組んでいきたい。私たちの上越市は、14市町村が持つ地域資源、歴史と伝統、そのことを考えただけでも、魅力のあふれた大好きなまちだ。私はこのまちをさらに進化させながら、次の世代に誇りと自信と愛着を持って渡していけるよう、皆さんと一緒に取り組んでまいりたい。議員の皆さんには、これからも大所高所に立って温かく、ときには厳しく、ご指導ご鞭撻をお願いしたい」とのべました。

 今回の挨拶は新市長の政治姿勢を明らかにしたものと受け止めました。「市民の目線にたった温かい市政」「一人ひとりが輝き、住み続けたいまちづくり」、これは私も賛成です。今後の市政運営については、これらのモノサシに照らしてどうなのかをチェックしていきたいと思います。なお、注目されている、新市長の市政運営についての所信ですが、12月定例議会において明らかにしたいとのべています。

2009年11月21日

臨時議会報告

 どうも頑張りがききません。昨日、板倉区で行われた議会報告会から家に戻ったのは午後9時過ぎでした。朝3時から市政レポートづくりなどで休みなしの状態でしたので、すぐに横になってしまいました。

 で、昨日の臨時議会報告です。人事院勧告に基づく国家公務員にたいする措置に準じた一般職の職員の給与条例の改正や新型インフルエンザ対策を盛り込んだ一般会計補正予算などが提案され、いずれも全会一致で可決されました。

 注目されている新型インフルエンザですが、国民14人に1人くらいの割合でかかっています。昨日の厚生常任委員会の審議では私たちの議員団の平良木議員が、「11月2日から接種が開始されているが、申し込みに対し医療機関では十分こたえられているのか」「市のホームページを見ると、優先接種対象者に対してはすぐに打ってもらえる印象を持つような記述があるが、もっと踏み込んだ正確な情報が必要ではないか」「全国で優先接種対象者への全額補助措置を取る市町村が増えているが、そのような配慮がなされないのか」など次々と質疑を行いました。

 これらの質疑に対して市当局は、「ほぼすべての病院が受託機関になっているが、ワクチンが届いていないところ、足りないところがあり、先般医療機関からお集まりいただき現状をお聞きする会を設けた。すべての医療機関で速やかに計画どおり打てる状況にないことは承知しているので、今後繰り返し、引き続き、県にワクチンの適正配分について依頼していきたい」「現在、市民の皆さんに提供できるような情報の収集システムと情報の提供システムについて検討しており、できるだけ早い時期に整理していきたいと考えている。ワクチン量に偏りがあって、希望どおりに予約ができない状況については、ホームページを改修し、お知らせしていきたい」と答えています。このうち、HPに関しては早速改善措置がとられています。

 もうひとつ重要な答弁がありました。私たちの議員団が先に申し入れている、助成措置の対象者の拡大についてです。これについては、市長と協議し、検討を行っているとの答弁がありました。おそらく、12月定例議会には検討結果に基づく新たな対応が示されるものと思います。

 給与条例などについてですが、上野幹事長が賛成討論を行いました。私たちの議員団では、6月議会で夏季期末手当・勤勉手当0・2月分の凍結について反対しているので、なぜ、今回、賛成という態度となったかを説明する必要があるということで討論することになりました。

 賛成理由は短く言うと「夏季の期末・勤勉手当の凍結は不十分な民間実勢調査のもとで行われたのに比べ、今回は、既定の実勢調査が行われたうえでの勧告となっていること、さらには直接影響がある当事者である市の職員組合が了承していることなどを考慮し」たということです。ただし討論では、「職員の生活への影響を軽減する手立てや市経済活性化対策においても万全の対策をとること」を合わせて求めました。

 正直言って、給与条例などへの態度をどうするかは議員団でも悩みました。というのは、今回の人事院勧告通り実施した場合、賃金削減の流れを加速し、消費の一層の冷え込みにつながるからです。と同時に、市民の、公務員給与を引き下げるべきだという世論もある。最終的には問題点をキチンと指摘して、賛成しようということになったのですが、私の総務委員会での質疑も、本会議での上野幹事長の討論もどちらかというと反対色が強くにじみ出たものとなりました。なかなか難しいですね。

2009年11月24日

最新情報

 本日、議会運営委員会が開催され、12月議会の日程が決まりました。また、一般会計補正予算等の内容も明らかにされましたのでお知らせします。

 12月議会の会期は12月2日から17日までの16日間。初日は提案理由の説明、総括質疑などが行われます。注目された新市長の所信表明は先日の臨時議会での挨拶程度のものとなりそうです。一般質問は9日から5日間の予定です。9月議会と違って、新市長への質問は多数になるものと思われます。

 一般会計補正予算でどうなるか注目していた新型インフルエンザ対策ですが、子育て家庭の経済的負担の軽減を目的に、補正予算が組まれました。具体的には妊婦、1歳未満の小児の保護者、1歳から小学校6年生までの児童(約2万9200人)を対象に、ワクチン接種1回目1800円、2回目1200円の助成をすることが盛り込まれました。私たち議員団が申し入れていた水準まではいきませんでしたが、これまでより一歩前進です。

 議会会派の再編がさらに進みました。前回のお知らせで2人になったとお知らせした市政クラブと新緑の会が解散し、新たに「市民ネット改革」が誕生しました。代表は吉田なおし議員、副代表は毘風から離脱した水澤弘行議員、幹事長に小林克美議員、そのほか中川幹太議員、石平春彦議員、滝沢一成議員が参加しています。このほか近藤彰治議員が市民クラブから離脱するという情報も入ってきました。同議員が今後、どうするかはまだ情報が入っていません。

 最後に私自身のことについて。午前中、医者の所へ行き、大腸の最終検査結果を聞いてきました。結果は「悪性ではない潰瘍」ということで、当面、薬による治療を続けることになりました。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。今後は体調を考えながら頑張っていきたいと思います。

夕方まで議員控室で仕事

 きょうは医者へ行ってから、その後は夕方まで議員控室で仕事をしました。議会運営委員会が開かれ、12月議会の総括質疑の通告締め切りは27日夕方まで、一般質問は2日夕方までと決まりましたので、議員団会議を開いて提案理由や委員会資料の検討作業に入りました。「これまでの市長さんとは切り口が違う」という市長になって、ひょっとすれば、経済対策あたりで何か新しいものが出るかも知れないと思っていましたが、それは今回ありませんでした。

 議会開会直前ともなると、議員控室にいるだけでもいろんな情報が入ってきます。新会派結成のいきさつ、会社の行き詰まり、あるセブンイレブンの閉店など……。議員団のメンバーはそれぞれ忙しく、全員がそろっての議員団会議はなかなか開かれません。きょうは、午前も午後も3人で議案等の検討をしました。明日も中山間地対策特別員会や各派代表者会議などがあり、4人そろうのは26日となりそうです。

 ところで、上野議員、平良木議員と議会報告のやり方について少し意見交換をしました。私を含めて3人ともパワーポイントを使ってやっているのですが、市民との懇談の時間をたっぷりとるには、短時間で議会活動などの報告をする必要があるという話になりました。私の場合、スライドの枚数をもっと減らして、できれば、スライド一枚につき1分で説明するようにしないといけないなと感じました。今度、1枚ごとに1分用原稿を作成して、15分で終わる報告をやってみようかと思います。

2009年11月25日

中山間地域振興条例素案作り進む

 午前は中山間地対策特別委員会でした。中山間地域振興条例(仮称)の素案づくりということで2つの分科会が用意した案をみんなで検討しました。10月に滋賀県や京都府で視察したことも踏まえて、条例の対象地域をどう規定するかとか、市の責任で事業実施計画を策定するようにするかどうかなど、意見交換をしました。私はこれまで、この条例は「です、ます調」の文体で作成したらどうかと提案してきましたが、次回までに「です、ます調」の文体と「である調」の文体の案文を作成し、比較検討することになりました。

 午後からは各派代表者会議でしたが、上野幹事長に代わってもらい、私は吉川区へ。県教育庁義務教育課のみなさんが吉川高等特別支援学校(仮称)について地元で説明会を開いてくださるというので参加してきました。同校については9月県議会で耐震診断と改修設計費用約3億6000万円が補正されていますが、義務教育課が地元に直接出向いて説明するのは初めてです。

 説明を聞いて、思った以上に高等部進学希望者が増え続けていることが分かりました。定員は1学年2学級20人程度となっていますが、最大で4学級40人となる可能性もあるといいます。同校の設置にあたって利用する建物は、吉川高校時代の普通教室棟、管理棟、第2体育館です。いうまでもなく、グランドも使います。管理棟はほとんど同じ使い方をする計画とか。何となくホッとします。高等部知的障害普通学級のみを有する高等特別支援学校を設置し、自力通学できる生徒を対象に、地域資源を活用しながら就労を目指すという計画は県内でも初めて。就労を目指し、働く意欲を持った生徒を育てる、豊な人間性と地域生活に進んで参加することができる生徒を育てるなどの学校の理念も明らかにされました。今後は定期的に地元住民との意見交換をやりながら、地域資源を生かした学校運営をしていきたいとのこと。これからが大事であることがよく分かりました。

 説明会に参加したのは町内会長、地域協議会委員など20人ほどでしたが、全体として同校の設置を歓迎する立場から、「教室の配置の構想はどうか」「体育館の使い方はどうなるか」「吉川高校時代の記念品を入れる部屋を確保してほしい」「醸造科が使った建物等を活用して職業科の高等特別支援学校としても発展させていく考えはないか」などの質問や要望が出されました。教室の配置はいま設計中で、工事は来年7月にはスタートさせ、雪が降るまでには終わりたいとのことでした。

 

2009年11月26日

『海は生きている』もすごい

 朝から3時過ぎまで市役所でした。午前は議員団会議、総括質疑の内容について集団検討しました。質疑項目は、村山市長の所信表明、新型インフルエンザ対策予算、ガス料金の原料費調整制度の3つです。ガス水道局では来年2月からガス料金の原料費調整制度を導入したいとしていますが、これをどう見るかで賑やかな意見交換となりました。今回の総括質疑には上野幹事長から立ってもらうことにしました。

 午後からは委員会資料の検討を開始、必要な資料集めも始めました。どんなものを集め始めたかは秘密です。総務常任委員会審査で活用することになるでしょう。それにしても、議会モードへの切り替えがなかなかできません。議会近くになると本を読みたくなるくせがなおらず、きょうは、先月出たばかりの、富山和子の『海は生きている』(講談社)を一気に読みました。

 富山さんはこの本を書くにあたって、書いては破り、書いては破りしながら14年半もかけたといいます。先日読んだ『森は生きている』(講談社)もいい本でしたが、この本にも惚れてしまいました。本当に一行一行ていねいに書かれています。本の中に、「海に生きる人たちが、山村の人たちと手を組んで、上流の森林を守ろうと立ちあがった」ことが書かれています。この文章を読んだら、議会で検討している中山間地域振興条例(仮称)前文をもう一度吟味しなければいけないなと思いました。

2009年12月01日

一般質問の検討

 朝から党議員団で一般質問の検討会をやりました。今回は村山市長が当選して初の定例議会です。4年間という任期中に何をどのようにやっていくかの所信表明が事実上先送りされた中で、どういう質問にしていくかみんなで相談しました。

 昨日、議員団で行ったのは市長の「3つの約束と10の決意」の全体を見ながら、質問対象として緊急性、重要性をチェックしランク付けすることでした。二重丸、丸、三角の3つに分け、二重丸のついたものをだれがとりあげるか決めました。

 そしてきょう、各議員に割り振られた質問内容をどうするかで議論しました。おもしろいもので、議論を進める中で新たな質問項目が出てくることがあります。学校給食関係はそのひとつ、調理の民間委託を巡って上野議員が質問することになりました。私はというと、市長の政治姿勢、行政運営の基本を問うものが主体です。具体性をもたせにくい質問項目なので、よく準備をしないといけないと思っています。

 午後の時間帯は各議員で質問準備をすることに。でも、私は昨日からの疲れがとれず、ボォーッとする時間が多くなりました。途中、市役所を抜け出し、関川沿いの橋の撮影に出かけました。暖かい日差しを受けて散歩を楽しむ人が結構いましたね。どういう名前だかわかりませんが、川の流れに乗って群れている鳥たちもいました(画像は直江津橋)

2009年12月02日

新市長のもとで12月定例議会開会

 12月定例議会初日。注目は何と言っても新市長の答弁でした。総括質疑や一般質問では、これまでとちがってガチンコ勝負をやるということが新聞で報道されていたからです。答弁原稿を読むのは一回目の答弁だけ、二回目以降は原稿に頼ることなく、自分の言葉で答えていく。これはとてもいいことだと思います。「温かい市政」「選ばれるまち」についての吉田侃議員の質疑に対する答弁はぎこちなさがあったものの、質疑にまともに答えていこうという姿勢があり、好感が持てました。

 先の臨時議会の挨拶で市長は、「所信表明は12月議会で行う」とのべていました。しかし、のべられたのは前回の挨拶の中身とほぼ同じでした。上野議員がこの点について触れ、具体的な公約をどう実現していくかについて明らかにするよう迫りましたが、「今回は市政運営の最も基本的なことをのべた。具体的な政策については総合計画などとの整合性など十分な検討を行ったうえで明らかにしていく」と答えました。「十分な検討」はいうまでもないことですが、新市長のもとでの市政はすでに動き出しています。前の市長の時もそうでしたが、選挙が終わって4か月にもなる3月定例議会で明らかにしていくというのは遅すぎます。

 定例会初日はいつもたくさんの資料が配布されます。きょう、話題になったことのひとつは、「通学援助費、スクールバス等運行の新基準(案)について」の資料です。ここでは、鉄道、民間バス、スクールバス利用は保護者負担なし、自転車、自家用車などを利用せざるを得ない場合も条件付きで補助あり、の方針案が示されました。方針案は、一部に公平かどうかなど疑問な点が残っているものの、全体としては評価できるものです。議員のなかでは、「すごいね。タクシー利用についてまで載っている」「具体的な所信表明は3月だというけど、決めたのがあるじゃない」など様々な声が出ていました。

 いまひとつ、㈱杜氏の郷の経営状況についての資料も配布されました。明日の文教経済常任委員会で審議されますが、大口需要者の倒産などが響いて昨年度は四桁(1309万)の赤字となりました。赤字の具体的な原因、今後の再建策をめぐって活発な議論になること必至です。

2009年12月03日

中性脂肪が高い

 情けない。また忘れ物です。いつも家に持ち帰る取材ノートを議員控室に忘れてきてしまいました。きょうから常任委員会が始まったのですが、きょうの文教経済常任委員会審議の模様は後日お知らせします。

 きょうは半日人間ドックの日でした。午後から医師会館へ行きました。すでに胃カメラ検査、大腸内視鏡検査をしてもらってありますので、いくつかを省略しての検査となりました。体重は前年同様70キロ台後半を維持?しています。視力はまた落ちました。きょうの検査で一番問題となったのは中性脂肪の高さです。昨晩、宴会があったわけでもないのに、350を超える異常値を示していました。夕食の乱れなどが影響していると指摘されました。

2009年12月04日

新型インフルエンザ予防などで丁々発止の議論

 厚生常任委員会の日でした。委員会審議の模様を傍聴しようと、一般質問の質問取りについては朝9時からやって開会までには終了させるつもりでした。ところが、いったんしゃべりはじめるとなかなかとまらない。市長の公約実現プロセス、市のホームページにおける市長のページの役割などで話が弾んで予定時間を30分もオーバーさせてしまいました。でも、担当課長などとのやりとりで私の頭の中もかなり整理されてきましたから、良しとしなければなりません。もっとも、質問の本番では、その場の雰囲気などもあって、きょうのやりとりで描いた質問展開と同じになるとは限りませんが。

 さて、委員会審議ですが、扶助費や新型インフルエンザ予防接種事業などで活発な議論が行われました。同委員会は石平、平良木、柳沢委員など論客ぞろいです。野澤朗健康福祉部長などとの丁丁発止のやりとりに注目しました。特に新型インフルエンザワクチン予防接種問題、平良木委員は「どうして子育て支援に限ったのか」と切り出し、「そこが一番重症化する危険があるからだ。『限った』ということではなく、子育て支援で対象を広げたと理解してほしい」「とはいっても、基礎疾患をお持ちの人たちの死亡率が一番高いことも事実だ。なぜ、そこの人たちへの支援を上乗せしなかったのか」といった感じで互いに譲らぬ展開となりました。

 同委員会の委員協議会では市民センター病院の医師確保で一定の前進がみられ、通常の病院経営に戻ることができたことが報告されました。また、払わなくてもいい消費税を払ってしまった問題で、市は消費税法の基本通達に基づいて税務当局と交渉を続けていますが、法人税法の例外規定もこの交渉で役に立つことがわかったと報告がありました。

 もうひとつ、厚生常任委員会とは関係ない情報をお知らせします。きょう、村山市長は議長あてに「旧西城スポーツ広場のヒマラヤスギ等伐採について」という報告文書を提出しました。それによると、現在、旧西城スポーツ広場近くで新潟県が施工している電線共同溝設置工事に伴い、同広場及び広場脇の歩道上のヒマラヤスギ2本(この2本)、ヒノキ2本(これです)が、開閉器塔設置に支障となるので伐採したい(伐採個所の位置はここです)と県上越地域振興局から要請があった。市としては慎重な取り扱いを願いたいと申し入れをし、協議を行ってきた。その結果、同工事における開閉器塔の設置場所は動かすことができないことなどから伐採を認めることにしたというのです。知らせを聞いた議員の間では、なぜ、もっと前に知らせてくれなかったのか、等の声でいっぱいでした。

2009年12月07日

建設企業常任委員会が早く終わって…

 きょうは建設企業常任委員会でした。ガス料金を来年2月から7.01%上げる案が示され、審議されました。市は関東経済産業局からの指導を受けて、総括原価の見直しと原料費調整制度を導入することにしたといいます。樋口議員が議会の審議を経ないでガス料金を決めていく仕組みに反発していましたが、当然です。

 同委員会に付託された案件は少なく、お昼を少し回った時間に審議終了。午後からは議員団で団ニュースの作成です。その作業も3時前に終わり解散しました。おかげで4時頃に吉川区に戻り、まったく予定していなかった3件ほどの用事をすませることができました。なんだか、もうけた気分です。

 夕方訪ねた家では美味しいものをいただきました。まずはクワイです(画像)。ちょっぴり苦味のあるこの食べものはお茶と合いますね。それから干し柿。八珍柿が小さくなって甘味十分、よくできていました。ここの家では、一家の大黒柱のお父さんが52年続けた出稼ぎをやめ、この冬から家におられます。ゆっくりされてもいいのにと思うのですが、雪が降らないので毎日のように山に出かけ、山林の手入れをしているそうです。農家の人はよく働きます。

2009年12月08日

旧西城スポーツ広場脇の工事現場を見て

 きょうの総務常任委員会で旧西城スポーツ広場のヒマラヤスギ等伐採問題が審議される可能性があるので、朝、現地を見てきました。

 現地は県が発注した電線共同溝工事がほぼ終わっています。伐採が予定されている2本のヒマラヤスギの幹は太く、見事な木でした。何とか伐採を回避できればいいなと思います。一方、ヒノキの方は思っていたより細い木でした。伐採の理由は木の根を切ると枯木になり、倒れる可能性があるから危険ということでしたが、地中の根がどうなっているかは見ることができませんでした。

 現場写真を撮っていて気になったのはスポーツ広場の塀です(画像)。いまにも倒れそうな状態なのです。応急措置がしてあるものの、こちらの方が危険という気がしました。早く、きちんとした対応をすべきです。

続報・旧西城スポーツ広場のヒマラヤスギ等伐採問題

 総務常任委員会でした。旧西城スポーツ広場のヒマラヤスギ等伐採問題を訊いても資料ひとつ出るでもなくよくわかりませんでした。伐採の話が出てきたのはいつか。電線共同溝工事の工期はいつからいつまでか。工事ではどこをどんなふうにかまうことになるのか。伐採はさけることができないのか。私の疑問は2割くらいしか解けませんでした(画像は工事看板)

 担当の用地管財課長は答弁で、今年の5月に新潟県上越地域振興局から伐採の話があり、11月4日に「伐採したい旨の要請」があったことを明らかにしました。工事内容を示す図面がない中で、なぜ伐採しなければならないかの話は納得のいくものではありませんでした。ただ、きょうの質問で、直ちにヒマラヤスギ等を切るのではなく、まだ時間があることがわかりましたので、次の機会にもっと突っ込んでききたいと思います。

 会議が終わってから、道路課等を訪ねて、この問題の調査をしました。電線共同溝工事の当初の図面は3年前の9月にはできていて、そのなかに、埋設線設備の保守等に必要な開閉器塔の位置も書いてありました。開閉器塔は歩道上ではなく、塀の中側、広場の木のそばに設置されることになっていたのです。驚いたのは、道路課の幹部は4日に市長名で議会に報告された文書(ヒマラヤスギ等の伐採について)があることを知らなかったことです。この調子だと、市の部長クラスもほとんどの人が知らないのかもしれません。夕方、用地管財課長のところへ行き、工事の概要を示す図面があることを確認しました。また、電線共同溝工事では開閉器塔設置の工事は来年5月になる見通しだということもわかりました。課長は、議会にはこれまでの経緯を時系列で整理し、図面を添付して再度報告するとのべていました。これは急いでほしいものです。

 新潟県上越地域振興局の道路課にも電話を入れました。今回の電線共同溝工事についてもっと詳しく知りたいからです。とくに、委員会で私が提起した、電線共同溝の整備等に関する特別措置法に基づく指定などがどうなっているか、工事計画と今後の予定です。残念ながら担当は留守でしたので、これらの解明は明日以降となります。

2009年12月09日

新たな事実が判明

 朝、新潟県上越地域振興局の道路課に問い合わせたところ、旧西城スポーツ広場のヒマラヤスギ等伐採について新たな事実が判明しました。ヒマラヤスギ等の伐採については昨年、地域振興局の担当課が市役所用地管財課と事前打ち合わせをやっていたというのです。昨日の委員会での、「この点での引き継ぎがなかった」という用地管財課長答弁は信じられなくなりました。

 また、現在行われている工事についても説明してもらいました。それによると、いま行っている電線共同溝工事は今年度発注したもので、明日の10日をもって中断し、冬期、観桜会、ゴールデンウィークと休み、ゴールデンウィークが終わった時点で再開するということでした。したがって、昨日の日記で「今年度の工事はこれから始まる」というのは誤りでした。これは、私の聞き間違いでしょう。お詫びして訂正します。

 旧西城スポーツ広場は3月議会で民間売却の話が出て、大問題となった場所です。高田地区住民にとってはシンボル的な場所で、そこにあるイチョウの大木とヒマラヤスギなどは広場と一体です。市民が大切にしたいという場所については、もっと情報をスピーディに、正確に提供していただきたい。そして、市民の声を十分聞いて対応していただきたいものです。

一般質問、様変わり

 きょうから一般質問が始まりました。市長選後の初の定例会なので大勢になると思ったのですが、通告を出したのは21人。このうち、きょうは武藤議員、近藤議員など5人の議員が登壇、市長が公約でかかげた地域自治区への2億円の地域活動費、新水族館建設の検討、厚生産業会館(仮称)の建設などについて市長の見解をただしました。

 村山新市長は一回目の答弁の時だけ答弁原稿を持ち登壇、2回目以降はメモも持たずにすぐに立って登壇して答えていました。これまで、再答弁については、市長と副市長、担当部長との調整がある場合が多く、時間がかかりましたが、きょうはスピーディに進みましたね。市長答弁は、時たま、わかりにくい言い回しがあったものの、全体として自分の言葉で短く行われていてよかったです。

 きょうの質問で一番多く質問が出たのは、「地域自治区に地域活動資金(市税の1%約2億円)と権限を委譲し、地域の自主活動を支援します」という公約についてです。市内には現在、28の地域自治区がありますが、配分については平等割、人口割などでの配分を検討しているということでした。使途については、地域の課題解決、活性化に役立てば柔軟に対応したいとしています。ただ、気になったことがあります。この活動資金の受け皿については地域協議会にし、すべてをここに任せるとの答弁がされた点です。これは地域協議会の性格にもかかわる大きな問題です。これで本当にいいのか、再検討してほしいですね。私は自治区の事務所に受け皿となってもらい、ここで方針を立て、地域協議会で十分審議してもらう仕組みにした方がいいと思います。

 もうひとつ、お知らせです。お昼に市役所の用地管財課長が私の議員控室に来て、ヒマラヤスギ等伐採の件で「事務引き継ぎはなかったというのは誤りだった。たしかに県上越地域振興局との事前打ち合わせが昨年行われていた。申し訳ない」と陳謝しました。課長は、事実関係を整理したうえで何らかの形で議会側に再度説明したいとのべていました。


2009年12月10日

メモをとらない議員ではダメだ

 市議会を傍聴していたある市民に言われました。「最近の議員はメモをとらない人が何人もいるね。メモをとらないようではまともに人の話を聞けない。質問もできない」と。ギクッとしました。私もあまり、と言った方がいいか、丁寧にメモをとる方ではないからです。自分の質問と同じテーマの質問、市政の重要課題と思っていて、かつ、市民の皆さんにお知らせした方がいいという質問はメモをとります。それ以外はほんのひとこと、二言くらいしかメモをとらないからです。

 きょうは一般質問2日目でした。波多野議員は直江津出身の議員として新・水族館の建設見込み、直江津屋台会館や旧直江津銀行の今後の利活用について市長に見解を求めました。現水族館は改修を重ねてもあと10年しか持たないことを明らかさせた上で建設を迫る質問の組み立てはよく考えてありました。南魚沼市の天地人博会場の来年以降の利活用計画が動き出している事実を調べておき、同じく天地人博会場となった直江津屋台会館の活用計画を早期にたてよと主張する。これもよかったと思います。

 行政刷新会議の事業仕分けとその影響について質問したのは滝沢いっせい議員です。多くの市民が関心を持っている問題ですが、今回の一般質問で、これをとり上げたのは滝沢議員だけでした。事業仕分けは大項目で217、小項目で420件にも上りましたが、上越市に影響が出るもの、あるいは出る可能性があるものは、国勢調査の実施、基地周辺対策事業、高齢者職業相談室など22件であることが初めて明らかにされました。

 きょうの質問者は6人でした。みんな個性豊かな質問をする人ばかりです。ベテランの佐藤敏議員は、上越市にゆかりのある梁塵秘抄巻2を活用して文化都市上越を全国に発信せよと提案しました。同議員は舞踊家で、落語など文化芸術分野に詳しいことで有名です。きょうも演壇で鼓をポンポンポンとやるしぐさなどを披露し、こちらは能の世界にいるのではと錯覚するくらいでした。全国広しといえども、本会議場壇上を「芸の場」にしてしまう議員はこの人以外にはいないでしょう。

 市長答弁は1回目も簡潔で、再質問に対する答弁もあっさりしていてどんどん進みます。明日も6人が登壇予定です。このままいくと、私の出番は来週月曜日のトップ、午前10時からとなる可能性が高くなってきました。

2009年12月11日

歯に衣着せぬ言い方で、ユーモアもまじえて

 昨晩は3時間ほどしか眠れませんでした。市政レポートの作成がほとんど手つかずで、しかも表だけでなく裏面も書こうとよくばったからです。ときどき、うとうとしながらも朝の6時過ぎには原稿が出来上がりました。それから、「しんぶん赤旗」日曜版の仕分けと議員団ニュース、市政レポートの印刷と進めました。最新印刷機は私の思うように動いてくれ、いつもの時間には市役所に向かうことができました。

 きょうは一般質問3日目。昨日同様、きょうも6人が登壇しました。それぞれ持ち味のある質問でしたが、最後に登壇した水澤弘行議員の質問が強く印象に残りました。同議員は、「私は親戚とは言え、市長選挙ではあなた以外の人を応援しました。失礼なことも言うかもしれないがご容赦いただきたい」と前置きしたうえで、市長が経済界から強い支持を受けたことによる市政運営への影響、有力企業の土地に廃棄物最終処分場を建設しようとしていることについてただしました。質問は再質問を含め、すべて原稿を読んでいます。しかし、歯に衣着せぬ言い方で、ユーモアもまじえての追及です。水澤節にひき込まれてしまいました。

 一般質問が終わったのは4時前でした。その後、総務部長、都市整備部長、財務部長、用地管財課長などが旧西城スポーツ広場のヒマラヤスギ等伐採問題で私に説明したいというので会いました。私が総務常任委員会で言った通り、電線共同溝工事の指定前の段階から県と市は接触があり、市は伐採を避けるために努力してきた経過がわかりました。図面も全体の工事がわかるようなものが用意され、開閉器塔工事の断面図も示してもらいました。あとは全委員が一連の経過をわかるように手配してほしいと思います。

 私の一般質問の時間が確定しました。14日、月曜日の午前10時からです。なるべく早く「しんぶん赤旗」日曜版の配達を終わらせて、そろそろ質問の準備にかからないと。東京の出版社からは25日までに『集落再生』の原稿の提出をと催促もありました。たいへんだぁー。

2009年12月14日

質問者全員が日本共産党議員団

 一般質問最終日でした。質問者は4人で、すべて日本共産党議員団のメンバーというめずらしい日になりました。一日全部の質問者が日本共産党議員というのは、おそらく、上越市議会の歴史の中でも初めてでしょう。打ち合わせでは、私が替わったばかりの市長の姿勢や選挙公約の基本的なことを問い、それを土台にして、他の3人が具体的な問題で質問を展開していくという連携プレーをしようということになっていました。

 全体としては4人の持ち味が出すことができ、議場は終始緊張感に包まれました。連携プレーも全面展開とはいきませんでしたが、できました。私は、「十分な検討」「上位計画との整合性」などを理由に市長の所信表明が3月定例会まで先延ばしされたことをとりあげ、政策実行の優先順位などは市長の公約、「3つの約束と10の決意」を発表する段階で決まっていたはずだと追及しました(画像)。これにたいする市長答弁を質問に生かして、子ども医療費の無料化や75歳以上の高齢者の医療費負担の軽減問題で頑張ったのは樋口議員です。論戦もかみ合い、いい質問となりました。

 きょうは私を知っている人が5人ほど傍聴にきてくれました。やはり、傍聴者がいると元気が出ますね。お昼休みに感想をきいてみたら、再質問に市長がメモも持たずに答弁している点を評価する声とともに、「答弁に味がない。もっと心を込めて語ってほしい」という声もありました。私の質問についての感想は、「わかりやすくてよかった。でも(行政は)なかなか動かないね」。いや、きびしい。行政をグイッーと動かすような質問か…。もっと勉強してがんばらないとね。

 最後にひとつお知らせです。私が毎日訪問している参議院長野選挙区候補の中野さなえさんの、きょうのブログに私が描いたカットを掲載していただきました。さなえさん、ありがとうございます。なお、カットは10数年前に描いたものです。

2009年12月15日

討論、議員団ニュースを集団検討

 休会日でした。ここ1ヶ月間飲み続けてきた薬がなくなりかけているのでまずかかりつけの医院へ。半日くらい覚悟していたのですが、たいした時間がかからず助かりました。大腸の潰瘍と胆のうの治療を続けているので、酒は家ではまったく飲んでいません。それだけで体重は減ってもいいのだけれど、昨日の議場での写真を見たら、まだ全然だめ。美味しいりんごの食いすぎかなぁ。

 党議員団のメンバーは私のいない間に議員団ニュースの検討や討論原稿の準備をしていてくれました。議員団ニュースは昨日の4人の一般質問を平良木議員がコンパクトにまとめてくれました。同議員は人の話を聴いてメモを取るのが得意です。10行くらいの話を1行にまとめるよう努力しているとか。討論原稿は何回も直して練りました。

 午後からは市政レポートの準備を始めました。昨日の一般質問をインターネットで見て、質問と答えをメモを取りながら丹念に追うようにしました。正確な記事を書くためですが、これを何回か繰り返すと論戦をやるために大いに役立ちます。というのは、答弁者のクセを見抜くことができるからです。明日はきょうのメモを基に原稿書きに移ります。

2009年12月17日

採択までもう一歩

 いやー、おしかった。きょうの議会で採決された「後期高齢者医療制度のすみやかな廃止を求める請願」のことです。賛成17人。私たち議員団(4人)のほか、市民ネット改革(6人)、毘風(5人)、そして無所属議員の2人が賛成してくれたのです。全議員の数が48人ですから、もうちょっとでした。

 今回の請願は新潟県社会保障推進協議会が提出した請願です。後期高齢者医療制度をすみやかなに廃止すること、高齢者・国民が安心して医療を受ける新しい医療制度をつくることを求めた内容ですが、これまでの議会なら、私たちのほか数人どまりだったでしょう。自民党の衆院候補を推した人たちも賛成してくれたのは初めてです。

 日本共産党第25回大会決議案には、「自公政権退場という新しい政治情勢のもとで、地方政治でも激変が起こりつつある。旧来の自民党支配の重しがとれ、地方議会で住民の利益にたった意見書・決議が次々と採択されている」と書いてありますが、「ここ上越でも変わりつつある」の実感です。

副市長人事で質疑も…12月議会終わる

 2日から始まった12月議会が先ほど終わりました。採決で私たち日本共産党議員団は、上越市ガス供給条例及び、上越市液化石油ガス供給条例の一部改正についての議案と今年度上越市ガス事業会計補正予算(第4号)についてだけ反対し、残りの案件はすべて賛成しました。

 理由はガス料金決めるしくみの中に原料費調整制度を導入する中身となっているからです。同制度は、原料価格の変動をそのまま市民のガス料金に反映させる仕組みで、経済変動に対応して料金にいち早く反映できるとガス水道局は説明していますが、議会の議決なしにガス料金を設定できるようになっています。議会がチェックできない仕組みなんて、とんでもないことです。

 きょうの議会では副市長人事の同意案件も審議されました。この案件ではめずらしく質疑が行われました。登壇したのは滝沢いっせい議員。同議員は、「心に一点の曇りもなく迎えるためにききたい」と前置きしたうえで、「今回の人事は割愛人事。一応(県職を)退職するけれどもまた県に戻れることになっているが、退路を断ってくるべき。どう考えているか」「各自治体の独立性が問われているなかで、いつか県と対立することがあるかもしれない。その時も市のことを考えて行動してくれるのか」などと質疑しました。
 答弁に立った村山市長は、「彼の人物、人となりを十分承知している。県職を退職してこようと、しないでこようと、このことで彼の上越市への思いは変わらないと信じている」「彼は私の持ち合わせていない部分をカバーしてくれる。国や県との関係を整理しながら、市のためにやってくれると信じているし、発言もしてくれる。いささかも不安はもっていない」と答えました。
 採決の結果、全会一致で同意しました。

 議会終了後、村山市長と新たに副市長として就任することになった稲荷善之(いなり・よしゆき)さんが各議員控室を訪ね、挨拶しました。市長は部屋に入るなり、「鍛えていただきました」と挨拶。ホッとしたのでしょう、先日の一般質問の時のような緊張した表情は消え、笑顔いっぱいでした。稲荷さんは48歳。年齢よりも落ち着いていて、気さくな人柄だと感じました。

2009年12月18日

思い込みで記事を書いてはいけない

 今朝の新聞を見て驚きました。ある新聞社の記事に村山市長の議会答弁についての私の感想が掲載してあり、その中で、「(市長の)発言からは気持ちが伝わる」と書いてあったからです。

 村山市長の答弁についてはこのブログでも紹介したように議会傍聴者などからいろいろな声が寄せられています。「メモもなしに簡潔に答弁していていい」「質問を受けてから答えるまでにスピード感がある」などの評価の声の一方で、「味もそっけもない答弁が多い」「もっと心が伝わるようにしたらどうか」などの声があるのです。

 私は取材に来た記者にこうした声があることを紹介したうえで、「村山さんの文章をたくさん読んでいるが、心のこもったいい文章だ。ところが、議会答弁ではこういういいところが発揮されていない。心が伝わってこない」とのべたのです。それが記事ではまったく逆の評価になっていたのです。

 おそらく、取材しにきた記者は自分なりの評価と記事の骨組みをすでに考えていて、「村山答弁は及第点」に沿った言葉を取材の中で拾おうとしたのでしょう。新聞記事の書き方については私は素人ですが、こういう姿勢での取材はいけないと思うのです。

2009年12月24日

分かりやすい言葉、表現を用いる

 議会基本条例策定検討委員会が午後から開かれました。きょうで14回目になります。今回から、いよいよ条例の素案作成に向けた検討に入りました。正副委員長などが作成した各条項の例文をもとにメンバーで意見を出し合い、まとめていく作業です。

 事前に配布されていた例文を一通り読んだ時、一番気に入ったところは、議会運営について、「議会は、議員間における討議を通じて合意形成を図るとともに、公平、公正かつ効率的な議会運営を行わなければならない」とともに、「議会は、市民にとって分かりやすい言葉、表現を用いた議会運営に努める」というのが入ったことです。これは市民の目線で見た時、とても重要なことだと思います。このことがちゃんと行われるようになれば、市民にとって議会はこれまでよりもぐんと身近になるはずです。

 さて、「分かりやすい言葉、表現を用いた議会運営」を目指すなら、この基本条例そのものも、「分かりやすい言葉、表現を用いた」条文で作られなければなりません。その視点で、事前に配布された例文を見ると、「多様な媒体」などふだんほとんど使わない難しい言葉がいくつかありました。また、こういうものもありました。「議会は、この条例施行後、常に市民の意見、社会情勢の変化等を勘案、必要があると認めるときは、この条例の規定について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする」。「勘案」とか「所要の措置を講ずる」という言葉も難しいが、何よりも、長文で、読むだけで疲れてしまうのです。さらに、自治基本条例との整合性を持たせるということから、自治基本条例の文言をつけたして難しくしてしまったものもありました。

 きょうの検討委員会では、こうしたことを頭に置きながら発言しました。私以外の各委員からも分かりやすさを意識した発言がいくつもありました。全体としてとても活発な会議となりましたね。

 このところ、睡眠不足が続いています。きょうの会議でも前の委員会で私が主張していたことと正反対のことを言うへまをやりました。そうそう、このブログでは、昨日の「弁当」のところで、最後の数行を張り付けないで発信してしまいました。弁当を食べて、どうだったかという肝心なところがすっぽりと抜けていたのです。気をつけなければ…。

2010年01月12日

党大会前日

 午前は議員団会議と議会基本条例策定検討委員会でした。検討委員会では議員の活動原則、政策検討会議などをめぐってきょうも活発な意見交換を行いました。同委員会は明日も開催され、21日の月例議員懇談会には議会基本条例素案を全議員に説明する予定です。

 午後からは随想集の編集作業を行いました。数年分の随想を読んでみると、だぶる話があったり、手直ししたくなるものがいくつもあります。なかなか前に進みません。今週はもう1日、この作業を行う予定です。

 上野議員が明日から開催される党大会に参加します。今週は、生活相談、各種団体の旗開きへの参加などたくさんありますが、残った3人で頑張ります。

2010年01月13日

すごい吹雪です

 予報通り、きょうは荒れました。市役所からの帰り道、吹雪で前が見えなくなり、車のライトをつけてのろのろ運転せざるをえませんでした(画像。こういう日は防雪柵が役立ちます)。この冬で一番荒れたのではないでしょうか。家に戻ってからは除雪機を使って除雪作業をやりました。電車も高速も乱れているようです。妻からの連絡を待って迎えに行こうと思っています。

 きょうは市役所で昨日に続いて議会基本条例策定検討委員会でした。たたき台に基づく協議がきょうで一区切りし、20日には策定委員会としての素案がまとまる見通しとなりました。きょうの協議では市民の声を市政に反映させるシステムとして政策検討会議を新設する問題と条例の前文の文言について議論が集中しました。議会基本条例については素案がまとまり次第全文をホームページに掲載しますので、ご意見をお願いします。

 朝、高崎市の従姉から連れ合いのJさんが亡くなったとの連絡が入りました。Jさんとは私の中学時代からしか記憶が残っていませんが、日産セドリックに乗ってわが家に泊まりに来てくださり、貴重な写真を撮ってもらいました。私の当時の写真のほとんどはJさんの撮影です。明日、高崎に向かいます。

2010年01月22日

上越地域の医療の現状と課題を学ぶ

 疲れがたまっているのでしょう、ひと眠りをしたら日付が変わっていました。昨日の午前は獣医さんのお連れ合いの葬儀でした。出棺の時、親族を代表して挨拶されたHさんが、「本人ならば、雨の中ごめんなさいね、ありがとね、と言うことと思います」とのべられました。亡くなったおばあちゃんにそっくりの言い回しを聞いて、いつも笑顔を絶やさずやさしかった故人の姿が浮かびました。

 午後からは月例議員懇談会、議員勉強会、議会基本条例策定検討委員会がまとめた条例のたたき台の説明が行われました。

 今回の議員勉強会の講師は上越医師会会長の服部さん。医療の危機的な状況、地域医療の現状と課題などについて、時おりユーモアを交え話をしていただきました。
 「妙高市、上越市を含む上越地域は救急たらい回しがないところとして有名だが、課題もある。上越地域センター病院などのリハビリ機能が弱くなると、県立中央病院などの高次医療を担う病院にも悪影響を与えていく決定的な問題は医師不足だ。医師養成抑制政策、新医師臨床研修制度導入が根本の原因だ」などという言葉が印象に残りました。
 上越地域内の高次医療を担う病院は県立中央病院など3つ、二次医療は独立行政法人さいがた病院など7つの病院が、精神医療は高田西城病院など3つの病院が担っています。今回の話を聞いて、妙高市との連携の中で地域医療を守っていかなければならないと感じました。

 議会基本条例策定検討委員会がまとめた条例のたたき台の説明会。内山委員長がパワーポイントを駆使して熱の入った説明を行いました。説明後、樋口、滝沢いっせい両議員が策定検討委員だけでなく、全議員による自由な討議の場をつくってほしいと発言していました。議会としての素案をまとめていく過程で全議員が参加して討論し十分理解を深める、全員が賛成できる内容にしていく。このことが重要となっています。たたき台の全文は数日中に私のホームページでも公開します。

2010年01月24日

上越市議会基本条例のたたき台掲載

 昨日の「見てある記」に書いた上越市議会基本条例策定検討委員会がまとめた条例のたたき台をホームページに掲載しました。今後、このたたき台について議会各派の意見を聞いたうえで議会基本条例案をまとめることになっています。ご意見をお寄せ下さい。

2010年02月10日

「土砂災害危険区域図」

 きょうは中山間地対策特別委員会の勉強会がありました。中山間地域対策、中山間地域振興条例(仮称)について同委員会で検討してきたことについて企画地域振興部長、自治・地域振興課長などとフランクに意見交換しました。このなかで市側は、新年度予算の中で中山間地域に住む人たちが安心して住めるような施策を盛り込む予定であることを明らかにしました。具体的な内容は22日に明らかにされるものと思います。市議会が市に求めていた中山間地域振興対策の総合窓口の設置についても新年度に何らかの動きが出そうです。

 勉強会は午前で終了。午後からは、いったん家に戻り、にいがた自治体研究所に上越市内の地域協議会の最近の動きについて報告しました。昨日のにいがた自治体研究所の会議で、上越市の地域協議会の頑張りが大きな話題となったことから、一定の情報収集をして伝えたのです。ちょうどタイミング良く、杉本前市議から高田区地域協議会の最近の会議のもようがメールで届いていました。メールには新聞で報道された高田の三重櫓について、冬場の閉鎖に反対であるとした答申の全文と私が総務常任委員会でとりあげた旧西城スポーツ広場にあるヒマラヤスギ等伐採問題についての意見書が添付されていました。

 このうち、ヒマラヤスギ等の伐採に関する意見書には、「上越市は『上越市景観条例』、『上越市民みどりの憲章』を定めており、これらを遵守する観点からも、景観やみどりを守るべき立場である市の所有地において安易に樹木が伐採されることは避けなければならないと考えます」「3月末のヒマラヤスギ等の伐採までの間に、新潟県等との協議、工事方法の再検討等を行い、旧西城スポーツ広場のヒマラヤスギ等を残せるよう引き続き取り組むべき」と書かれていました。地元住民の声を代弁する公的な審議機関でこうした意見書が提出されたことは伐採問題に今後、大きな影響を与えるものと思います。

 きょうは午後3時過ぎから、吉川区、浦川原区、牧区を車で走り、雪崩危険個所のチェックをしてきました。

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今回は単独行動です。きょう、私が走った路線は、一昨日に議員団で視察した県道高田横畑線に比べれば危険度は低いところでした。雪崩防止柵がよく整備されていて、安心感がありましたね。途中、吉川区と牧区で総合事務所をたずねましたが、吉川区では9年前(2001年)に作成された「土砂災害危険区域図」を一部分けてもらいました。

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これには土石流など土砂災害危険個所とその対策が中心に書かれていますが、雪崩危険個所についても記載されていて、じつによくできています。私が生まれ育った蛍場も雪崩危険個所に入っているのには驚きました。

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この「土砂災害危険区域図」はどうも新潟県新井砂防事務所管内の市町村全域で作成されたらしいのです。上越市内のものは全部入手したい。

2010年02月15日

市長等の「反問」めぐり活発な議論

 飲み疲れて昨晩は日記の書き込みをせずに眠ってしましました。昨日は新潟市でにいがた自治体研究所の総会と講演会がありました。okadakouenn100214.JPG長崎明理事長が顧問となり、新理事長に石崎誠也新潟大学教授が就任しました。講演会では民主党政権下での地方自治をめぐって話が展開され、とても参考になりました。終わってから岡田知弘京都大学教授を囲んでの懇親会に参加。地域自治組織などについての発言をしっかりと聴きながら、魚料理を楽しみました。okoze100214.JPG写真はオコゼ、初めて食べました。高校時代に「オコゼ」というあだ名をつけた先生の顔とそっくりなのですぐには手をつけられませんでした。じつに美味しい魚です。

 きょうは朝一番に清里区の櫛池農業振興会事務所を訪ねました。『集落再生と日本の未来』の原稿を書くにあたって取材などでたいへんお世話になった同会の幹部の皆さんに本を届けるためです。まだ開館前だったので、羽深明治会長に電話でお礼をのべ、本を郵便箱に入れて市役所へ向かいました。

 きょうは朝から会議続きでした。まず、党議員団会議。17日の臨時議会対策、議員団ニュースの検討が中心です。地域活性化・きめ細やかな臨時交付金を活用した各種修繕などの予算の付け方などをめぐって調査や議論をしました。団ニュースの編集作業では2日に行われた高田区地域協議会での答申とヒマラヤスギ意見書の意義について意見交換しました。

 午後からは議会基本条例策定検討委員会でした。たたき台についての各派の意見、修正案を採用するかどうかの検討をしました。きょうの会議で一番議論になったのは市長等の「反問」の範囲をめぐってでした。議員の政策提言を含む質問に対して、議長や委員長の許可のもとに質問の趣旨を確認するだけでなく、議論を深めていくものも認めていくことを確認しました。議員が提案する条例、修正案などについても「反問」できるという意見がありましたが、これは「反問」の範囲を超えた発言であり、今回は盛り込まないという整理をしました。

2010年02月17日

計画そのものを示さないで審議

 きょうは臨時議会でした。中心議案は約20億円を追加する一般会計補正予算です。地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用した緊急経済対策として道路、橋梁の整備、補修、市民生活に直結した公共施設等の整備(更新・修繕)などが盛り込まれました。これまでの市の経済対策に「さらに厚みを持たせ、切れ目なく対応していく」(市長の提案理由)ということなので、仕事がなくて苦しむ市内の中小企業のことを考えて賛成しました。

 上越市は定例会であろうが臨時会であろうが、議会に提出する資料は丁寧、親切なことで有名です。ところが、きょうの臨時会ではおやっと思うことがいくつもありました。そのひとつは、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用した事業の実施計画そのものを議会に提示しなかったことです。総務常任委員会では、私や内山議員がこのことを問題にしました。財務の担当者の説明では、実施計画は「平成22年度に計上する予定であったものや平成23年度以降に予定していた事業の中から比較的小規模な事業を中心に選定し、できるだけ多くの企業・事業所や市民にその効果が及ぶ経済対策となるように策定した」といいます。しかし、今回の対策でどれくらいの事業者に効果が及ぶのかを示すことができませんでした。また、平成22年度予定していたものと平成23年度以降に予定していたものについては、それぞれの総額は示したものの、個別事業の分類は示せないとしました。

 もうひとつ、高田城三重櫓の外壁の計画的な改修をするとして、今回、183万円が計上されました。塗装劣化が進行している外壁南面の塗装経費です。計画的な改修と説明されたので、どういう計画かなと思って委員会資料を見たものの、これは記載されていませんでした。質問して答弁でかえってきたのは、平成25年度まで年次計画で4面の外壁をひとつずつ塗装し、総額は720万円になるというものでした。これだって、初めから示すべきものです。

 委員会審議が終わって、本会議が再開され、委員長報告が行われました。この段階で隣席の樋口議員が私にひとつの資料を見せてくれました。厚生常任委員会で出された資料です。びっくりしましたね。総務常任委員会では内山議員の要求に応じなかった「平成22年度に計上する予定であったものから選定したもの、平成23年度以降に予定していた事業の中から選定したものの一覧表」がちゃんと出ていたからです。こんなことは二度とあってはなりません。出せるものはすぐ出さなきゃダメです。

2010年02月19日

本当に間に合うか

 昨日、書かなかったことをふたつほど書いておきます。ひとつは、総務常任委員会の審査の中で私が質問した、公文書等保存活用事業についてです。今回の予算は地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して公文書及び古文書などの保存箇所のひとつである旧竹直小学校(吉川区)の2階の教室に除湿機と整理棚を入れる(予算額は702万円)というものです。

 旧竹直小学校にこうした予算をつけることには賛成ですが、委員会では、公文書、古文書などの保管場所の保存環境を問題にしました。総務課とのやりとりのなかで、市内には公文書、古文書などの保管場所は25か所あり、そのうち、保管施設全体または一部で除湿機能があるのは7か所であることが判明しました。そして、古文書などの資料で除湿などの保存環境が整っているところへ移転すべきものは移転していく、という方針が明らかになりました。紙の文書はいうまでもなく湿気と虫に弱いのが特徴です。問題はこの7か所だけで本当に間に合うかどうかです。この点、もっと詰めておけばよかった。今度、いくつかの保管場所を見て、しっかりと点検していこうと思います。

 もうひとつ、政務調査費についてです。昨日の臨時会の前に各派代表者会議が開かれ、政務調査費についてどうするかの議論が行われました。これは前から議論が重ねられてきたものですが、①無所属議員については個人分30万円(年額)のみとする、②複数議員が所属する会派であろうが、ひとりだけの無所属議員であろうが差はつけず、現行の会派分、個人分合計60万円とする、③無所属議員の会派分は複数議員がいる会派よりも減額する、の3案のうち、②の案に賛成したのは市民ネット改革と日本共産党議員団のみで、①案が多数を占めたのです。山岸議長は、①案が多数なのでこれでいきたいとのべましたが、「ここで分かりましたというわけにはいかない。きょうの審議状況を議員団にまず報告させてもらいたい」と主張しました。今回は、一応、会派への持ち帰りとなりましたが、私どもは、無所属議員と二人以上会派所属議員との間で差をつけることには絶対反対です。

 きょうは月例議員懇談会、議員勉強会、議会基本条例についての全議員の検討会と続きました。新政権の戸別所得補償政策について北陸農政局の方から説明していただきましたが、なかなかむずかしい。農民連の主張なども読んで、しっかり勉強せねば……。

2010年02月23日

文教経済常任委員会が㈱杜氏の郷を視察

 午前中は党議員団会議。議員団ニュースの編集と総括質疑の準備をしました。まずは議員団ニュースの編集作業です。17日に行われた臨時議会での議員団のメンバーの発言をコンパクトにまとめ、3月2日からの3月議会の日程を掲載しました。4人の力というのはいいものです。原稿の手直し、レイアウトの変更、そして見出しの再検討などそれぞれの意見が反映されて出来上がりました。ちなみに、「経済対策で20億円の追加補正」という大見出しの原案は、樋口議員の提案で「臨時議会でもがんばりました 日本共産党議員団」に直しました。その後、約2時間かけて、提出議案の検討を行いました。

 午後からは吉川区に戻りました。平日の午後、吉川区に戻るのは久しぶりです。文教経済常任委員会が管内視察で㈱杜氏の郷に来るというので、午後2時頃から合流しました。写真は、直売店で山本支配人からの説明を聞いているところです。
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 「よしかわ杜氏」「天恵楽」「有りがたし」などの銘柄の紹介、あおい輝彦、糸井重里による応援等の話、メンバーは真剣に耳を傾けていました。説明後、お酒や金平糖がたくさん売れました。
 きょうの視察では、小池杜氏から造りの現場の案内がありました。絞りの機械、もろみタンクなど、初めて見る人がほとんどだったようです。私はひと冬だけ、酒造りに出た経験がありますが、機械化が進んでいますね。現場にはマスコミ関係者も入りました。
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 現場視察が終わってからは、吉川区総合事務所の大会議室で意見交換会でした。これには総合事務所の八木所長のほか、武藤産業建設グループ長、阿部観光振興課長も参加しました。
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 八木所長は月次貸借対照表などをもとに㈱杜氏の郷の経営状況について説明、「今期は絶対赤字は許されない。好調を維持し、伸ばしていこうと役職員ががんばっている」とのべました。その後、視察メンバーからは、「良い店なのに外からよく見えない。もっと入りやすいように工夫した方がいい」「旅行エージェントと連携して、鵜の浜、妙高等とリンクできないものか」「観桜会に来た人たちに押しずし、尾神ソバとセットにして買ってもらうようにできたらいい」「銘柄が少し多すぎないか。酒は売るための一本柱があって、それにプラスする形がいいのでは…」などの声が出されました。

 

2010年02月26日

グッドタイミング

 午前は市政レポートの作成と総括質疑の質問取り、午後から中山間地対策特別委員会、財政勉強会、夜は吉川区地域協議会と続きました。これだけ続くと、疲れますね。

 総括質疑で登壇する議員は私を含めて9人になりました。通告書の内容を見たところ、行政組織条例や話題の地域活動支援事業などでだぶりがかなりあります。私は8番目ですから、だぶりの質疑項目については視点を替えたり、前に質疑した人の論戦を深めるなどの工夫をしないと、「早くやめろ」ということになりかねません。私の頭が即座に反応できるかどうか、それが問題です。

 いったん通告を出すと、おもしろいことに、その後の会議や勉強会などでは通告した事柄と関連付けて聞いたり、見たりすることが多くなります。きょうの財政勉強会、講師が過去5年間の市一般会計の歳入、歳出の動きを分析しながら、新年度予算について説明してくれました。総括質疑で新年度予算と財政フレームについて訊くことにしていましたので、まさにグッドタイミングです。これで私の質疑もイメージがふくらみました。

 今晩の吉川区地域協議会でもっとも賑やかだったのは地域活動支援事業についての議論でした。総合事務所から同事業の説明をうけた委員からは、「イメージしていたものと違った。この資金を使うにはこんなにもむずかしいのか」「何かモデルでもつくらないとわからない」「新聞報道ではパーッと輝いて見えたが、詳しい説明を聞いたらキューッと縮まった」などの声が続出しました。この事業のねらいとする「住民の自主的・主体的な地域活動を推進する」こと自体はいいことですので、使い勝手のいい事業にしたいものです。この問題も通告していますので、質問を深める上でとても参考になりました。これもグッドタイミング。

 きょうは雨。太陽さんの顔は見ることができませんでした。楽しみにしていたマンサクの開花は明日以降に持ち越しです。明日は晴れてほしいなぁ。

2010年03月02日

3月議会がはじまりました

 きょうから3月議会がはじまりました。午前は市長の提案理由の説明がありました。前段は所信表明です。市長が考える目指すまちの姿は「すこやかなまち」。そして、「すこやかな暮らしの基本は、すべての市民がまちの中に心地良い居場所を持ち、自らの存在意義やライフワークを見いだし、生きがいと尊厳、地域への愛着や誇りを持ちながら、いきいきした生活を営むこと」だと言います。「市民一人一人が、地域づくりのプレーヤー、主人公」など所信表明では抽象的ながら、「その通り」と言いたくなることがいくつも語られました。問題は、個別の課題、取り組みでそうなっているかどうかです。これらは、これからの本会議や委員会審議で大いに活用させてもらおうと思います。

 午後からは総括質疑です。杉田議員、柳沢議員等4人が登壇しました。行政組織の改編、地域活動支援事業などは私の質疑項目とだぶります。メモを取りながらやりとりを聞きました。2億円の地域活動資金については、先日も地域協議会会長を集めて説明会をやり、その後、各地の地域協議会で議論が始まっています。そのなかで、資金の活用の仕組みをめぐって期待とともに戸惑いも起きています。その点は、市長のところにも届いているのでしょう。きょうの答弁では、「いま多くの意見が出てきている。このことを一回謙虚に受け止めて、新年度早々に地域協議会で議論してもらう」という発言がありました。良い新規事業なので評価はしますが、ぜひ、市民をど真ん中にした議論をしてほしいものです。

明日も総括質疑が続きます。明日登壇するのは5人、私は明日の4番手です。おそらく午後1時から3時までの間に登壇することになるものと思います。インターネット中継もあります。ぜひご覧ください。

2010年03月03日

総括質疑終わる

 総括質疑が終わりました。9月議会の時と同じく、「時間が足りなかった」というのがいまの気持ちです。今回は専決処分、新年度一般会計予算、行政組織条例全部改正の案件で質疑を展開しました。質疑の模様は市議会ホームページの過去の議会中継でご覧いただけます。

 総合計画で示された財政フレームを大きく超えた予算規模について質疑をしたところ、市長は、「確かな歳入の範囲内で歳出予算を計上しているからご懸念には及ばない」と答弁しました。でも長期的な視点に立って見た時に、こうだから大丈夫だという説明はほとんどありませんでしたね。

 注目の「事務事業の総ざらい」については、きょうの質疑で概要が明らかになりました。市長は、「行政が自らの責任において、主体的に、組織の総力を挙げて実施したい」「まず、中期的な歳入見通しの詳細な検証に着手し、それと並行して、すべての事務事業を対象とする中でのリストアップと事業費見積りなどの作業を、おおよそ6月末までに進めてまいりたい。その上で、9月末を目途に事務事業の『総ざらい』を行う。個々の事務事業について、市民ニーズに沿っているか、成果はどの程度得られているかなどの評価項目を設定して総点検・総見直しを行い、その必要性や優先順位などを検証・整理していきたい」とのべました。中味は、だいぶ見えてきました。こまかいところは委員会で詰めていきたいと思います。

 新規事業の「地域活動支援事業」。約2億円のお金を地域自治区に配分して、自主的な地域づくりを大いに盛り上げようというものです。これまでの地域自治推進の議論の到達点を考えれば、予算と権限の移譲が課題となっていましたので貴重な前進です。その点は評価するものの、事業申請の仕組みがシンプルでなくむずかしいので、だれでも簡単に手をあげることができるように、また、申請を採択するかどうかは総合事務所長(旧上越市にあっては事務所)の権限にすべきだと主張しました。答弁の中で市長は、事業採択は総合事務所長に任せることを明かにしました。

 行政組織の改編についてはやはり市民の声を聞くことなくすすめていました。市民の声を聞くことが怖いのでしょうか。行政組織のことは内部のことだから職員だけでやるという意識では良い改革はできません。良い改革どころか間違った判断をすることがあると思います。今回、男女共同参画推進課の廃止反対の立場から質疑をやりましたが、男女共同参画推進の立場の人たちの動きが活発になってきました。行政組織条例についてはいくつも問題があるので常任委員会審査でがっちりとやる予定です。

 時間がなかったとはいえ、今回は、全体として詰めの弱さを残した質疑となりました。この分は常任委員会審議でうめていきたいと思います。

2010年03月04日

「専決処分に対する認識甘い」と議長も

 市は先月19日、5億円の除雪費を追加する一般会計補正予算を専決処分しました。専決処分は、地方自治法第179条に定めがあり、議会を開くいとまがないなどの特別の理由がないとできないことになっています。昨日の総括質疑では、「2月上旬のどか雪で除雪費が足りなくなることは予測がついたはずだ。議会を開くいとまがなかったとは言い難い。議会軽視だ」と厳しく指摘しました。

 きょうの市議会建設企業常任委員会でもこの専決処分に対して、樋口議員や本城議員等などが相次いで発言しました。委員会に同席していた山岸行則議長も特に発言を求め、「専決処分に対する市の認識が甘い。議会軽視と言われても仕方がない。17日に臨時議会があったが、追加補正ができるいとまもあったし、内容もあった」とのべました。昨日の総括質疑では、「こんなことをやっていると議長に怒られますよ」と言っておきましたが、それに反応してくれたようです。

 なお、専決処分そのものは、樋口議員以外の委員の賛成で承認されました。

2010年03月06日

名札や持参資料にも目が行く

 市議会での総括質疑の模様をテレビやインターネットで見ていた人から感想を寄せられています。励ましの言葉がほとんどですが、画像を見ている人の視線はいろんなところに向けられていることが分かりました。

 ひとつは私の名札です。
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 今回、私たち共産党議員団は、初めて名札をつけて議場や委員会室に入りました。時々忘れることもありますが。3日の総括質疑では、私の顔よりも名札が注目されたようです。ある人は、今度、議員も全員名札をつけることになったのかと聞いてきました。いま、名札をつけているのは私たち議員団だけです。この名札は平良木議員が作成してくれたもの。市役所の職員でも議員の名前を知らない人がたくさんいますから、普段でもつけています。

 今朝、出会った人からは、「資料、見つかってよかったね」と言われ、こちらはキョトン。実は、この人、私が登壇している時、引用しようとしていた資料がなかなか見つからず困っていた様子をテレビで見ていたのです。私は質問する時に持参する資料には質問項目ごとに色の違う付箋をつけています。こうすれば、戸惑うことがないからです。ところが、今回、どこで落としたのか、付箋がついていなかったのです。この人からは、「おまんの質問は、普段のまんまの言葉でいい」とほめてもらいました。ありがとうございます。

 そうそう、昨日書き忘れましたが、上越地域で配布されている情報求人誌、「adva(あどば)」3月号で、『集落再生と日本の未来』(自治体研究社、税込1890円)を紹介していただきました。
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 アドバランキングでは第5位になっていました。これもうれしい。

2010年03月08日

就学援助適用率12%台に

 速報です。午前の文教経済常任委員会で小中学校の就学援助費補助事業が取り上げられ、就学援助の適用率が小学校で12.59%(平成21年度末段階で)に、中学校で12.1%(同)となることが明らかにされました。昨今の不況の影響が大きく反映したものと思われます。

 同事業については平成21年度補正予算で、小学校で1037万円(補正前9553万円)、中学校で1157万円(補正前6841万円)増額計上されています。年度末では、小学校で当初見込みを213人上回り、中学校で100人上回る予想であることが委員会資料で示されています。

 これについて、委員会審査では、「当初は前年度を9人上回るだけの予算だった。経済変動をしっかり予想していない、甘いものだったと言わざるを得ない」「経済状況をよく見て予算化すべきだ」「上越市の支援の弱さの表れではないか。こういうことをきっとやることが大事ではないか」などと発言が相次ぎました。

 笹井教育部長は、「事業の実施にあたっては、もれなく対象になるように対応させていただいてきた。経済的な見通しは甘かったので、この点は反省しながら執行してまいりたい」とのべました。

児童虐待に関する相談、年間66件も

 速報第2弾です。文教経済常任委員会で衝撃的な事実が明らかになりました。虐待されていることで子どもが先生などに訴える件数が平成20年度、上越市内において66件にものぼっていたというのです。虐待を受けた子どもの人数は延べで126人であることも明らかにされました。

 これは永島義雄議員(無所属)の「子どもが虐待で悩み、教育現場で相談するケースはないか」との質問に教育センターの村山信一所長が答えたもの。村山所長は、「子どもたちが先生に訴えるだけでなく、親子が相談に来るケースもある。場合によっては、暴力を避けるため施設で保護したり、遠隔地に避難してもらうこともある」とのべていました。

 再質問で永島議員は、「上越でもご多聞にもれず、かなりの件数にのぼっていると思った。不況の中で、一番弱い、無抵抗の子どもにあたるケースも増えているのではないか。自殺など(重大事態)に至らないうちに早め、早めに対応を」と訴えていました。

 市教委では新年度に学校問題解決支援プロジェクトチームを新設(約270万円を予算措置)し、いじめ、不登校などの問題に迅速・的確に対応することにしています。問題の早期解決を図るため、ソーシャルワーカーを採用、指導主事や教育相談部長などとともにチームを編成し、これまでの相談体制を強化して学校支援を強めたいとしています。

「ゆとりのある職員体制にすることが最重要課題」と教育長

 速報、第3弾です。文教経済常任委員会で日本共産党議員団の上野議員が教職員の休職、多忙化問題を取り上げました。同議員は、「文科省発表のデータによるとうつ病などで休職する先生などが増えている。それも40代以上のベテランの人に多い。原因をしっかりつかんでキチンと対応していくことが必要だ」と訴えました。

 堀川文章学校教育課長は、「平成20年度で17人が休職されている。子どもにたいする指導がうまくいかないケース、保護者とうまくいかないケースもある。衛生責任者をおいて校長などと一緒に対応している」と答えました。

 この質問に関連して、中野敏明教育長が注目すべき発言を行いました。同教育長は、「学校の人数の割に、教員の配置基準は相変わらずだ。35人学級、30人学級へと流れは変わりつつあるが、先進的な国ではみんな20人学級だ。教育現場では心理的なゆとりがない。教育行政が取り組むべき最重要課題は、現場にゆとりを与える人的な体制強化だ」とのべたのです。まったく同感です。

2010年03月09日

2009年度の新規就農者は41人に

 文教経済常任委員会審査の速報です。午前中の審査の中で注目されたことを2つお知らせします。

 まず新規就農者についてです。委員会の中で2009年度(平成21年度)の新規就農者が41人であることが明らかにされました。2006年度(平成18年度)は19人でしたから大きな伸びといえます。新規就農者のほとんどは20代、30代の若者で、地元の人が多いといいます。この増加について野口和広農林水産部長は、「最近は農業が魅力的に見えてきたのかと期待している」とのべました。

 新規就農者の内訳を問われた笹川肇農業振興課長は、「新規就農者41人のうち、法人に雇用された人は33人だ。これは上越農業が変わる第一歩だと見ている。通年で雇用となると園芸などの複合を考えていかねばならない。複合を行う会社につながる。これからも強力に進めていきたい」とのべました。

 イノシシ被害面積は前年度の1.5倍、14.4ヘクタールに増加

 2009年度(平成21年度)の農業共済で確認されたイノシシの被害面積は14.4ヘクタールに増加していることが同委員会審査で発表されました。前年度は9.2ヘクタールでしたから、1.5倍にも増えたことになります。

 被害はこれまで柿崎区の山間部が中心でした。それがこの1年間に吉川区、大島区、合併前上越市の桑取地区など全市域に広がりました。委員からは、被害の拡大防止を求める手立てについて質問が集中しました。

 答弁に立った笹川農業振興課長は、「対策としては、①個体数を早く減らす。②などによる被害防止の2つを考えている。電気柵は昨年、総延長で50キロにわたって設置したが、今年度は地域からの要望もあり、87キロに増やした」とのべました。

 上越市は今年度、鳥獣被害防止対策事業として、新年度予算で1240万円を計上しています。これは国の100%補助事業で、市の鳥獣被害防止対策協議会が主体となって取り組む計画となっています。

2010年03月10日

新型インフルエンザ予防接種事業での接種率は18%台

 上越市が未就学児等を対象に行ってきた新型インフルエンザワクチンの集団接種の接種率が当初見込み65%を大きく下回る18.4%だったことが明らかにされました。市が計画した接種対象者は1歳から6歳までの子ども、小学校1年生から3年生までの1万6000人。このうち、接種者数は2942人でした。

 きょうの厚生常任委員会では、当初見込みと違った原因や今後の新型インフルエンザ対策体制などについて質問がありました。

 当初見込みを下回った原因について流石玲子健康づくり推進課長は、「計画時点では83%の人たちが新型インフルエンザにかかっていなかったが、11月から12月上旬にかけてかかった人がかなり出たことがある。また、(ワクチンが重点的に供給された)医療機関での接種が行われたこともあって接種率が下回った」と答えました。

 野澤朗健康福祉部長は、「新型インフルエンザワクチン接種については総合病院に集中しがちであったことから、(集団接種をという)切実な訴えがあった。ワクチンの偏在もあったし、医療機関との連携をめぐって県との間で話し合っていく必要があると感じている。しかし、集団接種、医療機関での接種、罹患者合計で抗体を持った人たちの割合は77.3%となり、県内の他地区と比べて高いものとなった。(市の取り組みは)保健所からも高い評価を受けた。今年、一年は貴重な一年だったと言える」とのべました。

要援護世帯の除雪支援で新たな制度設計を示唆

 今月下旬に発行される随想集のカバーが出来上がってきました。
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 写真とタイトルがかみ合っていて、イメージしていた通りになったと喜んでいます。夜、妻に見せたら、「なかなかいいね」と言ってくれました。これでカバーはオーケーです。明日の午前には再校原稿が到着する予定です。私の所属する総務常任委員会の直前で忙しい日ではありますが、早めに校正を終え、発送したいと思っています。

 きょうの厚生常任委員会では、新型インフルエンザ対策、児童虐待、要援護世帯除雪費助成事業などをめぐって活発な議論が行われました。

 児童虐待問題を取り上げたのは平良木議員です。同議員は、野澤朗健康福祉部長が説明の中で、「申請主義にとどまらず、制度を必要としている方に必要としている制度がもれなく行き届くよう、意を用いてまいりたい」とのべたことを評価したうえで、「子どもの虐待を事前に防ぐ積極的な手立てをとるスタンスが必要だ。具体策の検討を」と訴えました。

 これに対して野澤部長は、「現場の実感としては非常に増えている。問題は、いつも虐待が見つかってから我々の対応となることだ。匿名でも結構だから(虐待に関する情報を)早めに教えていただきたいと思っている。DVを含め、(現状では)市職員が問題を抱え込んでも対応しきれない。熟練した人による対応が求められているので、市役所の中では人材育成まで含めて(対策を)考える時期に来ている」と答えました。

 要援護世帯除雪費助成事業は今冬の大雪を経験する中で見直しが求められています。平良木議員は、「この事業の拡充は市民の要望となっている。(資力がない人の)融雪屋根の灯油代、頼む人がいないなかで除雪機等を使って自力で除雪せざるを得ない場合など助成の対象とすべき時が来ているのではないか」と質問しました。

 現行の実施要綱では自力で除雪できる人は対象となっていません。いまの要綱の規定自身を見直すべきだとの平良木議員の主張について、野澤部長は、「実態が厳しいことは承知している。ただ、ひとえに行政の支援費として議論していくだけでいいのか。今冬のような短期集中型豪雪では要援護世帯でなくても重大事態となった。そこを踏まえた中でどういう支援が適切か議論が必要だ。制度は普遍的で平等性のあるものにしていかなければならない。冬に向けて議論をしていきたい」とのべ、新たな制度設計の検討を示唆しました。

2010年03月12日

「市民がど真ん中」が泣いている

 きょうから私の所属する総務常任委員会です。このブログを読んでいてくださる人が答弁席に何人もいて、「大丈夫ですか」と声をかけてもらいました。顎を動かすと痛むので、どうしても発言しておきたいことを決めておき、手をあげたいことがあってもできるだけがまんするようにしました。こんなことは32年の議員生活でも初めてのことです。

 財務部の審査では、昨年の3月議会で大もめした西城スポーツ広場の売却問題にしぼって質問しました。昨年の議会では、この広場については高田のシンボル的な空間であり、売却するにしても上越教育大学に限定するという付帯決議をつけたという経緯があります。野口財務部長から、「数回にわたり協議したが、今年1月に大学側から購入しないという回答があった」と説明がありました。私は、「議会も市民も関心を寄せていた案件だったが、購入せずとの回答があった段階で議長に報告したか。大学側との協議が数回にわたったということは、条件によっては購入してもいいよ、ということだったのか。もう少し詳しい経過報告をしてほしい」と質問しました。答弁は、「議長には報告していない」「大学には活用していない財産があり、それを先に処理すべきとの指導があった」ということでした。どういう結果であろうと、もっと早めに議会に知らせてほしかったですね。

 総務部の審査では、行政組織条例の全部「改正」について発言しました。今回の改正の大きな柱は何か、どういうやり方で今回の改編を検討したか、男女共同参画推進課を共生まちづくり課のなかの一部署とするなら、これまでの仕事を維持するだけでなく、さらに良くなるということを示せと追及しました。市村総務部長は、組織機構の簡素化と政策調整機能の強化が大きな柱だと答弁しました。全部「改正」なので、全庁の英知を結集する検討組織をつくって検討したのかと思ったら、そういう組織はつくらずに人事課と行革推進課が中心になって検討してきたことがわかりました。きょうの答弁で一番気になったのは、行政組織は市長の補助機関だから、市民の声をきかなくとも職員だけで検討していいことだとする見解です。市長が選挙時に使ったキャッチフレーズ、「市民がど真ん中」が泣いています。

 委員会で書いたメモを市役所に忘れてきてしまいました。残念ながら、委員会室でやりとりした生の言葉でお伝えできません。お許しください。きょうの委員会は午後6時頃まで行われました。不思議なことに、いっぱいしゃべらないようにしていたら、顎の痛みがほとんど消えていました。

2010年03月15日

夜9時過ぎまで委員会審査

 きょうは総務常任委員会の2日目です。午前10時に開会し、終わったのは午後9時15分、くたびれました。先日も文教経済常任委員会が午後9時半までかかったといいますから、それに次ぐ遅い閉会の記録です。議会の効率化の名のもとに、3日間だった常任委員会の審査日程を2日間に短縮した結果がこの異常に遅い閉会です。予備日があるとはいえ、こんな強行日程では質問したいことも遠慮しなければならなくなります。早く元に戻すことが必要です。

 きょうの審査は総務部と企画・地域振興部関係議案でした。総務部関係では町内会集会所の耐震診断と耐震補強工事、第三セクター経営検討委員会の報告が出ていないことなどをとりあげました。集会所の耐震診断と耐震改修については2005年(平成17年)から始まりました。先進的な取り組みではあるものの、今年も7件しか予算化されないなどなかなか進みません。これまでの取り組みを見直し、施策をどう改善したら進展するか検討をとの訴えに市村総務部長は検討を約束しました。

 企画・地域振興関係では過疎地域自立促進計画の改訂、男女共同参画事業、集落支援事業、地域活動支援事業をとりあげました。このうち、集落支援員については、新年度上期に60歳以上人口が集落の過半数を占める集落を対象に基礎調査を行い、その結果を踏まえて2人の集落支援員を配置するといいます。自治・地域振興課の説明によると、ひとりの集落支援員は10集落を担当し、月額12万円の報酬で働いてもらうとのことです。私は明治大学の小田切徳美教授のコラムを紹介し、「支援員から地域マネージャへ」「支援から定住へ」という動きを支える仕組みとしていくよう訴えました。

 きょうの審査で最も賑やかとなったのは地域活動支援事業です。各委員からは、「各区に配分する支援額の均等割額500万円はどういう根拠か」「採択方針の決定をなぜ急ぐのか」「常任委員会資料と地域協議会委員に配布された資料が違うのはいかがのものか」などの質問や意見が続出しました。私は、この事業についての説明があった2つの地域協議会を傍聴した感想をまとめつつ、これまでの検討で定まった事項とまだ検討中のものを整理して示すよう求めました。竹田企画・地域振興部長は検討を約束しました。この問題での質疑全体を通じて感じたのは新制度の設計がまだ出来上がっていないということです。各区地域活動に予算をつけること自体は良いことですので、早くスタートできるようにしてほしいものです。

2010年03月16日

景観条例改正案をどう見るか、どうするか

 市議会総務常任委員会(栗田英明委員長)は15日、市が提案した景観条例改正案を審査した結果、「継続審査」としました。「継続審査」(けいぞくしんさ)というのは、議会会期中に議決されなかった案件を、次の会期で引き続き審査することをいいます。昨日の委員会では私を含め10人の委員が「継続審査」に賛成しました。反対は飯塚義隆委員ひとりでした。

 委員会の審査では、現在の条例の前文にある「春日山城跡や高田城跡、五智国分寺」など固有名詞をはずして「歴史的な資産やまちなみ」と表現することにたいする異論や同じく前文に総合計画の将来都市像、「海に山に大地に 学びと出会いが織りなす 共生・創造都市 上越」を盛り込むことへの反発などが出ました。栗田委員長は採決前に休憩をとり、委員間で対応策を協議しました。その結果、前文の一部を「歴史的な資産やまちなみ」とすることについてはほぼ全委員が疑問視、「継続審査」とする方向となったのです。再開した委員会では、これを受けて、「継続審査」と決定しました。議会での正式決定は26日の本会議で決まります。

 ここで問題となった前文の箇所を見てみましょう。

 現条例の文面は、
春日山城跡や高田城跡、五智国分寺などの歴史的遺産をはじめ、雁がん木、寺町、加賀街道の松並木に代表される歴史的まちなみは、いにしえの面影を今も私たちに伝え、広大な日本海や雄大な南葉の山々、そして山里のたたずまいや久比岐野に広がるのどかな田園風景は、上越市の原風景として、私たちの心のよりどころとなっている」

 改正案の文面は、
歴史的資産やまちなみは、いにしえの面影を今も私たちに伝え、広大な日本海や雄大な南葉の山々、そして山里のたたずまいや久比岐野に広がるのどかな田園風景は、上越市の原風景として、私たちの心のよりどころとなっている」

 まずは2つの文を読み比べてみてください。どうでしょうか。私は、わかりやすさという点からみて、文句なしに現条例の文面がいいと思います。委員会では「遺産」がいいか、それとも「資産」がいいかという議論がありました。上越市の景観計画などで「資産」という言葉が多用されているように、「資産」という言葉を使うことは間違いではありません。大いに使って結構です。でも、使い方が問題だと思うのです。景観「資産」のなかには、建造物もあれば、高田の雁木のようなまちなみも、さらには久比岐野の田園風景なども入るのです。そのことを考えれば、改正案の文面はおかしいと思います。

 では、どうすればよいか。現条例の文面をそのまま使うのが一番だと思います。どうしても、改正案を使って修正したいということであれば、「歴史的資産やまちなみ」を「歴史的建造物やまちなみ」とするということになりましょうか。みなさんのご意見をお寄せ下さい。

黒塗りの地図を見てびっくり

 「しんぶん赤旗」日刊紙の配達当番の人から、「旅行で出かけているので配達を代わってほしい」と頼まれていたことを深夜に思い出し、その後、眠れなくなりました。きょうは高校の入試です。妻から「午前8時までに職場に送ってもらいたい」と頼まれていたこともあって、ぐっすり眠って遅くなってはいけないと緊張したのでしょう。でも、布団からは早めに出たおかげでいくつか原稿書きの仕事ができました。

 きょうの午前、文教経済常任委員会の所管事務調査がありました。テーマは上越農業振興地域整備計画の見直しについてです。委員会資料を見て、改めて、いまの上越市は14市町村が合併してできた自治体だと思いました。というのは、これまで上越市内の農業振興地域が14の区域となっていて一本化していなかったからです。それといまひとつ、農用地区域内農用地面積の変更をこまめにやっていたところと長期間やってこなかったところの差が変更面積の差として表れました。なかには35年も変更していなかったところもありました。いろいろな自治体があったんだなとびっくりしました。

 きょうの委員会調査は30分くらいでさっと終わるのではないかと予想していました。ところが委員も答弁する側も次第に熱が入り、1時間以上かかりました。「農業振興地域整備計画の見直し」という、普段あまり話題とならないことがテーマとあって、担当の農政企画課では大きな地図を委員会室に持ち込み、説明や答弁を行いました。この丁寧さ、わかりやすくしようという姿勢がよかったですね。山林・原野化した農用地を地図上に黒く塗ったもの(画像)については、私も身を乗り出してしまいました。

 今回の農用地利用計画の変更によって、上越市の農用地面積は変更前の20,783㌶から16,786㌶へと大幅に減少しました。合併前の区域によっては、30数年のうちに3分の1近くにまで落ち込んだ区域があります。これらは長年の農民無視の農政の結果です。

2010年03月17日

一般質問始まる

 きょうの議会は行政組織条例の全部改正についての委員長報告から。その後、この案件の討論と採決が行われました。討論には党議員団の上野幹事長が登壇、①市の基本施策を的確にすすめる上で改編される組織そのものに見逃すことのできない問題点を含んでいること、②行政組織は市長の補助機関だから職員だけで決めるのは当然だという姿勢、③職員の声を集め、知恵を結集する点でも不十分さがあったことの3点を反対理由にあげ、具体的にのべました。これにたいして賛成討論はありませんでした。採決では、党議員団のみが反対、あとは賛成でした。前回の全部改正の時(2005年の3月議会)は賛成討論をやったのに一体どうしたのでしょうか。

 一般質問、初日のきょうは7人が登壇。江口、永島両議員は支持者に傍聴を呼び掛け、大勢の傍聴者を前に質問を展開しました。この点は、私たちの議員団も学ばなければなりません。近藤、宮崎両議員が今冬の豪雪時における歩道除雪などについて言及しました。やはり、安全第一ですね。私のところに寄せられている要望ともだぶっていたのでメモを取りながらやりとりを聴きました。中川議員は市長に「真の住民自治の実現」について質問していました。これは私の質問テーマとも重なります。市長の答弁を聴いて、私の考えとだいぶズレがあることがわかりました。いつものことながら、自分以外の議員の質問と答弁を聴いていると、自分の質問の組み立てをどうしたらいいかが徐々に見えてきます。

 きょうは朝からごみ当番、代表者会議、本会議と続きました。高田を回って帰ったので、帰宅したのは7時半過ぎとなりました。たまには疲れをとるのに発泡酒でも飲もうかと思ったら、在庫はなし。それで妻が贈答用に用意しているサルナシワインをグラスに軽く注いで2杯ほどいただきました。アルコールの効き目は十分、すぐに眠ってしまいました。一眠りした後、日本共産党参院比例代表のかわえ明美さんが、参院新潟県選挙区予定候補の武田勝利さん、前県会議員の五十嵐完二さんとともに政府交渉を行ったという情報が入りました。国土交通省に対しては、上越市などが豪雪で道路除排雪費が倍になっていることを訴え、臨時特例措置を行うよう求めてきたといいます。詳しい交渉内容は近日中に入ってくるでしょう。

2010年03月18日

味のある質問がいくつも

 一般質問は2日目です。トップバッターの滝沢逸男議員はまず直江津港活性化対策について質問しました。そのなかで行政組織の改編で廃止が決まった直江津港振興課にふれ、「ここは係りから室になり、そして課になった。まだまだやることがあるのに(廃止を)決めたのはおかしい」と批判しました。答弁に立った市長は、「これからの港の活性化は単なるポートセールスではだめだ。企業と一体となり、提案していくことが大切になってくる」とのべましたが、今回の行政組織改編について、まさか議会最大会派の代表からこうした批判が出るとは。批判の声は私たち議員団だけでなく、市民改革ネット、政新、さらに創風クラブからも上がったことになります。

 きょうも登壇したのは7人です。それぞれ持ち味を発揮し、「なかなかやるなぁ」と思わせる質問がいくつもありました。スキー技術の向上についてとりあげた山崎一勇議員は、バンクーバーオリンピックの女子30キロクラシカルで5位に入賞した石田選手の今回のレースでのエピソードを紹介し、ワックスと走りなどの重要性を語りました。それは、まるでNHKのスペシャル番組を思わせる見事な展開でした。また、最後に登壇した瀬下半治議員は、85歳の男性から寄せられた、「免許証を返上したいが、週に何回か妻を病院に連れていかなければならないし、買い物にもでなければならない」という声を紹介、老老介護をしている世帯住民にとって公共交通がいかに大事かを浮き彫りにしました。答えた市長は、同じく85歳である父親のことを思い出したと述べ、これまた感動を与えました。きょうの市長の答弁には心がありました。

 さて、今朝も大忙しでした。「しんぶん赤旗」日刊紙を配達し、妻を職場に送り届け、口腔外科へ。顎の痛みはひいたものの、まだ完全には治っていませんでした。歯をかみ合わせる時、下顎がスライドします。しばらく薬を飲み続けないといけないそうです。ただ、薬を飲むと強い眠気がやってきます。これじゃ会議にも出られません。担当医師からは、「夜だけでも飲むように」と言われました。
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花が咲いたマンサクを一枝折って、わが家のテーブルの上に置いたところ、昨日あたりから芽吹きがはじまりました。マンサクは黄色い花もいいけれど、緑の葉もまた素敵です。

2010年03月19日

日本図書館協会選定図書に

 うれしいニュースが入ってきました。先月、出版されたばかりの『集落再生と日本の未来』(自治体研究社)が日本図書館協会選定図書になったというのです。同協会の選定図書は、各専門分野の選定委員約50名が、実際の書籍を一冊一冊に必ず目を通し、公共図書館に適している本として選択されたものです。この選定で、全国の多くの図書館に同書が置いてもらえる可能性が大きくなりました。

 きょうは一般質問の3日目です。3日連続で夕方までやりとりを聴いていると疲れます。質問者はきょうも7人でした。きょうの一般質問で議員もマスコミも注目したことのひとつは競艇の場外舟券売場を設置する計画について村山秀幸市長がどう答えるかでした。上越市富岡のウイングマーケットセンター内の空き店舗を使った舟券売場設置計画については渡辺隆議員とわが議員団の平良木議員が質問しました。平良木議員は昨日の説明会に参加して、そこで得た情報をもとに追及しました。市長に、「住民の理解が大前提である」「地域協議会や学校PTAなど幅広く意見を聴く」ことを確認したのは大きな意義があります。きょうはわが議員団の樋口議員も登壇、特養ホーム入所待機者解消問題などでがんばりました。

 夕方、妻とともに柏崎の父を見舞いました。久しぶりに娘の顔を見た義父は大喜びでした。私が途中で買っていった発泡酒を一缶プレゼントしたら、「こりゃ、うまいビールだのぉ」。108円の買い物でこんなに喜んでもらえるとは思いませんでした。約1時間ほどいて、妻とともに帰ろうとしたら、「雁の総立ちかい」とさみしそうでした。ゆっくりいてやれればいいのですが、明日はまた、早朝から予定が入っています。申し訳ないけれど、がまんしてもらうしかありません。

2010年03月23日

随想集の到着は26日に

 休み明けの議会でした。どういうわけか、これまでの疲れを引きずったままきょうの議会を迎えた感じです。きょうは一般質問4日目。吉田議員をはじめ7人の議員が質問に立ちました。

 きょうは、わが議員団の上野幹事長も登壇しました。厚生労働省が22年度末に廃止すると決定した地域職業訓練センター問題では、市長から「当市にとっては極めて重要な施設だ。存続は必要」との答弁を引き出しました。また、くびき野森林組合との懇談で出された林業再生策についても良い答弁をもらっていました。休憩時間に、「あれだけの答弁をもらえば、再質問しなくてもよかったのでは」という声も聞かれるほどでした。

 連休中に2件の問い合わせや生活相談がありました。きょうは朝からこれらの対応もしました。連休中に受けた相談では、「休み明けまで待ってほしい」と答えていましたので、早速、関係課に連絡しました。なんとか、解決の道筋をつけることができましたので、ホッとしています。
 
 さて、私の随想集、「『5センチ』になった母」(同時代社、税込1000円)ですが、きょう、連絡が入り、26日に到着することが決まりました。本屋さんには来週前半に出るでしょう。これで、28日の父の法事にも間に合うことが確実になりました。良かったです。

2010年03月24日

きょうの一般質問の4番目に登壇します

 一般質問はきょうが最終日です。私はきょうの4番目に登壇します。テーマは市政運営の基本問題、脳脊髄液減少症対策、豪雪対策の3つです。時間的には午後1時過ぎから3時くらいの間となるでしょう。前の3人の質問がどれだけ時間がかかるかによって開始時間は動きます。上越市議会のインターネットで中継されます。ぜひご覧ください。

還暦を迎えました

 一般質問が終わりました。きょうは60歳の誕生日でした。ですから、記念すべき日の質問となりました。

 質問の中で注目されたことのひとつは豪雪時の救急車の動きです。雪がない時なら119番の電話を受けて10分前後(全国平均は平成20年度で7.7分)で現場に到着するはずの救急車がその数倍も時間がかかるという現実です。時間がかかるのはいうまでもなく雪で道路状況が悪いから。きょうの質問には上越地域消防事務組合の1月13日から15日までのデータを使い、最長で41分もかかるケースもあったと紹介しました。
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 こういう状況が発生していても災害救助法の適用にならない現実はおかしい。適用基準の見直しを求めるべきだとの質問に市長は前向きでした。これで少しでも動いてくれればいいのですが。

2010年03月25日

景観条例一部「改正」、総務委で賛成6、反対5

 上越市景観条例の一部「改正」案は25日の総務常任委員会で審議され、採決の結果、賛成多数で可決されました。賛成は創風クラブ、政新、毘風所属の6委員、反対は市民ネット改革、日本共産党議員団、無所属(近藤委員)の5人でした。

 同条例一部「改正」案は15日の総務常任委員会で「継続審査」となっていました。本来なら、3月議会が終わってからの審査となりますが、25日の予備日をつかって審査しようということになり、本日の開催となりました。

 審査では、私が改正案の前文にある「歴史的な資産やまちなみ」という表現について、「まちなみも資産になることがある。言葉の使い方としては好ましくなく、違和感をおぼえる」と発言し、担当課長の見解をただしました。質問はこれくらいで、後は、委員会で各委員が改正案について意見表明をし、委員間討論をやりました。

 委員間討論では、小林克美委員などが、「春日山城など(『改正』前の前文に書かれている遺産)は13区を含めて上越市民の誇りだ。『改正』前の前文を記すことで故郷の歴史を具体的にイメージできる」「前文には感動を与えるメッセージがなければならない。『改正』前の前文の方が良い」などとのべ、「改正」前の前文を採用するよう主張しました。一方、内山委員などは、「(具体的な地名を」はずしたところで中味は変わらない。それよりも重点区域をどうするかが大事だ」「具体的な(遺産の)名前を入れるなら、13区にもいいものがある」などとのべ、「改正」案を支持しました。

 採決に先立ち、小林克美委員が修正案を提出、「改正」案前文の一部を元に戻すことを提案しました。これについては質疑なく、採決の結果、市民ネット改革、日本共産党議員団、無所属(近藤委員)の5人が賛成しましたが、他の6人は反対し、否決されました。

 今回の委員会審査をめぐっては「不純な動き」(吉田委員)がありました。稲荷副市長が「改正」案の趣旨を理解してもらうためにということで、「継続審査」決定後、水面下で複数の議員に働きかけをしたというのです。この点については、私や吉田委員が「二元代表制に反する行動だ。二度とこのようなことをすべきでない」と批判しました。

 景観条例一部「改正」案の動きについては16日の日記でも書いています。こちらも合わせてお読みください。

 ※きょうの総務常任委員会の模様は上越タウンジャーナルも報道しています。

討論原稿書き

 きょうは午前が総務常任委員会でした。その模様は、昼間エントリーした記事をお読みください。上越タウンジャーナルには、私と稲荷副市長とのやりとりが掲載されています。きょう、教えてもらったのですが、昨日の私の一般質問でとりあげた市役所ホームページについての質問も載っています。こちらの動画の後半には私が登場します。これも合わせてご覧ください。

 午後からは議員控室に来られたお客さんの対応と討論原稿作りで、夕方までかかりました。今回、党議員団が討論するのは、専決処分、新年度一般会計予算と介護保険特別会計予算、景観条例の一部改正にたいする修正案、政務調査費の交付に関する条例、請願です。原案は分担して書き、それを議員団で検討して仕上げます。どんなに力のある人でも、4人でチェックすると1個所や2か所はおかしなところがあります。集団の力というのはたいしたものだと思います。

 討論原稿を検討する時に大切にしているのは、賛成や反対の理由をわかりやすく書くことです。なるべく議会用語は使わず、多くの市民が聞いていて、すっと受け止めてもらえるようにと心がけていますが、これがまた、なかなか難しい。今回、準備した討論原稿で、一番時間がかかったのは新年度一般会計予算でした。理由が複数にわたっているので、その順番をどうするか、評価すべきことと、問題だと思っていることをどういう配分で書くかなどで悩み、何回も手直ししました。明日の朝になれば、また、直すべき箇所が出てくるかも知れません。

2010年03月26日

新年度一般会計予算に賛成

 3月議会が午後2時15分、終了しました。土日を挟んでいるとはいえ、2日からずっと緊張してきましたから、「ああ、疲れた」という感じです。きょうは委員長報告、討論、採決と続きました。原稿は書きましたが、私は登壇せず、議員団の仲間たちががんばってくれました。

 きょうの一番の話題は私たちが一般会計の当初予算に賛成したことでしょう。これまで、私が一般会計の当初予算に賛成したのは町議時代を含めたったの1回でした。今回も議員団の中ではいろんな議論があり、迷い、党の上級機関の指導も受けて最終的に議員団で判断しました。賛否の判断で迷ったのは私たちがこの間、力を入れてきたスクールバス無料化などで大きな前進があった一方で、学校給食民間委託の流れが今回も強まったことです。また、市民合意が必要な施設づくりの検討をスタートさせようとしている点も気になりました。こういうところを討論でどう書いたかは、実際の原稿を読んでみてください。

 以下、討論の全文を掲載します。

 今議会に提出された平成22年度一般会計予算案は、私たち日本共産党議員団が、長年にわたり市民生活を守るために掲げてきた政策の中でも、特に重視してきた政策を複数にわたり実現する予算案となっています。この点を高く評価し、賛成するものであります。
 具体的にあげますと、一つは、スクールバスの無料運行であります。これは、合併協議により、合併前上越市の制度に基本的に合わせるとしていたものを、多くの市民の切実な願いに応え、市民本位に修正するものであります。このように、いったん方向を定めたものであっても、市民の要望に沿う形で適宜修正するという姿勢はきわめて重要であります。
 二つめは、中山間地域における集落の暮らしを守り、さらには活力の維持・向上を図るための地域集落支援事業を実施するとしたことであります。平成18年度における調査よりもさらに対象を広げ、中山間地域が抱える課題や行政ニーズを把握する集落支援員を配置するなどの取り組みは、全国の先進をいく取り組みとして評価するものであります。
 さらに、三つ目は、私たちが一貫して要求してきた国民健康保険特別会計への引き続く法定外繰り入れであります。今年度の4億3千万円には及ばないとはいえ、新たに2億円の繰り入れを行い、国保税の値上げを押さえたことは、国保加入者のみならず、すべての市民への大きな励ましであります。
 このほかにも、子ども医療費助成の拡充、教育補助員・介護員の増員、私立高校授業料補助拡充、一連の中小企業振興策や雇用対策など、市民生活を守る政策の実現を図る予算が盛り込まれていることも、評価できる点であります。
 これらは、市民福祉を実現する機関としての自治体のあるべき姿に立ったものであり、今後とも貫き通していただきたいと期待するものであります。
 鳩山政権は、後期高齢者医療制度の廃止や労働者派遣法の抜本改正など、昨年の総選挙で掲げた国民生活を守る公約を次々に先送りし、国民の怒りをよんでいます。上越市政にあっては、こうした国のやり方に一線を画し、あくまでも市民生活を守りぬく姿勢を今後とも貫いてほしいと考えます。
 その一方、いくつかの懸念を含んでいますので指摘せざるを得ません。
 懸念の一つは、学校給食の民間委託を推進しようとする姿勢を変えていない点です。安上がりであるという理由で民間委託を推し進めながら、先日の一般質問でも指摘させていただいた民間委託による問題点、危険性を、市民が納得できる形で払拭する説明が行われていません。また、偽装請負になるのではないかという指摘に関しても、いまだに説得力のある説明がなされておりません。
 なによりも、給食民間委託を突破口に、アウトソ-シングを推し進めることにつながりかねないこうした姿勢は、きわめて危険であります。今後はこうした民間委託については、根本的な見直しに向けて、是非最大限の努力をすべきであると考えます。
 なお、次年度以降もこうした民間委託が拡がるようであれば、その点を重視した対応をせざるを得ないことを申し添えます。
 二つめの懸念は、市民的合意が必要な(仮称)厚生産業会館や、新水族館などの施設建設の検討がされようとしている点です。これらは市長の公約であり、その実現を目指すとしています。しかし、市長が記者会見でも明らかにしているとおり、市長の公約すべてを市民の皆さんがOKしたわけではありません。これら施設は、それぞれについて市民的な合意が必要な施設であります。それだけに、市民生活を圧迫しないよう数年間を見通した財政計画を提示した上での計画策定とすべきです。また、経済活動の地域内循環を念頭に置き、どんな地域経済を作っていくのか、そしてそのために必要なものであるのかどうかを見据えた上で計画すべきです。さらに、市長が繰り返し強調している住民自治の精神を生かす上でも、住民参加で設計し、住民参加で運営できるものにしていくことが重要であると考えます。今後の問題として、以上の点を勘案し、慎重に取り組むべきことを要請し、討論といたします。

 読んでいただいてお分かりのように、私たちは今回の予算に賛成したのであり、今後、ずっと賛成することにしたわけではありません。毎回、議員団で議論し、賛成できるものかどうか決めていくことになります。討論の中で「懸念すること」としてあげたことが次年度はどうなるか、注目していくことになります。

2010年03月29日

議会報告作成を急がないと

 寒ーい一日でした。午前は議員団会議、議員団ニュースの編集を中心にすすめました。定例議会が終わっても議会報告チラシの作成が終わらないと本当に終わった気がしません。この週刊の議員団ニュースの次には市議団の「市議会報告」をつくることになっています。これも急ぎたい。他会派議員の中には、すでに議会報告チラシを配布している人もいます。競争です。議会報告は内容が一番大事ですが、スピードを早くしないと鮮度がどんどん落ちていきます。負けてはいられません。

 「しんぶん赤旗」記者からの取材もありました。これは午後から。村山市長の新年度予算と私たちの対応に関心が寄せられ、どういう経過でスクールバスの無料化が実現したのかなどこれまでの動きとの関連での質問がいくつもありました。また、中山間地対策における集落調査の先進性などで説明を求められました。これは1回目の「高齢化が進んだ集落調査」より対象を広げ、60歳以上者が過半数を占めている集落も調査をするので、どういう結果が出るのか注目されていますね。

 午後2時過ぎからは市役所を出て、『「5センチ」になった母』(同時代社、1000円)の配達です。「もう出た(出版)頃だと思っていたので、電話しようと思っていた」と声をかけてきた人もいます。これほど心待ちにしていてくださるなんてうれしいです。書いた者としては。風花がいつのまにか吹雪になりました。屋根も白くなってきました。暖かい春は一気にやってきませんね。

2010年04月15日

議会の生き字引

 「生き字引」という言葉をご存じでしょうか。ヤフーの辞書で調べると、「博識の人。特に、会社・役所などで過去の出来事や規則などに通じている人」とあります。上越市議会の議会事務局に3月31日まで勤めていた白石行雄さんは、「議会の生き字引」と言われた人でした。議会の運営等でわからないことがあった時、議員も行政職員も彼のところへ行きました。「白石さんに聞けばなんでもわかる」からです。いうまでもなく、私も何度かこの「字引」をひかせてもらいました。

 きょうの夕方、高田で「白石さんを慰労する会」が開催されました。集まったのは現職の議員、元議員、元議会事務局長など約50人。元議長や山岸議長などが白石さんについての数々のエピソードを紹介しました。「県内の市町村議会でいち早く政務調査費の領収書添付を義務付けたのは上越市議会でしたが、それを主張したのはじつは白石さんだった。でも、そういう先進的なことをやっても決して『自分がやった』とは言わず、いつも前面に出ない人だった。議会事務局長に昇進するチャンスが何度もあったけれども、それを断って、次長に徹した。まさに議会職人ともいうべき人」そう紹介したのは山岸議長です。

 白石さんは高校を卒業して、昭和43年4月に当時の高田市役所に入りました。最初の職場となったのは議会事務局でしたが、それから42年間、ずっと議会にいた人でした。速記を学び、それをもとに議会運営の様々なことを知識として吸収しました。異動の話が出る頃には、議会になくてはならない存在となっていたということです。私は、2005年の2月から5年間、白石さんと付き合いをさせてもらいました。出会った時の第一印象はまじめで、かたそうな人。でも、近寄りがたいといった感じはまったくなく、なんでも話ができる人でした。すごいなと思ったのは、速記の能力です。私も長年にわたって議員活動をしていますが、議会での速記を見たのは上越市議になってからです。議員や市長等の発言をめぐってトラブルがあった時には速記をもとに見事に解決していました。そして、何よりもびっくりしたのは、議会運営等をめぐって議員間などで見解が分かれた時に、全員が白石次長がどういう見解をのべるかに注目していたことです。

 きょうの白石さんの挨拶は10分46秒にもわたりました。

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正直言って、こんなにもたくさんしゃべる人だとは知りませんでした。話は決して流暢だとはいえませんが、控えめに事実をたんたんとのべながら、人の心をとらえる。とてもいい話でした。それに、くそまじめかと思っていたら、結構、ユーモアも交えて話を展開し、笑いもしっかりととる人でした。「長年、議会事務局に勤めたお陰で、全国各地を視察できた。そこでは一緒に行った議員の人となりを知ることができた(笑)。たまに、よろしくないことも議員から教えてもらった(笑)。退職して2週間になるが、孫をいじくっている時が至福の時だ(笑)」。参加者のなかには、エピソードを共有している人が何人もいたようで、とても楽しい雰囲気でした。

 会は8時半頃終わり、夜桜見物でにぎわう高田公園のそばを通って家に帰りました。ご覧いただくのは、上越地域振興局の近くのお堀のそばで撮った写真です。池に映った夜桜、きれいでしょう。この写真は新しいデジカメで撮ってみました。

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2010年04月28日

代表者会議、そして市政レポートづくりと

 午前は各派代表者会議でした。議員は任期は4年です。来月20日の臨時議会を前に常任委員会や特別委員会などをどうするか話し合いました。このうち、特別委員会については設置目的があり、それに基づいた活動がどうであったかの検証が必要です。現在ある4つの特別委員会のなかで、中山間地対策特別委員会は昨日それをやりましたよ、と紹介したところ、正副議長も各派の代表もうなずいていました。当たり前のことがようやく取り組まれ始めました。

 午後は4時頃まで細々とした用事をこなし、4時過ぎからは市政レポートの作成と各種ビラの印刷をやりました。市政レポートを水曜日に作成したのは久々です。急いだのは、今晩の夜中に東京へと出発するからです。夜の8時過ぎまでに何とか原稿を書いたのですが、印刷機の調子があまりよくありません。印刷された紙が歪んで出てきたり、一回転したりと、思うように働いてくれないのです。30日、東京から戻った時にうまく印刷できればいいのですが、心配です。

 さて、そろそろ出発の用意をしなければなりません。金曜日にまたお会いしましょう。

2010年04月30日

川の手荒川祭り

 昨日の朝2時に吉川区を出て東京へ行き、本日の午後4時前に帰ってきました。吉川区と友好関係にある荒川区の「川の手荒川祭り」に初めて参加してきたのです。吉川区からはコメや山菜、チマキなどの特産品を大量に持ち込み、荒川区民の方々と交流してきました。

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 さすがは都会です、祭りの会場には数万人(ひょっとすると10万人を超えたかも)の人が繰り出しました。吉川区から参加したメンバーは東田中生産組合、杜氏の郷職員、JAえちご上越の職員など総勢15人。午前10時の開会から午後4時近くまでテントのひとつでひたすら物産の販売活動です。人気のトップは現地精米のコメ、人の列が出来てお昼頃には売り切れてしまいました。採れたてのウドも早かったですね。それに続いたのは笹団子、チマキかな。すごいなと思ったのは現地販売スタッフのパワーです。自分の持ち場の物産販売が終了すると、他の物産販売の応援です。大きな声でお客さんに声をかけ次々と売り込む姿は商売人に負けません。私は酒類の販売担当です。「よしかわ杜氏」の辛口、にごり酒などを持ち込みましたが、午後からは全員がこの販売で総力をあげました。立ちっぱなしだったので、終わったら、足がパンパンに張っていましたね。

 お客は荒川区の人たちだけではありません。東京吉川会の平山会長や高倉さん、小泉さん、布施さん、法政コメコメクラブの田中先生、安田さん、星山さん、小林さんなども駆けつけてくださって、懐かしい再会が実現できました。みんな、吉川区の応援に来てくださったのです。日暮里で商売をしている高倉さんは顔なじみの人が通ると声をかけ、吉川区の「特別販売員」として大活躍してくださいました。みなさん、ありがとうございました。

 橋めぐり、歌舞伎座

 今朝は朝5時15分に起床。宿泊した築地の厚生会館のそばにある勝鬨橋を渡り、西仲橋、佃大橋をまわってきました。最近はよそへ出かけても「橋」が気になります。どこの橋も個性があり、発見があります。勝鬨橋では車道と歩行者道の分離帯にこの橋ならではのデザインがありました。橋が開閉する一こまひとこまを数か所で紹介してあったのです。

 今朝は川沿いを歩いたのですが、ここは隅田川の河口から1キロ前後の上流です。流れの音は川というよりも海の波の音に近いと感じました。月島川水門付近ではソメイヨシノの花を数個見つけました。まだ、咲いていたのです。懐かしく、うれしかった。

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 西仲橋の上から水門方向を撮った写真です。勝鬨橋が出来るまでは、ここには「渡し」がありました。それらの案内板を一つひとつゆっくりと読みました。河口に近いとあって、この辺の災害対策では津波を想定した取り組みがあちこちでされていました。津波対策を考えたスーパー堤防、水門などは初めて見ました。みんな、勉強になります。朝食前の散歩は2時間15分もかけて楽しみました。

 朝食後は女性メンバーの人たちと築地市場、さらには歌舞伎座へと歩きました。市場にはなんでもありです。カタクリやタラの芽などもたくさん並んでいて、「ここへ持ってきて、この値段で売れれば大儲けだねや」などと言う声も出ました。ここでは、土産品として佃煮、海苔などを買い求めました。それにしても観光客の数がすごかった。

 歌舞伎座は60年ほど前に建てられて、きょうが最後というニュースが流れていました。歌舞伎座近くへ行くと、カメラを持った人たちが大勢見物に来ていました。偶然とはいえ、特別の日に訪ねることが出来て得をした気分になりました。

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2010年05月12日

ベストの正副委員長をどう選ぶか

 午前は各派代表者会議でした。今月20日に行われる臨時議会を前に、常任委員会、特別委員会の正副委員長をどうするかについて話し合いました。私は、「条例では委員長及び副委員長は、委員会において互選するとなっている。今秋には議会基本条例が施行されるが、この条例に盛り込まれたことを実行できる体制をつくらなければいけない。代表者会議で話し合うなら、情報交換にとどめるべきだ」と主張しました。議長は「ここで話し合った結果は委員会をすればくつがえることもありうる」との認識を示しました。「ま、それぞれの会派の希望を出し合って進めてみましょう」と議長がのべ、それから約1時間ほど協議をしてみましたが、ベストの正副委員長をどう選ぶかということより、どこの委員を動かして会派要望のポストをどう配分するかという流れになってしまいました。これではいけません。次回の各派代表者会議は18日です。軌道修正できるよう頑張りたいと思います。

 日本共産党議員団では明日午前、緊急団会議を開催し、委員会人事などについて話し合う予定です。

2010年05月13日

人事議会1週間前

 寒い朝でした。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達ではアノラックを着て動きました。こんな低温が続いたら農作物に大きな影響を与えます。

 きょうは午前に党議員団会議、午後から生活相談などで忙しい一日となりました。議員団会議では、18日の各派代表者会議にどう臨むか、20日の正副議長選にどう対応するかなどを話し合いました。正副議長については、中立公正な職務遂行、民主的な議会運営に努める人で、上越市議会を代表するにふさわしい人を選びたいと思っていますが、いまのところ、私たちに対する他会派からの働きかけはまったくありません。会議では、「今秋制定予定の議会基本条例をふまえた議会運営が出来る人でなければだめだ」などの声が上がりました。人事議会1週間前にしては静かですね。

 ところで、このブログに動画を使えるようにしたいと思い、その道に詳しい人から教えてもらいました。まだ、十分理解できていないところもありますが、近々、吉川区山直海(川袋)で撮影した神楽をアップしてみようと思います。

2010年05月14日

雁木通りプラザでの議会報告会

 「さぶいねぇ」。きょう、一番多く使った言葉です。気温は10度前後だったのではないでしょうか。朝から市政レポートを作成し、午前10時頃から夕方までずっと「しんぶん赤旗」日曜版の配達をしたのですが、車には暖房を入れて走らせました。そして夕方、高田に向かう時は冬用のコートを着用しました。低温のため、田んぼに植えられた早苗の先っぽが枯れ始めたところもあるようです。異常気象ですね。

 さて、今晩は高田の雁木通りプラザで市議会主催の議会報告会でした。20数人の市民のみなさんが参加してくださいました。議員や議会事務局のスタッフを入れると50人ほどになったでしょうか。議長、常任委員長の報告の後、参加された方から質問や要望をお聴きする時間を設けたのですが、発言はとぎれることがありませんでした。

 約1時間20分ほどの間に10人ほどの方々が発言されました。トップは昭和町のYさん、「行政側の答弁で、『介護給付対象に関する国の基準が当市の実情とかけ離れている』というのがあったが、国の基準から一歩踏み出したものだと評価している。みなさんはどう評価しているのか」と質問しました。また、直江津のMさんは、「行政組織の改編が行われたが、観光部門が弱くなった。組織改編については1年を待たずに第一四半期からビシビシとチェックを入れてほしい」と注文。その後の発言も、議会での議論などをよく見たうえでのもので、とても参考になりました。

 6月議会との関連の中で注目したのは新直江津図書館・社会教育館の名称についての発言です。直江津区の地域協議会委員のIさんなどが「市民の中には『直江の津』ではなく『直江津』にという強い要望がある」「地域協議会では『直江津』でという意見書を出して26日までには回答をもらえることになっている。回答次第では次の意見書も出したい」と発言しました。新聞報道で、地元地域協議会も市教委の案で同意したとみていたので、今後の動きを注視していかねばと思いました。

 今晩の私の任務はカメラによる記録係です。後ろから、横から、前からと33枚撮影しました。

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これは前からのものです。市政レポートの記事を書くために参加者の発言記録もとりましたが、一度に二つの仕事は無理ですね。筆記による発言記録はちょっとしか書けませんでした。

2010年05月17日

臨時議会3日前

 午前は議員団会議。議員団ニュースの作成と議会人事が中心です。きょうの会議は関東方面に出張している上野議員を除く3人で行いました。団ニュースは毎週発行で「しんぶん赤旗」日刊紙、日曜版に折り込まれます。配布する人のなかには勤務の関係などから木曜日から始める人もいますので、ニュースはどうしても前の週の記事が中心となってしまいます。今週はちょうど木曜日に臨時議会があるので、それを載せたいのはやまやまですが、臨時議会の結果については来週になってしまいます。その点、お許しを。

 さて、議会人事ですが、20日の臨時議会を前に水面下の動きが聞こえてくるようになりました。いくつかの会派が話し合い、議長候補、副議長候補などを決めたようだという情報が複数寄せられています。もし、この情報が確かなものであれば、話し合った会派の人数の合計は全議員の過半数となるので、事実上決まったようなものです。団会議では、これからの2年間は市議会にとっても市政にとっても極めて重要な期間となるので、党派を超えてベストな人を選べないものか、その可能性をさぐろうということになりました。しかし、その可能性が現実に転嫁することはきわめて難しい状況です。20日の議長、副議長選前に行われる所信表明にどう対応するかについても話し合いました。場合によっては私たちの議員団からも立つことがあるかも知れません。

 議長・副議長選挙前の候補者の所信表明は4年前から実施され、今回で3回目です。本来ならば、候補者の所信表明を聴いた後に議員間でも話し合い、誰がベストかを判断する、そして選挙する、そういう流れにしなければなりません。そうでないと所信表明の意義は薄れてしまいますね。

 「橋爪法一の市政レポート」1449号、遅れましたが、ホームページにアップしました。

2010年05月19日

二人の候補が挨拶に

 おはようございます。日記を書くのが朝になりました。じつは昨日の午前、腰に違和感をおぼえたのですが、車の運転をしているうちに悪化、背筋をすっと伸ばして歩くことが出来なくなりました。なるべく目立たないようにしながら一日頑張り、議会報告会が終わって家に着いたら、もうぐったりです。すぐに布団に入りました。

 昨日のことで3つ書いておきます。ひとつは議会議長選、副議長選をめぐる動きです。昨日の午後、議員控室で仕事をしていたところ、「橋爪さんのランプが点いていたので挨拶に来ました」と言って、創風クラブの滝沢逸男議員と内山議員が来られました。挨拶は滝沢逸男議員が議長選に出ることになったのでよろしくとのことでした。また、新政の岩崎哲夫議員が、柿崎地区公民館での議会報告会後、「橋爪さん、こんなところで申し訳ないけど、よろしくたのみます」と挨拶されました。岩崎哲夫議員は副議長選に出馬するのです。一昨日、二人の方から寄せていただいた情報に間違いはありませんでした。日本共産党議員団としてどうするか。きょう、最終的な打ち合わせを行います。

 二つ目は昨日の午前に行われた各派代表者会議についてです。この時の主題は常任委員会、特別委員会の正副委員長をどうするかについての協議です。前回の会議で「基本的には各委員会で決めることになる」ことを確認していますが、昨日の会議での各派の要望をだしあったところ、一部を除き、無競争状態となりそうです。ただ、ひとつ、重要な変化がありました。正副委員長になろうという人は委員会運営などについて所信を述べることを確認したことです。これは私の方から提案させていただきました。それと、ひとつのポストに複数の候補が出た委員会では選挙が行われる可能性も出てきました。議会事務局には投票箱が1個しかないのでよそから借りてくる段取りに入ったようです。

 もうひとつ、市議会主催の議会報告会についてです。昨晩は柿崎地区公民館を会場に行われました。

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農繁期でもあるので集まりはいまひとつで、議会関係者以外は10数人の参加でした。そのうち、6人の人が発言しました。トップは上下浜のSさん、「国が本社なら市は営業所だ。無駄はゼロにするのが当たり前、なくしてほしい」と訴えましたが、いまの政治に対する怒りを爆発させるような発言でした。三ツ屋浜のKさんは、上越にも塩の道があったとして、それを活用した地域振興や海岸浸食などについて発言しました。海岸浸食に関しては、「これまで何度も県に働きかけているが、10年経っても手つかずだ。こんなことがあっていいのか」と議会に現地調査と積極的な対応を求めました。この他、大潟区のKさんの新幹線新駅などについての発言も印象に残りました。昨晩発言された方々は報告会に出て訴えたいという意欲満々の人が多かったですね。

 きょうは、午前に議会基本条例策定検討委員会、午後からは県立柿崎病院後援会理事会、日本共産党後援会との懇談会と続きます。この合間に議員団会議もやりたいと思います。

 5月1日の「見てある記」に山直海(川袋)八幡宮で行われた神楽の動画を追加掲載しました。ご覧ください。

2010年05月20日

議長選に立候補します

 深夜です。昨日は最終電車で帰り、妻に柿崎駅まで迎えに来てもらいました。疲れで目はしょぼしょぼ、ひと眠りしたら、いまの時間です。

 昨日は議会基本条例策定検討委員会の中間報告、県立柿崎病院後援会理事会などが続きました。この間に議員団会議を行い、議会人事をめぐる情勢を報告し、党議員団として対応をどうするか話し合いました。この結果、私が議長選に、上野幹事長が副議長選に立候補することになりました。議長選も副議長選も昨日書いた候補との一騎打ちになるでしょう。夕方、議会事務局からファックスで送られてきた選挙前に行う所信表明についての申請状況をみますと、相手陣営は26人もの推薦人をつけています。議員は全体で48人。相手陣営は4会派共同候補ですから、これらの推薦人のほかにも少なくとも数人はつくでしょう。たいへん厳しいたたかいとなりますが、堂々とやりたいと思います。

 所信表明では、これからの議会運営についての私の考えを簡潔にまとめてのべたいと思います。この模様は上越市議会のホームページでインターネット中継(録画もあります)されますので、ご覧ください。

 というわけですが、戦の前にもう一眠りさせてもらいます。

議長選で10票も

 臨時議会での議長選、投票結果は瀧澤逸男議員が34票、橋爪10票、無効(白票)4票でした。バタバタ立候補で、他会派に働きかけるいとまもないなかでよくとれたと思います。10票というのは、わが議員団(4人)のほかに6人も支持を寄せていただいたことになります。ご支援、ご心配いただいたみなさんに心から御礼申し上げます。

 投票前に行われた所信表明演説では、まず、「上越市は14市町村が合併して6年目となるが、市民の暮らしも営業もかつてなく厳しい状況が続いている。これは何とかしなければならない。市民のいのちと暮らしを守るためには48人の議員の知恵を結集して議会の責務をしっかりと果たさなければならない」とのべました。

 そのうえで、①公平、中立の立場で民主的、効率的な議会運営に努める、②秋にも制定されるであろう議会基本条例に沿った議会運営に最大限の努力をしていく。具体的には、市民の皆さんのご意見、ご要望をしっかりと反映させる議会、議員間で大いに議論し、審議を尽くす議会、行政をしっかりチェックすると同時に政策提言、議員立法をどんどんやっていく議会をつくっていく、③上越市議会の代表として信頼されるよう日夜研鑽を積み、努力していく、という3つ約束をしました。
 
 所信表明の時間は5分という制限があります。残りの時間で私は、「この上越市議会は本当に多彩で、すばらしい能力を持っている人ばかりだ」とのべ、「思想的には私よりもはるかに右寄りだが、いざ歴史の話になると私を含めて感動させてしまう人がいる。緊張感あふれた質問を議員のみならず傍聴者も巻き込んで展開し、市政を動かした人もいた。また、ある委員会で10年間の入札データを使って質問する人もいた」とこれまでの市議会で印象に残った質問を3つほど紹介しました。

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そして最後は、「48人の知恵を結集して、市民から信頼される、すばらしい上越市議会をつくりたい。ぜひご支持を」と訴えました。

 選挙結果が出た後、すぐに、隣席の樋口議員が「すごい、よかったね」とうれしそうに声をかけてくれました。休憩時間には、トイレで一緒になったある議員は、「私も入れさせていただきました」といい、廊下ですれちがったある議員も「共産党の議員が議長選で10票とったのは初めてだ。がんばったね」と励ましてくださいました。思った以上に健闘したので、市役所からの帰り道は妻と一緒にラーメンを食べ祝いました。

 次に副議長選の結果です。岩崎哲夫議員が33票、わが議員団の上野公悦議員が6票、小林克美議員が2票、無効(白票)が7票でした。投票前の所信表明では、上野議員が、私が約束したことと同じ内容だとしながらも公平で民主的な運営、議会基本条例に沿った議会改革について原稿なしで堂々と語りました。なお、上野議員は文教経済常任委員会の副委員長選挙で10票を獲得、見事に当選しました。
 
 議長、副議長選における所信表明演説の模様は、上越市議会のホームページのなかの過去の議会中継でご覧いただけます。

2010年05月23日

議会基本条例の市民説明会始まる

 上越市議会議会基本条例策定検討委員会(内山米六委員長)による議会基本条例の市民説明会が始まりました。きょうの会場は謙信交流館です。議会関係者以外では26人の方が参加され、熱心な意見交換が行われました。きょうの私の担当はパソコン操作です。パワーポイントを使っての内山委員長の説明に合わせてクリックしたり、質問に関連のスライドを映しだすのが役目でしたが、参加者の質問にも答えました。

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 きょうの説明会では、「なぜいま議会基本条例を制定しようとしているのか、その動機が分からない」「条例の検討をしている最中でも、請願の審査においては反対討論もしないで反対する事態が依然として続いている。今の議会運営に問題があるから制定するのか」「どこを変えようとしているのか伝わってこない」などそもそも論から始まって、「市長との緊張関係とは何か。緊張関係と言うなら、市民との緊張関係の方が大事ではないのか」「政策形成の流れの中で議長ポストをどう位置付けるのか」など具体的な条項にかかわる質問も次々と出ました。

 対応が難しいなと思ったのは、「口利き」あるいは「口利き的行為」をしてはならないことを明記すべきではないか、という提案です。「口利き」というのは、「間に立って紹介や世話をすること」をいいます。確かに「口利きで就職先が決まる」ようなことはあってはなりませんが、住民要望、陳情と「口利き」をどこで区別するかは微妙です。それと、条例に載せるにしても議会基本条例でいいのかどうか。私は政治倫理条例が必要だと思います。「良心と責任感をもって責務を果たすこと」(基本条例素案)といったレベルでは実効が上がるかどうかは疑問ですから。

 今回の意見交換会では議会に対する要望や提案がいくつもありました。「平日の昼間、勤務している人も多いので、休日、夜間に議会を開催してほしい」「議会報は最近充実して読みやすくなったが、発行回数を増やしてもらいたい」「一問一答方式の採用は遅すぎるくらいだ。質問するところ(答弁するところも)をどうしたらいいか考えてほしい」いずれも検討すべき大事な問題です。

 次回は26日の午後6時半から市民プラザです。27日は午後6時半からユートピア希望館と板倉区コミュニティプラザで同時開催となります。ぜひ、皆さんに声を聞かせてください。なお、現段階の上越市議会基本条例(素案)の内容は市議会ホームページに掲載してありますので、ご覧ください。

2010年05月26日

市民プラザで議会基本条例市民説明会

 議会基本条例策定検討委員会(内山米六委員長)による条例素案についての市民説明会が市民プラザで行われました。きょうの説明担当は検討委員会の中の1班のメンバーです。私は2班で、受付担当でした。議会関係者以外の市民参加は18人と前回よりは少なかったものの、たくさんのご意見をいただきました。

 最初のお二人のご意見は1回目と同様、条例策定の進め方、市民への説明の仕方に対する注文でした。「こんなに短い期間で策定しようとするのはどういうことか。もっと市民の声をしっかりと聞いて盛り上げていく丁寧さが必要ではないか」「いままでの議会活動との比較した説明がほしい。この条例の中でいままでやってきていることは何パーセントくらいか、また、新たに条項として盛り込むことになったのは何パーセントか」いずれの発言も議会に対する厳しい視線を感じました。

 厳しい視線は条例素案の内容そのものにも注がれます。「『調査研究を積極的に行うよう努めるものとする』『議案に対する議員の賛否の表明を、市民に公表するよう努めるものとする』というのはやらなくてもいいということか」「昨年の市長選で30数人の方が市長を応援した。そういう人たちがどうやって市長と緊張関係をもてるのか」「条例の見直しにあたって『自主的な検証』でいいのか。市民も参加して検証した方がいいのではないか」「請願などの審査で『必要に応じて』請願者などの意見を聞くものとするというのは上から目線ではないか」などの発言が続きました。

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 きょうの発言では「条例素案は評価する」「よくここまでつくった」という声が複数ありました。一定の評価をしたうえで、「運用にあたっては問題点を敏感に感じ取って見直しに反映してほしい」「議会事務局の機能強化とあるが、職員の人数を増やすのか増やさないのか。どういう機能を強化するのか」といった注文、意見が出ています。私が聞いた感じでは、前段で紹介した発言も一定の評価をしたうえでの発言かと思います。ただ、マナの発言をお聴きになればわかりますが、全体として、議会との信頼関係はできていないという印象を持ちました。これは私たち議会人の努力不足です。これから頑張るしかないでしょう。

 なお、質問や注文などについていちいち見解を書きませんが、説明会で出されたものは策定検討委員会で改めて確認したり、手直ししたりすることになります。

2010年05月27日

質問者はひとりだけ

 議会基本条例市民説明会、今晩は板倉会場と頸城会場の2会場同時開催でした。私のグループは板倉コミュニティプラザ会場の担当でしたが、一般参加者はほんの数人でした。たまたま同じ時間帯にまちづくり団体の会議もあって、議会に関心を持っている人たちもその会議に参加していたといいますが、ちょっとさびしかったですね。

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 議会基本条例策定検討委員会で素案の概要を説明した後、しばらく沈黙が続き、「誰かが発言しないと続かないので…」と質問したのは清里区のMさんでした。「議長から議会基本条例が必要との声が出たというが、議員の中からは出なかったのか」「市長の反問権は面白い。ついていかれない議員も出てくる。その点、どう考えるか」「前文に『市民の信託を受けた議事機関』という言葉があるが、議会は何よりも立法機関だと思う」といった質問と意見表明がありました。内山委員長と司会の栗田議員が答弁していましたが、内山委員長が市長の反問権について、「議会が覚悟を決めたということだ」とのべていたのは立派でした。

 その後、発言が続くと思ったら、誰も手を上げず、再びMさんが議員間討議について質問しました。結局、今晩の質問はMさんだけでした。Mさんの、「むずかしいね。ここで(説明を)聞いて、すぐ質問というわけにはいかない」という言葉が気になりました。もっとわかりやすく、もっと気軽に参加し、発言できるような工夫が必要だったのかも知れません。

 きょうはとても寒い一日でした。5月の下旬だというのに、車を走らせる時に暖房を入れました。異常気象です。

2010年06月01日

新幹線・並行在来線対策特別委員会

 6月議会を目前にして市議会の新幹線・並行在来線対策特別委員会が開かれました。開催目的は、委員会のメンバーも変わったことだから同委員会にかかわる基礎的な情報の共有を図ろうということでしたが、数日前に新聞報道された、「新潟県と地元3市が出資して第三セクター設立へ」について質問が集中する委員会となりました。

 新聞では第三セクター設立にむけて出資金などについての関連議案が6月議会に上程される見込みと報道されていました。質問のトップは近藤委員、「出資金の関連議案は6月議会に間に合うのか」との質問に、竹田淳三総合政策部長は、「私の方からはお答えを控えさせていただきたい」「6月議会で無理かどうかはここでは言えない」という答弁でした。昨日の委員会での部長答弁は、全体として、神経質すぎると思われるほど慎重でした。そのため、わかりにくかったですね。関連議案についての協議が大詰めを迎えているのかも知れません。

 そういうなかでも注目した答弁がいくつもありました。「経営計画案が決定しないうちに会社が先にできることもありうる」「経営形態については新潟県単独の三セクを前提に話を進めている。他県はむずかしい段階だと言われている」「いまは単独で進むが、未来永劫、このまま進むとは限らない」などの発言です。部長答弁の多くは、新潟県並行在来線開業準備協議会での協議を踏まえたものですが、いまの時点でどこまできているか、もっとつっこんで最新の情報を提供してほしいと思いました。

 昨日は午後3時過ぎに吉川区に戻り、石谷町内会の小規模水道の集水桝などの施設を視察してきました。

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並行在来線会社出資金などの補正予算提案へ

 驚きました。議会運営委員会が終わって、市長による6月議会の提案理由を読んだら、最初のページに、並行在来線の開業に向けて設立する経営主体についての予算計上がされていたからです。こんなことなら、昨日の特別委員会で「関連議案は提出する予定です。中味の説明、質疑は事前審査とみなされるので、きょうはお許しを」と、なぜ一言言えなかったのか。市側の「慎重答弁」からは予測できない提案に唖然としました。並行在来線対策事業として補正された額は約1600万円。そのうち並行在来線会社出資金が1565万円、会社登記経費の負担金が35万5000円です。

 議員団会議ではさっそく総括質疑の準備に入りました。昨日の新幹線・並行在来線対策特別委員会での審査状況を踏まえるとともに、並行在来線開業準備協議会での経営委員会、地域活性化・交流委員会の議事録などを読み、議員団全員に資料を配布し、質疑項目を整理しました。総括質疑には平良木議員が登壇します。総括質疑で細部に入れない部分は私が総務常任委員会で追及することになります。質疑の中心は、経営主体の設立をどんな経過のなかで決定したかです。事実経過のカレンダーを一枚一枚丁寧にめくるような質問をしていきたいと思います。

 夕方、家に戻ってから長峰温泉ゆったりの郷へ行きました。今回は温泉に入るためではありません。昨日、温泉水をくみ上げるポンプが故障したということを耳にしましたので、その状況などを把握するためです。中村支配人と会い、経過及び今後の対策について聞いてきました。大事な温泉施設ですので、いっときも早く復旧させたいものです。

2010年06月03日

党議員団会議、議会基本条例策定検討委員会に参加

 午前は党議員団会議でした。6月議会対策が中心課題です。一般質問テーマの検討と一般会計補正予算の中の並行在来線の経営主体についての部分、他自治体の動向などを踏まえてどう対応するか議論をしました。また、糸魚川、上越、妙高の3市議会で上越地域3市議会並行在来線対策協議会を設けているので、「(旧)政府与党合意の見直しを求め、市及び市民負担を軽減させていく」という同会の目的に沿った活動をどう展開していくべきかについても話し合いました。近々、糸魚川、妙高の党議員とも意見交換し、問題提起をしていく予定です。

 午後からは議会基本条例策定検討委員会でした。市民説明会で出された意見、提案は「議案の賛否の『公表に努めていくものとする』ではなく、『公表しなければならない』にできないか」「議員の口ききについて条文のなかで行ってはならないと書くべきだ」など90項目を超えていましたが、そのうち、条文、解説などで修正していくべき点があるかどうかの検討をしました。内容的にかなりボリュームがあって、きょうだけの検討では終わりませんでした。7日も引き続き検討していくことにしました。

2010年06月07日

3市議会並行在来線対策協議会の緊急開催を

 本日午後、滝沢逸男議長に会い、並行在来線問題で緊急申し入れを行いました。6月議会には、新潟県と沿線3市で1億5000万円出資し、並行在来線を運営していく経営主体を設立する提案がされています。しかし、新聞報道などによると、糸魚川市議会がこの動きに反発を強め、6月議会に提案されるかどうかは不透明だと言われています。いうまでもなく、並行在来線を運営していくためには沿線の関係自治体の連携は不可欠です。申し入れは、こうした事態打開のためのものです。

 そもそも今回の出資金の提案は、新潟県並行在来線開業準備協議会の経営委員会で経営計画についての審議の成果が見えない中でされています。
 5月12日の記者懇談会で村山市長は、「ここまで来ると(6月議会での提案は)難しいのではないでしょうか。例えば、会社の資本などの議論が全くないわけです。どれだけの資本を持ち、どのようなことをするためにスタートし、時系列的にこのようなことをしていこうという全体の色が見えないとなかなか難しいと思います。このような会社を作るから出資してほしい、出資しましょうという話になるのだろうと思います。会社の内容が出てこないと資本金の額も固まらないのではないでしょうか」とのべていました。それだけに今回の提案には唐突感があります。

「JRの経営参画を含め『政府・与党申し合わせ』を抜本的に見直しこと」を求めた3月議会意見書は政府国交省の『政府・与党申し合わせ』見直しの動きにインパクトを与えるものとなりました。この意見書の趣旨に照らしても今回の提案についてはもっと慎重であるべきでした。

 日本共産党議員団では、今回の提案に至る一連の経過をただすとともに、3市、3市議会が連携して対応できるように全力を尽くす決意です。以下は本日の申し入れ全文です。

                               2010年6月7日
上越市議会
 議長 瀧澤 逸男 様

                        日本共産党上越市会議員団
                            団長 橋爪 法一


「上越地域3市議会並行在来線対策協議会」開催に関する緊急申し入れ


 向暑の候、貴職におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。また、日頃より市民の声を生かす市議会運営に尽力されておられることに敬意を表します。
 さて、今議会には、並行在来線対策事業の一つとして、経営主体設立のための出資金支出の補正予算が提案されました。
 この議案に関しましては、新幹線開業後も並行在来線を存続させるとともに、運営にあたって当市や市民に過度の負担を強いることのないようにすることが求められていることから、慎重な審議が求められております。さらに、当該3市の足並みをそろえ、一体として取り組んでいくことも重要な前提課題となっております。
 また、県開業準備協議会の経営委員会では、今後の公的負担額がさらに膨らむ見通しであると報道されています。
 こうした現状を考えると、当議会としては、3月26日に政府関係機関に意見書を提出したとおり、「JRの経営参画を含めて『政府・与党申し合わせ』を抜本的に見直すこと」をはじめ、あらゆる手だてをとりながら市民負担軽減に向けた取り組みを強めることが求められております。
 一方、並行在来線対策では、市民の足をしっかりと守っていく立場で、一昨年秋に「上越地域3市議会並行在来線対策協議会」が設立されましたが、ご承知の通り、この協議会はその目的として「並行在来線を存続させるとともに、運営に当たっては、政府与党申し合わせを見直し、沿線自治体や地域住民に過度の負担を強いることのないよう国・県・JRに働きかけていくこと」としています。
 つきましては、市民の利益を守る立場から、「上越地域3市議会並行在来線対策協議会」を緊急に開催し、「① JRの経営参画を含めて『政府・与党申し合わせ』を抜本的に見直すことを求めていくこと、② 今回の経営主体設立の案件について3市議会が足並みをそろえていくこと」を協議するよう申し入れます。
    


 

2010年06月10日

6月議会はじまる

 昨日から6月議会がはじまりました。注目は北陸新幹線開業に伴う並行在来線の「経営主体設立」出資金です。わが党議員団の平良木議員と公明党の杉田議員が総括質疑で登壇しました。

 今議会は村山秀幸氏が市長になって3回目の定例議会です。原稿に頼らずに自分の言葉で答弁している点はすごいなと思います。それも回を重ねるごとに力強さが出てきました。ただ、気になる点があります。昨日の答弁では、並行在来線会社の経営計画について問われ、「(県並行在来線開業準備協議会の経営委員会の)経営計画づくりは7月頃(議論が)かわくことになるだろうが、設立する会社の具体的な作業の段階で大きく変更することになる」とのべるなど、慎重さに欠けた発言がいくつかありました。「糸魚川市が出資しなくとも会社をスタートさせるのか」という質問にはズバリ答えないずるさもありました。こうした点は速やかに修正してほしいものです。

 さて、話題はかわってブログの話。私は毎日10人ほどのブログを読ませてもらっています。党議員のもの、他党派議員や友人などのブログがその中に入っていますが、毎日のようにいろいろな発見があって、とても楽しみにしています。

 昨日のブログでは参院比例代表で日本共産党から出る「かわえ明美あったか日記」に感動しました。高校時代、修学旅行に行く際、「この歌をおぼえて行きなさい」と「青い空」を教えてくれた先生がいた。その先生が体の具合が良くないのに演説会に来てくれました。かわえさんは何百人という聴衆がいるなかで、この恩師に元気になってほしいと「青い空」を歌ったのです。涙が出ました。


 

家庭ごみ袋変更へ

 きょうは厚生常任委員会でした。議案審議ではほとんど質問がありませんでしたが、報告事項で質問が相次ぎ、終了したのは午前11時半頃となりました。

 報告の中で質問がたくさん出たのはごみ袋の変更についてです。いま使っているバイオマスプラスチック製の家庭ごみの指定袋については、「破れやすい」「底が抜ける」などの苦情が多く、今回、プラスチック製容器包装を再生したものへと変更したい方針であることを市は明らかにしました。委員と担当課長のやりとりで、苦情が数十件にも及んでいたこと、取替えのため袋を製造している会社が家庭に出向いていたことなどを初めて知りました。新たな袋にさわってみましたが、確かに破れにくい。今度はうまくいくでしょう。

 午後から一般質問の質問取りがありました。私の通告は、①核拡散防止条約(NPT)再検討会議最終文書と市の平和施策、②口蹄疫対策など農業問題、③第三セクター経営検討委員会が提出した経営分析報告書をめぐって、の3項目です。いずれもテーマも論戦になるような内容でないので、質問取りはすんなりと終わりました。今回の一般質問通告者は19人。私は17番目です。私の予想では21日(月)になりそうです。

 きょうの天気でわが家のグミは赤い実が増えました。近所の人たちの間でも話題になりつつあります。夕方、わが家に来た人は、「実は新芽につくから、ちゃんと剪定したほうがいいよ」とアドバイスしてくださいました。知らなかったなぁ。子どもの時分から食べることに夢中で、剪定は考えたことがありませんでした。

2010年06月15日

会社設立についての合意文書なし

 きょうは総務常任委員会審査でした。今回の定例会で一番注目されている並行在来線対策事業(新会社設立)について審査する委員会です。並行在来線対策事業だけで2時間近くかかりましたが、びっくりすることがいくつもありました。

 そのひとつは会社設立についての合意文書はないという事実です。新会社設立については新潟県と妙高市、上越市、糸魚川市が話し合いを進め「合意した」というのですが、4自治体が合計で1億5000万円の出資をして立ちあげるというのに確認書とか覚書とかいうものを交わしていないというのです。税金を使ってやる仕事としてはあまりにもご粗末ではないでしょうか。
 
 そして2つ目。出資金をどうするかなどの話し合いをしたものの、どういう内容で経営をしていくのかについては基本的なことが何一つ決まっていないこと。これもびっくりでした。糸魚川市の米田市長が、「詳細を議会や市民に出せない状態にある。三セク会社がどういう形でいくのか、しっかりしたものでないと提案できない」(上越タイムス6月12日付)とおっしゃるのは当然です。

 3つ目。新潟県並行在来線開業準備協議会の平成22年度事業計画は書面開催による総会で決められたということです。確かに同協議会の規約には、「総会は、会長の判断により書面による開催とすることができる」という規定はあります。でも経営計画や利用促進など重要事項を決めるには「書面開催」は極力避けるべきです。今回は6月2日に開催したというのですが、担当課長も思い出せないような開催だったのです。

 4つ目。その「平成22年度事業計画」ですが、「3、経営主体の設立準備等」のところに、「並行在来線の経営計画に基づき、経営主体の設立準備を進める」とあります。今回の会社設立提案にあたっての説明では、「県並行在来線開業準備協議会の経営委員会では計画を詰めることができないので、新会社でいっときも早く経営計画づくりをしていかなければならない」とのべてきたきたのです。担当部課長とやりとりしていて、一体どうなっているんだと思いましたね。

 5つ目。委員会運営の問題です。質問が終わった段階で滝沢いっせい委員が、「委員間討議をしませんか」と提案しました。問題点や課題をはっきりさせるためには良いことだと私は賛成したのですが、「意見は出尽くしたので必要なし」という声がありました。すかさず「午前の質疑を聞くかぎり、行政側に対する批判や注文等は出たが、正面から賛成だという声はなかった。(討議は)やるべきだ」と発言したのですが、決をとったところ、委員間討議に賛成は11人中3人のみ。これはびっくりというより、がっかりでした。こんなことでは、議会基本条例を制定しても先が心配です。

2010年06月16日

空撮提案

 きょうから一般質問が始まりました。一番目が飯塚議員で、全部で6人が登壇しました。

 「ひょっとすると上越タウンジャーナルを見ているのかな」と思ったのは、江口議員の市の紹介DVDを作成したらどうかという質問と近藤議員の「観桜会ポスターに、高田公園の空撮写真を使ったらどうか」という質問です。上越タウンジャーナルが「ダイナミック、高度100メートルからのお花見」というニュースを流したのは4月16日。私も記事と動画を見て、これは使えるな、と思いました。みんな同じようなことを考えていたんですね。

 武藤議員の質問は私の通告と一部がダブっています。口蹄疫の予防対策でのやりとりを聞いたら、私が聞こうとしていたことがすでに出てしまい、質問をどう組み立てていいのかわからなくなりました。同議員は質問で、小中学校の児童生徒が公共施設を使用する場合は無料にできないかと市長に質問しましたが、吉川区内の関係者からもそうした声があがっていて、地域協議会でも議論されています。市長は秋までに結論を出すと答えていました。早期に無料化してほしいものです。

 私の一般質問は週明けの月曜日かと予想していたのですが、きょう、6人登壇したことで、18日(金)の最後となる可能性が高くなりました。おそらく、午後3時半過ぎから5時までの間となるでしょう。質問テーマは、核拡散防止条約再検討会議最終文書と市の平和施策、口蹄疫対策など農業問題、第三セクターについての3つです。

 夜遅くなってから、近くの大出口川へ行ってきました。その後、ホタルが増えたかどうか確認したかったのです。ホタルは前回よりも増えていましたが、たくさんの蛍が舞うまでにはもう少し時間がかかりそうです。ただ、きょうは元気なホタルが一匹、私の周りを飛び回っていました。これは動画でご覧ください。

2010年06月17日

質問準備

 予想が狂ったというか思い込みがあったというべきか。昨日の夕方の時点まで、私の一般質問は週明けになるものと思っていました。ある人が、「今回は質問者が少ないから1日当たり5人というもんだこて」と言ったので、すっかりその気になっていたのです。ならば、準備は土日にやればいいと思い、別のことをやっていたのは間違いでした。

 というわけで、きょうは朝から市政レポート作成にとっかかり、夕飯前には何とか印刷するところまでこぎつけました。日中はいうまでもなく議会です。集中していたためか、印刷が終わった途端に疲れがどっと出ました。ワールドカップを見て気分転換をと思っていたのですが、その前に眠ってしまいました。

 質問準備は資料集めがほぼ終わり、質問項目の整理にかかっています。3つのテーマごとに獲得目標を決め、どういう流れで質問を展開していくか、どこでどの資料を使うか。これがちゃんとやれれば、たいがい、質問はうまくいきます。ま、たまに予想外の展開もありますが。これから明朝までにどれだけできるか。

 私の一般質問は明日の午後3時頃からとなる予定です。上越市市議会ホームページの議会中継でご覧いただけます。

2010年06月22日

落雷でパソコントラブル

 一昨日の夜11時頃、近くに雷が落ちた模様です。それ以来、わが家でのパソコン通信ができなくなりました。昨日、有線農協から修理してもらい、ようやく復旧しました。

 親戚のSさんですが、重篤状態から脱して小康状態です。昨日はベッドのそばで、「Sさん、わかるかね、橋爪です」と声をかけたら、酸素マスクをつけながら何かをしゃべってくれました。倅さんによると、「どこか痛いところあるか」と尋ねたら、「しゃばじゅう(全体)」と答えてくれたそうです。いま、家族が二人がかりで付き添い、Sさんの病状を見守っている状態です。

 議会は昨日で一般質問が終わりました。あとは24日に委員長報告、討論、採決などがあります。24日は参院選の公示でもあり、きょう、明日はその準備で大忙しです。

 この日記のカテゴリーに「動画」を追加しました。「動画」をクリックするとこれまでアップしたすべての動画を見ることができます。私のホームページのトップページにも「橋爪法一の動画集」を加えました。ここをクリックしてもご覧いただけます。

2010年06月23日

葬儀と議会と選挙が重なった

 今朝は2時間弱しか眠れませんでした。朝の6時半には鈴木さん宅へ行き、今後の日程について打ち合わせました。通夜は明日の午後6時から(自宅)、葬儀は25日午前9時から(「虹のホールおおがた」にて)と決まりました。参院選の公示、初日、2日めの活動予定と重なりましたが、議員団の仲間と相談して対応することにしました。私の任務は葬儀委員長です。

 明日は6月議会最終日でもあります。葬儀の準備を進めながら、討論内容の検討なども行いました。並行在来線新会社問題などが浮上したこともあって、例年の6月補正予算審議の時以上に疲れました。水面下で様々な動きがあることも情報として入ってきました。明日の本会議では予想外の展開も起こりそうです。議会のチェック機能が機能しているかどうかが問われる議会となりました。

 参院選公示になると、今回もまたホームページ、ブログなどに制限が加えられることになります。候補がどこでどうしたとか、どこどこへの投票をなどと書くことはできません。ネットによる選挙運動解禁が見送られたからです。このブログに記載する記事はこうした制限を意識して、選挙活動以外のことを書かざるを得なくなります。この大事な時期に何を書いているんだと思われるでしょうが、しかたありません。

 新潟選挙区予定候補者の武田勝利さんから公示前最後の動画レターが届きました。ご覧ください。

2010年06月24日

修正案賛成討論で問題点浮き彫り

 6月議会最終日。朝の8時半過ぎに市役所に着きました。議会事務局へ入ると、ある職員さんに「きょうは何かあるのでしょうか」と訊かれました。けげんそうな顔をすると、私のブログのコピーに黄色のアンダーラインがひいてあります。その場所は、「明日の本会議では予想外の展開も起こりそうです。議会のチェック機能が機能しているかどうかが問われる議会となりました」の部分。私としては、私たちが提出した修正案に対する他会派の対応が委員会の採決時と違った展開になるかも知れないことを書いただけなのですが、議会での進み具合に大きな影響を与える動議か何かでも提起されると思ったのでしょう。

 本会議。注目の並行在来線会社にかかわる予算が計上されている一般会計補正予算に関しては上野議員が修正案について提案理由の説明を行い、平良木議員が討論を行いました。平良木議員は市議会での総括質疑、常任委員会審査、県議会連合委員会での質疑を踏まえて、まとめてくれました。「何よりも、設立される経営主体の全体像や将来見通しなどがほとんど明らかにされないまま、出資のみを先行するということは、市民の財産である予算の使い方として、きわめて不適当」であるとのべたうえで、「委員会審議などの中で、見過ごすことのできない問題点が明らかになりました。ひとつは会社設立についての4つの自治体による合意文書がそもそも存在しないという事実、2つめには、出資金の額は決めたものの、経営内容については基本的なことが何一つ正式決定を見ていないという事実。3つめに、経営計画をだれが作るのかをめぐって、県並行在来線開業準備協議会の事業計画と市の説明に大きな隔たりがあるという事実。さらに、経営委員会では、今後の地元負担が当初予想されていた386億円から大幅に増額する見込みであることが議論されたという事実。このことは、資金計画をかなり綿密に立てた上での立ち上げでないと、経営主体自体が立ちゆかなくなりかねないことを示しています」と具体的に展開しました。やじひとつ飛ぶことなく、とても説得力のある討論だったと思います。今後の並行在来線会社に関する動きに影響を与えるはずです。

 採決の結果は、昨日入った情報通り、修正案に対する賛成は私たち議員団のみでした。今後の動きを注視しながら、並行在来線を守る連絡会の皆さんと連携して頑張っていきたいと思います。

2010年07月01日

「しんぶん赤旗」に感動の記事

 スポーツは感動です。今朝の「しんぶん赤旗」の一面にサッカーW杯についてとてもいい記事が掲載されていました。PKを外し泣きじゃくる駒野のもとへ、1人のパラグアイの選手が駆け寄り、駒野の頬に手を当て、一生懸命励ましている様子が写真付きで報じられていたのです。スキャナーがこわれているので写真でご覧いただきましょう。

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 試合は延長戦でも決着がつかずPK戦。どちらが勝つか負けるかは時の運でした。日本が負けた時、一番ショックを受けていただろう駒野のところへ飛んで行って励ました選手の中にパラグアイの選手がいました。アエドバルデス。私はこの選手の名前をいつまでも憶えておきたいと思います。

 きょうは中山間地対策特別委員会の作業部会と議会基本条例検討委員会がありました。中山間地の部会では、各委員が書いてきた基本理念に関する検討シートを基に活発な議論を行いました。

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各委員が用意してきたいくつものキーワードを絞り込み、最終的に残ったのは、「地域資源(水)」と「安心して住み続けられる」でした。

 その後、条例をどういう構成にするかで議論になりました。「基本条例として中山間地域全体を対象にした施策の基本」を入れ、かつ、薩摩川内市のゴールド条例のような具体的な施策をどう盛り込むか。各委員が悩み、つっかえている時に、議会事務局の若い職員が、「いっそのこと2つの条例をつくったらどうですか」と発言しました。この発想、提案で悩みは一気に解決に向かいました。誰もが気がつかなかった、すごい提案でしたね。

 議会基本条例の方は、検討委員会が20数回の検討委員会と市民説明会を経てまとめた条例(案)を議長に答申しました。マスコミ各社が駆けつけましたので、あすの朝刊に掲載されることと思います。内山米六委員長を先頭にみんなよく頑張りました。今後はパブリックコメントを行い、条例案をさらに練り、12月議会へ提案することになります。

2010年07月04日

第6回吉川区体育祭

 きょうは午前中、吉川区の体育祭でした。吉川町時代から通算で48回目。今回は中野教育長も来賓として挨拶してくださいました。教育長は吉川区米山の出身で、お連れ合いは吉川区内の小学校に19年間勤務されました。中学生の時に参加した体育祭のことなどにふれながらの、ふるさとへの思いを込めた挨拶には感動しました。体育祭は途中で雨が降り、プログラムの一部を中止せざるをえませんでしたが、それでも元気いっぱい、みんなが力を合わせ、盛り上げました。今回は玉入れ、輪投げ徒競争、保育園遊戯、綱引き、大玉・小玉送りなどを動画で記録しました。このうち、私が一番気に入ったのは、保育園児の入場行進です。行進に加わり、両手を振って歩いてみたくなりました。これはご覧いただきましょう。


 雨でグランドが濡れたため中止となった吉川小学校のマーチングバンドは、体育祭終了後、同校の体育館で演奏が行われました。これも動画で記録しました。ご覧ください。

 ところで、先日、柿崎区選出の武藤正信議員から、「今度、吉川区にも議会報告入れさせてもらうすけね」と話がありました。今朝、その報告ビラが新聞折り込みされました。吉川区内で私以外の市議のビラが配布されたのは初めてです。A3判両面に印刷されていて、とても見やすく編集されていました。私のものはいつもバタバタと編集しているので、文字だらけのビラになりがちです。負けないようにしないといけません。

 この議会報告の中で興味深く読んだのは、並行在来線会社への出資についての部分です。日本共産党議員団は、一般会計補正予算については、この出資金を削り、予備費に計上する修正案を出したのですが、武藤議員は修正案に反対し、原案に賛成した議員のひとりでした。その武藤議員が、ビラの中で、「並行在来線の第三セクター立ち上げにあたって、経営方針や資金計画がまったく示されていない中での出資には当然疑問が残ります」と書いているのです。私たちの修正案には反対したけれど、気持ちは同じだった。こういう人がいたことを知ってホッとしました。

 市政レポート1456号と「春よ来い」第115回をホームページに掲載しました。左上の「小さな町の幸せ通信」をクリックしてお読みください。

2010年07月21日

会議の連続

 朝から夕方まで会議の連続でした。中山間地対策特別委員会、新過疎法勉強会、月例議員懇談会、議会勉強会、並行在来線経営計画案等についての報告と続いたのです。午前の議論に集中したら、午後からは頭の方はすっかりお疲れモードになってしまいました。午後からの会議は第2委員会室、ここの暑さはがまんの限界を超えていました。

 新過疎法勉強会で市役所の担当課は12月議会で新過疎計画を提案する予定であることを明らかにしました。上越市は14市町村が合併した時点で「みなし過疎」となり、市内全域が過疎対策の対象となりました。それがいま、かつて過疎法の指定を受けていた旧町村地域だけ対象となる「一部過疎」に。2009年度までの計画がすべて完了していれば問題なしですが、残っている場合、どうしていくのか。今後の施策の展開の難しさを感じました。

 夜は「橋爪法一を囲む会」でした。夜6時半を過ぎても猛暑が続き、会場はどうなっているか心配でした。でも事前に町内会長さんが1時間も前から窓を開けておいてくださり、直前からはクーラーにスイッチオン。これで気持ちよく会を進めることができました。懇談では、高齢化が進むなかで交通手段をどうするかなどで活発な意見交換ができました。

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2010年07月30日

杜氏の郷などを訪問し、調査

 市議会の第三セクター等特別委員会が三セク会社を直接訪ね、経営陣と懇談を重ねています。きょうは第2回目。吉川区の「杜氏の郷」と「みなもとの郷」を訪問するというので委員長にお願いして同行させてもらいました。

 訪問先では、冒頭、塚田隆敏委員長が「三セクには市民の厳しい目がある。みなさんの課題、問題点を出していただき、一緒に勉強させてもらいたい」と挨拶。その後、三セク会社側から会社概要、現在かかえている課題などの説明を受け、意見交換をしています。

 このうち、「杜氏の郷」では金沢専務が応対。同専務は、「一昨年12月議会で増資の御支援とご指導をいただき感謝申し上げたい。ようやく再生の道筋をつけてもらったがとりまく状況は厳しい」「今期については天地人効果があって前年対比120%の売り上げとなったが、12月になった途端、関心が土佐の方に向いてしまった(感がある)」「地元販売は役員以外の小売店からも使っていただくようになってきて、ようやく雪が解けてきたという印象だ」「道の駅での売り上げが強み。この駅を拡充できないか。できれば移動型の足湯がほしいと思っている」「現在、(酒造施設の)稼働率は40%。少なくとも60%に上げ、安定させたい。来年3月が私募債の返済期限であり、この9月頃までに返済の方向性を出したい。今年が大きな山場となる」とのべました。

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 委員会のメンバーからは、「増資には賛成したが昨年度の1300万円の赤字にはショックを受けた。直販も結構だが、小売店販売も重要だ」「ゆったりの郷との連携で(双方のメリットを)活かす努力をすべきではないか」「継続的に売上げを伸ばしていくには大口のJAグループ、この販売力を利用しない手はない。営業のやり方も考えていかねばならないのではないか」などの意見や注文が次々と出されました。

2010年08月04日

西宮市の「参画と協働のまちづくり」視察

 奈良市のホテルからの発信です。きょうから総務常任委員会の視察です。北陸本線を使って約6時間、西宮市に到着しました。西宮市に出かけたのは、同市が昨年4月に施行した「参画と協働の推進に関する条例」について学ぶためです。

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 「参画」というのは、市民などが政策立案、実施などに自主的に参加することをいい、「協働」とは、市民などと行政がまちづくりにおいて共に行動することをいいます。「参画と協働によるまちづくり」に焦点を絞った条例制定は全国でもあまり例がありません。それだけに、制定の背景や中身に関心を持ちました。

 同市がこの条例を制定した背景には、阪神大震災をきっかけに行政と地域住民が一緒になって何かできないかを考える機運が高まったことなどがあげられていましたが、決定的だったのは、前市長が同条例に意欲を持っていたことだと感じました。内容面では、政策立案や住民投票制度、協働事業の提案などが入っていたものの目新しいものがありませんでした。

 今後、行政と市民などが一体となった取り組みが多くなっていくだけに、こうした条例制定は増えていくものと思います。ただ、私は、こうした条例制定よりも前に自治基本条例を制定した方がよかったのではと思いました。そうでないと、まちづくり全体の方向性が見えないし、議会の役割も明確にならないからです。

 きょうは、カバンの中に井上ひさしの『ボローニャ紀行』(文春文庫)を入れていました。電車の中で読み始めたら、やめられなくなりました。「文化による街の再生」などまちづくりはどうあるべきかを教えてくれる絶好の本だったのです。

2010年08月05日

奈良市の「事業仕分け」

 きょうの視察は奈良市。同市が昨年度、今年度と二度にわたって実施した「事業仕分け」についてです。

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 「事業仕分け」は厳しい財政情況のなかで効率的な行政運営をめざすための手法のひとつですが、きょうは、「外部の視点での議論を通じて」事業の要・不要などを仕分ける難しさを感じました。

 そもそも、市外の専門家などが事業のことを十分把握できるのか、30分や40分の議論で正しい判断が出来るのか、大いに疑問を感じます。実際、昨年度の事業仕分けで「不要」と判定された事業が、今年度の予算編成では「改善しながら実施」とされた事業が7事業もあったのです。この他、「事業仕分」の対象事業をどのように選ぶかについても、きょうの説明では簡単ではないな思いました。市民が「これを対象にしてほしい」としてほしいとした事業をどう絞り込んでいくのか、その客観的な基準がまだ確立されていないように思えました。

 きょうは朝食後、出発までに時間があったので、歩いて興福寺、東大寺まで出かけてきました。初めての奈良、興福寺の五重塔のスケールの大きさ、迫力に圧倒されました。

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 東大寺では、大仏殿を遠くから見てきました。本当は中に入りたかったのですが、時間が足りませんでした。でも南大門の金剛力士立像を見ることができたので満足です。いつか、ゆっくりと見に来たいと思います。

 

2010年08月06日

大阪池田市で「地域分権推進条例」学ぶ

 猛暑が続いています。きょうは大阪府池田市での視察でした。十三(じゅうそう)のホテルから電車で市役所へ行ったのは朝の早い時間帯なのに、陽射しが強く、汗びっしょりでした。

 池田市での視察は、同市の「地域分権の推進に関する条例」について学ぶことが目的です。ここは1日目に視察した兵庫県西宮市と違い、自治基本条例を持ち、そのなかで地域分権を推進しようという自治体です。小学校単位の地域で必要な事業を提案してもらい事業を実施していくという制度にしていました。

 ここは市の面積が全体で22平方キロメートルという狭さのなかで人口は約10万人ですので、顔に見える範囲で地域自治をということになれば小学校単位で「コミュニティによるまちづくりを」というのはうなづけます。ただ、実際に取り組んでいる事業の中には街路灯強化事業、AED設置事業など本来市が取り組むべきことがたくさんあるなど、これでいいのだろうかというのがいくつかありました。

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 わずか2時間ほどの駆け足視察ですので無理だったのかも知れませんが、池田市の実践の全体像をつかみ、上越での取り組みに活かそうということになれば、地域で中心となる「地域コミュニティ協議会」のメンバーと懇談するなり、この事業をやった現場を訪れるなどの工夫が必要でした。これは視察地を決める段階で議論しておけばよかったと反省しています。

 短時間の視察ではありましたが、視察目的以外で目に入ったり、新鮮に感じたりしたことがいくつもあります。金曜日なのに市民課では朝礼をしていました。おそらく毎日なのでしょう。いいことだと思います。地下ではタイムカードが設置されていました。これはどういう職員向けなのか知りたくなりました。議会事務局職員が、視察に来た我々に対して、同市が取り組んでいる70周年記念事業で発行した切手シート(80年切手10枚)を1200円で購入をと訴えているのも好感が持てました。

 昨日、一昨日の日記に関連する写真を記事の中に挿入しました。

2010年08月12日

南砺市議会「なんと市民の会」のみなさんの視察受け入れ

 ありがたいことです。私も執筆陣のひとりとなった『山村集落再生の可能性』(自治体研究社)を読み、私の考えを聞いたり、意見交換したいと富山県南砺市議会、「なんと市民の会」の3人の市議がわざわざ上越市まで出かけてきてくださいました。

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 南砺市は8つの町村が合併して新たにできた市です。市域の8割が中山間地となっているということで、高齢化が進み、集落機能を維持できなくなってきているところは上越市と同じです。きょうは、中山間地集落をどう見ているか、再生に向けてどうすべきか、中山間地域振興基本条例をどう考えるかなどについて2時間ほど一緒に勉強させてもらいました。

 南砺市は世界遺産である五箇山をかかえた市ですが、3人ともこのままでは市の中山間地はすたれるばかりだと、中山間地対策に強い関心をお持ちでした。いずれの議員も平場に住んでいるということでしたが、この人たちの頑張りが同市の中山間地対策を前進させるにちがいないと思いました。こちらも負けないで頑張りたいと思います。

 懇談が終わってから、3市議のみなさんとともに板倉区針の「いたくら亭」へ行き、「天そば」の大盛を食べてきました。きょうはお盆前ということもあって満席でした。「いたくら亭」は南砺市議のみなさんがネットで調べて決めたお店、私も美味しいそばで腹いっぱいになりました。

 最後にお知らせです。11日に吉川区内の片田の農道で米山と尾神岳の夏の風景を動画で撮影しました。もう20日もすれば、稲刈りを迎える田んぼの様子も写っています。


2010年08月16日

三セクを訪問して特別委員が感じたこと

 午前10時から第三セクター等特別委員会(塚田隆敏委員長)でした。同委員会は、7月に2日間、今月は12日と合計3日間をかけて市内の第三セクターを訪問、経営陣からの聴きとりなどをしてきました。各委員がどう受け止めたか、きょうはそれを聞きたくて1時間ほど傍聴してきました。

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 各委員の発言から主なものを拾ってみます。
●総じて言えることは、それぞれの立場で一生懸命にやっておられるが、どこでも共通していたのは、将来的な人口減少のなかで(経営している施設の)いまの規模を維持していくことが明確でなかったことだ。
●厳しいなか頑張っているにしても、これからもやっていけるのかどうか。なかには、これ以上穴をあけないうちに早急に手を打たないと税金の垂れ流しになるものもある。どうにもならないところはしっかりとメスを入れていく必要がある。
●民間と競争してでるには厳しさがある。なかには再生が難しいというところもみられた。ただ、我々が経営的に見て専門的な判断ができるかどうかとなると限界がある。
●合併して6年目。この間、合併によって経営が困難になったとの声を聞いたが、合併しなければもっとひどくなったと思う。この施設を地域に残してほしいという熱意がいまひとつだった。
●50%出資の三セクの経営責任は市にある。経営責任、監督責任が問われる。(施設は)民間への売却も検討しなければならないのではないか。
●我々としては経営の方だけでなく、地域の人たちがどう思っているか検証が必要だと思った。地域の思いが空回りしている部分もあった。

 各委員の発言は委員長の要請で第三セクターの固有名詞を出さないで行われました。風評被害がでたら困るというのが理由でした。しかし、感想を出し合うのが一巡したあと、委員会をどう進めていくかのなかで議論になりました。何人もの委員が、問題を掘り下げていくには具体的にやっていかないと結論が出ないと言っていましたがもっともだと思います。

 地元で葬儀があり、残念ながら、委員会の進め方をどうするかの話し合いは最後まで聞けませんでした。そうしたなかで、水澤委員が「スキー場やハング(の施設)はやめるわけにはいかないでしょう」とのべていましたが、施設と三セクの関連と区別を明確にすることが大事だと思いました。また、委員長の発言の中に、「10月になってまた地域を回りたい」というのがありました。柳沢委員や上野委員がのべていたように、経営陣からだけの聞きとりで終わらせないで、地域の人たちが三セクをどう見ているのかも把握していく、この姿勢も大事なのではないでしょうか。

2010年08月23日

いのちと安全にかかわる整備を最優先すべきだ

 恒例となった県道新井柿崎線整備促進議員連盟の現場視察。きょうの午後、議員連盟に入っている12人の市議、顧問の5県議、上越地域振興局の地域整備部の幹部、市役所道路課の幹部で見て回りました。

 きょうの視察では、議員連盟が県当局に要望している歩道整備、交差点改良、防雪柵設置、路盤改良など20数か所のうち、12か所でマイクロバスを降り、現地に詳しい人から説明してもらいました。今回は地元町内会の人たちが説明して下さるケースがたくさんあり、いままでとは違ってきたなという印象を持ちました。

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 現場での説明では、「故古川県議の時代から何十年も要望してきているが実現していない」「子どもたちの通学路になっていてとても危険だ。早く歩道の設置を」「ダンプなど大型車が通ると震度3くらいの揺れが起きる。テレビの音が聞こえなくなることもある」など切実な要望が次々と出されました。

 視察が終わってからの意見交換会では、道路整備の遅れと財源の問題が中心テーマのひとつになりました。歩道整備・交差点改良について県の担当者は、上越地域振興局管内だけでも70か所ほど要望が出ているがこのなかで取り組めるのは1年に10か所ほどにとどまっていることを明らかにしました。また、防雪柵に関しては、現在設置してあるのは2275メートルで、設置が必要な総延長の24%にすぎないとのべました。そして、県の方針として、「平場の防雪柵の整備は、山間部の雪崩防止を優先するので、その後になる」「消雪パイプの新設は厳しい。当面は機械除雪で対応していく」とのべたのです。

 これにたいして私は、「一生懸命頑張っていて下さるのはわかるが、きょうの視察でも、子どもたちの通学路に歩道がない、地吹雪で危険がいっぱいなど命と安全にかかわる場所がいくつもあった。平場であろうが、山間部であろうが、命と安全にかかわることは最優先して整備してもらわなければならない。お金がないなら、ないなりに工夫が必要ではないか。県でも道路整備計画を持っていると思うが、例えば、道路の新設を1、2年先送りしても危険個所を整備していくことが求められている」と訴えました。県の山本部長はもっともな考えだと答えていました。

 夕方、高田からの帰り道、田んぼの上に満月にいまちょっとという月が見えました。稲穂と月の組み合わせが気に入り、写真に撮りました。

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2010年08月25日

思わぬ出会いが

 きょうは全県党議員会議でした。議員団全員召集がかかっていたのですが、私は生活相談の約束もあり、上越市に残りました。

 午前中は9月議会の準備でした。膨大な資料を全部読むことはできませんので、私が入っている総務常任委員会関連の資料を中心に読みました。面白いもので、読み始めたらどんどんはまっていきます。質問したいことが次々と出てきて、どこに焦点をしぼったらいいか悩みます。

 午後からは市職労の大会でした。来賓紹介を終わった時点で退席し、再び議会資料を読む作業に入りました。夕方からは懇親会でした。毎回、思わぬ人と会うので楽しみにしていますが、きょうは、私が吉川町農業委員時代に一緒に飲んだことがある人と再会しました。また、来賓の中に、我が家の次男と付き合いがあった人がおられ、次男が市内で仕事をしていた時のエピソードを教えてもらいました。その人は、次男がある会社を辞めるときに勤め先に挨拶に来た、とても好青年だったとほめてくださいました。まさか、市職労の大会で次男と付き合いがある人の話を聞けるとは思いませんでした。

 これから、再び質問の準備です。明日の団会議では総括質疑の質問項目を整理することになっています。がんばらなければ……。

2010年08月26日

党議員団で総括質疑の準備

 地域自治組織に関するセミナーが28日、29日と春日山駅の近くにある謙信交流館で開催されます。その前日、つまり明日には何人かの地方行政、地域経済などの専門家の皆さんたちが事前調査ということで、上越市の地域自治組織について学ばれます。私も同行することになっていますが、上越市の取り組みを市外に住んでいる専門家の皆さんたちがどんな目で見ておられるのか楽しみにしています。

 さて、きょうは朝の8時前に市役所に入りました。10時からの党議員団会議の準備があったからです。議員としては朝一番に市役所で仕事を始めることになると思っていたら、なんと、公明党の杉田議員がすでに議員控室に入っていました。おそらく、私と同じく、総括質疑の準備か一般質問の準備なのでしょう。

 議員団会議は正午前までかけて、総括質疑の内容について意見交換しました。各議員が所属している常任委員会資料などを基に、質疑項目を整理してくることになっていました。私が7項目、上野議員と樋口議員が2項目、平良木議員が3項目のテーマを用意してきて、それらについて意見交換し、「真に必要な施策」の概要と評価、緊急経済対策、指定管理者問題、福祉施設建設問題、上越市発足40周年事業の5項目にしぼりました。

 項目は決めたものの、どういう内容で質疑を展開していくかを詰めなければなりません。しかし、明日からセミナーなどがあってハードスケジュールです。議会事務局にお願いして、午後から質疑の内容について担当課の幹部に説明する時間をとってもらいました。ちょっと変則的でしたが、質疑項目にとりあげた私どもの思いを語り、担当課の職員と意見交換する中で質疑内容を整理していくことができました。

 きょうは午後から大雨、洪水警報が出ました。帰り道、頸城区から吉川区へ入るまで雨が降りました。車を運転していて、雨に降られたのは久しぶりです。とても気持ちがよかったので、車を止めて写真を撮りました。

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2010年08月30日

農作物に干ばつ被害が出始めた

 議員団会議などのため朝から夕方まで市役所にいました。会議では、議員団ニュースの編集と一般質問の打ち合わせでした。会議が終わってからは総括質疑の準備に入りました。これまで、セミナーなどの取り組みがあって、論戦の組み立てなどまったくといってよいほど考えてきませんでした。間に合えばいいのですが。

 きょうも35度を超える猛暑となりました。連日の猛暑で農作物にも影響が出てきています。天水田では畦元から稲がよじれはじめています。夜、大島区の稲作農家である内山愛治さんのところへ電話を入れたら、畦元だけでなく数枚の田んぼで全体の稲がよじれているとのことでした。このまま雨が降らないでいると1994年(平成6年)以来の干ばつ被害が出そうです。できたら、明日にでも市内の山間部の田んぼの視察をしてこようと思います。

 夜の会議中、母から従姉の子どもさんが嫁ぎ先で病気のため亡くなったとの連絡が入りました。二人の子どもさんがいて、まだ小学校へ行っている子どももいるという若さです。かわいそうでなりません。昨年、吉川区東鳥越の実家で会ったのが最後となりました。

2010年09月01日

9月議会初日

 きょうから28日まで9月議会です。きょうは市長による提案理由の説明の後、本城、飯塚、杉田の3議員が総括質疑を行いました。午前11時半頃から一人目の質疑が始まったので、夕方には5番目の私のところに来ると心の準備をしていたのですが、思いのほか部長答弁が丁寧で時間がかかりました。

 注目したのは本城議員の経済対策の効果などを問う質疑です。私も同じテーマで質疑をすることにしていたので、雇用だけでなく、小売業やその他の職種の景況を含めてどうであったかを追及していく展開にひかれました。私が詰めていくことにしていた全体的な評価はほとんど答が出たので、明日は新たな切り口で質疑をしていかなければなりません。

 明日は栗田議員が一番手。二番目が私です。おそらく午前11時頃からとなるでしょう。昨年度の行財政運営の評価、経済対策の総括、指定管理者への指導、特養ホームの整備、市制発足40周年事業について質疑を行います。

2010年09月02日

総括質疑、干ばつ被害調査

 総括質疑2日目。私の出番は予定通り午前11時過ぎにやってきました。昨日、いったんスタンバイ状態となっていたので、昨晩はゆっくり休むのが一番の準備になると思い、寝ました。でも、ひと眠りすると、また考えが変わります。質疑の前に干ばつ被害のことを導入することにしました。そして、家を出て市役所に着くまでにイメージトレーニングをやって質疑に臨みました。

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 昨年は何よりも経済対策の年でした。経済対策の効果や総括を求める質疑は私の前に3人もやっていますから、市が、緊急経済対策本部、経済対策本部と発展させて取り組んできたところに焦点を当てました。いまなお経済危機が進行し、対策本部が引き続き設置されているなかで、対策本部としての全体的な総括を求めたところ、明日からの文教経済委員会の審査に間に合わせ報告することが約束されました。経済対策本部が設置された段階で、緊急対策だけでなく、21世紀型の産業インフラ整備をしていくとの方針でしたので、どう報告されるか注目したいと思います。

 特別養護老人ホームの入所待機者数は1200人を超えています。厚生常任委員会の決算審査資料のなかに書かれていた「依然として入所申込者数が多いことから、計画的に介護保険サービスの基盤整備を進める必要がある」との文言を足がかりにして、保険料への跳ね返りがないよう国に財政支援を求めながら特養ホームの新設、増設を求めてべきだと訴えました。市長は、「現行の第4期事業計画では、小規模特別養護老人ホームも含め、129床の整備を行うこととしておりますが、この現状を踏まえれば、十分とは言えない」とのべるとともに、健全な介護保険財政の確保のための財政措置などについて、全国市長会を通じて「今後も引き続き、国に対する支援要請を行ってまいりたい」と答えました。

 来年は直江津と高田が合併し上越市が誕生して40周年です。市では40周年記念事業の準備費として今回の一般会計補正予算で269万円を計上しています。質疑で私は、21万市民がこぞって祝う記念事業にするためには、編入された13区の市民も祝えるような位置づけと内容が求められていると訴え、市長の見解を求めました。また、計画段階から市民に参加してもらう考えはないかとききました。市長は、市民に感動を与える講演、市民も参加するアトラクションを考えているとのべましたが、位置付けについてはいま一の答弁でした。計画段階からの市民参画については検討を約束しました。

 私の総括質疑の模様は上越市議会のホームページでご覧いただけます。こちらをクリックしてご覧ください

 きょうは午後2時半前に総括質疑を終了。その後、文教経済常任委員会の緊急会議、議会報編集委員会が開かれました。

 午後3時過ぎに私と上野議員は干ばつ被害調査に出かけました。きょうは、牧区の川井沢、平方、浦川原区の法定寺の田んぼを見てきました。

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 写真は平方での視察の模様です。田んぼのひび割れ、稲の立ち枯れなどひどかったですね。総合事務所の説明だと、牧区の被害面積は増え続け、きょうの段階では30ヘクタールを超える見込みだということでした。干ばつ被害の問題は文教経済常任委員会でも話し合われ、市に対策を求めたといいます。ここ数日の活動が役に立ちました。

2010年09月03日

少し涼しくなったかな?

 夕方、どこかで雨が降ったのでしょうか。午後7時過ぎから大潟区のコインランドリーで毛布の洗濯をしていたとき、私の車の中に涼しい風が入ってきました。クーラーを使わないですむのは本当に久しぶりのことでした。

 きょうから文教経済常任委員会でした。午前は教育委員会関係の審査を傍聴しましたが、午後からは睡魔に襲われ、醜態をさらしたくなかったので傍聴せずに議員控室でデータ探しや原稿書きをしました。もっとも書いた原稿はわずか5行ほどでしたが。

 睡魔に襲われた最大の原因は早朝から市政レポートづくりをしたからです。昨晩はあまり眠れませんでした。その上、午前4時過ぎから起きて原稿書きをしたのです。「寝不足の効果」はてきめんでした。

 そうそう、ひとつ書き忘れました。平良木議員が物を持って歩けない状態だったので市役所での「しんぶん赤旗」日曜版配達を代わりました。市役所で吉川区出身の職員以外の人たちに配達するのは初めてでした。「どうしたんですか」ときかれたり、昨日の私の総括質疑やブログなどの感想などを寄せてもらいながらの配布となりましたので、とても有益でした。

 

2010年09月07日

要援護世帯除雪費助成事業で活発なやりとり

 台風の影響でしょうか、久しぶりの雨となりました。田んぼも畑も大喜びしたに違いありません。日中の降り方は「しとしと」でした。これでも稲は倒れました。

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 写真は頸城区で午後6時ごろ撮ったものです。明日には台風がやってくるといいますから、これ以上降ったら、べったりとなってしまいます。山間部の地割れした田んぼも大きな雨だと、地滑りの可能性もあり、これまた心配です。雨はゆっくりと静かに降ってほしい。

 きょうは厚生常任委員会初日でした。午前だけ傍聴しました。注目したのは上越市の独自の支援制度、要援護世帯除雪費助成事業についてのやりとりです。

 同事業は「要援護世帯の家屋の屋根及び玄関前の必要最小限の除雪作業に要する作業員や機械による除雪費用の一部を助成する」ものです。「多雪地域」(171地域)ではひと冬につき6万5500円(上限額)、「その他の区域」ではひと冬につき4万1000円(上限額)が助成されます。

 昨年暮れから今年の2月にかけては災害救助法の適用の一歩手前までいく大雪となりました。こうしたなかで除雪費の助成限度額を超えた世帯が34.6%にもなったことから、市は「降雪量等を踏まえた新たな限度額の検討を行う」と委員会資料で示しました。これを受け、党議員団の平良木議員が「見直しの方向性は出たのか」と質問しました。これに対して高齢者支援課長は、「要綱等の見直しをやっている最中だ。限度額についても、多雪地域の区域についても見直しが必要ではないかと思い、まとめているところだ」と答えました。

 昨年度、この事業に取り組むにあたり、申請した世帯数は3298世帯。そのうち市が承認した世帯数は3089世帯でした。ところが助成をした世帯数は1932世帯にとどまりました。この点について山岸議員が、「申請した世帯数の3分の1は対象になっていないが、他の事業などで救われたのか」と質問。これに対して野澤健康福祉部長は、「(この制度の)使い方がよくわからない人もいた。また、雪おろしなどが必要でなかったところもあった」と答えました。

 この事業に関しては、その後も制度のあり方をめぐって議論が続きました。野澤部長は、「福祉の原点は困っている人を救うところにある。制度として、誰をどうやってどんな状況で救うのか考えなければならない。引き続き検討していきたい」と答えていました。今後の動きに注目です。

 きょうは帰りに農産物直売所「あるるん畑」に寄ってきました。先日書いた「一口メロン」が出ていないかさがしたものの、ありませんでした。そこで購入したのは「まくわうり」です。これも子ども時代、楽しみにしていた食べもののひとつです。

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 さっぱりしていて甘味も十分、次々と口に入れたくなる美味しさは昔と変わりありませんでした。「まくわうり」は握りこぶし大で1個250円ほどです。いまのうちですよ、食べられるのは。

2010年09月08日

「不適切な支出」含む病院事業会計決算を委員会が認定

 なんということでしょう、市の監査委員が例月出納検査で「不適切な支出である」とした支出が含まれている昨年度の病院事業会計の決算を市議会厚生常任委員会が認定すると決したのです。認定に反対したのは日本共産党議員団の平良木議員のみでした。平良木議員は関連する診療所特別会計決算についても認定に反対しました。

 監査委員が「不適切な支出」としたのは、昨年10~12月に行った旧谷浜診療所の解体工事で見つかったレントゲン装置の処分費用約18万円。市の担当者は、本来なら診療所特別会計で対応すべきものを自分の権限で処理できる病院事業会計から支出していました。

 本年7月の例月現金出納検査結果報告書で監査委員は、「(病院事業会計で支出された)医業費用の修繕費は、診療所特別会計に係る費用であり、不適切な支出である。速やかに是正するとともに、会計処理における権限の分散やチェック体制の強化など、事務処理手順の改善を図られたい」と議会議長及び市長に報告していました。

 市議会厚生常任委員会は採決後、「不適切な事務処理が行われていたことは誠に遺憾.。(中略)今後は法令を遵守し、二度とこのような事態が起きないようにすることを強く求める」という内容の付帯決議をしましたが、本来なら、全会一致で「認定せず」とすべきでした。

 

2010年09月09日

建設企業常任委員会審査傍聴、干ばつ被害調査

 市議会はきょうから建設企業常任委員会です。審査の中で注目したのは私道整備事業です。この事業は市と町内会など地元団体の協働事業で、地元団体が主体となって行う私道の舗装や側溝改良工事等にかかる費用の一部を市が補助するものです。

 とてもいい制度ではありますが、昨年度から新市建設計画の地域事業費扱いされることになったという話が広がって、樋口、内山、山崎の3議員がこの問題をとりあげました。当初、「地域事業費として扱われる」「合併当初から地域事業費扱いだった」と関係部課長は答弁していましたが、委員会では強い反発の声が出ました。調査の結果、「勘違いだった」(部長)と答弁して一件落着しました。

 13区の一部には、同事業が地域事業費扱いされるとなると、すでに決定している事業に影響を与えることなどから、申請をあきらめるケースもありました。道路課長は、「来年度の取り組みについては、まだ余裕があるので早めに要望を出してほしい」と答えていました。良かった。

 きょうは夕方、早めに地元に戻り、中山間地の干ばつ被害田の状況を視察してきました。

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 台風がらみの雨の影響もあって、地割れしていたところも水をもらい、少しは良くなったように見えました。でも、収量、品質とも猛暑の影響を受けることは確実な情勢です。

2010年09月12日

街灯設置数は2万1743灯

 明日から私が所属している総務常任委員会です。きょうは議案や委員会資料などを読み、質問の準備をしました。疑問点があるところ、経過をただす必要があるところなどには緑色の付箋をつけました。全部で30か所はあるでしょう。このうち、質問に立てるのは3分の1くらいでしょうか。審査の流れの中で、手を挙げるべきかどうかを瞬時に判断しなければなりません。

 委員会資料を読んでいると、普段あまりお目にかからない数字に目が行きます。たとえば上越市内に設置されている街灯の数、2009年度末現在で2万1743灯あります。14市町村合併直後に通学路などでどんと設置され、その後も増え続けています。では、その電気料はいくらか。何と8917万2000円にもなるのです。

 きょうは県内各地で大雨が降りました。いざという時に備えて、上越市は災害救助物資を整備、更新しています。2009年度の市の目標のひとつは、「人口の約1割に相当する2万1000人分の1日分の食糧及び生活必需品を確保する」ことでした。実際、食糧として用意されていたのはレトルトご飯、おかゆ缶、魚の缶詰、飲料水など19万3232食でした。

 数字だけ見ていると、結構あるなと感心してしまいます。問題はこれらが市民の暮らしにとってどうなのかです。市民から寄せられている声などをもとに、他市との比較検討、国などの指針に照らしてどうなのか等も含めて質問していくのが私たち議員の仕事です。新潟市の元県議の福島富さんは、「質問の前日は眠れなかった。質問が終わった翌日は、朝刊に自分の質問がどう書かれているか気になって、これまた眠れなかった」といいます。私はというと、眠い。まだ議員として未熟なのかもしれません。

2010年09月14日

もっと早く気付いてもよかった「不適切な処理」

 きょうは総務常任委員会2日目です。総務管理部の残りと自治・市民環境部の審査でした。審査は思った以上に長引き、夜の7時近くまでかかりました。

 今議会では不適切な会計処理が大きな問題となっています。私はきょうの審査で、市役所職員は監査委員の指摘にもっと敏感になるべきだと訴えました。

 本年2月10日に公表された財政援助団体(指定管理者)監査結果を読んでみたところ、「修繕料については、計上すべき金額が計上されていないものや、逆に備品の購入費など修繕ではない経費が含まれていた事例があった」と書かれていたことがわかりました。この文書については、当然のことながら、指定管理者だけでなく、市役所職員も読んでいます。これを読んで、自分が関係する部署ではどうなっているかと敏感に反応するようでなければならないと思うのです。総務管理部長は、私のこの点での指摘を認めました。

 来年4月29日に予定されている上越市発足40周年事業に関しては宮崎議員が口火を切り、私や笹川議員、滝沢一成議員、本城議員がいろいろな角度から市側の見解をただしました。

 私は市長が記者会見などで「華美にならず、簡素に」とのべていることをとりあげ、どの程度の予算規模となるのか、また、計画段階からの市民参画についてどうするかを尋ねました。総務管理課長の答弁では、30周年記念事業の時には約1100万円もかかったといいます。今回は派手な贈り物などはやめるとのことでした。私の予想では、30周年記念事業よりも一回り小さい規模となるだろうと思っています。市民参画に関しては、記念講演などのテーマをどうするかなどについて地域協議会の皆さんの声を聞いていきたいと答えました。

 午後からの審査で私は、「まちづくり町内会長会議」のあり方、雁木整備事業補助制度の改善方法、小川未明顕彰事業、真に地域住民の声を市政に反映させる地域協議会の活動、同和対策事業などについてとりあげました。

 このうち、雁木整備事業補助金に関しては、昨年度の申請件数がわずか4件であったことを重視し、申請手続きをもっと簡単にすべきだと主張しました。文化振興課長は、最初、「(申請が少なくなったのは)希望者の大方が既に申請してしまっていることがある」「制度の周知が不十分」などと答えていました。しかし、最後は、申請手続きをどうするかなどについて検討することを約束しました。

2010年09月16日

米価暴落、いらだちは頂点に

 きょうから一般質問が始まりました。質問通告を出した議員は28人です。一日あたりだいたい6人登壇しますが、私は25番目ですので、22日(水)の夕方か24日の午前10時からのどちらかになるでしょう。

 きょうは近藤彰治議員、中川幹太議員など6人が登壇しました。マラソンランナーでもある近藤議員は、スポーツ施設や道路問題での発言が多い議員です。今回も上信越自動車道の4車線化、自転車専用レーン問題をとりあげていました。環境問題を考えたら自転車についてはもっと重視する時代が必ずやってくるはずです。「市民参加型のサイクリング形式のイベント開催を」という提案はいい提案でした。

 永島義雄議員の質問で市内の児童や高齢者の虐待の実態が明らかになりました。先日、児童相談所で上越地域の児童虐待の実態と対策について所長からきいてきたばかりということもあって、注目しました。このうち、児童虐待については昨年度発生件数は94件(前年度より14件増)、185人(前年度より32人増)。このうち、育児放棄は44件、身体的な虐待35件、心理的な虐待が15件だったといいます。高齢者虐待も増え続け、昨年度は76件(県への報告56件)だったとのことでした。どちらも、対策強化は待ったなしです。

 「田んぼと畑」の田村武男議員、今回はいま大問題となっている米価暴落問題をとりあげました。「いま、稲作農家のいらだちは頂点に達している。37年前の米価よりも低い」と切り出した同議員は、かつての食管法といまの戸別所得補償制度を比較しながら、「いまの制度は米の値下がり補償だ。なんとか下落を最低限に抑える手立てを」と訴えました。そして同議員は、上越米の販売について、「いま、私なりに考えているのは米の流通が複雑な中で、すぐ食べられる白米の販売だ。精米施設の整備など白米を直接販売できる体制づくりを」と提案。これに対して村山秀幸市長は、「農業者の所得向上につながる重要な戦略だ」と答えていました。

 田村議員の質問は今回も農業者としての体験に基づくすばらしい質問の展開でした。ただ、米価問題では過剰米の早急な買い入れなど米価暴落対策を政府に求めることを質問の柱に据えてほしかったなぁ。

2010年09月18日

昨日の一般質問から(18日その4)

 きょうの日記の書き込みはこれで4回目。どうぞ、(18日その1)から(18日その4)までお読みくださいますよう。その4は昨日の一般質問について書きたいと思います。

 昨日は一般質問の2日目でした。松野議員、笹川議員など6議員が登壇して、地域活動支援事業、「事務事業の総ざらい」などについて質問しました。

 地域活動支援事業については、笹川議員の質問に対する村山秀幸市長の答弁に注目しました。「各区地域協議会の採択方針は限られた時間の中でありながら概ね地域の課題をとらえた方針となっている」「各区で成果発表会をやるかどうかは地域協議会、総合事務所の判断に任せたい」「配分額で残った分については、多くのところから翌年度への繰り越しができるようにと要望があった。残額分は新年度の配分額に加算する形をとりたい」いずれも地域協議会の活動をよく見ていて、自主性を尊重した答弁だったと思います。

 もうひとつ、市長の答弁で注目したものがありました。合併時に約束された地域事業(合併時の財政規模などに応じて合併後10年間分の事業費枠が旧自治体エリアごとに「地域事業費」として配分されている)についての、「制度そのものの見直しを真剣に議論すべきところにきている」という発言です。地域事業費については合併協議の際に激しい議論になったもので、この合意が合併することを決断する重要なポイントとなっただけに見直しは慎重さが必要です。今後の見直しの動きを注視していかねばなりません。

 高波議員の「収納率と不納欠損」についての質問は、自主的な市税の運用はどうあるべきかを考えるうえで参考になりました。「増税しても収納率が下がったのでは増税効果があったとはいえない」「中央に泣きついて、お願いしてお金をもらってくるのが従来のスタンスだったが、これからの自治体経営は自主的な努力が必要だ」「これから負担を求める時は、どういう時に、どうしてをキチンと説明していく必要がある」財政の仕事を中央でやってきたプロの発言だけに議場に重く響きました。

 文字だけではつまらないので最後にきょう撮った野の花写真を1枚掲載します。シラヤマギクです。

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2010年09月21日

一般質問再開

 連休明け。きょうも一般質問でした。小関議員、宮崎議員など6議員が登壇し、並行在来線、行政改革、財政見通しなどをとりあげました。

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 写真は一般質問通告者一覧表に書き込んだ私のメモです。ゼブラのボールペン、SUPER-GP1.6という最も太いものを使用しています。ここに書き切れなかったものは、100円ショップで買った中が真っ白のミニノートに書いています。

 脱線しました。私がきょうの質問で最も注目したのは山岸行則前議長の質問です。4年ぶり(?)に一般質問で登壇した山岸議員は、今後の財政運営、行政改革などについて自らの考えをのべ、村山市長に見解を求めていました。今議会の総括質疑を聞いていて危機感を持ったという同議員の質問では、「依然として具体性のないスクラップ&ビルドをやっている。これでは進展がない」「行政改革は自己満足に終わっていないか。本当の行政改革に結びついていない」など厳しい評価が次々と飛び出しました。1年前の市長選で山岸議員は村山氏を応援しましたが、きょうの発言を聴くかぎり、市長との間の距離が長くなった感がします。もっとも、議員というのは本来、市長選挙で応援しようがしまいが、一定の距離を置いて言うべきことはキチンと言うスタンスが大切ですので、きょうの質問はそのお手本だったのかも……。

 吉田議員とのやりとりでは、村山市長の的確な答弁が印象に残りました。吉田議員は、「中小企業の衰退は人もカネも東京へ集中したからだ。これからの地域の中小企業は自己完結型でなければならない。まず、市の成長戦略を立てたうえで、中小企業振興基本条例の制定を」と訴えました。これに対して市長は、「私がめざした『すこやかなまちづくり』では、市域内の内発型の経済発展を目指している。これは社会経済の変化の影響を受けにくいからだ。ものづくり振興センターを拠点に人材育成をし、産学連携、農商工連携等を生かしてオンリーワンの技術を」と答えていました。中小企業振興条例を制定することに消極的だった点を除けば、100点の答弁だったと思います。
 
 きょうは、この他にも宮崎議員、内山議員などの質問で注目したものがあります。でも、この調子で書いていくと、私の質問の準備の時間がなくなりそうですので、この辺で失礼します。私の出番は、上野議員の次の25番です。明日の最後になるか、24日のトップバッターになりそうです。

2010年09月22日

住宅リフォーム助成へ大きく前進

 一般質問4日目。ひょっとすれば私の出番が来るかもと心の準備をし、イメージトレーニングもしておいたのですが、来ませんでした。私の出番は24日の午前10時からということで確定しました。事務事業「総ざらい」、学校耐震化、信越本線(脇野田駅)移設事業の3つをとりあげ、質問します。

 きょうの質問で書いておかなければならないのは住宅リフォーム助成制度についてです。村山市長はこの制度の創設についてはこれまでずっと消極的でした。それが、わが党の上野議員のきょうの質問で変わったのです。

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 市長は、「経済効果に対する認識を改めた。近隣の市長さんの考えを聴くなどするなかで効果を確認できた。どれくらいのニーズがあるのか、どれくらいの支援がいいのか、これから取り組まれる国の経済対策とからめながら詳細はこれから詰めさせていただく」と答えたのです。これには質問者の上野議員も議場の他の議員もびっくりでした。同議員が「予想外の答弁だった。反論の質問をいくつも準備してきたが、やることがなくなった」とのべると、議場は爆笑でした。

 ひとつ良いことが起きると、良いことは続くものです。夕方、柿崎区の女性から電話が入りました。夫が寝たきりになり介護をしているという方です。介護の合間に片づけをしていたところ、私の書いた『幸せめっけた』(恒文社)と『春よ来い』(同時代社)を見つけ、読んで感動してくださったといいます。ともすれば、まだ書いた本があるのではないかと思い、問い合わせの電話をしてくださったのでした。「失礼ですが、お連れ合いの方は何というお名前でいらっしゃいますか」と訊くと、何と、私の知っているMさんではありませんか。明日にでも見舞いかたがた、『「五センチ」になった母』(同時代社)を持っておじゃましようと思います。

 もうひとつ。今晩はリージョンプラザで映画『いのちの山河』の試写会がありました。岩手県の旧沢内村の深沢村長と村民が一体となって取り組んだ村民のいのちと暮らしを守る闘いの物語です。沢内村といえば、全国の自治体で初めて65歳以上の老人医療費無料化に取り組み、乳児の死亡ゼロを実現したところとして有名なところです。私は学生時代に『自分たちで生命を守った村』(岩波新書)を読み、自分の生まれ育った町と重ねながら、将来のまちづくりの夢を膨らませました。きょうの映画では、村議会で65歳以上医療費無料化を決めた場面、ブルドーザーを導入して無雪化に取り組んだ場面など胸をドキドキさせながら観ました。何か、新たな取り組みしようという時に大切なのは「行脚と対話」だというのも心にしっかりと残りました。

 この映画を観れば、自治体とは何かがわかります。自分たちの住んでいるところをよくするためにはどうしたらいいかも見えてきます。映画の上映は10月28日(木)、リージョンプラザで行われます。上映開始時間は午前10時、午後2時、午後6時半の3回です。前売り券は私のところにもあります。大人・大学生は1000円、高校生以下は800円です。ぜひご覧いただきたいと思います。

2010年09月24日

もっと情報を公開して、市民に開かれた議論を

 9月議会の一般質問が先ほど終わりました。いつもなら、「やれやれ、これで終わったか」という気持ちになるのですが、今回は楽々した気分にはなれません。市政運営はどこかおかしい、これでいいのかという思いが強く残ったのです。

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 きょうの質問では「事務事業の総ざらい」をとりあげました。どういう具体的な指針、方針でセルフチェックをおこなっているのか要綱などがあったら示してほしいという質問に、「今回は行政自らのチェックだから」との理由で具体的なものは示さず、議会のみなさんは自分たちのやり方でやってほしいという答えが返ってきました。また、「市民の評価の声を聴く機会を設けるべき」との主張に対しても、「準備期間を設けて廃止」と区分した事業について、「必要に応じて、関係の皆さんへの説明等を行うこととしており、その過程において、議論を進めていきたい」とのべるにとどまりました。「事務事業の総ざらい」は行政のチェックだからこそ、そのやり方がいいのかどうかを市民の代表として議員がチェックしようというのに資料は示さない。市民の声を幅広く聞こうとはしない。これでいいのかと思いました。

 「事務事業の総ざらい」の対象事業には地域事業も含まれるという見解には違和感を持ちました。地域事業については旧上越市、13区の地域協議会の意見を聞いて進めるというルールがあります。現在の地域事業は市長が諮問をし、地域協議会から答申をもらって決まってきた経過があります。もし特定の地域事業を「廃止」あるいは「準備期間を設けて廃止」とした場合、再び地域協議会に諮問して最終的に決めていくことになるのでしょうが、これでは前の諮問と答申は何だったのかということになります。そもそも、地域協議会は地域のことは地域で決めるという考え方で設置されたものです。今回のやり方は地域の自主性を侵す可能性があるので、もっと慎重に対応していただきたいと思います。

 信越本線(脇野田駅)移設事業についての答弁も納得のいかないものでした。この事業については4月28日に新潟県と上越市がJR東日本に対して「自社線の施設変更として取り組んでほしい」と要請し、6月21日に、JR東日本から「一括在姿譲渡」など4つの条件付きで設計・施工を受けましょうと回答が来ました。そして、県と上越市がこの条件付き回答でいいですよという文書をJR東日本に出したのは7月9日でした。質問では、JR東日本の条件付き回答について、県と上越市が話し合い受諾することにした日はいつかと聞いても答えは返ってきませんでした。それだけでなく、7月9日の文書に「受諾」という文言が入っていることについても、最初は、承知していないという答弁だった(あとで訂正)のです。この間、当局が議会に提供した情報は、6月22日の「JRの回答」の要旨くらいなもの。議会には十分な情報提供をと繰り返し求めましたが、市長や担当部長は「これまでキチンと出している。何一つ隠していることはない」とかたくなな答弁を続けました。JR東日本の回答を正式に受諾したという基本的な情報すら議会に提供せずに、「キチンと出している」という答えはいただけません。「市民がど真ん中」の市政がこんなことでいいのでしょうか。

2010年09月28日

9月議会終わる

 1日から始まった9月議会は、委員長報告の後、討論、採決を行い、本日正午過ぎに終わりました。途中、何日かの休会日もあったのですが、十分な休息はとれず、ここまで来てしまいました。議会報告のチラシを完成させたら、半日くらいゆっくりしたいものです。

 さて、きょうの見どころというか注目のひとつは、病院事業会計、診療所特別会計歳入歳出決算、そして一般会計歳入歳出決算の認定に議会各派がどういう討論をするかでした。これらの会計決算には、出納閉鎖後にあってはならない不適切な会計処理が含まれていたことが判明し、関係する職員の処分などが行われていました。討論に立ったのは日本共産党議員団を含め4人。4人とも不適切な処理についてふれたものの、日本共産党議員団以外は、「本来なら不認定にすべき」「今後、こういう問題が起きないように毅然とした予算執行を」などとのべただけで、反対の態度表明をしませんでした。

 日本共産党から討論に立ったのは平良木議員です。

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 同議員は、不適切な会計処理について言及、地方自治法や地方公営企業法に照らして間違いであることを指摘するとともに、「明らかになった時期が出納閉鎖後だっただけに、こうした不適切な処理は当年度の決算では修正することができない。瑕疵ある決算なので、そのことだけでも不認定とすべきだ」とのべました。昨年度の決算で不適切な処理が行われていたのは、一般会計だけでも約110件、金額にして380万円ほどになります。

 一般会計歳入歳出決算について平良木議員はまず、少子化対策・子育て支援の取組が強化されたこと、母子衛生の取組では、妊婦一般健康診査の公費負担回数を14 回に拡充したことなど評価すべきことがいくつかあったとのべました。そのうえで、問題点として、①経済対策の全体を見通した総括が行われていなかったこと、②学校給食の民間委託をさらにすすめ、人材派遣も含めると、合計10校の調理現場に民間業者が入ったこと、③保育料が県下一高い水準となっていること、④指定管理者に対する指導が弱く、監査委員から2年連続できびしい指摘を受けたことをあげ、これらについても反対理由としました。昨年度の一般会計歳入歳出決算の認定で反対したのは私ども議員団だけでした。

 不適切な処理が最初に見つかった病院事業会計決算と診療所特別会計歳入歳出決算の討論。平良木議員は、「この二つの会計では、相互に関わる不適切な会計処理が行われた。支出されるべき診療所特別会計で所定の手続きを行わず、病院事業会計から支出したもの。これは地方公営企業法第20条『すべての費用及び収益を、その発生の事実に基づいて計上し、かつ、その発生した年度に正しく割り当てなければならない』という条項に明らかに抵触する」とのべて反対しました。これら2つの会計決算の認定については、私たち議員団のほか、近藤彰治議員も反対しました。
 

2010年09月30日

きょうの動きに注目を

 おはようございます。朝の発信となりました。体が休めと言っていたようです。昨晩は9時頃夕飯を食べ、その後、パソコンを開くことなく寝てしまいました。途中で一度起きたものの、再び布団に。目が覚めたら、6時を回っているじゃありませんか。大慌てで「しんぶん赤旗」日刊紙の配達に出ました。

 さて、昨日は整形外科に行ってきました。数年前に左足の裏に腫瘍(良性)ができて手術をしましたが、歩くとその近くが痛み出します。がまんにも限界があります。昨日は市役所の近くにある整形外科に8時半に行きました。待ち時間を含め終わるまで3時間もかかりました。レントゲンの結果、足の骨には異常がないが、アーチ形になっている筋に負担がかかっているようだとの診断結果が出ました。履いている靴をかえるとともに、体重を減らす努力をしないといけないようです。

 午後からは中山間地対策特別委員会でした。今回は、今年の6月に行った「中山間地域における集落の実態調査結果報告書」(案)について報告がありました。市役所では2006年(平成18年)にも中山間地域の高齢化の進んだ集落調査を行い、全国から注目を集めました。今回の調査は、集落の生活組織、生産組織の状況、集落のみなさんが不安に感じていることなど新たな視点も盛り込み調査してあります。もう2、3日で正式な報告書がまとめられるとのことですが、私の方からは2006年調査と比較しやすいよう工夫をすることなどいくつかの注文をさせてもらいました。

 さて、きょうは9月の最後の日です。先日の一般質問で市長は私の質問に答えて、今月中に信越本線(脇野田駅)移設事業などをめぐる新潟県、上越市、JR東日本の間で交わされた覚書、協定書の見直しが行われると答えました。また、「必要な情報については適時適切に情報提供をしていく」とのべています。その情報提供がされるかどうか、きょうの動きに注目です。

2010年10月12日

新潟県庁で土木部長に陳情

 この間から食べたいと思っていたムカゴ入りご飯をようやく食べました。

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 うーん、いい香りだ。食べ過ぎないように、食べ過ぎないように……。ムカゴを採ってきたのは私、ご飯を炊いたのも私です。

 きょうは新潟県庁で新井柿崎線整備促進議員連盟(宮崎政国会長)の土木部長陳情でした。議員連盟からは14人が出席し、歩道整備、交差点改良、防雪柵設置など20数項目について早期に実現してほしいとお願いしてきました。

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 野澤英之助土木部長は、「県の土木予算のピークは平成8年度で富士山と同じ3776億円だった。その後、財政状況が厳しくなって、いまは粟ヶ岳(1292㍍)ぐらいの高さ(平成8年度の約3分の1)になってしまっている。様々な工夫をしながら前に進めたい」と挨拶。その後、折笠道路管理課長が要望に対する説明を行いました。

 折笠道路管理課長によると、最も要望の多い歩道整備については、「県内全域から毎年300か所ほど要望が出てくる。そのうち、1年間に30か所ほどしか対応できていない。地域振興局から優先順位をつけて上げてもらっている」とのことでした。防雪柵に関しては、「新井柿崎線の総延長9.6㌔のうち、2.2㌔~2.3㌔に仮設も含めて設置している。常設のものは建設予算で、仮設については除雪の経費で対応している。実情を踏まえてやっていきたい」とのべていました。

 きょうの陳情では梶十文字付近の防雪柵設置の必要性について、宮崎会長、小山県議などが訴えてくれました。総合事務所で用意してくれた写真には地吹雪の中を走行する大型車などが写っていて、説得力がありました。

 市役所に戻ったのは2時前でした。少し休んでから、市政レポートに掲載する橋の取材で一級河川、櫛池川下流域にかかっている橋の写真を撮ってきました。新町橋、新橋、新大町橋を中心に撮影しました。流れは穏やかで、のんびりした雰囲気がありましたね。新町橋の欄干から川をのぞいたら、大きな魚が数匹、バチャバチャと動いていました。サケかも知れません。また、新橋の上流ではカモが群れとなって泳いでいました。写真は新橋です。

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2010年10月14日

矢野市議が県議選出馬へ

 朝の発信です。昨日は、午前に中山間地対策特別委員会作業部会で中山間地域振興基本条例(仮称)の検討が行われました。市民の定義の中に「上越市を訪れる市外在住の人」を含めるべきかどうか、条例の本文を「です、ます」調にするか「である」調にするかなどで活発な議論となりました。市民の定義については、上越市の自治基本条例で定めているものと合わせることで合意しましたが、文体をどうするかは委員会全体でもう一度議論することになりました。

 午後からは生活相談で動いた後、長野市議会との交流会に参加しました。直江津港振興専門員の井出高吉さんの講演を聴いた後、意見交換を行いましたが、大勢の参加者のなかでみんなが意見を出し合うには時間が足りませんでした。それと、講演を聴いた後でしたので、それにかかわる話題以外は出しにくい雰囲気がありました。ふたつの議会が交流するのですから、事前にテーマを決めておく等の工夫が必要だと思います。例えば、議会基本条例、長野市はすでに制定済みであり、上越市は制定前です。この問題で意見交換するだけでも有意義な時間となったはずです。次回までには交流会のあり方について提案したいと思います。

 昨日の交流会で初めて知りましたが、安塚区選出の矢野議員が来春の県議選に出馬する意思を固めたという情報が入りました。最初、本人がいなかったので本当かなと思ったのですが、遅れてきた同議員は、「明日の日報に載るけど、よろしく」と挨拶して回っていました。上越市議のなかから少なくても3人は出馬することになりそうな気配となってきました。日本共産党も早く候補者を決めなければいけません。

2010年10月21日

上越市のICT教育

 きょうは、市議会議員全員が集まっての勉強会がありました。「国内最先端にある上越市のICT教育について」というテーマで上越教育大学教授の石野正彦さんから講演していただき、その後、上越教育大学准教授の二人の先生から電子情報ボード(電子黒板)を使った授業がどう行われているかを見せてもらいました。とても参考になりました。

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 上越市のICT教育については教育雑誌などで進んでいるという評価を受けています。しかし、実際の取り組みについては、見たことも聞いたこともありませんでした。それだけに、授業改善のための情報化だけでなく、校務の情報化や社会教育の分野でも進んでいること知り、驚きました。

 特に、ふたりの准教授が見せてくださった電子情報ボードの活用の実際については驚きの連続でした。国語の教科書がそのままボードに映し出され、文字やカットの大きさを自由に変えることができる。漢字の筆順もボード上で色が変わって、みんなで学ぶことができます。会場となった第2委員会室では議員の目が輝いていましたね。手を上げ、ボードに集中し、すっかり「児童」になりきった議員を相手に楽しい「授業」となりました。電子黒板は良いが、どこかに冷たさが残っているのではないかとの心配も吹き飛びました。「橋爪法一を囲む会」でも電子情報ボードのような感じでスライドを活用できれば、より面白く、楽しいものになるだろうなとも思いました。

 石野さんの話の中には議員として黙過できない報告もありました。ひとつは、ICT教育の推進によって学校現場での先生方の事務量は減ったが、教育委員会職員の負担が重くなっている。職員数が少なすぎて、教育委員会に長く勤めていると寿命を縮めるという発言です。これは早急に実態を調べて改善しなければなりません。いまひとつ、電子情報ボードに使うソフトは教科書の改訂で買い替えなければならないので、予算措置を確実にやってほしいとの注文もありました。これも重要です。

 

2010年10月28日

「いのちの山河」再び観る

 朝の新聞配達の時にまた雁行を見ることができました。すぐに車を止めて、デジカメをとりだして撮った写真はこれです。6時25分撮影。

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 写真は頸城三山をバックにしたものも撮りましたが、撮る位置が悪く、お見せできるようなものにはなりませんでした。また、挑戦します。

 きょうの午前は中山間地対策特別委員会でした。作業部会で検討してきた内容を宮崎委員長が説明し、審議するという形ですすめられました。委員会で確認したことは、①前文、本文ともに「です、ます体」で書くこと、②基本条例制定を先行させ、対象地域の具体的な支援を盛り込む個別条例はその後、作業を進めていくこと、③基本条例の制定は来年の6月議会をめざすことなどです。

 午後2時からはリージョンプラザで「いのちの山河」を観ました。試写会に続いて2度目です。「人間を尊重するということは、人間の生命と健康を尊重することにはじまる」という信念をもって、生存権を規定した憲法第25条の精神にもとづいて村づくりをすすめた深沢村長には学ぶことが多いと思いました。乳幼児死亡率ゼロを達成した瞬間の喜び、感動でした。私も負けずに“行脚と対話”で頑張ろうと思います。

 きょうは心に残る言葉をメモしようと愛用している小さなノートを持ち込みました。暗いなかでメモをとるのはむずかしかったですね。大きな字で書いたのですが、自分でも読めないところがありました。でも、「広報活動は民主主義のビタミン剤だ」「何よりの魅力は現金副収入」「私たちはクマではありません。冬の山伏峠、バスを通します」「まずは村民との対話から。村民の声を聴いてまわって豪雪、病気、貧困に立ち向かう心を一つに」「いのちと健康だけは格差がないようにしたい」などキラキラした言葉をいくつもメモることができました。

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2010年11月01日

上越市議会が新たな歩みを始めた記念日

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 きょうは上越市議会にとって記念すべき日となりました。議会基本条例が制定、施行され、新たな歩みをはじめたのです。上越市は県内で新発田市議会に次いで2番目の制定。自治体議会改革フォーラムの調べによると、全国で議会基本条例を制定した自治体議会は2010年11月01日現在、都道府県12、政令市3、特別区0、市76、町40、村3、計134議会となりました。

 この条例が施行されたことにより上越市議会は、市民に開かれた議会へとさらに努力をしていくことが求められます。市政運営の監視、評価をキチンと行い、市民への説明責任を果たさなければなりません。積極的に政策立案や提言に取り組むのはもちろんのこと、議員発議による条例制定に取り組むなど立法機能の発揮に努めていくことになります。市民の多様な意見を的確につかみ、市政や市議会に反映させていくことも求められることになりました。これまでほとんどなかった議員間の自由闊達な議論も議会活動の原則のひとつに位置づけられました。そして、市議会は不断の議会改革に努めていくことになったのです。

 上越市議会の議会基本条例づくりは昨年5月に議会基本条例策定検討委員会が設置されたことがスタートとなりました。以来、検討委員会を23回、検討委員会の幹事会的な組織である検討会を18回開催したほか、全議員に対する説明会を4回開きました。いうまでもなく市民説明会も開催しました。この開催は市内の4会場で行いました。また、パブリックコメントでは56件の市民意見を検討し、条例に反映させました。まだ、不十分なところがあるかも知れませんが、よくここまで来たと思います。

 きょうの市議会臨時会で提案理由の説明に立った内山米六検討委員会委員長は、「これまでの既定の議会運営にとどまらず、積極的・持続的な改革を断行しながら市民の信託に応えていくことが求められている」「二元代表制の一翼を担う議会として、時代の変遷に沿うその役割、果たすべき使命など、求められることは何かを議員一人ひとりが常に考え、議会として合意形成を図りながら不断の議会改革を行うことが重要である」「この条例案は議会基本条例策定検討委員会がゼロベースから誠意をもって真剣に検討し、全議員の総意と市民の期待に応えた結晶だ。新しい条例に魂を入れ、生きたものにするためには、全議員のさらなるご理解とご協力が不可欠」とのべました。最高の提案理由の説明だったと思います。内山議員に大きな拍手を送ります。

 提案された条例は全会一致で可決されました。いよいよ、きょうからこの条例に沿った活動をしていかなければなりません。繰り返し、条文を読み、議会活動の様々な場面で、「条例に照らしてこれでいいのか」と絶えずチェックしながら頑張っていきたいと思います。

 写真はきょうの朝の撮影です。市役所に向かう途中、南葉山を撮ろうとした時にハクチョウが飛んできました。私がハクチョウを撮影したのはこれが初めてでした。

2010年11月08日

紅葉、いよいよ平地に

 東京へ行っている間に市内の紅葉が進みましたね。尾神岳が赤くなったと思っていたら、紅葉はもう平地まで降りてきました。わが家の牛舎周辺も赤や黄色でにぎやかです。

 市役所に通う路のそばにある吉川区山方の敬徳寺のイチョウの木も黄葉しました。こちらは毎年同じ美しさを見せてくれます。このイチョウが黄色くなって、青い空があると車を止めたくなります。きょう、撮った写真です。

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 市役所へは先週の木曜日以来でした、出かけたのは。きょうの会議の途中に議員控室から外を見てびっくりしました。正面玄関入り口付近の雑木林などがすっかり紅葉して、美しくなったいたからです。「どこかへ出かけなくても、ここで紅葉は楽しめるね」と話ながら、みんなで外を見ました。

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 きょうは朝から会議の連続でした。午前に中山間地対策特別委員会の作業部会、午後から新幹線・並行在来線対策特別委員会、党会議と続きました。

 このうち、中山間地対策特別委員会の作業部会では中山間地域振興基本条例(案)の検討でした。支援対象地域の指定、「です、ます」調の文体での案文作りをしました。

 「です、ます」調の文体での条例づくりは川崎市の自治基本条例など全国的にもかなり進んできたものの、まだまだ「模索と実践の分野」です。語尾を「です、ます調」に変えるだけでなく、「もって」とか「鑑み」などの硬い言葉を何とかしたいと思いましたが、全員の合意を得て進めなければなりませんので、なかなかむずかしい。また、ワンセンテンスで条文をつくる点や、「並びに」「及び」というつなぎをなくして、もっとわかりやすくできないかと思いましたが、良い案文を提起できず、実りませんでした。

2010年11月11日

カマキリ博士、酒井さんの講演

 お昼までが勝負。市政レポート作成のことです。午後から妙高市で妙高、上越、糸魚川の3市議会合同研修会兼交流会がありました。午前に書いておかないと明日の朝までの作成、印刷は物理的に無理でした。時間がかかったのは、今回も「春よ来い」です。先日の市長のキャッチボールトークの時に、発言者のひとりが使ったフィールドスタディ(現地学習)という言葉がヒントとなり、9年前にわが家の牛舎で行った現地学習のことを書きました。牛舎に来てくれたのは旧源小学校の子どもたち、楽しかった子どもたちとの交流を書こうと思ったのです。最初はなかなか進まなかったのですが、途中で、学習のまとめとして書いた壁新聞を子どもたちからもらったことを思い出しました。

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4枚の大洋紙の書かれた文章を読んだら、当日のことがよみがえってきて、後は一気に書きました。「春よ来い」第128回は「モーモー探検隊」、日曜日にホームページに掲載します。

 3市議会の合同研修会は妙高市の勤労者研修センターで行われました。「自然災害に備えた未来観測」というテーマでカマキリ博士として有名な酒井與喜夫さんが1時間半にわたって講演してくださいました。

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 まず、カマキリの一生についての話。「5月の連休明けの頃から梅雨入り前までに孵化します。それも雨風なく、穏やかな日を察知して孵化が始まります」「梅雨明け頃に成虫になり、その後は恋の季節です。見合い時間は2時間、恋の時間も2時間、用が終わればただのエサとなります。私の家も同じようなものです」といった名調子に引き込まれました。

 これまで私が知っていたことは、カマキリの巣の位置が高いと大雪、低いと小雪というくらいでした。しかし、きょうの講演はそんなレベルではありませんでした。樹木に伝わる地中の微弱な震動をうけて卵のうの高さが決まってくる、それも大雨や地滑り、地震の発生とかかわりがあるというのです。地殻の変化に木は鋭く反応する。中越地震の時は、信濃川沿いのカマキリの卵のうは通常の5~10倍の高さになっていた。こういった話をとても興味深く聴きました。

 で、今年の冬はどうなるか。寒気は例年よりも10日ほど早くやってきて、12月は初旬から荒れる日が多くなりそうといいます。根雪は半月ほど早くなり、全般的に大雪傾向だとのことでした。上越地域で予想される今冬の最深積雪は、上越市役所が119センチ、大島区上達で327センチ、清里総合事務所230センチ、吉川総合事務所143~154センチでした。気になるのは雪よりも地震です。酒井さんの話では中越を中心にカマキリの産卵する高さが乱高下しているというのです。

2010年11月12日

バッハを聴いて育つパプリカ

 訊いてみるもんですね、何でも。パプリカを栽培しているハウスで軽音楽が流れていたので、管理をしている人に、「この音楽は仕事をしている人に聴かせるために流しているんですか、それともパプリカに聴かせているんですか」と質問してみました。そうしたら、「この音楽は仕事をしている人のためです。朝晩はパプリカのためにバッハの曲を流しています」という答が返ってきました。これはおもしろい。

 何でこんな質問をしたかというと、牛たちにいっぱい乳をだしてもらうおうと、牛をつないでいる牛舎内で音楽を流している人がいたからです。私の牛飼い仲間の一人でした。ひょっとしたら、植物を栽培している人のなかにも彼と同じことを考えている人がいるのではないかと思ったのです。そうか、バッハか……。バッハは幅広いジャンルにわたって作曲をした人です。いったいどんな音楽を流しているのか聴いてみたくなりました。

 さて、きょうは農村議員連盟の視察でした。その視察地のひとつが、農事組合法人えちご高田ワールドスーパーライスでした。同法人はコメの栽培を中心にした生産組織ですが、きょうはパプリカ栽培を見せてもらいました。上越市内では初めてでしょう、パプリカを大規模ハウスで栽培しているところは。

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 説明を聞いて初めて知ったことがいくつもありました。播種をして約4か月で収穫できるまでに生長するといいます。収穫を始めてから終わりまでは約8カ月持つとも聞きました。養液栽培。一本の茎を根っこから20センチほど上のところで2本に分岐させ、一本あたり、15個から20個くらい収穫しているそうです。パプリカには赤、黄色、橙、茶などいろんな色のものがあるそうですが、ここでは赤と黄色を栽培していました。黄色よりも赤の方が人気があるといいます。気に入ったのは色が完全についてから出荷していることです。外国産のように6割ほど色がついたところで収穫したものと違い、パプリカ本来の甘みが出て美味しいのです。では、最後に、太陽の光をいっぱい浴びている赤いパプリカをごらんいただきましょう。

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2010年11月17日

市民プラザで議会報告会

 おはようございます。またまた朝の発信となってしまいました。

 昨日は朝からいろいろやることがあって大忙しでした。明日から2日間、中山間地対策特別委員会の視察があります。ところが、食べるコメがない(精米してないのです)、雪が降ると車が使えないので妻が困る、といった状況です。精米、タイヤ交換など、やるべきことを一つひとつやっているうちにどんどん時間が過ぎていきました。

 さて、昨晩は滝澤議長になってから初めての議会報告会でした。会場は市民プラザです。議員以外の参加者は30人前後だったでしょうか。参加者は少なかったものの、いままで見たことのない人が何人か参加されていました。この点はよかったと思います。

 参加者からの発言のなかには重要なものがいくつもありました。そのうち、4つほど紹介します。一番最初に手をあげたYさんは、住宅リフォーム助成制度実現を求めた請願審査についてふれ、「審査にあたっては願意を重視するのか、それとも請願団体数の多さを重視するのか」といった趣旨の質問を展開、請願団体が二つであることを問題視して(制度実現を求める広がりが少ないと判断した?)同請願を不採択とした議会の対応を厳しく批判しました。当然です。
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 Yさんはまた、決算審査のあり方についても発言、「決算議会の進め方は工夫した方がいい。これからの行政運営では、新たな行政需要が出てきた場合、既存の事業を削って進んでいくことになると思う。審査にあたっては、認定するかしないかの質疑だけでなく、事業を継続するかどうかなど委員会として、議会としての意見を出していくことが求められる」とのべました。これは私も賛成です。町議会の時には、決算審査特別委員会でこうした意見のまとめを行った経験もあります。大事なことですね。

 高田区地域協議会委員を務めているTさんの発言も厳しかった。「9月議会をみて、ふがいないと思った。合併10年計画の折り返し地点なのに、一般質問では前議長がとりあげたくらいだ。これからの5年間をどうすべきか議論すべきだった。非常に一般的な質問で終わったような気がする。期待外れの議会だった」。合併検証という視点も含め、しっかりと受け止めたいものです。

 最近、ブログで積極的な発言を続けている杉本前議員も発言しました。「合併時に今後の財政運営では(一般会計での)財政規模は950億円でいかないと運営できないとしてきた。それを大きく上回ったことをどう見ているのか」「決算審査は次に生かす視点が大事だ。決算審査の内容を本気で次に生かそうというなら審査の時期をもっと早くすべきだ」とのべました。前者については3月の総括質疑で私も訊きました。後者の提案は、先日の財政勉強会(主催はくびき野地域問題研究会)でも出ていました。出納閉鎖後、監査委員の審査があり、その後となりますので、やる気になれば8月に早めることは可能だと思います。

 

希望館で議会報告会

 やだねー、朝食べた芋の名前が思い出せません。インターネットで検索してもわかりませんでした。ジャガイモくらいの大きさで、芋というより栗に近い味がします。ホクホク感が何とも言えません。名前が出てこないので、ま、写真を載せておきましょう。

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 きょうは朝から晴れ上がりました。先日、掲載した吉川区の敬徳寺のイチョウ、いい色になりました。

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 どうです、先日より黄色が輝いているでしょう。

 市役所では原稿書きに専念しました。市政レポートの作成です。いつもより1日早いものの、消防組合の視察、議会報告会、3市議会合同研修会など書く材料はいっぱいありました。文章を書くというより、削る作業となりました。まだ、「春よ来い」が未完成です。一眠りすれば、いい文章が浮かぶでしょう(?)。

 夜は昨日に続いて市議会主催の議会報告会でした。会場は頸城区の希望館第2会議室です。議員や議会事務局をのぞく参加者は20人足らずでした。ちょっとさみしかったですね。ある議員が言っていました。「何々さんを誘ったんだけど、去年と同じやり方ならおもしろくないすけ行かんと言われてしまった」と。どういう風に改革したらいいか提案をしてほしいものです。

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 今晩の会場で、参加者から質問や意見が出たなかで印象に残ったのは、新幹線・並行在来線問題です。二人の人が発言しました。

 旧市内のNさんは、「県が入手したデータによると上越駅(仮称)に停まるのは15本だけだ。停車本数によって、駅前開発、並行在来線にも影響を与える。影響をどう議論してきたか。いまのままだと手遅れになる。議会がキチンと問題意識を持って早急に対処してほしい」と訴えていました。

 いま一人は大潟区のKさん。「新幹線駅前開発などにこれからどれくらいお金を投入するのか。そして、いくら見返りがあるのか。シュミレーションをしてほしい。創造行政研究所という素晴らしい機関があるのだから、数値的なものを出してもらい議論を」と注文がありました。

 旧市内直江津区のIさんからは、地域事業費見直し問題で意見表明がありました。9月議会やキャッチボールトークでの市長の発言を意識されているのでしょう、「地域事業は合併時の約束事だったはず、地域事業費が減らされるのは問題だ。議会としてはどのように考えているか」と質問しました。これに対して滝沢議長が、「まだ、市長とこの問題で話し合ったことは一度もない。憶測だけでコメントするのは難しい」と答えました。この答弁に納得できなかったIさんは、「みなさんは市民の代表ですので、しっかりした情報をつかみ、早く対応してほしい」と訴えていました。

 今晩の報告会では、このほかにも、「議会として行革の審議機関をつくってほしい」「パブコメの結果、中身をしっかりとチェックを」などの要望、注文がありました。全体として、質問よりもこうした注文が多かったですね。共感できるものがいくつもありましたので、しっかりと受け止めて頑張りたいと思います。

2010年11月19日

中山間地対策特別委員会の視察です

 おはようございます。静岡市のホテルからの発信です。

 昨日から市議会中山間地対策特別委員会の視察で東京、静岡へと出かけてきています。昨日は九段会館で開催された全国過疎問題シンポジュームに参加しました。総務省主催のシンポなので、政府として力を入れたものになると期待していたのですが、「まずまず」といった内容でした。

 基調講演は、地方財政審議会委員の松本克夫氏。「無縁社会から豊縁社会へ」というテーマでした。無縁社会という言葉は今年の流行語大賞にノミネートされている言葉です。松本氏によると、死んでも引き取り手がいない人は年間3万2000人にも及ぶといいます。

 松本氏は、「世の中全体、人と人の縁が薄くなってきている。人生で大事なのは人と人の出会い、縁だ。これは人生の宝。無縁は、この世で、生きて宝物を失うことになる」と警告しました。こうした事態に陥った原因については「お金の円(縁)」を追求するようになったからだと述べました。

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 話はお金の円から経済の今日の状況に及び、いま問題になっているTPPについても発言されました。「貿易自由化によってお金を豊かにしようということだが、それでいいのか」「貿易の自由化はいい面もあるが、危ない面もある。地域的に勝ち組と負け組ができる。国栄えて山河なし。負け組のところは焦土作戦と同じような状態になる。農業で国際競争力を強めようとすると、ひとつの村に農業をやる人が一人いればよくなる。これでは過疎化を進めるだけだ」などと述べ、TPPに強く反対しました。

 松本氏は、無縁社会から豊縁社会へと再出発することが求められているとして、風土を生かした地域づくり、人間の在り方が重要になってくると強調しました。そして、「まだ、村には、風土を生かすワザと知恵が蓄積されている、その点に誇りと矜持をもち、人の縁を薄くするやり方ではなく、豊縁というやり方で経済を変えられないか」と語りかけました。

静岡市の中山間地域対策を学ぶ

 朝9時過ぎから11時まで静岡市役所で視察でした。テーマは同市が策定した中山間地域総合振興計画と集落支援員活動です。

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 まずびっくりしたのは市域の広さです。南北に広がり、1411平方キロメートルもあるのです。遠いところは市役所から車で1時間半もかかるといいます。私たちの上越市では50分くらいでしょうか、これでも広すぎると思っていたのに、さらに上を行く市がありました。次に、「えっ」と思ったのは65歳以上が過半数となっている集落の数です。これだけの広さがあるのに、今年の3月末現在で、17集落しかありませんでした。上越市は70あるのです。この違いは雪が降るところと降らないところの違いでしょうか、どうあれ、どこからきているのか、正確に知りたいものです。

 広大な市域のなかで中山間地域は81%もあります。静岡市の中心部にいるとどこに中山間地があるのかと思いましたが、これも広い。そこに、「山村と都市が共生・共育するまち 静岡」という将来像を掲げて10年間の中山間地域総合計画が策定されていました。重点目標は「中山間地域集落の再生、生涯元気集落の構築」。具体的なテーマとして、①既存集落構成員の定住支援、②新たな集落住民の移住促進、③内発的発展による集落の活性化支援の3つを追求している点もよく整理されているなと感じました。計画の中でもっと詳しく知りたかったのは、「共育」の実際と「内発的発展の取り組み」。時間があれば、『NPO法人フロンティア清沢』などの訪問と調査をしたかったですね。

 同市の集落支援員は昨年度当初から4地区に4人を配置し、今年度の10月からはさらに3地区で3人配置し、合計7人。経歴は警察OB、学校の元校長、大学で事務をしていた人、地域のお茶栽培農家など様々でした。当初、「この地域ではこういう仕事をしてください」という指示を示さなかったことから、民生委員と同じようなことをしている人もいれば、農作業を手伝う人もいたといいます。そこで、今年度からは目的や業務内容などを定めた集落支援員活動マニュアルを策定し、それに基づいた活動を展開してもらっているということでした。

 静岡市を離れてから、何人かの同僚議員と話をしました。きょうの視察をさらに充実したものにするには現地視察と集落支援員との懇談をしたかったね、というのが共通の言葉でした。ここらへんは委員会メンバーで事前によく話し合えばよかったと思います。ま、そう言っても、気付いたのはきょう、市役所の担当者から説明を聞いた段階ですから、教訓としておきましょう。

 きょうは青空が広がりました。東海道新幹線は数回乗っていますが、富士山がきれいに見えたのはきょうが初めて、デッキに出て、写真を撮りました。なかなかいいタイミングで撮れないもんですね。

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2010年11月22日

上越市、「事務事業の総ざらい」評価結果を公表

 朝、議員控室で上野議員に会ったら、「中山間地基本条例、新潟日報の社説に載っていたね」と言われびっくりしました。数日前の4面に基本条例素案についての記事が掲載されたことは知っていましたが、昨日の社説、「中山間地、上越モデルをつくりたい」は見逃していたからです。社説では、条例素案の内容をコンパクトに紹介するとともに、「条例そのものは中山間地対策の基本的な方向性を示すにすぎない。重要なのはそれをどう具体化させていくかである」とのべています。そして、農地を守るための集落連携など、これまで取り組まれてきた事例を組み合わせて「上越モデル」をつくり、全国に発信してほしいと訴えています。中山間地対策特別委員会では、今回の基本条例を制定後、具体策を盛り込んだ個別条例の制定をめざしていますが、この社説を書いた人はそのことも知っているようです。委員会のメンバーの一人として、社説でとりあげてもらったことは励みになり、とてもうれしく思います。

 きょうは午前に各派代表者会議、議会運営委員会、月例議員懇談会がありました。12月議会はこの30日からはじまって、来月15日までと決まりました。私どもの議員団では24日に団会議を行い、総括質疑のテーマを決めます。連日、いろんな予定が入っていますが、議案の内容を調査する時間を最優先して確保したいと思います。

 午後からは総務常任委員会の所管事務調査でした。調査の対象は、事務事業の総ざらい、第2次男女共同参画基本計画、第3次人にやさしいまちづくり推進計画の3つでした。

 このうち、1つ目の事務事業の総ざらいは、市が2011年度(平成23年度)以降に実施を予定しているすべての事業について「見直すべき点や実施の必要性等をゼロベースで検証するため」、公的関与の必要性など6つの視点を設け、「直ちに廃止」「準備期間を設けて廃止」「廃止に向けて検討」「事務内容の見直し」「継続実施」など6つの評価を行ったものです。これらの作業は4月にスタートし、8か月かかりました。きょうは、午前の記者会見で市長が最終結果を公表し、午後から議会に説明しました。

 最終評価の結果、「直ちに廃止」は、まちづくり市民大学運営事業、観光写真コンテスト事業、上越レガッタ、きらり発見じょうえつ散歩委託料、農業塾など84件、「準備期間を設けて廃止」は、個別の道路整備事業、安塚・三和・吉川の各区ケーブルテレビ運営事業及び施設改修事業、母子栄養強化食品給付事業、若者の自立支援事業、みどりの基金事業、柿崎駅前駐輪場改築工事など186件、「廃止に向けて検討」は都市整備基礎調査事業1件となりました。この他、「事業内容の見直し」が127件、「あり方の検討」が33件、「継続実施」は残りの1570件です。

 この最終評価結果の一覧は、近く市のホームページに掲載されることと思いますが、すでに上越タウンジャーナルがPDFファイルを作成し、公開しています。ご覧ください。

 9月議会で村山市長など市幹部は、今回の最終結果は上越市の中期財政見通し、来年度の予算編成にも反映させるとのべてきました。事務事業の総ざらいの作業には一般市民を入れることなく、行政職員だけですすめてきた経過があります。それだけに市民代表としての議会のチェックは重要です。ところが、お昼休みに、この重要文書が関係議員に配布され、午後1時半から調査をしてくれというのです。事前にゆっくり読む時間も保障しない、じつに乱暴なやり方です。あるベテラン議員は、「こんなのは駆け込みだ。議会軽視だ」とカンカンでした。

 私がきょうの委員会で重視したことの1つは、各区の地域事業の扱いです。

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 総ざらいの対象となった2001の事業の中には、各区の地域事業も入っています。当然のことながら、「直ちに廃止」「準備期間を設けて廃止」と評価を下したものについては地域協議会に諮問をしていくことになります。「不同意」という答申が出た場合であっても、当市の地域自治区・地域協議会の制度をつくる過程で決まっているように市長はこの答申を尊重していかなければなりません。ところが、担当部長は「尊重していきます」と明言しなかったのです。尊重していかないようであれば、全国から評価されている当市の地域自治の仕組みは崩壊していくでしょう。今後、どういうふうになっていくか注視していきたいと思います。

 なお、きょうの委員会で、合併前上越市及び13区の地域事業のうち、「廃止又は改善と評価した事業数」と「経費削減効果」の一覧の提出を求めたところ、委員会閉会後、議員に配布されましたので掲載します。

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2010年11月23日

須坂のりんご配達と議会準備

 きょうはずっと小雨でした。雨が上がったら外へ出かけようと思ったのですが、なかなか上がってくれず、車を動かしました。午前中はりんご配達です。須坂市のりんご農家から持ってきてもらった「ふじりんご」を注文者に配達するのが私の仕事。午前中に終了することを目標にお茶飲みは1軒でしかご馳走にならずに頑張りました。りんごは今年も甘さ十分で、しかも適度の酸っぱさもあります。「このりんご食べると他のものはは食べられない」と好評でした。りんご配達は来週も行います。

 午後からは議会の準備でした。膨大な資料と格闘する時間が続きました。まいったのは第5次総合計画基本計画の見直しに関する委員会資料、変更前と変更後の比較の文字が小さく、とても全部を読む気にはなれませんでした。内容的にも市政のあらゆる分野のものが書かれています。審査にあたっては、総務常任委員会のメンバー以外の人たちの審査ができる体制を提案すればよかったと思いました。3時間ほど資料を読んだら、すっかり疲れてしまいました。

 夜は、これから直江津まで出かけます。党の会議があるのです。深夜の帰宅となるかも知れないので、日記はいつもよりも早めに書きました。いまの時間に書けば、眠気もなくていいなあ。それでは、出かけてきます。

2010年11月25日

中山間地域振興条例素案で行政側と協議

 市議会中山間地対策特別委員会は本日午後、中山間地域基本条例素案について行政側と意見交換しました。行政側からは野口自治・市民環境部長、五十嵐自治・地域振興課長などが出席しました。

 最初に宮崎委員長がこれまでの経過や素案の内容について説明、その後、行政側から意見や質問が出されました。主な意見は、「前文で『市域の6割を占める中山間地域』となっているが、今後、対象地域が変わる可能性もあるので、『市域の多くを占める』としたらどうか」、「上越市独自の考え方で中山間地域を設けるならば、根拠をどう説明するか。この部分はシビアで厳格な説明が求められる」、「『中山間地域の公益的機能』についてはもっと具体的に書いた方がわかりやすいのでは」などです。

 出された意見や提案などはきょうの協議の中でもある程度意見交換しましたが、あとは、29日の作業部会で検討することになりました。

2010年11月29日

定例会直前の団会議

 ぐーんと冷えてきました。夕方には雷も鳴って、いよいよ雪おろしかと思いました。パソコンなどの電源を切り、落雷に備えました。まもなく12時になりますが、いまのところ、まだ雪にはならないようです。

 きょうは午前9時から中山間地対策特別委員会の作業部会、その後は議員団会議でした。団会議は定例会直前です。明日の総括質疑、明日の夕方締め切りの一般質問通告の内容をめぐって意見交換しました。4人でリンゴを食べ賑やかにやっていると、一人では思いつかない視点に気づいたり、間違いを発見したりします。きょうの議論では、信越本線脇野田駅移設事業をめぐり重要なポイントに気づきました。明日登壇する上野議員が質疑でどう生かすか楽しみです。具体的な内容は明日のブログで書きたいと思います。

 団会議は2時半頃終了。その後、自動車修理に出かけました。私がいま乗っている車の運転手側のガラスの上げ下げができなくなっているのです。どうやらスイッチの交換などをしなければならないようです。また、お金がかかるなぁ。

2010年11月30日

半分わかって、半分わからない

 きょうから12月議会がスタートしました。総括質疑には公明党の杉田議員、市民クラブの柳沢議員、わが議員団の上野議員、市民ネット改革の吉田議員の4人が登壇しました。

 4人全員が質疑で取り上げたのは第5次総合計画基本計画の変更についてです。基本計画なので、これまでならば議案とはならなかったものですが、1日に制定した議会基本条例で議決対象のひとつに入れたので、初めて質疑対象となりました。柳沢議員、上野議員は、「基本計画の変更にあたり、事務事業の総ざらいの結果を反映させた」としていることについて質疑を行いました。

 「半分わかって、半分わからない」。基本計画の見直しにあたって、「事務事業の総ざらい等を反映」していくということについて訊き、市長の答弁を聴いた時の柳沢議員の言葉です。議場にいたみんなが同じ気持ちだったのではないでしょうか。市長の答弁は、「この度の変更における『事務事業の総ざらい等の反映』とは、総ざらいの手法を今後、計画の運用管理に生かしていくという趣旨だ。個々の事業に関する総ざらい結果については、基本計画の中に直接反映するものではなく、今後、計画を支える主要な事業を選定する際に活用すること」というものでした。答弁を文字にして繰り返し読まないとよく理解できない内容です。市長の答弁は、別な言葉で言えば、「基本計画は総ざらいの考え方、手法を取り入れたものにしました。総ざらいの評価結果は総合計画の実施計画に反映させていただきます」ということになるのでしょう。しかし、上越市は実施計画を議会に示したことがありません。総合計画の実施段階でどうなるかを具体的に示さないからなかなか理解できないのです。論戦を聞いていたある会派の議員が言いました。「3年(計画)でもいい。実施計画を出して説明すればいいんだ」。常任委員会審査では、より具体的に質問して、具体的な答弁を求めていきたいと思います。

 きょうの上野議員の質疑では、信越本線(脇野田駅)移設事業の実施設計委託が次年度にまで及ぶことになった経過をただしました。これの答弁もわかりにくかった。

 上越市と新潟県の要請で、同事業はJR東日本が「自社線の工事として行う」ことになりました。同事業をすすめるうえで関係団体の間で覚書、協定書を交わしていますが、9月議会で私の質問に答えて市長は、「今月中には新たな覚書と協定書を締結することになるというふうに考えております。今後この新たな覚書に基づき、県やJR東日本において移設区間の詳細な技術基準や駅の設備仕様を決定し、自社線として着実に移設工事を進めていただけるものと考えております」とのべていました。ところが新たな覚書、協定書が交わされたのは11月17日と大幅に遅れました。この遅れについて問われ、返ってきた答弁は、「関係者(団体)が多かったことや全面改定することとなったため、時間を要した」という言葉でした。私の質問は9月24日です。話し合いの最終段階で予期せぬ大きな問題が出てきたならば、わからないでもないですが、理解に苦しむ答弁でした。

 そしていまひとつ、JR東日本が「自社線の工事として行う」ことになった同事業について、上越市が実施設計の委託料を払うというのも理解できませんでした。設計、工事とも上越市が負担していくことは関係者間の協議で決まっているにせよ、JR東日本が自社線工事として行うことに変更されたなかで、引き続き委託料ということで予算計上するなら、どうしてそうなるかをもっと深く説明してほしかったですね。

2010年12月01日

一般質問の聞き取り

 きょうから来週の月曜日まで常任委員会審査です。午前に一般質問の聞き取りがあり、午後から傍聴しようと思っていたところ、委員会は午前中に終わってしまいました。
 
 私の一般質問は21番目。たぶん、10日になるだろうと思います。今回の質問テーマは、地域事業費見直し、事務事業の総ざらい、市町村合併の中間評価の3つです。具体的な質問の構成は、まだ、頭の中で定まっていません。そういうなかで答弁原稿を書く職員のみなさんに質問の趣旨を説明しました。どんなことを質問するか、ざっとしゃべったところ、登壇して発言する1回目の予行演習をやった感じになりました。ただ、今回の質問テーマは他の議員もとりあげていますので、どういうしゃべりになるかは実際にはわかりません。同じことを繰り返し訊くことにはなりませんので、その日になって質問の角度が微妙に変わるかも。まさに質問は生き物です。

 午後からはデスクワークでした。市政レポートの原稿書きをしました。途中、何回も睡魔が襲い、パソコンに向かいながらいびきをかいていたそうです。というわけで、きょうは早めに布団に入ります。

2010年12月02日

うかうかしていられない

 きょうの文教経済常任委員会、JAえちご上越などが提出した、TPP交渉参加反対を求める意見書を提出してほしいという請願審査の場において、議会基本条例制定後初めての委員間討議が行われました。もちろん、テーマはTPP交渉に参加すべきか否かです。いままでも総務常任委員会などで委員間討議をやったことがありましたが、きょうのように白熱した討議にはなりませんでした。だから、きょうという日を、「上越市議会において本格的な委員間討議が始まった日」として記憶しておきたいと思います。

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 「食料の安全保障がない、日本農業を守る措置がとられていないなかで参加していいのか。なぜ、TPPでなければならないのか。韓国も反対だ」「農業生産額は全体でもトヨタ1社の半分にも満たない。マクロ的には就業者、雇用者をどう守っていくかも考えなければならない。不参加を求めることは農業の鎖国政策をとれということだ」「TPPに参加すれば国内の農産物の生産額は4兆5000億円程度減少、食料自給率は40%から13%に低下する。上越市でも条例で食料自給率向上をめざしているが、これでは壊滅する」「多角的に見ていろんな問題がある。農畜産物の自由化で全部だめになったかというとそうではない。オレンジも牛も残っている。消費者には安くて、いいものを買う権利がある」賛否両論、委員が次々と発言しました。

 そして、ある委員が「(アメリカなどが日本に参加を求める今回の事態は)開国を迫る黒船に匹敵する」と発言したことを契機に意見発表から議論を戦わせる場になりました。「鎖国と言われたがそれは違うのではないか。日本の農産物の平均関税率は11.7%、アメリカに次いで世界で2番目に低い。日本は“鎖国”どころか十分開かれている」こんな調子でしばらく討論が続きました。これこそ議会だと思いましたね。

 傍聴していて思ったのは、各委員の発言を聴くと、誰がどれだけ勉強しているかがよくわかることです。きょうのやり取りを聴いていて、もし自分が討論する立場であったなら、どれだけやれるかなと考えました。率直に言って、「これはおかしな議論だ」と思ったものがいくつもありましたが、私が説得力のある反論ができるかとなると、できないものがいくつかあったのです。忙しい、忙しいと言って勉強しないでいるとひどい目にあいそうです。頑張らなくては。

 請願審査は14日にも継続して行われることになりました。委員からは請願者を呼んで参考人質疑したらどうかという声も出ていました。これが実現すれば、さらにいい議論ができるはずです。議会基本条例は制定後初の定例議会から威力を発揮しています。ぜひ、これも実現してほしい。

 夕方、早めに地元に帰りました。リンゴの配達があったからです。途中で、すっかり有名になった泉谷のイルミネーションを撮ってきました。今年もきれいです。ごらんください。

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2010年12月06日

「一括在姿譲渡」ではなく「選択改良譲渡」を

 きょうは私の総務常任委員会でした。議会基本条例の制定にともなって今回から議案となった第5次総合計画基本計画の変更については、委員の関心が高く、2時間近い審査となりました。

 「見直しに当たっての基本的視点」として市が打ち出したのは、①社会情勢の変化への対応、②政策・施策成果の評価検証、③計画の運用管理方法の見直し、の3点です。毎年度、予算編成前に計画の進捗状況を評価・検証するというのですが、市長が言う「市民がど真ん中」という立場で市民の参加をどう保障していくのか、答弁を聴いてもよくわかりませんでした。計画最終年度の市民アンケートをとるだけなら、「行政ペースの運用管理」ということになりかねませんね。

 今後の財政運営の健全化を考えた時、土地開発公社の経営をどうするかは大きな問題です。これまでの市議会の議論の中で、同公社が合併前からかかえている負債は合併前の上越市の地域事業費を充当することが妥当ということを確認してきています。「負債はそれぞれの市町村が責任を持って清算する」という原則は合併協議の総意でもありました。地域事業は平成26年度までです。今回の基本計画の変更では、この点を意識した内容変更があるかと期待したのですが、同公社の平成26年度の土地保有額目標数値は62億円、保有額=負債ではないにせよ、負の遺産を地域事業費で解決していこうという姿勢は見られませんでした。

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 信越本線脇野田駅移設事業の設計委託に関していくつか新たな事実がわかりました。委託協定が2年にわたることになったとのことですが、現在、準備作業を進めており、協定が成立するのは来月の中旬頃といいます。また、JR東日本が設計、工事をするにあたっては、6月21日付けの回答文書の中で、直江津ー妙高高原間の路線を一括在姿譲渡するなど4つの条件をのんでもらいたいとしていますが、今回の協定では「一括在姿譲渡」条項は「移設と関係ない」(竹田総合政策部長)ことなので盛り込まれないとのことでした。きょう、竹田部長とやりとりしていて、改めて思ったのは、JR東日本からは「一括在姿譲渡」という言葉を使うのをやめていただいて、「選択改良譲渡」の検討をしてもらわなければいけないということでした。

 なお、先月22日に私が情報公開請求していた、「6月21日の信越線移設に関するJRからの回答の際の話し合いの議事録」について非公開とする旨の決定通知書が夕方、竹田総合政策部長などから手渡されました。非公開の理由として書かれていたのは、「請求のあった文書については、関係機関である県が作成した文書であり、公開することにより、関係機関との協力関係を著しく損なう恐れがあるため」。私としては、「JR東日本の経営にかかわる重要情報でも書かれていれば、その部分は黒塗りにされ公開される」そう思っていただけに予想外の回答に驚きました。「協力関係を著しく損なう恐れがある」があるという言葉がとても気になりますね。本当にそういう内容だったのかどうか知りたいものです。もうひとつ、「公開できない理由」がなくなる時期については「無」という判定でした。つまり、永久に公開しないというのです。これも納得できないものです。今後、どうするかは同僚議員等と相談して決めたいと思います。

2010年12月07日

北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃に抗議する決議

 上越市議会はきょう午前、北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃に抗議する決議を行いました。この決議は、党議員団の上野議員が議会運営委員会で提案、各会派で調整して実現したものです。ただ、市政みらい(矢野学代表)は、「こういう問題は地方議会の議決になじまない」との理由で反対しました。決議は以下の通り。

 北朝鮮は11月23日に韓国の延坪島に対して砲撃を行い、韓国軍との間で交戦状態となった。これによって、韓国軍兵士2人と民間人2人が死亡、さらに延坪島の住民にも多数の負傷者が出て、住民1600人が緊急避難する事態となった。

 北朝鮮は、砲撃の理由として「韓国軍が北朝鮮の領海で軍事演習を行ったため」だとしているが、この領海の境界線については双方の食い違いがあるにせよ、砲撃を受けた延坪島と同島への航路の領有権は韓国にあることは国際法上でも明らかであり、北朝鮮自身も認めており、それを武力攻撃することは断じて許されるものではない。

 民間人が居住する島への無差別の砲撃は、朝鮮戦争の休戦協定はもとより、国連憲章にも、北朝鮮自身が当事者である南北間の諸合意にも反する無法なものである。

 上越市議会は、北朝鮮の軍事的行動を強く非難するものであり、北朝鮮が攻撃とそれによって生じた被害の責任をとるとともに、軍事行動を繰り返さないことを強く求めるものである。

 上記決議する。

 
 平成22年12月7日

            上越市議会 


 

2010年12月09日

上吉野池のハクチョウの話に感動

 おはようございます。ちょっと休むつもりで横になったら朝になっていました。一日中、座って話を聴いているだけでもずいぶん疲れますね。答弁する市長に比べれば、楽なはずなんですけれど。

 昨日も一般質問です。古澤弘議員から始まって塚田俊幸議員まで6人が保健医療福祉ゾーン整備事業、第5次総合計画、事務事業の総ざらいなどについて市長等の見解をただしました。私が通告した質問テーマは地域事業費見直しや事務事業の総ざらいなど3つです。今議会では、私よりも前に同じ問題をとりあげる人が多くて、目を離せません。昨日の質問で改めて感じたのは、国の財政政策の変更を求めることを頭に置かないと、市の財政を維持するには「行政改革」を強力にすすめ、市民サービスを切り下げることが必要だということに議論が行ってしまうということです。市政運営の根幹部分を問う時は国政も視野に入れて論じる力をつけないといけません。勉強しなければと思いました。きょうも3人ほど私と質問がダブります。この調子だと、質問準備はぎりぎりまで続くことになりそうです。

 昨日の一般質問で議場全体がシーンとして、あったかい気持ちになったのは瀬下半治議員の質問でした。この人の人間性もありますが、最近、いい質問が続いていますね。上吉野池にハクチョウたちがやってきたのは平成8年頃からです。地域の人たちはハクチョウを守る会を結成し、ハクチョウを観察し、守り、「ハクチョウの来る池」を発信していこうと頑張っています。瀬下議員は、「ハクチョウたちは5、6羽ずつまとまって家族単位で空を飛んでいます。家族を見極めるためにハクチョウたちは鳴き声で判断します。朝の6時から8時ごろまでは、近所の人には迷惑かも知れませんが、大合唱です」と紹介し、上吉野池の環境整備を訴えました。私も市役所へ行く途中、ハクチョウたちと何度も出合っていますが、今度、朝の上吉野池を訪れてみたくなりました。

 さて、時間です。これから「しんぶん赤旗」日刊紙の配達です。きょうは木曜日、市政レポートも作成しなければなりません。大忙しの日が始まります。

明日の私の一般質問は午後1時頃から

 先ほど上野議員から電話がありました。突風による被害が大潟区から頸城区にかけて発生したとのことです。大潟区犀潟から頸城区矢住にかけて竜巻が襲ったようです。上野議員は現場を回り、総合事務所にも顔を出してきたと報告してくれました。夕方から、雷、ひょう、と大荒れの天気になってきました。

 きょうも柳沢周治議員など6人が一般質問しました。通告は24人なので、明日で全部終わります。私は21番目。明日の午後1時頃になる見込みです。ただ、早まった場合、1回目の質問だけ午前中に行われる可能性があります。質問の模様は市議会ホームページでインターネット中継されます

 今晩は市政レポートの印刷など、やることがいっぱいあるので、本日の一般質問については書いている余裕がありません。悪しからず。

2010年12月10日

一般質問終わる

 議会はきょうで一般質問が終わりました。ホッと一息というところです。地域事業費見直しの質問では、地域事業の計画管理ができていなかったことがはっきりとしました。どこの課が担当していたのかさえも答が出てきませんでした。地域事業は私の後に質問した宮崎議員ものべていたように“合併時の約束事”です。約束を守れない事態となっているのに、それを陳謝もせず、新たな仕組みを作ろうというのは理解できません。ただ、全市的に見た場合、厳しい財政事情のなかで優先度を明確にしていきたいというのは理解できますので、今後の議論をしっかりとやっていきたいと思います。

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 写真はきょうの質問の時のものです。これはたぶん、質問の前に吉川区内にある長峰温泉「ゆったりの郷」を紹介している時のものでしょう。この後の質問では厳しい表情に変わります。

 突風被害は予想以上にひどいものでした。市役所に来る時に、被害が出たところの一部を見てきました。被害が出た場所の中でいちばんひどいのは上野議員の地元です。被災された人たちの要望を聴いて、対応したいと思っています。写真は、防災局からもらった地図です。突風が動いたところがわかります。

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2010年12月13日

中山間地域振興基本条例(案)を議長に提出

 きょうは中山間地対策特別委員会がありました。特別委員会としての中山間地域振興基本条例(案)をまとめる会議です。対象集落の指定をめぐり、関係区の委員から「何々新田」と「新田」がついているのはどうしてかなど具体的な質問がいくつか出たほかは、先日、作業部会がまとめた内容で合意しました。ようやく一区切りです。この(案)は議長に提出しました。

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 今後は全議員への説明を行い、修正意見があれば、手直しをしたうえで市民説明会、パブリックコメントへと進みます。今回の条例は基本条例であり、特別委員会では、この他、支援対象となった集落への具体的な支援施策を盛り込む個別条例の制定もめざしています。来年2月の市民説明会までにどんな個別条例にしていくのかについても議論していくことになりました。

 これまでの条例検討の経過や内容については市議会のホームページに掲載してあります。ぜひご覧ください。

 きょうは午後から議員団会議でした。15日の討論内容について議論した後、議員団ニュースの編集、新年度予算要望のあり方などについて検討しました。

2010年12月15日

12月議会最終日

 朝からみぞれになり、市議会本会議が始まる頃には本格的な雪となりました。今年の初雪です。タイヤ交換は終わっているので心配していないのですが、切ないのは新聞配達に時間がかかること。明日の早朝配達までに落ち着いてほしいものです。写真は議員控室から見た雪の風景です。

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 きょうは12月議会の最終日です。午前に議案関係は終わりました。私たち議員団が今定例会で唯一反対したのは、市の第5次総合計画基本計画の変更についてです。討論には、久しぶりに私が立ちました。反対の理由としてあげたのは、①事務事業の総ざらいの手法を計画の運用管理に導入することにより、政策・施策の評価検証が行政主導になること、②基本計画の運営管理に事務事業の総ざらいの手法を反映させただけでなく、明らかに評価結果に基づく記述変更とみなされるものがあること、③人権尊重・非核平和の推進に関して。今回の変更で、これまでの「市民一人ひとりの基本的な人権が保障されるまちづくりをすすめるため」という記述が、「人権問題に対する正しい理解と認識を深めるために」と変更されたこと。これは、人権尊重を考えたら、明らかな後退です。そして④、土地開発公社の負債を地域事業費で整理することについての消極的な姿勢の4つです。

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 もうひとつ、注目の出来事がありました。JAえちご上越などから出されていたTPP交渉参加はやめろという意見書を出してほしいという請願は継続審査ということで本決まりしました。その後が賑やかでした。「将来に希望の持てる農業政策の確立に関する決議」をしようと一部の人たちが動き始めたのです。各派代表者会議で、「貿易自由化の議論を進める前に」農業政策の確立を求めるといった、交渉参加を前提にした文面を変更するよう迫ったところ、修正され、全会一致でこの決議は採択されました。でも日本農業、地域経済を守っていくにはTPP不参加の決議の方が価値があると思います。

2010年12月16日

クセ

 妻のところに宅急便で化粧品が届きました。たったひとつのビン入り化粧品ですが、包装は大がかりで、割れないようにクッション材を入れてありました。

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 見たことがあるでしょう、これは。このクッション材、じつは、私は大好きなのです。これを手にすると、空気の入った小さな袋をつぶしたくなるのです。始めたら、もう止まりません。最後のひとつまで、プツン、プツンとやってしまいます。これはもうクセですね。

 きょうは午前中、たまっていた雑用をいくつもこなしました。日中は青空も広がって、とてもいい天気になりました。写真は吉川コミュニティプラザです。

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 もう一枚、ごらんいただきましょう。お昼頃の米山です。

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 午後からは市政レポートの原稿書きでした。一般質問のやりとりの一部を紹介しようとインターネットで中継録画を繰り返し見ました。自分の映像を見るのはあまり気分のいいものではありません。答弁への切りかえしが不十分であったり、こちらの主張がなかったりと悪いことばかり目に入ってしまいますから。でも、何とか仕上げました。

2010年12月27日

地域事業費見直し問題などで市民懇談会計画

 朝早くから市役所へ行きました。生活相談で2人の方と会うことになっていたからです。それと、議員団会議の準備もありました。

 10時からは中山間地対策特別委員会の作業部会でした。中山間地域振興基本条例素案について、全議員への説明会で出された注文やその後、会派新政などから寄せられた意見の検討を行いました。条例前文に飲み水のことについても触れてほしいとの注文には、私の方で「大地にしみ込んだ水は命の源です」などと書いた修正案を用意し、検討してもらいました。元々の案文は中山間地域で生きてきた人間の中山間地域に対するイメージをもとに文章のリズムを意識して書いたものです。それに修正をかけるというのはなかなか難しいですね。

 条例素案については行政側からもいくつか注文や意見が寄せられているとのこと。来月の中旬に再び作業部会を持ち、その後、特別委員会、全議員説明会と続きます。きょうはその後の市民説明会の日程についても協議しました。市民説明会は2月中旬、福祉交流プラザ、吉川コミュニティプラザなど市内8か所で行います。

 午後からの議員団会議では午前中の作業部会について報告し、検討してもらいました。この他、党議員団主催の市民懇談会についても決めました。1月19日(水)午後6時半から高田の福祉交流プラザで、1月21日(金)は同じく午後6時半から頸城コミュニティプラザで行います。テーマは事務事業の総ざらいと地域事業費制度の見直しなどについてです。大勢の市民のみなさんのご参加をお願いします。

 午後3時過ぎからは市長への予算要望でした。昨年に続き、日本共産党上越地区委員会の伊藤委員長と党議員団全員が参加しました。要望は雇用と中小業者を守る対策、地域事業費など7つの柱で82項目に上ります。要望書を手渡した後、20分ほどではありましたが、村山市長と、子宮頸ガンワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの接種のこと、住宅リフォーム助成、TPP問題、公契約条例などで和やかに懇談しました。きょうの懇談での市長の話を総合すると、新年度予算ではかなり思い切った新事業が出てきそうな気がしました。写真は懇談の様子です。

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2010年12月28日

御用納めの日

 うれしいですね、この天気は。朝、市役所へ向かう時、妙高、火打、焼の三山は輝いていました。写真は上吉野で撮ったものです。左手前のカヤは小正月のサイの神用のものでしょう。きょうの景色に似合います。

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 今年最後の会議は各派代表者会議でした。新年度の議会予算について協議しました。党議員団からぜひ実現をと出しておいた委員会審議のインターネット中継については、来年度、議運などで検討していくことになりました。カメラなどの器具をそろえるだけで数百万円かかりますが、本会議だけでなく、委員会もインターネットで公開されれば、議会基本条例でいう市民に開かれた議会づくりにも大きく貢献するはずです。

 きょうは御用納め。市役所関係はきょうで休みになるので、「しんぶん赤旗」の新年号の配達をしました。ただ、市政レポートの作成はこれからですので、間に合いませんでした。次号の配達の時に折り込みますのでお許しください。

 年末の土壇場で生活相談が一つ解決しました。ずっと心に残っていたものだっただけに、一区切りついたという気分です。よかった、よかった。来年もこの良い調子でいきたいものです。

2011年01月17日

追加経済対策で40億円

 朝6時20分に家を出ました。一限から授業があるという妻を職場に送るためです。道路状況によっては2時間くらいかかるという想定で出発したのですが、一部ででこぼこ道となっていたほかは除雪状況はよく、1時間15分ほどで着きました。

 きょうは市役所で議員団会議をやり、その後、地区委員会事務所で仕事をしました。議員団会議は24日の臨時議会の議案の検討と19日の市民懇談会の準備です。

 臨時議会には一般会計補正予算など補正予算8件と上越人材ハイスクール条例の一部改正の合計9件の議案が提案されます。このうち補正予算は一般会計と特別会計を合わせると40億円を超えます。補正の中身は追加経済対策が中心です。保育所のエアコンなど各種修繕工事、学校耐震化などの地域活性化で17億6345万円、市道改修、公共下水道幹線・枝線整備事業などの社会資本整備で19億167万円、子育て、医療等の強化(子宮頸がんなどワクチン接種緊急促進事業)で2690万円、小中学校大規模改造事業など市独自の事業で3億2613万円となっています。エアコン整備や子宮頸がん予防ワクチンなど、これまで市民から求められていたものがいくつも盛り込まれました。

 議員団主催の市民懇談会は、こちら側からの報告は短くし、できるだけ市民の皆さんの意見や要望を聴く時間を多くしようということになりました。4人の議員がそれぞれ3~4分にまとめて報告をするというのですが、この時間制限を守るには準備をしないと。明日、どこかで時間をつくらなければいけません。

 きょうはめずらしく3食とも外食でした。朝飯は焼き魚定食380円、昼飯は市役所で定食520円、夕飯は味噌ラーメン650円。家に帰ったのは午後10時半ちょっと前でした。

2011年01月19日

地域事業費制度の見直しなどで市民懇談会開催

 中山間地域振興基本条例素案を発表して以来、議会全員協議会や行政などから意見や注文が出ています。「前文に水源保護についての記述を」「中山間地域の振興にかかわる施策についての年次報告は実施状況についても書いた方がいい」「対象区域の基準を明確にしてもらいたい」などかなりの件数になりました。これらについてはすべて中山間地対策特別委員会の作業部会で検討し、その後、委員会で議論しています。きょうはその委員会でした。作業部会でだした検討結果はほとんど了承されましたが、なかには委員会での議論で修正されるものもあります。条例の策定作業というのはたいへんですが、議論によってより良いものになっていくのがわかるのでとてもやりがいがあります。

 夜は党議員団主催の市民懇談会でした。テーマは事務事業の総ざらいと地域事業費制度の見直し問題です。10数人の市民の方から雪の中、参加していただきました。ありがとうござました。

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 懇談の中では、「事務事業の総ざらいをすることになった背景には地方交付税の削減など国の財政運営もあるのではないか。これとの関係をどのようにとらえているか」「今回の市のやり方で上越市の地域自治が試される。地域自治、地域協議会の制度があってよかったと思う」「木浦市政ではまがりなりにも地域事業を守ってきた。地域事業費制度の見直しは、13区で使うべきお金を新幹線駅関連整備に注ぎこもうとするものだ」「村山市政になって、大型公共事業抑制基調をひっくり返し、大型公共事業推進に切り替わってきたのではないか」「シニアパスポートの廃止は介護予防など行政が負っている責務から手を引くことになると思う」などの発言が相次ぎました。これらについては議員団会議で検討し、今後の議会活動に生かしていきたいと思います。

 家に戻ったのは9時半過ぎでした。雪が降り続き、車の腹がするほどになりましたので、また除雪機を動かしました。明日の朝までにかなり積もりそうです。

2011年01月24日

40億円の追加経済対策関連予算可決

 きょうは臨時議会でした。総額40億円余の追加経済対策で街灯修繕、側溝改良など市民生活に直結する細々した仕事から学校の耐震化工事など大きな仕事まで予算に盛り込まれました。市内の経済状況は、「全体として緩やかに回復しているものの、鈍化してきており、好転し始めた製造業も円高の影響を受け伸び悩んでいる」(村山市長)というのが実態です。市は今回の対策を講じる中で、仕様書で発注出来る工事の上限額を130万円から500万円まで広げるなどの改善措置をとることにしました。今回の対策が少しでも地域経済の好転につながってくれればと思います。一般会計補正予算など関連予算は全会一致で可決されました。

 議案の審査にあたって市が議会に提出した資料は、通常の委員会資料のほか、「追加経済対策の概要」「追加経済対策事業一覧表」だけでした。文教経済常任委員会で小関議員が指摘したように、今回の経済対策を提案するにあたっては、これまでの取り組みの総括や市内経済状況などについての資料も出すべきだったと思います。私も総務常任委員会で、「今回の対策がこれまでの経済対策の延長線上にあるなら、12日の経済対策本部で出した関連資料も出すべきだった。新年度予算でも当然、経済対策が盛り込まれることと思うが、検討してほしい」と注文しました。3月議会では、この点、配慮されることを期待したいと思います。

 総務常任委員会では消防施設について質問しました。今回の補正予算では防火水槽の漏水修繕などを実施するための施設管理費で1566万円、消火栓を多雪式に改良する経費など施設整備で2306万円計上されました。私は、「多雪地帯で大雪になっても消防施設がちゃんと使えるように施設を改良していくことが大事だ。例えば防火水槽は(積雪時に容易に吸水できる)サクションパイプを取り付けていく必要がある。こういうものが必要な個所は何か所あって、どこまで整備されているか」と質問しました。残念ながら、担当課ではこういう数値をつかんでいませんでした。市では昨日、大雪災害警戒対策本部を設置しています。今回の質問を契機に、消防施設についてもいっそう目を向け、多雪地域での消防施設の改良を大きく前進させていただきたいものです。

2011年02月02日

二七日法要の日に

 義父の二七日(になのか)法要の日。妻に車を貸したので、電車で市役所へ行きました。1件の生活相談を受けた後、徒歩で五智の党事務所へ向かいました。約40分歩いてわかったのは、歩道の除雪が間に合っていない実態があることでした。

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 車道の雪が歩道になだれ込み、一人歩くのがやっとというところもありました。歩道を歩く人はどんな人かと考えました。足の不自由な人、高齢の人であれば、歩ける道ではありません。

 正午過ぎに市役所に戻り、4時頃までパソコンに向かいました。書かねばならないものがいくつもあったのに、歩き疲れてなかなか集中できません。早めに市役所を出て電車に乗り、柿崎からはバスに乗って帰ってきました。

 バスに乗るのは久しぶりです。柿崎のバスステーションの待合室には丸ストーブが置いてありました。このストーブは親しみを感じますね。

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 市役所そばの春日山駅から柿崎駅までの電車代が400円、柿崎のバスステーションから私の地元までのバス代は350円です。所要時間は、1時間15分くらいでした。自家用車では所要時間は35分ですので、倍の時間がかかりますが、電車の中で1冊の本を読んでしまいました。たまには電車とバスに乗ってみるのもいいものです。

2011年02月15日

市民との意見交換会

 上越市議会は昨年11月に議会基本条例を制定し、そのなかで市民のみなさんとの意見交換会を開催して、そこでお聴きした意見や提案などを市政に反映させる仕組みをつくりました。その「市民との意見交換会」が昨日、きょうと市内の3会場で行われました。議会基本条例に基づく「市民との意見交換会」は今回が初めてです。

 私は今晩、浦川原区のコミュニティプラザで開かれた「市民との意見交換会」に参加してきました。参加者は議員、市役所職員も入れて20数名。そのうち一般参加者は6人でした。今回の意見交換会でテーマとなった地域活動支援事業では、「たいへん多くの人たちが関心を持ち、よかった」「この事業でこれからの浦川原区の方向性が見えてきた」と評価の声が出ました。注目したのは、Fさんの「地域活動支援事業は単年度で切れることを想定してつくってある。ひとつの取り組みを始めたら、自立できるまで補助してもらいたい。継続して事業がやれるよう制度設計してほしい」という発言です。これは同区内で結成された「お達者クラブ」による医療機関への送迎活動を念頭に置いたものでした。今後、この発言が課題調整会議、政策形成会議でどんな形で議論され実って行くか、発言をした人はもちろんのこと、聴いていた人も見ていくことでしょう。実れば、市議会の評価は高まるはずです。

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 家に戻ったら「しんぶん赤旗」日曜版編集部からファックスが届いていました。先日、大島区と吉川区で取材してもらった豪雪地帯での暮らし、豪雪対策などの記事が20日付の日曜版に掲載されるといいます。文章も写真付きでコンパクトにまとめてあり、とてもいい記事になっていました。日曜版が到着する木曜日が楽しみです。宣伝紙をいっぱい取り寄せ、多くの人たちに読んでもらおうと思います。

2011年02月16日

中山間地域振興基本条例素案で市民の意見を聴く会

 青い空が広がりました。午前も良かったけれど、午後がまた最高でした。今冬で一番の天気だったのではないでしょうか。大島区や安塚区では布団を干していた家もありました。午後からの行動では、同僚議員の車に乗せてもらいました。私の車の中にデジカメを忘れてしまい、午後の青空は撮ることができませんでしたので、午前の写真をごらんください。まず、柿崎区内の県道新井柿崎線脇で撮った写真です。

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 防雪柵の影が雪の上に映っているのがおわかりかと思います。午前8時頃だから撮れる写真です。次は大潟区内潟田付近の市道から見た頸城三山です。手前の雪原は田んぼ。ここに立つといつも思います、上越市はコメの大生産基地だと。

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 きょうは午前に選対会議に出席。午後からは中山間地域振興基本条例素案についての市民の意見を聴く会でした。大島区と安塚区で開催しました。意見を聴く会では、私は記録係です。右手薬指を傷めているので入力ミスの出やすい状態でしたが、何とかパソコンで記録をとることができました。

 大島区会場では約40人の方々が参加してくださいました。説明後の意見交換では、「条例制定後、どうなるのか聴かせてほしい。条例が出来たことによって、どれだけ目を向けてもらえるのか」「一般的に条例の制定は行政がやるのが通例。議会が取り組むことを評価する。農地は高齢化が進み、守り切れない。平場のみなさんから山間地を理解してもらわないといけない。この点、要望する」「公益的機能とは何ぞやというところを深めてほしい。中山間地だけ助けてくださいではだめ。自分たちが何かをしなければならないという点が弱いのではないか」「大事なところは、実際、図を書いてもらって、このへんで議会提案をするという図式を書いていただくとわかりやすいのでは」など次々と質問、提案が出ました。

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 私の従兄も発言してくれました。「議会側の提案はいい。昨年の大干ばつ、強かった。中山間地が一番ひどかった。肥料不足だったというデータが出た。議会はまず、現場に出てよく見てほしい。雪は暖冬多雪型だ。最高で4㍍60㌢降った。現場で出てきてもらえばわかる。うちがすっぽり埋まっているところもある。高齢者の生活状況、道路除雪など対応遅いと思う」。「議会はまず現場を見よ」という発言は出席していた滝沢議長などの心に強く訴えたようです。安塚区会場での開催まで時間があったので、議長は、私と地元の岩野議員とともに大島区田麦、竹平の雪の状態を見てきました。

 安塚区会場では約30人の出席でした。ここでもたくさんの意見や質問が出ました。「条例制定は良いことだが、すでに遅きに失している。現実に農業者がいなくなって、兼業でないとやっていけない。そこを考えていただきたい」「安塚も雪が多い。雪対策についてあまり触れられていないのではないか。雪との共生を盛り込んでほしい」「漠然としている。きれいごとに思える。中山間地では商人もいれば、工業の人もいる。これらの人たちが農業の人たちと一緒になっていかなければ発展していかない。連携が必要だ。農業だけではない。中山間地全体を考えて条例を考えてほしい」など条例素案に直接関連したものだけでなく、TPP問題や北陸新幹線開業後のほくほく線のあり方の問題でも注文が出ました。勉強になりましたね。

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 中山間地域振興基本条例素案についての意見を聴く会は明日は中郷区(はーとぴあ中郷。午後6時半から)で、明後日は吉川区(吉川コミュニティプラザ、午後6時半から)で開催されます。ぜひ出席してご意見を聞かせて下さい。


2011年02月17日

中山間地域活性化研修会

 午前は私の弟と同級生の人の葬儀でした。誰よりもふるさとの山を愛し、まじめに仕事をしてきた人でした。カメラが好きで、気に入った写真があるとすぐに現像して渡してくれました。私の市政レポートでも何枚か使わせてもらったことがあります。喪主を務めた若い息子さんが父親についてしっかり語り、母親への想いも語ってくれ、涙が自然と流れ落ちました。ゆっくり休んでほしいと思います。

 午後からは市が主催した中山間地域活性化研修会でした。静岡県浜松市天竜区のNPO法人「夢未来くんま」副理事長・大平展子さんの地域づくりについての講演、新潟大学の斎藤順さんの講演を聴きました。
 
 このうち、斎藤さんの講演は、国の中山間地直接支払3期対策にも影響を与えた上越市の取組について語られ、集落間連携の取組について踏み込んだ整理をしていて注目しました。講演の中で、きょうは新潟市でTPPについて講演されていた伊藤亮司さん(新潟大学農学部)の「櫛池の中の梨平集落」についての分析も紹介されました。同集落は2度ほど訪ねたことがありますが、集落中央部にある「屋号入り案内図」を見た途端、この集落は一味違うと直感したものです。「危機感バネ+少数精鋭の合意形成の速さ」「一見にぶい集落だが、内部に多くの宝が眠っている」。興味深い分析でした。

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 研修会の最後は市役所笹川肇農業振興課長が「集落間連携の推進方向について」(素案)説明しました。連携体制を構築し、いまある条件の中で最大限できることに取り組んで地域を守っていく。国県事業などの有効活用、地域のことを考える団体などとの新たなつながりの構築などが提起されました。上越市の集落間連携は様々な困難を抱えていますが、もう一段、階段を上がって行くなと感じました。

 夕方の6時半からは中郷区で中山間地域振興基本条例素案についての市民の声を聴く会でした。20数人の人が参加し、意見をのべてくださいました。主な意見は、「大綱で対策を定めたら、議会としても進行具合をちゃんとチェックしていっていただきたい。絵にかいたモチにならないように」「対象となっている地域は地滑り地域、土石流地域が多い。自助、共助として何をやっていくのか(考える必要がある)」「今回開催されない地域でもこういう会を開いてほしい」などでした。

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 明日は午後6時半から吉川コミュニティプラザです。ご都合のつく方はぜひ参加してくださいますようお願いします。

2011年02月19日

吉川区でも「市民の意見を聴く会」

 おはようございます。昨晩はパソコンに向かうことなく寝てしまいました。朝早くから市政レポートを作成し、印刷、そして「しんぶん赤旗」日曜版の配達、会議と続きました。人間の体は正直ですね。寝不足の時は信号を送ってくれるし、疲れればぐったりします。

 昨日の午後は上越地域消防事務組合の議会でした。2010年度の一般会計補正予算や新年度一般会計予算は第12次組合消防整備計画に基づいて編成され、関連議案とともに全会一致で承認されました。

 続いて行われた全員協議会では2010年の「火災・救急・救助の概況」が報告されました。火災発生件数は前年と同じで63件、2年連続で過去10年で最も少ない年となりました。救急出動、救急搬送は前年よりも増加し、「59分52秒に1回の割合で救急隊が出動」しています。救急出動の中で注目したのは労働災害による出動件数が前年の1.6倍(76件だったのが121件に)に急増したことです。この原因は「道路上での熱中症が多発したことのよる」ということでした。仕事で車を運転していたのでしょう。それにしても昨年の猛暑の影響はこんなところにも出るんですね。

 夜は吉川コミュニティプラザで、中山間地域振興基本条例素案について市民の意見を聴く会でした。参加者は吉川区、柿崎区が中心で、20人ほどでした。

 説明後、参加者からは、「条例を決めて提案するだけで、これを決めて、何々をするという段階ではないということか。県や国への働きかけの方向性はどうか。(困っている人たちに)救いの手を差し伸べるという将来的な手立てはないのか」「山間部で古い家屋を買い求めた地区外の方が大雪の対応ができずに潰れそうな感じの家があった。地区外から入ってこられる人たちには生活上のアドバイスが必要だ」「実態調査をこまめにやっていただく必要がある。議会でもやった方がいいのでは」「若い者が平場に下りて、年寄りだけが残るというのは姥捨てだ。このまま現在地に住み続けたいとする世帯が(前回調査よりも)増えていることは手放しで喜べる数字ではない」「コミュニテイが希薄化そのとおりだ。集落の高齢化にともない、市民が行きたいところに自由に行けることが第一歩だ。提案したい。安心安全、健やかなまちづくりにはまず人づくり、リーダー作りだ」などの質問、意見、提案が出ました。いずれも貴重な発言だったと思います。

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 市議会がこうした市民の意見を聴く会を吉川区で開催したのは今回が初めてでした。取材でカメラを回していた有線放送のSさんが、「いやー、新鮮でした。他区の議員さんの発言をこんなに聴けるなんて…」とのべていました。昨日の会の模様はケーブルテレビ2チャンネルで放映されますので、お楽しみに。

 昨日の新聞配達でわかったことですが、気温の上昇に伴い雪がくずれやすくなっています。雪崩発生危険個所を通られる方は特に注意してください。写真は大島区板山地内です。

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2011年02月21日

市議会広報広聴委員会の報告

 市長による新年度予算案についての説明、代表者会議、月例議員懇談会、議員勉強会、日韓議員連盟総会と続きました。

 新年度予算案についてはよく読んだうえでコメントしたいと思いますが、これ以外のことでぜひ書いておきたいと思ったことは、「市民と議会の意見交換会」についての広報広聴委員会の報告です。議会基本条例制定後初めて実施した「市民と議会の意見交換会」について内山委員長が議員懇談会で報告しました。

 今回の「市民と議会の意見交換会」は地域活動支援事業をメインテーマにして2月14日、15日の両日、公民館高志分館など3会場で行われました。出席した市民は合計で33人と少なかったものの、出された意見は貴重なものでした。「主な意見」として報告された意見は、「単年度事業となっているが、地域としては4年間を通じて事業を行うことで効果を出していきたいと考えている。継続事業を認めてほしい」「高齢者の医療機関への送迎サービス事業は、地域活動支援事業として継続していくのではなく、1~2年の活動状況を見たうえで、市として制度化した事業としてほしい」など4項目でした。これらは今後、市議会課題調整会議、政策形成会議で検討されていくことになります。市議会の頑張りどきです。

 内山委員長はまた、「市民と議会の意見交換会」について市民から寄せられた声についても報告しました。「内容がわかりずらい」「身近な問題をきさくに語れる場にしてほしい」「発言者が特定の人に限られている」というものです。こうした声を参考にして意見交換会の運営をどう改善していくか検討する必要がありますね。

2011年02月22日

総括質疑の準備

 昨日、新年度予算案が発表され、関連議案も明らかにされました。これらの審議は1日から始まります。しかし、質問通告は総括質疑に関しては24日まで。わずか4日間しかありません。今議会は私が登壇することになっていますが、時間があまりないので、4人で手分けをして質疑の準備をすることにしました。

 きょうは午前に議員団会議を開き、提案理由を読み合わせ、若干の議論をしました。質問項目も予算編成の基本など3つほど用意しました。明日も半日使って議論する予定です。明後日からは常任委員会の準備もしなければなりません。ところが、25日に私の所属する総務委員会を開催するというのです。しかも、その内容は新年度予算とも大いにかかわりのある地域事業費制度についてです。日程がとれずにここまで来てしまったというのが委員長の言い分でしたが、定例会の直前開催は理解できません。きょうも、市長を支持してきたベテラン議員の一人が「こんな時期に開くなんておかしい。おまんはどう思うか」と声をかけてこられました。当然だと思います。

 午後からは選対でした。県議選まであと1カ月余りです。議会と選挙を同時にやっていかなければなりません。しっかりと計画を立て、一つひとつ、やっていきたいと思います。

2011年02月23日

Sさんの葬儀

 午前はSさんの葬儀でした。Sさん宅はわが家の親戚筋にあたり、吉川区在住時にはいろいろとお世話になった方です。「春よ来い」の第68回「操作番号」のなかでも登場してもらいました。お連れ合いを2年前に亡くされていましたので、さみしかったことだろうと思います。Sさん宅はわが家と同じ真宗大谷派ですが、葬儀の冒頭、東本願寺の安原晃・宗務総長の弔辞が読み上げられました。宗務総長の弔辞を聴いたのは初めてでした。葬儀が終わった時、関川水系土地改良区の前理事長の太田さんと久しぶりに言葉を交わしました。Sさん宅は太田さんとも太いつながりがあるとは知りませんでした。世間は狭いですね。

 葬儀が終わってから市役所へ。お昼過ぎまで中山間地対策特別委員会の作業部会が行われ、先日の「中山間地域振興基本条例素案について市民の意見を聴く会」で出された意見にどう対応するかなどを話し合いました。今後、3月議会中に特別委員会を開催し、パブリックコメントにかける案づくりをしていくことを確認しました。午後からは議員団会議でした。総括質疑でとりあげる項目について話し合いましたが、新年度一般会計予算、国保特別会計予算を中心に質疑をすることにしました。明日も議員団会議を行い、質疑について深めていくことにしています。

 母のつくった干し柿が食べ頃を迎えています。今年は1月の気温が低かったことなどもあって、甘味が十分で、実の締まった干し柿が出来上がりました。

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2011年02月24日

「質問取り」で職員と議論

 午前は議員団の議案勉強会、午後は総括質疑の「質問取り」でした。夕方、選対ニュース届けをした後、地元の商店、モンマートカドヤで1缶105円の発泡酒(のどごし生)を購入しました。疲れをとるつもりで一缶だけ飲んだのですが、それだけで11時近くまで眠ってしまいました。久しぶりの発泡酒、ききましたね。

 総括質疑の「質問取り」では、地域事業費制度や今回の予算編成で職員とだいぶ議論しました。議場や委員会室では言えないこともかなりしゃべったので、本番でうっかり発言をしないか心配です。今回の新年度予算編成では、行政側が行った事務事業の「総ざらい」最終評価結果とは違った対応をしたものがあることを初めて知りました。職員だけの行政評価のやり方には賛成しかねますが、職員もいろいろと苦労していることもわかりました。あとは質疑の内容をよく整理し、本番にのぞむだけですが、土日はすでに予定がびっしり。いったいどこで時間を作ればいいのかと悩みます。

 今週の市政レポートは、発表された新年度予算、吉川区総合事務所の地域別懇談会など書きたいことがいっぱいあります。明日の朝、がんばって作成したいと思っています。今号は1490号、これまであまり意識していなかった1500号到達が見えてきました。到達は5月8日の予定です。到達後、これまで発行を支えてくださった人たちとささやかな祝賀会をしたいと思っています。

2011年02月25日

総務委員会で地域事業費制度見直し問題議論

 今年度の上越市政のなかで一番大きな問題となりそうなのが地域事業費制度の見直し問題です。合併前上越市における地域事業が、14市町村の合併時に約束した事業費配分額を超過しそうになってきたことなどから村山市長は同制度を見直したいとして各区地域協議会などに説明してきました。きょうはこの見直し案が総務常任委員会に示され、質疑が行われました。

 私は、「昨年の9月議会の一般質問や市民とのキャッチボールトークで、村山市長が見直し理由の第一に挙げてきたのが合併前上越市における配分額超過問題だ。どうしてこうなったかを点検するために、合併前上越市の地域事業の一つひとつがどうなっているか、金額の変遷を含め包み隠さず明らかにすべきだ。そこから議論は前に出る」と訴えました。遅くとも3月議会の総務常任委員会開催までに提出するよう求めましたので、どう対応してくるか注目したいと思います。また、地域協議会などに配布された資料には、土地開発公社問題の記述など誤解を招くものがあるとして修正を求めました。

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 きょうの委員会では残念ながら13区選出の4人の議員しか発言しませんでした。合併前上越市選出の議員からも積極的な発言をしてほしいものです。

 きょうは雨が降って、霧と呼んだらいいのか、多く発生し、車を運転していてもライトをつけないと走ることが出来ませんでした。写真は大島区板山です。まだ、2メートルを超える雪が残っていて、ひんやりしました。

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 最後にひとつうれしいことがありました。先日、「春よ来い」に書いた「動物たちの足跡」を子どもたちに朗読してあげようと思うがいいかとの問い合わせをいただきました。もちろん、ご自由にどうぞと答えましたが、ありがたいですね。

2011年03月01日

3月定例議会スタート

 きょうから3月定例市議会がはじまりました。きょうは市長の提案理由の説明の後、飯塚議員など4人の議員が総括質疑を行いました。

 最初の飯塚議員の質疑で注目したのは、事務事業の総ざらいで「真に必要なサービスが低下する懸念はないのか」という部分です。村山市長は、「市民に影響はない」と言い切りました。これは今後、常任委員会で個別の事業についてどうなのかチェックしていく必要があります。また、同議員は、「(市役所職員だけではなく)市民を巻き込んだ総ざらいでないといけない」と指摘しました。まったく同感です。村山市長は、なぜ、最初から市民を入れなかったかについて、全国各地で行われた事業仕分けにふれながら、「そうすると混乱が出るだろう。まずは第一弾として(市役所職員だけで)やった」と答弁していました。総ざらいは、今後、毎年実施していくことが総合計画の基本計画などで明らかにされています。市民が加わった評価の仕組みにできるかどうかが問われます。

 事務事業の総ざらい、地域事業費制度の見直し問題で村山市長が繰り返し述べていたのは、「説得ではなく、理解していただくことが大事」ということでした。一般論としてはそうですが、市が示している見直し案にノーという強い声が多い場合は撤回する勇気も必要です。市長からは「しっかりとした情報公開と説明責任を果たすことによって上越市の将来がある」との発言もありました。この点は、まさしくその通りだと思います。きょうの市長答弁では、ずいぶん思い切った発言がされていましたね。例えば、保倉川放水路問題や廃棄物処分場建設問題では、「これまでの行政がとってきた不誠実な対応が問題だった」とのべています。これは反省を込めた発言かも知れませんが、交渉相手となる人たちへの率直なメッセージとなるでしょう。

 私の総括質疑は明日の2番です。時間は早ければ午前10時40分ごろから、遅くとも11時には私の番がくるはずです。地域事業費制度、国保税引き上げ、繰越明許費の設定などで質疑を行います。インターネット、上越ケーブルビジョンで見ることが出来ます。
 

2011年03月02日

国保税滞納額、過去最高水準の12億8000万円に

 きょうは総括質疑の2日目でした。私の登壇は2人目、地域事業費の配分額を意識して予算編成したかどうか、国保税の改定にあたって国保加入者の生活状況をどう捉えているか、繰越明許費の設定は地方自治法の定めに従い、しっかりと対応したかなどをただしました。私のきょうの総括質疑は、問題点を深く掘り下げる点で不十分だったものの、この後に続く常任委員会審議に役立つ視点をいくつか提供できたのではないかと思います。

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 新年度予算編成にあたり、主な廃止・見直しとした109事業のうち、92事業は「事務事業の総ざらい」の最終評価結果に基づいたものとのことでした。残りの17事業のなかには、平成2010年度をもって事業が終了するため総ざらいの対象としなかったものや、「継続実施」と評価した事業でも予算編成の過程で所管課が独自に見直したもの、さらに「廃止」と評価としたものの実施手法などの工夫によって、「見直し」をした上で実施することで事業効果が見込まれると判断したものがあることが初めて明らかになりました。

 国民健康保険税についての答弁では、2010年度決算見込みで、加入者の営業収入、給与や年金収入等の減収により、1人当たりの課税所得が前年度比6万8000円、12.0%の減となる見込みであることが明らかにされました。また、滞納額は、滞納繰越分を含めて過去10年間における最高水準の12億8千万円になると推計されるとの答弁がありました。国保加入者の生活がいっそう悪化していることを裏付けるものとなりました。

 2010年度一般会計補正予算では、繰越明許費の設定について原則的な対応がされたかどうかを問い、緊急経済対策として予算付けされたものが効果を発揮しているかどうかを確かめようとしました。時間があれば、現段階の発注率、3月末段階での発注率見込みなどを聞けばよかったなと思っています。これらについては常任委員会のなかで明らかにしていきたいと思います。

 きょうは本会議が早く終わったので、明るいうちに地元に戻り、「しんぶん赤旗」の集金などの仕事をしました。きょうの日中は久しぶりに雪がちらつきましたが、夕方は晴れ上がりました。米山や尾神岳が白く輝いていて、きれいでした。ホッとします。

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2011年03月03日

要援護世帯に対する除雪支援などで議論

 きょうから常任委員会審査です。審査のトップは厚生常任委員会でした。午前中の審査の一部を傍聴しました。メモを議員控室に置いてきてしまったので、一部、実際の発言と微妙にズレがあるかもしれませんが、注目した議論のひとつは要援護世帯に対する除雪支援についてです。平良木議員が、「他の災害と違って雪の場合は災害救助法の適用前と後で簡単に分けられない。直前であってもいくぶんの遡及ができる補完措置が必要ではないか」と訴えました。答弁した担当部長は、「法での遡り、要綱での飲み込みなど(の手立てが)あるかも知れないが、どこで線を引くかは難しい。(どうあれ)間違いなく検証してみたい」前向きでした。この問題は、石平議員がとり上げていた要援護世帯の認定、民生委員のかかわり方などとともに今後、しっかり検討していくべき課題だと思いました。

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 繰越明許費の設定の理由について、平良木議員が昨日の議論を具体的に展開してくれました。「それぞれの事情を説明してほしいものがある」として同議員が説明を求めたものは、吉川ゆったりの郷の源泉ポンプ、ひまわり荘の浴室の改修、健康スティ上越2010事業の3つ。ゆったりの郷のポンプについては、「ポンプは汎用品ではなく特注品であり、納品まで50日ほどかかる。契約は昨日できた」と回答していました。ひまわり荘の浴室の改修については、「一気にやるのではなく、順番にやるので間に合わない。今回12室改修する、いつまでとは申し上げられないが…」とのべていました。健康スティ上越2010事業に関しては、「財政上の技術として、県から光を注ぐ交付金での対応を指示されたもので、我々としては23年度にできるものであればということで振替させていただいたものだ」と部長が答弁しました。答弁でのべられた内容は、昨日、私が総括質疑で指摘したように、「繰越明許費の設定理由一覧」でコンパクトにまとめて書いておくべきものです。今後の市の対応に注目したいと思います。

 きょうは、冬に逆戻りでした。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達をしていた時、何度か猛烈な地吹雪に遭い、車を止めました。夕方も朝ほどではなかったものの、地吹雪が発生していました。厚生常任委員会の傍聴後、生活相談、そしてデスクワークでしたが、ここのところまとまった休養をとっていないので、パソコンに向かうとコックリ、コックリ。なかなか仕事が前に出ませんでした。どんなに忙しくとも半日くらい、温泉でゆっくりした方が仕事の能率が上がるのかも知れません。

2011年03月08日

上越市らしさの出た中山間地域振興基本条例にしたい

 朝早く、上越地域消防事務組合本部を訪ねました。今冬の豪雪時の救急対応がどうであったかなどを教えていただくためです。小池消防長と懇談する中で、救急だけでなく、停電時の対応などいろいろと教えてもらいました。小池消防長はまた、私の『五センチになった母』や『春よ来い』をよく読んでおられ、乳牛を飼っていた当時の思い出などを語ってくださいました。懇談を終えて帰り際に、同消防長から、「橋爪議員から激励に来ていただきました」と職員に紹介され、ひと言挨拶させてもらいました。職員のみなさんが全員起立され、聴いてくださったのには感激しました。

 市役所では建設企業常任委員会が開かれました。きょうは2日目です。(仮称)厚生産業会館をめぐる議論に注目しました。同会館の建設は村山市長の選挙公約のひとつですが、地域事業費の不足などが表面化する中で、建設するかどうかを含めて慎重な対応が求められています。塚田俊幸議員が、「普通に考えれば、無いよりもあった方がいい。しかし、事務事業の総ざらいをやり、廃止・見直しで市道など待ちに待っていたものを削ってきた経過がある。先に延ばしてもいいのではないか。13区のみなさんがやる事業も、また遅れてしまうのではないか」などとのべていましたが、多くの議員の共感を呼びました。また、樋口議員も、「どういう規模のものをつくってもらう気か。市役所職員だけで検討するには限界があるというなら、市民に知恵を借りてこの施設がいるかどうかを含めて検討すべきだ」と訴えていました。これも当然のことだと思います。

 建設企業常任委員会終了後、中山間地対策特別委員会が行われました。先日、2日間にわたって実施した、「中山間地域振興基本条例素案についての市民の意見を聴く会」で出された意見や提案、行政側から出された意見等などについて検討しました。このなかで委員会メンバーの見解が分かれたのは、前文を修正するかどうかです。「全体として現状について書かれた部分をもっとコンパクトにした方がバランスが良い」とする見解と、「現行案の方が心に響き、わかりやすい」との見解です。私は、「これまで委員会でワークショップなどをやり、上越市らしさ、分かりやすさを考えて現行案をまとめてきた。修正の必要はないのではないか」と訴えました。

 きょうの議論を踏まえ、中山間地特別委員会の作業部会を15日に開催し、前文をどうするか最終的な詰めをすることになりました。この種の文章は短くすればするほど、「四季折々の美しい風景」などといったありふれた、抽象的な表現になりがちです。そういうなかで、より短い文章で、上越市らしさの出た、生き生きした表現をする。これは簡単にできる仕事ではありません。いろいろと検討をしてみたいとは思いますが、中山間地域をかかえる市町村ならば、どこでも使えるような前文にはしたくないものです。議会で検討してきた条例素案は上越市議会のホームページでご覧いただけます。ご意見をお寄せ下さい。

2011年03月11日

地震で市議会総務常任委員会もストップ

 地震が発生した時は市議会常任委員会の会議中でした。委員会室は市役所の5階にあります。ゆっくりした横揺れが次第に大きくなり、長い時間続きました。怖かったですね。恐怖感の程度は中越沖地震の時のものに匹敵するものだったと思います。もう会議どころではありません。いったん休憩した後、きょうの会議を閉じるために会議を再開し、午後3時過ぎには終わりました。続きは14日の午前10時からとなります。

 吉川区に戻り、総合事務所で被害状況を聞きました。吉川中学校で建物の壁にひび割れが発生したらしい(地震と関係があるか調査中)という程度の被害だったようです。ただ、「しんぶん赤旗」日曜版の配達をしていた後援会幹部からの情報によると、「大きな揺れが続いたために、病気が起きたと思った人が数人いた」といいます。今回の地震で体調を崩した人がいるかも知れません。

 吉川区にある震度計のデータを教えていただきました。震度計は3.6を記録しています。

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 家に戻ってから、東京や千葉県など関東在住の親戚、友人の安否を確認しようとしました。いまのところ、東京のひとりと連絡をとれたのみです。

2011年03月15日

3月議会の一般質問は中止へ

 東日本大震災での被害が拡大する中で、上越市議会は明日からの一般質問を中止する見通しとなりました。被災地から上越市に避難してくる人たちの受け入れ準備や計画停電によって事実上本会議を開けなくなることなどが理由です。

 滝澤議長によると、本日の文教経済常任委員会後、市役所幹部から議長に対して情報提供があったといいます。その内容は、「福島県知事から新潟県知事に対して約7万人(推定)の被災者を受け入れてほしいと要請があった。泉田知事はその要請を受諾している。すでに新発田市などで受入れが始まっているが、当市でもその準備を直ちに行いたい」というものです。こうした事態を受けて、議長は、明日からの一般質問をやめる方向で動きました。

 一般質問は明日から23日まで5日間の日程で行われ、28人の議員が登壇する予定でした。本日、午後3時頃、滝澤議長から各派代表者に、「一般質問を中止することに同意してもらえるかどうか、質問予定者に確認をとってほしい」と要請がありました。これをうけて、午後5時から緊急各派代表者会議が開かれました。各派代表はいずれも「緊急事態だから、やむを得ない」「何よりも被災者救済だ」などとのべ、同意しました。

 私たち議員団では、4人全員が質問に立つ予定でしたが、本日午前、震災対策について協議するなかで、一般質問の延期や中止もやむを得ない緊急事態だと確認していました。今後、議会運営委員会が開催されますが、そこで一般質問中止を正式に決めれば上越市議会史上初めてのこととなります。

2011年03月22日

涙の討論

 3月定例議会が予定より3日早く終わりました。これは今回の大地震で一般質問を中止したことによります。きょう、参考資料として、「一般質問通告一覧表」が配布されましたが、このなかには「6月議会でもとり上げられることなく終わる質問」もあることでしょう。率直に言って、私の質問項目もそうです。「幻の質問」となるかも知れません。

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 きょうの本会議では、まず、東日本大震災で亡くなった人たちに1分間の黙祷を捧げました。その後、常任委員長報告、討論、採決と続きました。

 討論で、ジーンときたのは上野議員の討論でした。日本共産党議員団を代表して新年度一般会計予算に関する討論をしたのですが、前段で、「私の実家は岩手県釜石市にあります。また親戚や友人・知人が多数被災地に居住しています。そんなことからたくさんの市民の皆さん方からご心配や励ましをいただきました。17日早朝、実家家族の無事を確認しホッとしていますが、親戚の家屋は津波で流され……せめて無事を祈る毎日であります」とのべました。この時、急に感情が高ぶったのでしょう、上野議員の言葉は涙声になりました。後で本人に確認したら、「どういうわけか突然涙が流れ、原稿を読めなくなった」とのことでした。

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 震災対策は超党派ですすめていく必要があります。きょうの議会では、今回の東日本大震災、長野県北部地震にどう対応するかが話し合われました。各派代表者会議においては、滝澤議長が議会としてどう動いたらいいのか意見をきかせてほしいとのべました。当面、議会図書室に「地震対策室」を設け、情報を共有していくことを確認しました。来週には具体的な行動について議論されるものと思います。また、総務常任委員会では、早い時期に長野県北部地震で大きな被害が出た大島区や安塚区を視察することになりました。

2011年03月25日

総務常任委員会も大島区、安塚区を視察

 午前は「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金、午後からは総務常任委員会による長野県北部地震被災地の視察でした。訪れたところは、私たちの党議員団が訪れたところと同じく、大島区菖蒲と安塚区和田の安塚やすらぎ荘と須川のキューピットバレイです。

 最初に訪問した大島区菖蒲では、総合事務所の幹部と地元町内会長さんから被害状況を説明してもらいました。最新の大島区被害データでは、全壊6(うち非住家5)、大規模半壊1、半壊1、一部損壊125(うち非住家9、その他6)。被災建築物応急危険度判定結果は、赤は9、黄29、緑6、となっていました。総合事務所で用意された資料には写真がたくさん掲載されていました。全戸を調査したなかで作成されたものだけにとても参考になります。

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 町内会長さんは、「地震の時にはこのセンターに4時10分には来た。余震も下からどんと来た。(雪が崩れ落ちて)道を歩くのも危険な状態だった。とにかく震度計を設置してほしい。田んぼは亀裂が入っているのではないだろうか。雪解け後が心配だ。いま水道は仮設(仮復旧)だ。雪が消えたら早めに本格的な復旧に尽力願いたい」とのべておられました。

 きょう、調査に参加したのは総務常任委員会のメンバーですが、ほとんどの人が震災後初めてだったようです。予想以上の被害と雪の多さにびっくりしたようです。これまで党議員団の調査では個人住宅の被災写真は遠慮してきましたが、きょうは住宅の所有者の方からお許しをいただきましたので、1枚だけ掲載します。ここの家でも水道は仮設です。パイプが外に出ているので、昨晩は凍って水が出なくなったといいます。

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 安塚区の調査内容はこれまでの党議員団調査とほぼ同じですので、省略します。

 夜、家に戻って27日付け「しんぶん赤旗」日曜版をゆっくりと読みました。26面の「読者のページ」を読んでいたら、私が知っている女性が投稿したらしい記事が掲載されていました。新潟の地で感じた東日本大震災被災地への想いが短く、素直に表現されていて、とても気持ちのいい文章です。明日にでも確認してみようと思います。

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2011年04月21日

震災対策などで質疑

 市議会総務常任委員会(委員協議会も)、月例議員懇談会、議員勉強会と会議続きの一日でした。

 総務常任委員会では現在パブリックコメントにかけられている第4次上越市行政改革大綱(案)について総務管理部より説明があり、質疑を行いました。

 第4次上越市行政改革は今年度から4年間の行政改革の基本方向と取組を定めるものです。行政側が大綱(案)のポイントとして示したのは、①地域主権を生かした自治体改革、②「事務事業総ざらい」で総括した課題の改善、③将来的な財源不足への対応、④第3次行政改革の課題の改善と成果継承、の4点です。村山市長が掲げた「すこやかなまち」づくりを下支えするものとして位置づけています。

 説明後、委員からは、行革大綱の目標、組織機構改革、「新しい公共」などで質問や注文が相次ぎました。

行革大綱(案)に数値目標が入っていないのはなぜ

 私はまず、今回の大綱案には数値を入れた具体的な目標が入っていないことを問題にしました。第3次行革大綱では、単年度収支の黒字化と貯金27億円の維持、土地開発公社の保有土地125億円の削減などをかかげていました。行政側は、「第4次行革では、大綱では記載せず、行革推進計画の中で記載していく」とのべましたが、なぜ大綱にかかげないのかについては説得力のある説明がありませんでした。大綱で大目標も数値目標も掲げないというのは理解できません。合併前上越市の地域事業で解決することになっている土地開発公社問題などがあいまいにされなければいいのですが。

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 組織機構改革に関して大綱(案)は、「13区の総合事務所のあるべき姿や木田庁舎との役割分担を見直す」としています。私は、「東日本大震災を経験して、改めて市役所が市民の命と暮らしを守るうえで大切な役割を果たしていると感じた。災害時などのことを考えると、13区は地元職員が多い方がいい。見直しというが、何が問題なのか」と質問しました。市村総務管理部長は、「(今の状態では)技術職員などが機動的に動けないなどの問題がある。防災のことを考えると、総合事務所職員は地域のことを熟知している人を配置していくことが大切だ。今回、大幅な異動人事を行ったが、4割から5割はそういう人を配置している」と答えました。総合事務所職員体制については、中郷区選出の吉田議員も、「防災については、土地勘がないと対応できない。危機感を持っている」と発言しました。

地滑り対策、万全を期せ

 総務常任委員会の委員協議会では、行政側から長野県北部地震への対応、東日本大震災避難者受け入れ等について報告がありました。長野県北部地震の被害状況ですが、4月14日現在、人的な被害は重傷者1人、軽傷者3人です。建物被害は、住家で全壊1、大規模半壊1、半壊2、一部損壊187という報告がありました。被災者支援に関しては、これまで半壊以上の世帯にたいして見舞金が支給されたほか、住宅リフォーム促進事業を活用した支援などが行われています。

 私は地滑り対策と被災住宅の支援、雇用促進住宅大潟宿舎での避難者の食生活などについて質問や確認をしました。

 まず、地滑り対策です。「大島区の菖蒲や西沢で何人かの住民の方から融雪期を迎えて地滑りが心配だという声を聴いている。万全を期してほしい」と訴えました。馬場危機管理監は、「地滑り対策については、県の関係機関もあるので遂次連絡を取りながら融雪期に備えた対応ということで万全を期すよう連絡体制をとっている」と答えました。

 被災住宅支援について私は、「マスコミ報道では十日町・津南地震という言い方がされている。(上越市の大島区などの)被災者の皆さんは(報道でも、行政側の支援でも)平らに扱ってほしいという思いがある。大島区地域協議会が近々、被災住宅支援策について十日町市と同等にという意見書を提出されるとのことだが、これに応える努力を」とのべました。馬場危機管理監は「一部損壊、応急措置については県の方で同等のものということで動いている。再建支援法についても県の方で同等のものを立ち上げることになっている。違いが出るとすれば、一部損壊の住宅リフォームのところかと思うが、当市としては特別枠を設けて、雪解け後に着手しても枠がなくなることがないように備えをした」とのべるにとどまりました。十日町市では、補助対象工事に要する費用の20%という点は上越市と同じですが、限度額は20万円(上越市は10万円)です。被災者支援という角度から、ぜひ改善してほしいものです。

 雇用促進住宅を避難所とされている人たちの炊事については、党議員団の上野議員が市役所に働きかけ、自炊ができる電気器具などの整備がすすめられることが約束されています。委員協議会では、その点、どうなっているか確認しました。馬場危機管理監は、「新潟県と福島県との協議のなかで、雇用促進住宅を避難所として使われることについては問題ない。その中で食事の提供についても、もしご自分で食事を準備されるので、弁当はいらないよということであれば、それは避難所であっても差し支えないということになっている。ご自分で作られるには冷蔵庫とかガスコンロなどが必要となる。いま、その手配をしているところだ。ただガスコンロはすぐ集まらない状況にある。ご希望されるところを優先に配置をしていきたい」と答えました。

 地震関連では、他会派議員も質問に立ちました。清里区選出の笹川議員は、被災した住宅支援について、私と同じく改善を求めました。また、三和区選出の宮崎議員は、「市独自でも地震計を(菖蒲地区などに)設置できないか」との質問しました。これにたいして馬場危機管理監は、「県の考え方とすり合わせながら、(観測体制は)どうあればいいのかというところから検討していきたい」と答弁しました。

原子力災害時の避難計画など見直しへ

 報告はなかったのですが、原子力災害に関連して質問が出されました。笹川議員は、「上越市内のモニタリングポストは(保健所の)1個所だけでいいのか」「水道水の放射能検査は上越環境科学センターでもできるようにしてほしい」と訴えました。馬場危機管理監は、「今後、検討が必要になる。環境科学センターについても、早めの対応ができるかどうか確認をしたい」と前向きでした。

 番外議員の石平議員は、「上越市は(地域防災計画の中に)原子力災害対策を盛り込んだ自治体だ。他市に先駆けて対応していく必要がある。その辺が見えてこない。県や柏崎・刈羽原発などにたいして、市として、明確な意思表示が必要だと思う。どうなっているか」と追及しました。答弁の中で馬場危機管理監は、「これまでEPZ(防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲)10キロという中で、(地域防災計画の中に)独自に原子力防災対策を盛り込んできた経緯がある。10キロというのは、福島原発の事案とはまったく適合しないという状況になっている。避難計画なり、避難マニュアルの作成が必要ということで内部的な検討に入っている。また先般、県の防災会議の原子力部会の方から声がかかり、19日に会議があった。そこで見直しの必要性について発言してきた。東電の柏崎・刈羽原発の所長さんもおられたので、地震、津波、発電設備の問題についても発言させていただいた」とのべました。

 

 

2011年05月19日

中山間地域振興基本条例案のパブコメの検討

 午前は市役所へ。しばらく岩手被災者支援に集中していましたので、久しぶりに市役所へ行った感じがしました。

 きょうは中山間地対策特別委員会でした。中山間地域振興基本条例(案)のパブリックコメント、板倉区での意見を聴く会で出された意見についての対応と回答案の検討が行われました。パブリックコメントでは、「中山間地域が有する公益的機能の維持をする記述を」など19項目について意見が、また板倉区での意見を聴く会では7項目の意見が寄せられました。

 委員会では「一部反映する」「反映しない意見」「その他の意見」に分類し、意見をお寄せいただいたみなさんに回答することにしました。これらについては、23日の全議員集会で報告し、議会としての最終的な対応、回答を決めることになります。この調子でいくと、6月議会で中山間地域振興基本条例案が提出され、議決されることになるでしょう。

 午後からは県立柿崎病院後援会の理事会でした。昨年度の決算、今年度の予算と活動方針が決められました。理事会では、「年4回の講演会にもっと参加を」「柿崎、吉川、大潟出身の医師を紹介してほしい」などの声が出されました。地域の医療を支えるしっかりとした取組が重要になっています。

 きょうは市役所での休憩時間や病院後援会の後で、何人もの人から、「釜石はどうだったね」「疲れたろね」などと声をかけていただきました。今回の岩手での活動については、きょう、党上越地区委員長に報告してきましたが、来週に一定の時間をとり、文書でまとめたいと思います。できれば、ルポ風に。
 

2011年05月20日

総務委員会、建設企業委員会が被災地視察

 きょうは市議会の総務常任委員会と建設企業常任委員会が一緒になって市内の長野県北部地震被災地を視察してきました。私が所属する総務常任委員会の被災地視察は今回で2度目です。今回は大島区、安塚区、清里区で道路や住家などの被害状況を見てきました。

 大島区では先月28日未明に発生した山地の崩落現場、住家の被害状況を視察しました。崩落現場は応急措置としての工事が終わっているものの、崩落したところに用水路があることなどから早急な復旧が望まれます。住家については、4月28日から5月13日にかけて2次調査が行われています。その結果、一部損壊から全壊に変更したもの1件、一部損壊から大規模半壊に変更したもの1件、一部損壊から半壊に変更したもの12件、新規に判明(半壊)1件という報告が17日にありました。大雪の中での地震でしたので、雪解けとともに被害の深刻さが明らかになってきました。写真は大規模半壊と認定された住家です。

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 大島区菖蒲では、地元町内会長などから、「菖蒲高原のベルハウスはキューピット並みに早期に復旧してもらいたい」「林道、県道などの災害復旧工事はこのままいくと早くて8月になるのではないか。もっと早く手をつけてほしい」「簡易水道はいまだに仮復旧のまま、(水道の黒ホースが太陽に暖められ)暖かい水を飲んでいる状態だ。早く本格的な工事を」などの訴えがありました。

 安塚区のキューピットバレイは5月の連休までに復旧をという要望が出ていました。連休には間に合わなかったものの、5月10日から始まる越後田舎体験には間に合いました。工事が終わったセンターハウスはすっかり片付いて、きれいに復旧されていました。

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 安塚区細野では市道細野上達線の法面が地震で崩落しています。この現場も見てきました。市道の被害はここと清里区赤池の市道赤池上牧線が一番ひどいですね。上の写真は細野、下は赤池です。

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 きょうの視察は午後4時半までかかりました。時間がないので後日ということになりましたが、早急に委員会として視察結果をまとめ、関係機関に働きかけることが求められています。
 
 

2011年05月22日

デスクワーク

 昨日よりも気温が10度近く下がり、寒い一日となりました。朝、高田まで妻を送る時、車の暖房を入れました。この時期に暖房を入れるのはめずらしいことです。

 きょうはデスクワークでした。委員会資料の整理、岩手県での被災者支援と調査活動のまとめなどで6時間ほどパソコンに向かいました。岩手へ行くにあたっては、多くのみなさんから物資などを寄せてもらっていますので、なるべく早く報告文書をまとめたいと思っています。

 夜は党会議でした。7月に実施される妙高市議選などの方針論議は活発に行われ、夜遅くまでかかりました。

 写真はヤマボウシです。わが家の近くの市道脇に咲いています。

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2011年05月23日

総務常任委員会で地域事業費制度見直し問題議論

 一日中会議でした。総務常任委員会、全員協議会、議員勉強会、中山間地域振興基本条例案づくりについての報告会、岩手県での被災者支援報告会と続きました。

 総務常任委員会の議題は地域事業費制度の見直し問題についてです。地域事業費制度は、合併協議会において、合併するしないに大きな影響を与えた重要問題です。市議会でも地域協議会でも慎重、丁寧な議論が必要です。今回は地域協議会での市の説明と審議の概要について総合政策部長から報告があり、質疑を行いました。

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 私からはまず、今回配布された「地域事業費制度の見直しについて」のイメージ図が2月25日配布のイメージ図と記述が変わっていることから、変えた時点で総務常任委員会にも説明すべきだったのではないかと部総合政策長に見解を求めました。部長は、「中身については基本的に変わっていない」としてゆずりませんでした。しかし、地域事業を追加する場合、「地域を元気にするために必要な事業」に関しては、「地域協議会が市長に意見(提案)」し、「市が要否を判断」するとしていたものを、「地域協議会と市が連携して事業提案」するという手順に変えています。このような変更をすることで地域協議会の自主性が損なわれないか心配ですが、この点については他の委員からも懸念する声が出ました。いずれにせよ、イメージ図の変更の時点で議会にも説明する丁寧さが必要だったと思います。

 地域協議会に対する市の説明にも意見させてもらいました。じつは、今回の委員会資料を読んだ議員から、それも複数の議員から「市の説明はおかしい。事実関係を正しく伝えていないところがあるし、誤解を与える説明もある」と言われていました。それで、昨日、「各地域協議会との意見交換記録」をじっくり読ませてもらいました。結果はそのとおりでした。
 きょうの委員会では、いくつかの事例をあげながら、地域協議会に対する説明では、①事実と違う説明をしないこと、②誤解を与える発言をしないよう努めること、③行政の継続性を重視して責任ある発言をすることを求めました。私はこういう発言はできるだけしたくはありませんが、地域事業費制度見直し問題は市政の当面の重要問題ですので、率直に言わせてもらいました。

 総務常任委員会が終わってから、3人の委員ときょうの議論や今後の審査のあり方について意見交換しました。そのなかで、ある委員は、「私は、なぜ見直しという事態になったのかなど市長に直接聞きたい。市長の見解を聞かない限り、委員会を開いても発言する気にならない」と言っていました。きょうの委員会では4人の委員しか発言しませんでしたので、ひょっとすると、他の委員も同じような気持ちなのかもしれません。他の委員とも意見交換し、委員長に進め方について提案していきたいと思います。

 きょうは委員会後、総務常任委員外の議員が何人も感想を寄せてくれました。「(市の説明は)釈然としなかったね」「逃げの答弁しちゃダメさ」「全市的な優先度の話に入ると、見直しに踏み込むことになるんじゃないの」などです。合併前上越市選出のあるベテラン議員からは、「地域事業費制度の見直しイメージ図に地域活動支援事業まで入れたのはおかしい。ますますわかりにくくしている。撤回させるべきだ」とまで言われました。まだ、私の追及が弱かったのかも。

2011年06月10日

林道、林業用施設災害復旧費は4億4300万円にも

 昨日から常任委員会審査が始まりました。文教経済常任委員会で注目したのは、農地、農業用施設、林道、林業用施設の災害復旧費です。

 まず、農地、農業用施設災害復旧費ですが、用水路、農道、農村公園、農業実習交流センターなどで174件、9施設の災害復旧に要する経費は1億2063万円ほどになっていました。

 次に、林道、林業用施設の災害復旧費ですが、林道被害の復旧費は予想通り大きな金額になりました。安塚区の坊金高山線、大島区の牛ケ鼻浦田線など7路線(2464m)で、3億9266万円です。測量、設計と進むとさらに復旧費は増えていくかも知れません。菖蒲高原のゲストハウスなど7施設の災害復旧費は2838万円計上されています。林道、林業用施設の災害復旧費全体では、4億4300万円にもなりました。

 質疑の中ではわが議員団の上野公悦議員が、現地調査を踏まえて県に早期復旧に向けて支援を求めたこと、被災地ではいっときも早く復旧を求めていることなどを訴えていました。

 休憩時間に他党派議員と情報交換しました。その際、話題となったのは泉田知事の大島区訪問です。一昨日、わずかの時間であっても菖蒲を訪問してくれたことは被災地を励ますものとなったこと、できれば、牛ケ鼻浦田線など大きな林道被害や県道菖蒲高原線の一部でもいいから視察して欲しかった、などの声がありました。

 私は昨日は午後から一般質問通告の準備をしました。締切は午後5時でした。通告では、長野県北部地震、原発、地域事業費制度の見直しをとりあげることにしました。ツイッターでこのことを発信したところ、隣の市の方だと思いますが、すぐにリツイートしてくださいました。感謝です。

2011年06月13日

初めて小水力発電所を視察

 市議会は建設企業常任委員会でした。長野県北部地震で被害の出た市道などの復旧経費が計上された一般会計補正予算などを中心に質疑が行われました。議案が少ないこともあって、委員会は午前中に終了しました。

 委員会で注目した情報は、午後の早い時間帯にツイッターで3回にわたり発信しました。議会情報を140字以内で発信するのはなかなかむずかしいもんですね。以下は、ツイートの内容です。

 大島区の市道、棚岡東線、菖蒲南線、熊田峠線、熊田西沢線、吉川区の大賀線の災害復旧工事は稲刈り前に完了へ。上越市議会建設企業常任委員会で奥田道路課長が岩野議員の質問に答えて、「とり入れ前に終わらせていきたい」と答弁。安塚区の細野上達線、須川中船線、清里区の赤池上牧線は11月末まで。

 上越市議会情報NO2。本日の建設企業常任委員会で田中ガス水道局長は、長野県北部地震で被災した大島区の水道について、「先週末の段階で各戸への給水管の復旧工事は残りがあと2件となった。また、これとは別に本管(配水管)とともに復旧するものが2件ある」と答えた。

 市議会情報NO3。上越市の小林総明都市整備部長は本日の建設企業常任委員会で住宅リフォーム促進事業の補正について、「市民の関心は高い。新年度予算での計上した1億円の経済効率、国の住宅エコポイントの動向を見ながら検討していく」と答弁。小林克美委員長の質問に答えた。

 さて、きょうの夕方、上越地域水道用水供給企業団第1浄水場へ行ってきました。目的は同企業団の敷地内に設置してある小水力発電所の視察です。22日の一般質問で自然エネルギーについて触れるので、ぜひ見ておきたかったのです。

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 同発電所は地域新エネルギー事業を活用して建設されました。同事業を活用したものとしては新潟県内で初の小水力発電です。稼働は2009年(平成21年)3月、容量80kW、年間602,200kWhの電気を発電しています。一般家庭の消費電力で換算すると、約180世帯分に相当するということでした。総事業費は9913万円。このうち半分は補助金です。

 視察に行って驚いたことがいくつもあります。ひとつは、小水力発電所という名前が付いているものの、発電機は予想したよりも大きかったことです。長さは3mほどありました。正善寺ダムと第1浄水場の落差が45メートルもあるというのもびっくりでした。発電所はこの落差を生かして発電していたのです。

 きょう、日本共産党は、「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を……国民的討論と合意をよびかけます」という提案を発表しました。新エネルギーに関しては、いろんなところへ行って勉強してみたいと思っています。

2011年06月14日

長野県北部地震と指定管理者への減収補填

 きょうは私の所属する総務常任委員会でした。総合政策部、総務管理部関係で質問しました。

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 信越本線移設事業については、昨年11月27日に新潟県、上越市、JR東日本の3者で交わした協定書の中で、これら3者と経営主体が協議して詳細を定めるとされています。新会社が出来ている現段階で、協議はどこまで進んでいるかと質問したところ、JR東日本が受託して新駅などの関する設計がすすめられていて、秋には具体的なものを示せるという答弁がありました。在来線移設後、いらなくなる既存の信越線鉄道施設は上越市が引継ぐことになります。線路の撤去などでどれくらいかかるのかという質問では、数字は示されませんでした。

 長野県北部地震は様々な分野に影響を与えています。市の所有施設を管理している指定管理者に減収等補填金を出すという予算が今年度の一般会計補正予算で計上されています。これは市と指定管理者の協定書で「不可抗力により発生した費用等の負担」についてどうするかという条項に基づいて支出されるものですが、上越市では、雪だるま高原施設でこの条項が適用される見通しです。予算では、キューピットバレイスキー場、センターハウスなど5施設に対して1834万円を補填する内容となっています。

 「不可抗力により発生した費用等の負担」についての条項が適用されるのは、上越市では今回が初めて。どういう手順に基づいてすすめられるのか質問しました。また、今回の地震では、大島区の菖蒲高原施設も被害を被り、今年度の営業を断念せざるを得ない状況に追い込まれています。ここにもこの条項が適用されるかどうかは、市が指定管理者に支払う委託料との絡みもあって、すぐには結論がでないようです。どうあれ、今回の地震に負けずに頑張れるよう温かい支援をしていただきたいものです。下の写真は、菖蒲高原のベルハウス。

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2011年06月15日

防災ラジオ購入契約めぐり疑問の声相次ぐ

 「入札価格と予定価格がまったく同じのは小説よりも奇なりだ」日下部議員の質問を皮切りに、昨日の総務常任委員会では、防災ラジオの購入契約をめぐり疑問の声が相次ぎました。しかし、採決では、「いまのままでは賛成か反対かの判断できない」と退場(棄権)した私以外は賛成し、可決しました。

 今回、市が入札にかけたのは、防災ラジオの今年度分、1万5275台の購入です。市は新井電機㈱、エフエム上越㈱など7社を指名し(1社は辞退)、入札の結果、新井電機㈱が8401万2500円で落札しました。市の予定価格は落札額とまったく同じ(税抜き)でした。

 私たちの党議員団では、これまで行われた3回の入札データを見たとき、公正公平な入札が行われたか疑問が残るとして委員会では態度を表明しませんでした。今後、調査をすすめ、24日の本会議での採決にのぞみたいと思います。今回の入札に関わる情報をぜひお寄せください。入札に参加した業者名と入札結果を表にしてみましたので、ごらんください。

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 上越市では、防災ラジオの購入と配備を一昨年から3カ年計画ですすめています。配備の対象は合併前上越市の世帯、町内会館など。防災ラジオは、自治体の災害情報や全国瞬時警報システムの緊急情報などを受信すると、自動的に大音量で放送するラジオで、すでに約2万5000世帯に配備されています。東日本大震災後は、700世帯ほどから申し込みが相次ぐなど注目されています。

2011年06月17日

防災対策に質問集中

 昨日から一般質問が始まりました。登壇したのは江口修一議員、中川幹太議員など6人です。東日本大震災があったこともあって、質問は防災対策に集中しました。

 江口議員は直江津の海に近いところに住んでいる議員です。市が3月にHPに掲載した「動く津波のハザードマップ」でのデータを紹介しながら、津波対策の確立を訴えました。話が具体的でぐいぐい引き込まれました。

 強く印象に残ったのは保育園の避難訓練の話です。6月6日の訓練では、保育士さんたちがゼロ歳児、1歳児をおんぶして古城小学校に避難しました。しかし、津波が来る時間までには学校につけなかったということです。かりに間に合ったとしても、じつは、避難所として指定されているこの古城小学校は、耐震化していない。どうしたらいいのかとの訴えに、津波対策、地震対策の不十分さが浮き彫りになりました。

 中川議員の質問も防災対策が中心でした。原発問題や自然エネルギー問題など私と共通のものがあるので、参考になりました。

 柏崎刈羽原発の安全性についてどう認識しているかという問いには、「国の原子力安全委員会が多重防護の思想を根幹にして、発電所の立地や設計の安全基準など約60件の指針を定めていたが、(今回の事故で)国においてこれらの指針の検証が進むものと考えている」と述べるとともに、当面の安全対策については、「電源喪失時の可搬型電源による代替確保、原子炉・使用済み燃料プールの注水・冷却機能の強化などが実施されるほか、今後2年間で防潮堤や防潮壁の設置も予定されている。早期に、確実に実施されるように望む」と答えていました。

 廃炉などについて言及があるかもと期待していましたが、それはありませんでした。きょうも何人かの議員が同じ問題で質問しますので、しっかり聴いておきたいと思います。

上野議員、津波対策で迫力に満ちた質問展開

 一般質問はきょうも6人が登壇。柳沢周治、上野公悦、田村武男、宮崎政國、水澤弘行、飯塚義隆の6議員が原発問題、津波対策、並行在来線対策などで市長の見解をただしました。

 論点整理のうまさで定評のある柳沢周治議員が昨日の原発事故対策の論戦を踏まえて質問を展開、市が一般災害対策編の中に位置づけている原子力災害対策について、独立編として編成することの大切さなどを訴えていました。位置づけの見直しは危険度の見直しでもあるとして、対策を進める組織のあり方にまで踏み込んだ点は感心しました。原発事故の情報収集と伝達では、電気事業者から県庁に伝えられ、その後、FAXで市に伝達される仕組みを、電気事業者から直接、市町村に伝えられるシステムにとの訴えも説得力がありました。
 
 わが議員団の上野議員は住宅リフォーム促進事業の早期補正と津波対策にしぼって質問を行いました。

 わずか2日間で今年度の予算枠を突破した住宅リフォーム促進事業について市長は、「本事業の実施効果などを見極めながら、一定範囲の中で実施すべきものではないか。国の第2次補正予算において、住宅改修に新たなポイント制度が検討されているとの情報もある。そうした動向なども踏まえながら判断してまいりたい」と答えていました。宮崎議員もこの事業で質問していましたが、近々、行政側に動きが出そうな感じがしました。

 上越市の住宅リフォーム促進事業の本年度の予算額は1億円。予算執行に当たっては、2千万円を長野県北部地震被災者への特別枠として、残りの8千万円を一般枠として設定し受付を開始しました。このうち、一般枠については、受付開始2日目までに856件、工事総額にして10億2,500万円相当の申請があり、予算額8千万円に達したことから、受付を終了しています。

 上野議員いまひとつの質問は津波対策です。大きな写真パネルを5枚持ち込んでの質問は、岩手出身の彼ならでは重みと迫力がありました。被災地についての説明では、私のルポ、「被災地に鯉のぼりたなびく」も参考にしてくれたことがわかりました。東日本大震災の被災地を2回にわたって訪れ、そこで学んだことをもとにハザードマップの見直し、避難ビルの設置などを訴えたきょうの質問は、必ず市政に活かされると確信しました。

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 当市の小・中学校では、地震や火災などを想定した避難訓練を年間2回から4回実施していますが、昨年度、津波を想定した避難訓練を実施した学校はありませんでした。東日本大震災では津波により、内陸部でも甚大な被害が発生しました。教育長は、この教訓を生かし、地域を問わず全ての学校に対し、津波に備えた安全指導の実施や避難場所、避難経路の確認等を含めた防災教育を実施するよう指示したと答弁しました。当市において、海抜10m以下に位置する学校は小学校15校、中学校4校(合計19校)です。これらの学校に対して、教育委員会は津波を想定した避難訓練を実施するよう要請し、このうち14校で既に避難訓練が行われたといいます。

2011年06月20日

地域事業費制度見直し問題の質問に注目

 一般質問は3日目です。笹川議員の地域事業費制度見直し問題の質問に注目しました。同議員は上越市の地域事業費制度について、「合併時の約束事であり、拠り所だった。当時としては、考えられる最高の制度設計だった」と評価した上で、各地域協議会での説明、協議は「外堀から埋め立てるやり方でいかがなものか」と疑問を表明しました。そして、見直し問題の最終結論はどこで出すのかと質問しました。村山市長は、「設計した当時の考え方を大事にしながらも制度を見直さざるを得ない。これまで所管事務調査などで真摯に議論してきた。13区の地域協議会からは、全体としては一定の理解を得てきている。(最終結論は)7月上旬には私の責任において見直しを決定したい」と答弁しました。

 さて、先日の総務常任委員会で質問が相次いだ防災ラジオの契約問題ですが、党議員団では過去3回の入札時の仕様書を入手し、予定価格の設定が妥当であったかどうかなどを分析してきました。しかし、入札そのものが公正なものであったかなど核心に触れる資料、情報は入手できず、これ以上の調査は無理と判断していました。ところが、本日の午後、ある人から、これまでの3回にわたる入札について実名入りで情報提供がありました。24日の本会議までにさらに調査を進めたいと思います。

2011年06月22日

一般質問4日目

 昨日は一般質問4日目。高波議員、岩野議員など7人が登壇し、長野県北部地震と危機管理、小中学校の施設整備、市長の政治姿勢、地域事業費制度の見直しなどについて質問しました。

 岩野議員が長野県北部地震で質問されたことにより、私が通告した、長野県北部地震対応、原子力防災対策、地域事業制度の見直しについての10項目の質問中、9項目はすべて他会派議員によってとりあげられました。さて、どうするか。昨晩は、私と同じ問題をとりあげた人の質問のメモを読みながら、作戦を練りました。後になって損をしたと思うのではなく、これまでの議論の到達点を踏まえた質問の展開となるよう努力したいと思います。

 きょうは一般質問最終日です。私は早ければ午後2時頃から、遅くとも3時半頃から出番がやってきます。インターネットでの中継もありますのでごらんください。これから、イメージトレーニングをやって、質問に備えます。

2011年06月23日

原発問題などで市長と論戦

 昨日は一般質問の最終日でした。私は最後から2番目、長野県北部地震、原子力災害対策、地域事業費制度見直し問題を取り上げました。私が通告した質問項目はすでに何人もの議員が取り上げていましたので、そこでの議論の到達点を意識して質問しました。

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 長野県北部地震では、被災者生活支援制度の拡充を国に働きかけることを求めました。というのは、上越市大島区などで全壊2、大規模半壊2、半壊15という被害が出ているにもかかわらず、上越市のような人口規模となると、全壊が10以上でないと適用外ということになっているからです。大島区に関して言えば、合併前の大島村なら適用されていた(適用基準は全壊2)ことを考えると、このままというわけにはいきません。それに全壊の世帯で最高300万円、一部損壊、店舗などは対象外というのも現実に合わないものです。市長は、「被災世帯数を基に法の適用が決まる現行制度のあり方には課題も多い。このたび県がとられた措置(公平性確保の観点から県独自に法適用と同等の支援をする)のような被災者支援制度の弾力的運用の必要性などについて、市長会等も通じて、国に働きかけてまいりたい」と答弁しました。

 原発問題。市長は、「いまの原発をどう思うか」との私の質問に答えて、「これまで国や電力事業者が唱えてきた『原発は安全』という前提が崩れ、『制御安全』により成り立ってきた原子力発電所の存立基盤が大きく揺らぎ、根底からの見直しが必要な状況となっている」とのべました。私は、再質問で、使用済み核燃料が全国で5万9000体、1万3530トン(このうち、柏崎刈羽原発だけで1万3160体)にも上っていることなどを紹介し、「いまの原発は本質的に未完成の技術だ。期間を定め、原発からの撤退を求めていく必要がある。少なくとも原発の新増設に反対を」と訴えました。市長は、「当面言えることは、休止しているもの、これから点検に入るもの、確実に安全が確保されるまでは再開するということは私たちの心情にそぐわない」と答えました。

 地域事業費制度の見直し問題で、合併前上越市の区域で来年にも枠配分を超える見通しとなったことなどから、市長は見直し案を示していますが、こうした事態となった要因と責任を明確にすることが大事です。責任について市長は、「課題が見えた時点で説明責任を果たすべきであり、議会の皆さんとも認識を共有しながら、議論を深めることが必要ではなかったか。これまでの経緯等について、議会や市民の皆さんに詳(つまび)らかに説明し、課題解決に向けて、真摯に議論を重ねることが大切であると考え、制度の見直しを提起してきたものでありますし、このことこそが、『私の責任を果たす』ことである」とのべました。地域事業費制度は14市町村間の合併時の約束事です。それが守れなくなったら、まず謝るのが行政のトップのあり方だと思いますが、今回も謝罪はありませんでした。見直し案をどこで最終的に決めていくか。今議会での議論を聞き、「最終的には市長の政治決断」という答弁に疑問を感じました。合併が議会の議決で決まったことを踏まえれば、合併時の大事な約束事は最終的に議会が決めていくことが筋だと思います。この点、議論で深めたかったのですが、残念ながら時間がありませんでした。

2011年06月24日

原発の段階的縮小と再生可能エネルギーへの転換求め意見書

 上越市議会最終日。注目の「原子力発電所の段階的縮小と再生可能エネルギーへの転換・促進を求める意見書」は賛成32、反対12で採択されました。提案理由の説明をしたのは、市民ネット改革の吉田侃議員。日本共産党議員団は、原発からの撤退と自然エネルギーへの転換をめざす立場から、全員が賛成者に名を連ねました。上越市は世界一の規模を持つ柏崎刈羽原発に隣接する自治体です。それだけに、今回の意見書提出は原発からの撤退の流れを大きくするうえで価値があります。この意見書は、国会並びに関係行政庁に提出されます。

 賛成討論に立った市民クラブの塚田俊幸議員は、「福島原発事故は決して他人事ではない。私たちは事故の教訓から、原発政策の見直しに向けて、原発の段階的な縮小をすすめながら、いままで国策として推進されてきた原発から、今度は国策として再生可能エネルギーへの転換を積極的に推し進めてもらいたいことを声を大にして求めなければなりません。上越市議会は、市民の命と暮らしを守るために安全、安心なエネルギー政策への転換を求める姿勢にあることを市民に示す時だ」と訴えました。

 しかし、今回の意見書採択に反対した人たちは反対討論に立ちませんでした。上越市議会議会基本条例では、「議会活動及び市政運営に関する自らの考えについて、市民への説明責任を果たすこと」(第3条)が求められています。これでいいのでしょうか。

 意見書の全文は以下のとおりです。

 原子力発電所の段階的縮小と再生可能エネルギーへの転換・促進を求める意見書

 去る3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、国内最大のマグニチュード9.0という超巨大地震とそれに伴う巨大津波により2万数千人の人命が奪われるなど、東北地方の太平洋沿岸部を中心に壊滅的で甚大な災禍をもたらしました。
 加えて、東京電力(株)の福島第一原子力発電所では、地震と津波の直撃を受け、原子炉が緊急停止したものの、絶対に有りえないとされた全交流電源喪失(ステーション・ブラックアウト)に陥り、炉心等の冷却システムが機能しなくなった結果、1号機から3号機で核燃料が溶け落ちる炉心溶融(メルトダウン)が起こりました。
 そして、1号機から4号機までが次々と水素爆発を起こし、損傷した原子炉等から多量の放射性物質を外部へ放出し続けるという国際原子力事故評価尺度で最悪の「レベル7」の過酷事故に至りました。
 その結果、原発周辺30km圏内をはじめとして陸海を問わず広範囲に放射能汚染が引き起こされ、多くの人々が避難を余儀なくされ生活や生産の場を根こそぎ奪われました。また、避難区域以外の人々にとっても、農水産物等に大きな被害がもたらされるとともに、子どもたちの健康をはじめ、不安な毎日が続いています。そして原発事故の現状や放射能の特性を考えると、いつになったら元の生活に戻れるのかわからず、希望の持てない状況にあります。
 このように天災である地震や津波に加えて人災である原発事故が追い打ちをかける未曾有の複合大災害は、「原発震災」と言われ、専門家によって長らくその危険性が強く指摘されてきました。しかし、ついに国や電力会社はその指摘を安全対策に生かすことなく、破局的な大災害に突き進んでしまいました。これまでの原子力に対する安全神話は、それを作り出してきた体制とともに完全に崩壊したと言えます。
 したがって、今回の原発事故を真に教訓化するとすれば、地震や津波が集中する地域特性の我が国にあって原発がある限り原発震災は常に隣り合わせの危険にあること、ひとたび過酷事故が起これば取り返しのつかない事態に陥る放射能特性を持つこと、また、解決策の見いだせない放射性廃棄物の処分問題やトータルとしての原子力発電のコスト高等、無限のリスクを抱えていることを改めて冷静に考えることであります。そして、省エネルギーの努力や再生可能エネルギーを飛躍的に増加させることを通して速やかにエネルギー政策の転換を図ること以外にありません。
 また、上越市はこの間、世界最大の柏崎刈羽原子力発電所の立地隣接市として、国の原子力防災指針が示す原発から半径約8~10km圏の外側ではありますが、独自の「原子力災害対策」を策定して自主的、意識的に取り組んできました。今回の事故は、防災指針における国の認識の甘さを浮き彫りにしたものと言えますが、同時に当市の取組の意義を確認し更なる対策強化を促すものとなりました。このような立場から、改めて今回の原発事故及び既存の原子力災害対策に対する深い憂慮の念を覚えるものです。
 よって、政府並びに国会におかれては、下記の事項を実現されるよう強く要望します。

                記

1 国民の安全・安心を回復するために、福島第一原発事故に係る放射能汚染の徹底した調査・評価と正確で迅速な情報開示を行うとともに、一刻も早い原発事故の収束を図ること。
2 原子力発電に依存してきた従来のエネルギー政策を抜本的に見直し、効果的なエネルギー消費の削減策を立てるとともに、太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギーを基幹エネルギーとして位置付け、エネルギー源の速やかな転換を図ること。
3 原子力発電所の新たな建設計画は凍結し、既存の原子力発電所についても運転の計画的停止など段階的縮小を進めること。
4 原子力発電所の安全・安心を確保するために、「原子力安全神話」という虚構をもたらした推進体制・体質をはじめとする今回の事故原因の徹底した調査・検証を踏まえ、全面的な公開性の下に地震・津波対策などに関する抜本的な安全対策を講じること。
5 今回の事故対応の徹底した調査・検証を踏まえ、EPZの範囲拡大等を含む原子力防災指針等の抜本的な見直しを行い、危険な原子力災害から国民の命とくらしを守る対策の強化・充実を図ること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成23年6月24日
                      上越市議会

上越市中山間地域振興基本条例制定

 きょうの市議会ではもうひとつ大きな出来事がありました。上越市中山間地域振興基本条例が全会一致で可決されたのです。中山間地対策の条例は京都府綾部市や福島県などいくつかの自治体で制定されていますが、議員提案で制定されたのはおそらく全国で初めてでしょう。

 条例づくりがスタートしたのはいまから3年前の5月です。議会内に中山間地対策特別委員会(宮崎政國委員長)が設置され、この間、委員会を27回、条例の策定作業を行う作業部会を14回開催したほか、桑取地区や大島区への現地調査、綾部市や米原市などへの先進地視察、市内9会場で開催した「市民の意見を聴く会」、パブリックコメントなどを行い、議会が主体となって条例をまとめてきました。特別委員、議会事務局がよく頑張り、そして行政の立場からも関係職員が知恵を出してくれました。本当によかったです。

 制定された中山間地域振興基本条例は前文、条文ともに「です、ます調」の文体で書かれています。これは、わかりやすくという思いから採用されました。条例は、「中山間地域の振興について、基本理念を定め、並びに市の責務及び市民の役割を明らかにするとともに、中山間地域の振興に関する施策の基本となる事項を定め」ています。そして、中山間地域の自然環境を保全することや中山間地域の集落の実情に応じて生活環境の向上を図ることなど7項目を内容とした施策の策定等に関する指針を定めています。市は、市民の意見及び中山間地域の現況を把握し、中山間地域の振興に関する施策に的確に反映させるために必要な措置を講ずるとともに、毎年、中山間地域の振興に関する施策の実施状況等について議会に報告し、これを公表しなければなりません。

 提案理由の説明に立った宮崎委員長は、「このたび提案した条例は、市が中山間地域の振興に関する施策を継続的に推進していくための基本となる事項を定めたものであって、具体的な事業等を実施する条例ではありません。まずは、市民全体の共有の財産である中山間地域に目を向け、市長や議会、市民が一体となって中山間地域を支え、守っていくことの決意を現し、この条例にそって様々な施策が行われていくことを明示したもので、まさに、これが中山間地域の振興に向けた第一歩である」とのべました。

 条例の全文、及び条例の逐条解説は近く、市議会のホームページに掲載されます。

防災ラジオ取得の議案、採決では棄権

 きょうの本会議では、既報の防災ラジオ取得の議案も可決されました。今回の議案は総務常任委員会で賑やかな議論が行われましたが、その後、私たち議員団のところにある人から情報が寄せられ、それをもとに入札が公正に行われてきたかどうかを独自に調査してきました。しかし、現段階では判断できず、採決にあたっては退場しました。

 寄せられた情報は、防災ラジオを導入した平成21年度からの関係業界の動きをまとめたもので、A4の用紙で14ページにも及ぶものでした。そこには「5月20日午後1時30分に●●において●×と面談し、23年度入札に関して協議を行いました」などと書かれ、協議についても「過去の全国の入札の経緯から、4400円で勝てる。保険をかけるなら、4350円で入札願いたい。▲△へのコミッションは1台200で願いたい」とじつにリアルに書かれていました。

 私たち議員団は昨日、この人と会い、事の経過などを詳しくお聞きしました。しかし、今回の入札が公正でなかったとする決定的な証拠を得るには至りませんでした。ただ、防災ラジオの契約をめぐる動きについては信ぴょう性が高いと判断。それで今後、どういう展開になるかわからないので、現段階では棄権した次第です。今後の展開次第では、確実な調査ができる方法も考えなければならないかも知れません。

2011年06月30日

小学生が議場見学に

 よく書いて、よく眠った。でも起きたら木曜日、今度は通常の書き仕事がまた待っています。

 昨日、きょう30日までに書かなければならない原稿をすべて書き上げました。一昨日から書いていた原稿は見事に短くなりました。短く書いて、気持ちを伝える技術がちょっぴり向上したかも。

 昨日、原稿を書いている最中、廊下が賑やかだったので、ドアを開けてみると、小学生が議場見学するところでした。今回は担任の先生が議場について説明していました。上越市の議場は、国会型です。一番高い席に座った人が会議を仕切ります。この席に誰が座りますか、との先生の質問に、「市長」、「総理大臣」、という答えが多く、その次が「議長」でした。

 どこでも座っていいよ、と先生に言われて、子どもたちが急いで行った席はどこだと思いますか。議長席でした。みんな、元気が良かった。

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 さて、きょうは一日中吉川区にいます。懇談会、市政レポート作成と続きます。随想「春よ来い」は3分の1ほど書きました。時間があったら草刈もしたいなぁ。あ、そうそう、来月2日の「原発ゼロをめざす7、2緊急行動」に参加することにしました。

2011年07月12日

総務常任委員会で地域事業費制度見直しを議論

 昨晩は激しい雷が続いてインターネットは出来ませんでした。どういうわけか、わが家は雷の常襲地帯で年に2、3度、有線の受信機がやられています。昨日は雷が鳴り始めてから、受信機の電源などをはずして雷攻撃に備えました。

 昨日は総務常任委員会でした。テーマは地域事業費制度見直し問題です。委員会では隣席の宮崎議員が「先にやらせてくれ」と先陣を切り、「地域事業費制度見直しをせざるを得なくなったなら遺憾表明くらいすべきだ」などと厳しい質問を展開しました。私は二番手。「地域事業費制度見直しは、合併時の14市町村間の約束事という重い問題だから、幅広く市民の声を聞くべきだ」「全市的な優先度の設定に関して多くの地域協議会から周辺部が取り残されないような仕組みづくりを求められている。検討案ではどう担保されているか」などとたずねましたが、かみあった答弁が返ってきませんでした。

 委員会で答弁の機会が最も多かった竹田総合政策部長は優秀な人ですが、昨日はどうも体調が悪かったようです。吉田議員の「昭和の合併でも周辺部が廃れた。(合併によって周辺部がすたれることを)どう思うか」という質問に対して、「私は有田地区に住んでいるが、直江津市の合併では、そういうことはなかった」とのべるなどずれた答弁が目立ちました。

 委員会後、滝澤議長から電話がありました。それは市側から地域事業費制度に関して全員協議会の開催の要請が来ている、22日に設定したいと考えているが賛同してもらえないかというものでした。私からは、「総務常任委員会が継続審査と決めている。14、15日に市側が地域協議会にたいして説明をやるということだから、それらの報告と質疑を委員会で行うことが先ではないか」のべておきました。どういう展開になるか注目です。

2011年07月18日

明日から3日間視察に出かけます

 朝、高田でY夫婦と合流して妙高高原へ。きょうは後援会ニュースの配布活動でした。午前は少し風があったのですが、午後からは曇りだったものの、蒸し暑くてまいりました。

 明日から3日間、市議会総務常任委員会の視察です。3日間もいないとなると、当然のことながらリズムが狂います。木曜日にやることにしている市政レポートの作成などをいつもと同じようにやれるように、取材などの準備をしました。でも、原稿書きはまったくできませんでした。そのため、今回の視察ではパソコンを持参することにしました。

 夜は議会報告会でした。この時期、一番の悩みは暑さです。今晩は町内会長さんが事前に冷房のスイッチをいれておいてくださり、助かりました。報告後の懇談会のなかでは、「地域事業費制度の見直しの次には13区の総合事務所の統合が計画されているのではないか」「総合事務所職員がこれ以上少なくなると災害対応できなくなる」「住宅リフォーム促進事業は経済効果がこれほどあるとは思わなかった。早めに補正予算を組んでほしい」などの声を寄せていただきました。

 昨日はアルコールを飲まずがんばりました。今晩もと思っていたのですが誘惑に負け、のどごし生一缶飲みました。

2011年07月20日

福岡市でアセットマネジメントを学ぶ

 市の建物や橋などの寿命を10年、あるいは20年伸ばせないだろうか。そうすれば、財政的にずいぶん助かるはず……。そんな思いで公共施設の新たな維持管理手法、アセットマネジメントに取り組んでいる自治体が出てきています。

 昨日はそうした自治体のひとつ、福岡市を市議会総務常任委員会で視察しました。参加者は12人のメンバー全員。福岡市の財政局アセットマネジメント推進課の幹部の方たちから同市の取組について説明してもらい、その後、質疑応答が行われました。

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 アセットマネジメントは、「不動産などの資産について、最適な時期、規模による投資を行うことによりその価値を高め、利益の最大化を図ることを目的としています。また、単なる資産の管理だけではなく、最適な配置にするための取得、処分なども含んでいる」(日経BP社)といいます。

 福岡市が保有する主な施設は、建築物約2000施設、道路総延長3800㎞、橋梁約2000橋、公園施設1550か所、ダム、浄水場などの水道施設、下水道施設、地下鉄施設などです。大きな都市ですが、集落排水処理施設もあります。アセットマネジメント推進課の幹部からは、パワーポイントを使って、アセットマネジメント基本方針の策定に至った経緯、アセットマネジメント実行計画と導入による効果などについて説明してもらいました。

 総務常任委員会メンバーからは、「施設を長く使うことによって更新時期を先にのばすことは理解できるが、一斉に更新時期を迎えないようにするための計画的な更新が必要なのではないか」「建物の劣化状況を把握するためのチェックシート、チェックポイントは作成されているのか」「学校耐震化を平成23年度までに完了させるという方針はすばらしい。どういう経過で決まったのか」などの質問が次々と出されました。いい勉強になったと思います。

 説明のなかで印象に残ったのは、従来の「大量生産・大量消費」時代の「新規整備」ではなく、既存施設を大切に長く使い続ける「維持管理重視」に切り替えていくことが大事だということ。技術スタッフがいる施設では、それなりに日常点検などをやっているので問題はあまりないが、そうでない施設でも取り組める方針と体制が求められているというのもうなずけることでした。また、説明役の一人の職員は、私たちから質問が出ると、iPad(アイパッド)らしきものを持ち出して、データ探しをしていました。こういう使い方をしている人もいるんですね。

公共施設の適切な管理・運営について飯塚市で研修

 きょうは総務常任委員会視察の第2日目。福岡県飯塚市での視察でした。テーマは公共施設の適切な管理・運営についてです。同市の行財政改革担当者から同市の取組について説明を受け、意見交換させてもらいました。

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 飯塚市は2006年(平成18年)3月に旧飯塚市、旧穂波町など1市4町が対等合併してできた市です。人口は約13万3000人。面積は214平方㎞で、上越市の約4分の1ほどです。合併直後に財政非常事態宣言を行い、行財政改革をすすめてきました。

 公共施設の統廃合整理については、市の付属機関である行革推進委員会の公共施設のあり方検討小委員会(32人)で方針を定め、関係者と協議をするなかで取組をすすめてきました。合併当初711あった公共施設は現在600台後半になっているといいます。これまで、公共施設等のあり方に関する基本方針の下、第1次実施計画、第2次実施計画を策定し、取り組んできました。

 特徴的なことは、すべての公共施設について、どれくらいコストがかかっているかを人件費や減価償却費を含めて徹底的に調査し、そのうえで民間移譲、廃止などの方針を決めてきたことです。これは簡単そうで簡単ではありません。そもそも、個別の施設がいつ、いくらで取得したかわからないことが多いとか。そうしたなかで、きょう、いただいた「公共施設等のあり方に関する第一次実施計画」は何と226ページにもわたる膨大なものになっていました。すごいと感じました。

 計画を実施に移す段階では、いうまでもなく、施設利用者などの意見を聞きながらすすめることになります。担当者によると、「ひとつの施設をなくす」よりも「複数ある施設を整理する」方が難しいとのことでした。合併当初5つあった図書館については、3つを指定管理に、残る2つを図書室に変えようとしたが、議会からはダメだと反対されたという話もされていました。

 興味深く聞いたのは、合併協議で未調整に終わっていた事務事業が330からあって、それらについては、副市長の「行革のなかで2年以内に解決せよ」との指示の下、「解決」してきたという話です。実態をよく聞かないと簡単には評価できませんが、こういうやり方をしている自治体もあることを知ってびっくりしました。

2011年07月21日

3月11日以後の防災対策

 総務常任委員会視察の第3日目は三重県四日市市でした。3月11日以後、どこの地方自治体も防災対策の見直しを意識し、取組を開始しています。きょうの視察は、上越市以外の取組状況を初めて学ぶ機会となりました。

 歓迎の挨拶をされた毛利議長は、「マグニチュード9.0を想定防災計画の見直しを考えている」とのべていましたが、危機管理室の説明によると、現在は見直しを図る前段階だということでした。具体的には、次の基本方針をどうするかについて、名古屋大学の川崎先生や三重大学の川口先生などからアドバイスをもらいながら検討をすすめているといいます。津波の新たな想定をどうするか、備蓄品の種類と数をどうするかなど課題はいくつもあると受けとめました。

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 四日市市は太平洋岸にある人口31万人の都市。大工業地帯をかかえ、面積も少ない等上越市とは条件の違いもありますが、注目したことがいくつかありました。そのひとつは、耐震型貯水槽の整備です。市内に224か所も設置されていました。また、拠点防災倉庫の設置も注目しました。地震が発生した時に5000人ほどの帰宅困難者が出るという想定のもとに設置しているとのことでした。

 ところで、愛用のデジカメが急にトラブルを起こしました。昨年購入したばかりなのですが、スイッチを入れ、撮影モードにすると、常時ブルブル震えていてまともに撮影出来ないのです。明日には修理に出そうと思います。

2011年07月22日

全員協議会で市民との直接対話求める声続出

 本日午前、地域事業費制度見直しについての市議会全員協議会が行われました。村山秀幸市長は、「最終的には私自身が重い決断をしなければならない」とのべ、改めて地域事業費制度を見直すことを明らかにしました。

 村山市長は、約15分間にわたって、これまでの経過や自らの考え方を説明しました。そのなかで、「これまで議会や地域協議会などでの本気の議論を重ねてきた結果、総体としてご理解をいただけるものと確信している」「地域事業費の枠のなかではなく、上越市の将来にとって、また地域にとって必要な事業は何かを考え、適時に実施できる仕組みを整えながら予算編成に向かっていく。そして、地域のみなさんの不安を払しょくできるよう今後、地域を元気にするために必要な提案事業や事業の優先度の設定等の仕組みをしっかり構築していきたい」とのべました。

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 これを受けて、15人の議員が市長に対する質問や自らの見解表明を行いました。質問で多かったことのひとつは、地域事業費制度を見直さざるを得なくなったことにたいする市長の謝罪コメントなどを求めるものです。

 中川議員は、「合併前上越市の地域事業費の算出が甘くて、あるいはやっていなくて、合併前上越市の事業費枠を越えることになってしまったことについて市長の口から市民全体に対して謝罪の言葉があってもいいのじゃないか。そこをハッキリさせてほしい」と訴えました。石平議員も、「(見直しは)非常に残念だ。地域事業費制度は約束事のひとつであることは確かであり、この約束が最終的に実現できなくなった今、自らひとつの表現を市民に明確に示すことが必要だ」とのべました。

 これに対して村山市長は、「そういう状況になったことについては、行政の執行段階の管理をする時に、先延ばしせず、キチンと説明する時期が必要だった。そういう面では時期を失してしまったことについては申し訳なく思っている」とのべたものの、現行の地域事業費制度そのものを守れなくなったことについて、トップとしての責任と謝罪の言葉はありませんでした。
 
 今回の地域事業費制度見直し問題では、多くの地域協議会から周辺部に対する配慮を求める声が多く出されています。また、市民との直接的な対話を求める声も強くなりつつあります。こうした動きを受けた発言も多くありました。

 山崎議員は、「13区(地域協議会)のうち11区は『概ね了解した』と報道されているが、ほとんどは(反対を表明している)中郷区さんや三和区さんに近い部分の区もあると思う。私自身もそうだ。なぜ市長は、ソフトランディングという道を選べなかったのか」「来年は市会議員選挙、その後には市長の選挙もある。火種を残して決着するようなことがあってはならない。目線を市民のところまで下げて、地域をまわって、痛いところ、悪いところをくみ取って予算に事業化していくことが必要だ」と主張しました。また、柳沢議員は、「合併前上越市のところに財源、事業が集中し、そのしわ寄せを13区が受けるのではという心配の声がある。それをさせない担保が求められている」とのべました。さらに山岸議員は、「今回の見直しのあり方に問題を残した。そのひとつは、いくら上越の地域協議会の制度は民主的だと言っても市長の諮問機関だ。ほんとうの住民主権をやるなら、直接民主主義を徹底していくべきだ。地域協議会で論議をするだけでなく、一市民のみなさんも自分たちの思いを何らかの形で言える場をつくったうえで最終的な整理をしていくべきだ」と強調しました。

 私は4番目に発言しました。「新たな決意を表明されたが、残念と言うより、怒りを感じる。合併の時点で約束したことを守れないというよりは守らない、その部分が非常に強かった。大元は合併前上越市で守る努力をしてこなかったことにある。ところが、オーバーしそうなところで抑える努力をした形跡が見られない。そういうなかでの(新たな方針の)決意表明をすることはいかがなものか」「13区のなかで2つの区の地域協議会が反対されている現実は否定できない。市長はそこに出むいて合意形成の努力をされたか見えない。どうだったのか」と訊きました。

 これに対して市長は、「無駄な事業はしていないし、そう確信している。毎年どうしても必要な事業を選択していくなかで合併前上越市の事業が伸びた。不必要な事業の取組はなかった」とのべ、合併前上越市が配分枠をオーバーする見込みとなったことについての反省の言葉はありませんでした。反対表明している2つの地域協議会に出向いたかという質問には、「担当の部課長が膝づめで話をさせてもらった。私自身は会長さんのご意見もお聴きしている。今回また(地域協議会のみなさんと)お話しする機会があるので、そのなかでしっかりと話をさせていただく」とのべるにとどまりました。合併時の約束を変更する時は、十分な話し合いと合併前上越市と13区全体での合意形成は不可欠です。それなくして新方針に転換することは許されません。

2011年07月27日

「未満児保育の基準」などで厚生常任委員会が調査

 厚生常任委員会及び委員協議会でした。私の所属委員会ではありませんが、若竹寮改築、未満児保育、指定管理者制度など重要なことが議題となっていましたので傍聴してきました。

 市では、老朽化した児童養護施設「上越市若竹寮」の移転新築を計画するにあたって、設計者を選定するため、2、3月に公募型プロポーザルを実施しました。その結果、株式会社みかんぐみが最優秀者となり、きょうは、その提案をもとに委員の意見や提案を求めました。同施設は定員56人。今年度中に実施設計を行うことになっています。

 委員からは、「都会の人の設計だと思った。予算面でトラブルが出ないか(気になる)。(一般的に)建物に南の陽を当てたがるが、北の風を入れてやることが大事」(小林章吾委員)「敷地の東西50メートルで2メートルの高低差があるが、平らにできないものか」(平良木委員)「公共施設のひとうだから、太陽光エネルギーを使う観点が必要ではないか。屋根が北向きの勾配になっているが、これではパネルがのらない」(同)「敷地の境界線ギリギリのところに建てていいのか」(岩崎委員)などの発言がありました。

 なお、委員から、「公募型プロポーザルの審査結果を市のHPに載せる前に委員会に示すべきだったのではないか」「HPに載せていても委員会の調査資料として出すべきだ」「委員会がこれまで提案してきたことについて、(一つひとつ)どういう対応をしたかという説明がないのはおかしい」(森田委員、石平委員など)などの発言が相次ぎました。大事なことは委員会などで十分な調査ができるようにすることです。今後、議会に対して市の情報の出し方をどうすべきか、明確にした方がいいと思います。

 市議会と市民の意見交換会で「市立保育園における未満児保育の基準」がどうなっているかを問う声がありました。きょうは、それについて市から説明がありました。まず、当市の基準をごらんください。

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 表のとおり、1歳児の職員配置、施設設備については国基準を上回っていますが、これは、新潟県が私立保育園にたいして補助を行う際の「未満児保育実施要綱」に準じたものです。佐野保育・少子化対策担当部長は、「1歳児6人を1人でみるのは極めて困難。園児の安全などを考え、ゼロ歳児と同じ基準で対応している」とのべていました。

 委員からは、ゼロ歳児の基準や看護師配置について、現状でいいのか問う発言がありました。委員会では、今後、委員会としての一定の所見をまとめていく方針です。

2011年08月15日

情報伝達の遅れ、総合事務所の体制などで質問相次ぐ

 今回の新潟・福島豪雨についての対応をめぐって総務常任委員協議会が開かれました。直前に災害が発生したのであれば理解できますが、お盆の最中に委員会を開催するのは異例というより異常です。災害発生は先月30日。本来なら災害が発生してから速やかに現地調査をし、他のスケジュールを変更してでも議会としての対応を協議すべきでした。

 市役所の今回の水害対応については、マスコミなどから情報伝達が遅すぎるなどと厳しい批判の声がありました。委員協議会の冒頭、馬場和明危機管理監は、「この度の災害対応については、市民のみなさんにたいする避難情報の周知、伝達が遅れたことをはじめ、避難所の開設が不徹底であったことなど、市民の安全を確保するうえで、あってはならない不手際があった。対応に遅れが生じたこと、また、それ以上に水害に対する危険性の認識が十分とはいえなかったことを心から反省している。課題と原因をしっかりと整理しながら、今後このようなことがないよういっそう危機管理の意識を高め、対応を徹底していく。心からお詫びを申し上げる」と陳謝しました。

 新潟・福島豪雨のよって上越市においては、床上・床下浸水、道路の決壊、地滑り、田畑への土砂の流入など甚大な被害が発生しました。馬場危機管理監の報告によると、被害額は概算で、約9億9800万円(12日現在)に上るといいます。このうち、農地、農業用施設の被害が最も多く1254件、約6億3039万円になります。次に多いのは市道です。こちらは115件で、約2億5280万円。このほかに林道など林業施設の被害が約40件、2960万円ありますが、これは今後の調査によっては大きく膨らむ可能性があります。

 行政側の報告の後、質問が行われました。私がとりあげたのは、避難勧告にもとづく避難率の低さ、床上浸水被害者への支援の強化、治水予算の増大を求める働きかけの必要性などについてです。他の委員からは、災害時の情報伝達のあり方、地元在住の総合事務所職員が少なくなりすぎて、災害対応がまともにできないなどの問題がとりあげられました。総合事務所の災害対応については、6月議会一般質問で指摘しましたが、私と同じ主張を2人の議員がしてくれました。参考までに、7月3日発行の市政レポートに載せた各総合事務所職員の実態について掲載しておきます。

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 今回の豪雨で避難勧告が出た対象は、37町内会の1万8609人(委員協議会ではうっかり避難準備情報の対象者数を言ってしまいました)。このうち実際に避難した人の数は295人でした。私からは、「実際の避難者数は極めて少ない。増水して、堤防を越えるかもしれないという時にどうしてこういうことになるのか。過去の水害と比較しても低いのでは」と質問しました。馬場危機管理監は、「今回の避難勧告、出来るだけ早めにお知らせをというスタンスは変わらないが、避難の実態を含めて整理、検証していきたい」と答えました。

 三条市では床上浸水した家については、調査の上ですが、基本的には半壊扱いにして独自の支援をしているとのことです。上越市の場合は1万円の見舞金と新潟県の被災者生活再建支援制度の適用による30万円(最高で)を支給するだけです。少なくとも三条市並みの支援をとの私の訴えに、稲荷副市長は、「今後、今の水準が妥当なのか検討したい」とのべました。期待したいと思います。

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 河川の災害現場を歩くと、治水関係の予算の少なさからくる改修のスピードの遅さを強く感じます。「県の治水予算は大幅に減っている。このままでは、また被災する。関係機関に増額を働き掛けるべきだ」との主張に、稲荷副市長は「(治水関係)予算の確保が必要というのは県内市町村が共通して問題意識を持っている。いろんな立場、機会をとらえて予算確保に取り組んでまいりたい」と答えました。

 

2011年08月24日

田舎暮らし座談会

 都会から上越市内山間部に移住した人たちの生の声を聴いてみたい。できれば、そこから中山間地域振興のためのヒントを得たい。そんなことから、市議会中山間地対策特別委員会が移住者の人たちが頑張っている地域に出かけて田舎暮らし座談会を昨日、吉川区坪野と板倉区猿供養寺の2箇所で開催しました。

 このうち吉川区坪野では、冒頭、宮崎政国委員長が「中山間地域があるから平場、街場がある。私たちは3年かけて中山間地域振興基本条例をつくった。まずは柱をつくり、これから枝葉をつくって中山間地域を振興させていきたい。みなさんから、こんなことに困っている、こんなことができないだろうかなど、忌憚のない意見を聴かせていただきたい」と挨拶しました。

 続いて、徃住昭平町内会長が、「挨拶といっても大したことをしゃべれないので町内会の実情をお話しさせていただく」と挨拶。その中身がリアルで、よく整理されているのでびっくりでした。長くなりますが、その概要を紹介しましょう。

 同町内会長は、「昔は36戸あったが、いま、町内会戸数は22戸。そのうち5戸の方がたが移住されてこられた。人口は49人。ほとんどが65歳以上で、いわゆる限界集落だ。一人暮らしが5、お二人だけの世帯は13、3人以上は4世帯で、18世帯が年金生活世帯となっている。農家世帯は5で、町内会の外から耕作に入っておられる人が3人いる。耕作面積は10町歩。町内会のみなさんからは毎月1回集まっていただき、常会を開いている。農道普請などは年4回。市が取り組むクリーン作戦のほか、道路に花を植えることもやっていて、昨年はチューリップを植えた。主な行事としては、年始会、祭礼を春と秋に2回、冬はサイの神にも取り組んでいる。水源地域としては体育祭や雪上運動会もやっている。いま、何が心配かといえば、(柿崎)病院までのバス代が片道700円もかかることだ。車を持っていない世帯は7世帯ある。高齢化が進み、普請など町内会の義務を果たせない世帯も出てきている。それと、各種負担金が重い。学校後援会費などの負担金総額は1年間で1世帯当たり8866円にもなる」と紹介されました。

 座談会の前には自己紹介もありました。市議会の特別委員に続いて、町内会からの参加者の一人ひとりの自己紹介は個性あふれるものでした。「雪だけが苦になる。あとは苦にならない」「すごい緑に誘われて来た。泣き泣きの妻を連れてきた。(すぐ隣のお連れ合いが、すかさず、いまも泣いています、と発言)。山の中なので、灯りが恋しくてたまらない」「雪が降ったら引きこもっている」「当初、やぶだらけで、こんなとこに誰が住むかと思った。道も水道もなく苦労した。でも、いろんな出会いがあり、楽しんでいる」「田舎育ちだけど慣れるまで苦労した」みなさん、これまでの苦労やいまの思いをにじませた紹介をされましたね。

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 座談会の中では町内会の参加者から次々と発言が出ました。「県道、市道はまったく問題ないが、そこから木戸先までの除雪が大変だ」「雪が一番多くなったところで除雪機が壊れたがすぐには直してもらえなかった。部品が無いというので、メーカーの本社まで電話をかけた」「いまのデマンドバスは運転側のデマンドであって、利用者側のデマンドとなっていない」「いざという時に、消防署と警察の見解が違うのでまいった」「この間の大雨で宅地が滑った。でも災害で拾ってもらえない」「かなしいのは子どもの姿が見えないことだ」「ものをつくる楽しさをアピールすべきだ。売っている人参と自分で作っている人参とでは甘さが違う」などの発言は、特別委員会の今後の議論に役立つものばかりでした。

 板倉区猿供養寺での座談会は午後からでした。宮崎委員長の挨拶の後、猿供養寺の石曽根浩町内会長が、「もう5年、10年経てばどうなるか気にしながら生活している。今回の懇談会を契機によりよい町内会にできればと」と挨拶されました。また、寺野地区連絡協議会の丸山公星会長も挨拶、「ここは黒倉山があり自然が豊富で、歴史もある。たいへんな豪雪地帯で、最盛期には寺野地区で360戸あったが、いまは160余りになってしまった。山菜まつり、盆祭りなどいろんな取り組みをしているが、若い人からお年寄りまで安心して住めるところにしていきたい」とのべました。

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 寺野地区には「寺野の自然と暮らそうサポートセンター」という組織が昨年の5月にできました。同センターの三浦栄一代表から活動を細かく紹介していただきました。

 三浦代表は、「この地域の人口をいかに減らさないようにするかが課題だ。ここ数年、都会からの人が増えてきている。最初から定住をと言っても無理がある。入った人の状況をお聴きすると、都会と生活環境が違う。地域としても集落としてもいいとこ取りでは困る。同じ地域の中でもサポートしないとトラブルが発生して暮らしていけない。来られた方に快く住んでもらい、1戸でも増やしていきたい」「大震災後、都会からの脱出が増えてきている。それに応じた受け入れ体制をとっていく必要がある。議会にはいろいろな制度をクリアーできる体制を整備していただきたい。例えば、農地取得は50アール以上にならないとダメということでは自給自足の生活をやりたくてもやれない」「春先になって4戸の方が急に農業やめたいといってやめられた。やめると田畑は草ぼうぼうになる。外から来られた方にも協力してもらいたい。原発も心配だが、食料も心配だ」と報告されました。サポートセンターは、「農家の自給自足に係る作業への協力」、「日常生活で困っている人への協力」、「住まいの補修作業への協力、住まいの片付け、清掃、除雪など維持保全に係る作業への協力」が主たる活動だということでした。板倉区でこうした取り組みがあることを初めて知りました。

 座談会の中では、都会から移住して3年目の方が、ブログを開設して田舎暮らしの良さをアピールしていることが紹介されました。北折佳司さんという方です。北折さんは、「都会では選択肢がありすぎて身につかない。コメをつくる時の『手を動かして得る喜び』がいい。都会の人たちにアピールできればと思っている」とのべました。

 議会側との話し合いテーマとなったのは農地の取得制限についてでした。自給自足を希望して移住してきた人たちが少ない面積でも耕作できる仕組みづくりを考えていく点で一致しましたので、これは委員会の大きなテーマの一つになっていくでしょう。このほか、参加者からは、「お年寄りが病院へ行くにも厳しくなっているので、手当(支援)していただきたい」「引き受け手がいるかどうかが問題だが、冬期保安要員をここにも欲しい」「旧寺野小学校の空きスペースの活用を考えられないものか」「過疎地に住むメリットを条例を運用する中で考えていただきたい」などの声が寄せられました。

 今回の座談会は市議会が中山間地域振興基本条例を制定して初めての取り組みです。同条例を活かすも殺すも具体的な施策がきちっと打ち出されるかどうかにかかっています。その点から見た時、昨日の座談会はとても有意義でした。

 最後にお知らせです。先日の顕法寺城での烽火上げの時の太鼓集団、鼓舞衆のみなさんの太鼓を動画でアップしましたのでごらんください。

2011年08月31日

請願者が初めて意見陳述の申し出

 上越市議会が議会基本条例を制定したのは昨年11月のことでした。この条例が出来ていま、市民も議会も変わろうとしています。そうしたなかで、昨日、議会に請願を出した市民が9月議会で意見陳述をさせてほしいと申し出たのです。

 この人は大潟区の佐藤忠治さん、「住民自治と合併問題を考える会」の代表です。先月、議長にたいして、「13区住民を対象にした地域事業費制度見直しについての市主催の説明会を早急に開催すること」を求める請願書を提出していました。

 上越市議会基本条例には、「議会は、前項の規定にかかわらず、当該請願者又は陳情者が市民の場合で申出があるときは、当該請願者又は陳情者の意見を聴く機会を設けるものとする」(第8条第4項)という条項があります。これは、市民参画の機会の保障のひとつです。

 請願者が意見陳述する例は、私が市議になってから、まだ一度もありません。今回、実現すれば、初めてとなります。請願の趣旨からいって、請願を審査するのは総務常任委員会です。日程的には16日の午後の時間帯に意見陳述してもらうことになるでしょう。どんな展開となるか注目です。

2011年09月05日

9月議会スタート

 きょうから9月議会です。市長による提案理由の説明の後、総括質疑に入りました。通告を出した6議員のうち、4人が登壇して昨年度決算、一般会計補正予算などで質疑を行いました。

 注目したことのひとつは、高波議員の「総合事務所のブロック化」についての質問にたいする村山市長の答弁です。市長は、「現行体制の課題の検証をはじめ、求められる機能や組織の再編案について検討を進めてきた。具体的には、複数の総合事務所について、そのなかの基幹的な総合事務所に土木技師などの専門職を集約し、広域的に業務を行うことで効率化が図れないかとの考えから今年度にモデル地区を設定し、試行的に実施することをめざした。しかし、木田庁舎を含めた業務分担の精査や業務の集約化による影響等の検証を慎重に行うべきとの判断から引き続き詳細な業務分担の整理を行っている。できるだけ早い時期にその実施を考えている」と答えました。「特定の総合事務所の廃止は考えてはいない」とのことですが、「基幹的な総合事務所」という言い方がひっかかりました。

 もうひとつ注目したのは、信越本線移設事業費についてです。これは北陸新幹線新駅に現在の脇野田駅を併設するための事業費ですが、2005年度に専門のコンサルタントに委託して弾いた概算事業費は約30億円でした。ところが、今回、JR東日本が試算した数値は、それよりも12億円も多いものでした。市長は事業費が大きくふくらんだ理由について、路床改良、消雪設備、民間通信ケーブルの移設などが考慮されていなかったことをあげ、「当初の段階で、条件設定について精査されていなかった」とのべていました。市長の答弁を聞き、疑問がいくつも湧いてきました。疑問点はここでは具体的に書きません。明日の平良木議員の質疑でそのいくつかを訊いてもらう予定です。残りの疑問点は総務常任委員会で私が質問することになります。

 明日も総括質疑が行われます。まず、山岸前議長が久々に登壇し、その後、党議員団の平良木議員の番となります。

 

2011年09月06日

総括質疑2日目、熱い論戦続く

 総括質疑2日目。トップは6~7年ぶりに総括質疑に立ったという山岸行則議員でした。昨年度の決算については、全体としては一定の評価をしつつも、疑問や問題点があるとして重量感のある質問を繰り広げました。いくつかの財政指標の数値が改善したことについては、「国や県からの金が増えたから改善したのであって、自主努力によるものではない」と断定、行政改革についても「行革の努力はまだまだ」と厳しい評価を下しました。財政調整基金への積み立てについて、同議員が、「(経済対策などに)使うべきであり、使わなければならない財源だったのではないか。いま一歩、政策的に詰めていなかったのではないか」とのべた時、市幹部の顔が険しく見えました。

 二番手は日本共産党議員団の平良木哲也議員。事務事業の総ざらい、(仮称)厚生産業会館建設問題、信越本線移設事業、原子力防災などについて質疑を行いました。時間の制約があるなかで、今後の常任委員会審査の基調を定めるものとなったと思います。

 事務事業の総ざらいの評価に関して、平良木議員は、地域自治区が自主的に定めて取り組んできた地域事業まで行政側から先に評価を下し、その後、地域協議会の意見を聴くという手順はおかしいと指摘しましたが、市長は、「どちらが先か後かという形式的なことではない。実際にその事業が必要かどうかが問題だ」と答弁していました。しかし、これは都市内分権を重視するかどうかという本質的な問題です。「最終的には地域協議会に諮問する」手続きをとり同意を得たとしても、分権を尊重することとは相容れないものです。

 (仮称)厚生産業会館建設問題で市は、この施設の建設の実施を前提に、整備検討委員会を設置するとして、今回、関連経費を一般会計補正予算に計上しました。しかし、3月議会では、「(仮称)厚生産業会館の建設については、現在実施する環境には至っておりません」と市長がのべ、担当部長(当時)も「今後実施するしないも含めて今後のまた課題だとは思っております」と答弁していました。平良木議員は、「いつの間にか、建設実施が前提になっているのはどういうことか。あらためて市民に問うこともなく、建設実施が決められたのか」と追及しました。これに対して市長は、「市長選の公約であり、市民からは建設に期待する声がある。建設を前提に提案した」とのべました。確かに市長選の公約のひとつでしたし、その実現への期待もあるでしょう。しかし、学校耐震化など緊急課題が他にもある中で、現時点で建設を具体化するのは正しいかどうか。市民の声をしっかりと聴いたうえで対応すべきだと思います。

 さて、注目の信越本線移設事業です。2005年度に試算した事業費よりも10億円も増えた経緯と内容について平良木議員は、「地域事業費の見直し、枠の撤廃など、市の財政運営に関わって市民ぐるみで議論が行われ、力を合わせていくべきときに、これだけの財政支出が新たに発生することはたいへんなこと」「こうした事態になった経緯、何が原因でこうした超過が発生したのか、このことがいつわかって、それに対して市としてどういうリアクションを起こしたのか」と問いました。市側は、8月10日に具体的な数字が出たが、「内容的に個々の施設が必要かどうかの検討も進めた。出てきた数字を前回のコンサルの内容と比較作業にずいぶん時間を要した(ので24日開催の特別委員会に示さなかった)」(市長)「事業費をもう少し圧縮できないか、他にも技術的に詰められないか検討してきた」(総合政策部長)とのべるにとどまりました。詳細は総務常任委員会の場で、一問一答で詰めていくことになります。

2011年09月07日

(仮称)厚生産業会館の建設問題で活発な議論

 午前はOさんの葬儀でした。出稼ぎ先が父と一緒だったこともあり、わが家とは親しく付き合いをしてくださった方です。父が死んでからも何回か来て、思い出話をしてくださいました。遺影はふだんの姿そのまま、突然の死だったこともあって、亡くなったことが信じられませんでした。

 市議会の方はきょうから常任委員会審査です。今定例会では建設企業常任委員会がトップで、文教経済、厚生、総務の順です。

 きょうの注目は、(仮称)厚生産業会館の建設問題です。昨日も書いたように、3月議会で市長は、「(仮称)厚生産業会館の建設については、現在実施する環境には至っておりません」とのべていました。当時の担当部長も「今後実施するしないも含めて今後のまた課題だとは思っております」と答弁していました。樋口議員が、こうした発言と今回設置するとしている整備検討委員会との関連を追及しました。部長や副市長とのやりとりのメモを控室に忘れてきたので、正確さに欠けるかもしれませんが、副市長の答弁は、「地域事業費制度の見直しで建設を実施に移す環境が整った」という趣旨だったかと思います。確かに、制度の見直し前のままでは、合併前上越市の事業費枠をはみ出すので建設は公約だったけれども実施に踏み切れない。枠を撤廃する見直しを決めた段階では動き始めることを言いだすことは可能です。答弁を聴きながら、地域事業費制度の見直しの本質が見えたと思いました。

 きょうの委員会では、「選挙公約なんだから粛々と進めるべきだ」という発言がある一方で、「(市民の声を聞いて)もっと慎重に進めるべき」との発言がありました。現段階では、総事業費がいくらになるか概算も示さない、建設場所の候補地もいくつか上がっているが言わない、これが市側の対応です。市側は、「議会に示すところまで固まっていない」としていますが、自治基本条例では「市長等は、政策の立案、実施、評価及び見直しに至るまでの過程及び内容を市民に分かりやすく説明しなければならない」(第18条)とあります。市民を代表する議員、議会に対しては、もっと踏み込んで現在進行形の「過程」を示すべきではないでしょうか。

 かたい話ばかり書きました。最後にきょうの爽やかな風景をごらんいただきましょう。JAえちご上越吉川支店前から撮影しました。

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2011年09月08日

(仮称)厚生産業会館の建設スケジュール表、示される

 あー、情けない、情けない。2日連続で委員会資料、メモを控室に忘れてきてしまいました。きょうの建設企業常任委員会では、(仮称)厚生産業会館の建設スケジュール表が配布され、若干の質疑が行われた後、一般会計補正予算についての採決が行われました。スケジュール表には昨日の議論を反映させ、議会に報告する月、高田区地域協議会に諮問する時期などが入っていました。明日の午前、市役所に行きますので、具体的な日程は画像データなどで紹介します。

 採決の直前、党議員団の樋口議員が発言を求め、「(仮称)厚生産業会館は市長公約だが、公約と言えども建設の是非を市民に聴くべきだ。一方的に決めるのはおかしい」とのべました。当然のことです。採決の結果は、樋口議員だけが反対で、他は賛成でした。ただ、この問題では、他会派の何人かの議員が一般質問する予定だとも聞いています。私たちと同じ問題意識を持った議員もいますので、市民の間でも活発な議論が起きるよう期待したいと思います。

 昨晩は市政レポート作成で手間取り、3時間ほどしか眠りませんでした。午前中は何とか持ったのですが、午後はぜんぜん頭が回転しません。市政レポートのポスト下ろしを終え家に着いた時には、車を降りる力すらなく、車内で1時間ほど寝てしまいました。でも、この睡眠のお陰で夕方、大島区まで行ってくることができました。

2011年09月09日

副市長発言が波紋

 一昨日の建設企業常任委員会における稲荷副市長の発言が市役所職員や議員の間で話題となっています。その発言というのは、「地域事業費の見直しにつて一定のご理解をいただいたことで(仮称)厚生産業会館の建設を進める環境が整った」というものです。

 話題の発言は樋口議員の質問に対する答弁のなかで飛び出したものです。すでに、詳細な発言メモを持っている議員もいたので、見せていただきました。そのメモと私のメモとで稲荷発言を再現してみました。

 市長の公約である以上は任期中に(仮称)厚生産業会館を建設するということは基本的方針としては決まっていた。ただ、3月時点で市長が言われた「環境が整っていない」ということに関していえば、皆さんご案内の通り、地域事業費の関係が大きな課題だった。すでに合併前上越市の地域事業費が枠を確実にオーバーしてしまうことがわかっている中で厚生産業会館をやりますというのはあまりにも環境にマッチしたスタンスではない。それを踏まえたなかで、地域事業費の見直しを丁寧に議会のみなさん、地域のみなさんに説明してきた。(地域事業費の見直しについて)一定の理解が得られたというなかで、元々、市長としては公約に掲げていたので、環境が一定整ったという判断をし、今回、補正予算を出した。

 稲荷副市長は誠実な人なので、市の考えを素直にのべただけのことですが、波紋の広がりによっては今後の市政運営に大きな影響を与えることになるかも知れません。

2011年09月14日

コミュニティ政策学会の地域自治区調査

 きょうは岐阜大学の2人の研究者の方が木田庁舎に来られました。地域科学部の山崎仁朗先生と院生の東善朗さんです。お二人は昨日から吉川区などに入られ、上越市における地域自治区、地域協議会の活動について調査を進めておられます。吉川区については、地域協議会が独自に住民アンケートを実施したことや、7つの「地域づくり会議」をベースにして「まちづくり吉川」が活発な活動を展開していることなどに大きな関心を寄せておられ、今回の調査となったということです。

 きょうは、市議としての立場で、地域協議会が1期目と2期目でどう変化しているかとか、上越市が昨年から取り組んでいる「地域活動支援事業」、「地域事業費の見直し」などについてどう見ているかなど質問を受けました。約1時間半ほどではありましたが、研究者のみなさんの考えも聴くことができて、とても勉強になりました。そうそう、昨日からさがしていた旧吉川町公民館水源分館の活動の写真は今朝、市役所で見つけることができました。この写真のお陰で、かつて、学校が地域活動の拠点であったことを実感してもらえたのではないかと思います。

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 調査の合間に私の市政レポートのことやホームページ、ブログ、本などについても話題となりました。調査の準備としてだとは思いますが、ブログや本を丁寧に読んでいてくださったのはうれしかったですね。私が学生時代、えちご亭円志という芸名で落語をやっていたことを話したところ、全日本学生落語選手権大会の話になりました。今年の2月の大会では岐阜大学の三流亭今壱(さんりゅうてい・いまいち)さんが「二番煎じ」を演じ、最優秀賞を獲得したということです。岐阜大学が急に身近に感じられるようになりました。

2011年09月16日

信越本線(脇野田駅)移設事業で質問

 昨日、帰宅したのは午後9時過ぎでした。早朝から市政レポートの作成、印刷、総務常任委員会、党務と動きました。体も頭も動く限界があります。とうとう日記は書けませんでした。

 昨日の委員会では、北陸新幹線開業に伴う信越本線(脇野田駅)移設事業についての質問に集中することにしていました。先日明らかにされた総事業費は約42億円で、2005年度(平成17年度)に専門的なコンサルタントがはじき出した約30億円を大きく上回るものでした。昨日の質問ではそもそも5年前に出された数字はいくらだったのか、なぜ今回の総事業費と大きな差が生まれたのかなどについて説明を求めました。

 その結果、5年前の数値には設計費が入っていなく、設計費を含めるとその段階での総事業費は約32億円だったことが明らかになりました。また、雪処理など雪国では欠かせぬ対策など重要項目がいくつも抜けおちていることが改めて明らかにされました。大きな差がどこでどんな積算の中で発生したかについては、総合政策部長に、近く詳細なデータを議会に示すことを約束してもらいましたので注目していきたいと思います。

 今朝の新潟日報「窓」欄に吉川区の石野武安さんの投稿、「献体に協力 医学の進歩願う」が掲載されています。難病に長年苦しみ、たたかってきたお連れ合いは今年、亡くなりましたが、連れ合いへの手紙というかたちで献体に協力したことの思いを綴ってあります。長年、夫婦一体となって病気とたたかってこられた姿を見てきただけに涙が流れました。

2011年09月23日

個性あふれる質問

 昨日は一般質問2日目。柳沢周治、宮崎政国議員等6人が登壇し、質問を繰り広げました。6人ともそれぞれ個性があって、おそらく傍聴していた人は、「議員というのは一人ひとりこんなにも違うものか」と思ったのではないでしょうか。

 このうちトップに質問した柳沢議員は、原子力災害対策についての質問が光りました。東電柏崎刈羽原子力発電所の対応についての実態が見えてこない、敷地内の断層評価の見直しなどがどこまで進んだか。放射線の測定値の公表にあたっては、見解を付けて数値を公表することなど、一つひとつ丹念に訊いていく質問のやり方はこの人ならではのものです。

 宮崎議員の質問は公の施設の統廃合についてと第三セクターの今後の方向性についてでした。マスコミは公の施設の統廃合の質問に注目したようでしたが、私はどちらかといえば第三セクターに関連した持ち株会社の質問に引き込まれました。まあ、とにかく、三セクの社長などから事前によく聴いて、調べて質問を組み立てていたのはすごかった。特に、9月30日までに持ち株会社に参加するか否かについて各三セクが答を求められている、しかも参加しない場合は契約をどうするこうするという裏事情まで調べての質問には迫力がありました。

 質問のユニークさでいうなら佐藤敏議員の右に出る人はいないでしょう。日本舞踊、落語をこなす佐藤議員が質問を始めると議場は「演芸場」かと錯覚しそうになるほど笑いが起きます。直江津駅自由通路に小学生や老人クラブなどが絵画などを展示するギャラリーを常設して活性化をと訴えた質問では、NHKの夕方の番組の「児童画廊」でのアナウンサーを「実演」し、設置を迫りました。そして質問の最後の締めくくりは、徒然草第52段の朗読です。仁和寺に、ある法師、年寄るまで、石清水を拝まざりければ、心うく覚えて……。自分の得技を活かして、市民の願い実現を迫る姿は見事でした。

2011年09月27日

私の質問は27日夕方の可能性大

 いまほど起床しました。昨日は朝5時過ぎから夜8時半くらいまで、新聞配達、議会本会議、さらに地元での会議と連続し、すぐに寝てしまいました。できれば、もう1時間ほど眠りたいのですが、一般質問の準備を急がなければならないので起きました。

 私の質問は普通のペースなら明日、28日の午前なのですが、昨日は7人も登壇することになって、きょう27日の夕方になる可能性が大きくなってきたのです。早ければ、午後4時前後になるかも知れません。

 質問テーマは7月30日の豪雨と長野県北部地震、原子力防災対策の2つです。いずれも他の議員が質問したテーマなので、これまでのやりとりを整理して、質問の組み立てを考えないと「それはもう誰かが訊いた。はやくやめろ」という雰囲気になってしまいます。というわけで、これから記録ノートのチェックです。

難しい時間配分

 私の一般質問が終わりました。今回の出来は70点といったところでしょうか。テーマを2つに絞ったから1回目の質問は12~13分にして、その後の一問一答でじっくりと質問しようという作戦はうまくいきませんでした。1回目の質問で17分もかかってしまったので、再質問では原発問題に触れることができなかったのです。ここ数年、原稿を書いて読み上げる型の質問をやめていますが、原稿は書いた方がいいのかなと心は揺れています。

 今回の私の一般質問は、7.30豪雨災害と3.12長野県北部地震、原子力防災対策がテーマでした。このうち、豪雨災害に力点を置き、質問を繰り広げました。「同じ場所で同じ災害を繰り返すな」「情報を甘く見てはいけない」などという主張は、被災現場を何度も訪れ、関係者の声を聞いたうえでのものです。今後の行政に活かされるものと確信します。どういう切り口で質問するかについては、先日のさわやか福祉財団のシンポジウムがとても参考になりました。

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 一般質問は私が最後でした。したがって、明日の本会議はありません。明日は午前に市政レポートの原稿書きをし、午後から党議員団会議です。最終日の討論内容などについて議論し、まとめていきたいと思っています。

 

2011年09月30日

単独で修正案提出へ

 9月議会はきょうが最終日です。一昨日の午後、そして昨日の午前と連続して党議員団会議を開催し、最終日の議案対応で議論してきました。中心は今年度の一般会計補正予算です。建設すべきかどうか市民の声を聞くべきだと主張してきた(仮称)厚生産業会館検討委員会経費や私たちが反対してきたオラレ開設関連経費などが含まれていることから、他会派議員とも接触してきましたが共同歩調をとるに至らず、結局、日本共産党議員団が単独で修正案を出すことになりました。私たちが単独で修正案を出すのは今回が初めてです。修正案、提案理由の説明文の作成などでいままで経験したことのない苦労をしました。でも、反対なら対案を出すというのは当たり前のこと、がんばりたいと思います。

 昨日は正午前にいったん地元に帰り、午後2時半から上越地域消防事務組合議会の全員協議会でした。第1次総合計画案の説明、東日本大震災に係る緊急消防援助隊の派遣状況などが報告されました。

9月議会終わる

 9月議会がきょうで終わりました。4人の常任委員長報告に続いて、平良木議員が今年度上越市一般会計補正予算の修正案について説明し、討論、採決へとすすみました。修正案が提出されたのは、私が市議になってからでは、市総合計画と杜氏の郷への税金投入問題の時の2回だけ。ですから、今回で3回目となりますが、今度は日本共産党議員団単独での提出となりました。平良木議員が読み上げた提案理由は、4人で練ったものです。

 修正案の内容は、舟券売り場設置関連経費、くるみ家族園の指定管理者選定委員会経費、(仮称)厚生産業会館検討委員会経費の削除です。このうち、くるみ家族園については、指定管理者の指定を取り消し、当面直営とすることを主張しました。また、(仮称)厚生産業会館は市民の声を聴いてからにすべきで、時期尚早だと訴えました。提案理由の説明全文は明日、掲載する予定です。

 請願は、消費税の増税反対の意見書提出を求めたものと上越市の地域事業費制度の見直しに関して市主催の市民説明会開催を求めるものの2つでした。前者に賛成したのは、日本共産党議員団だけでした。また、後者についても、私たちと他会派の2人(中川幹太、水澤弘行議員)だけであり、不採択となってしまいました。今後、議会報告会などでとりあげられることと思います。

 きょうは議会終了後、「しんぶん赤旗」日曜版を一部地域で配達し、その後、柏崎へ行ってきました。柏崎の義母の顔を見に行ってきたのです。妻は20日に行ってきましたが、私の方は行くことができず、ようやく出かけることができました。足が不自由であまり外に出ていないとのことでしたが、それでも元気なので安心しました。

2011年10月02日

修正案、提案理由の説明などをアップ

 一昨日の日記でお約束した上越市の2011年度一般会計補正予算の修正案ならびに